角田光代のレビュー一覧
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同僚であり2児のお母さんからのおすすめ図書。
正直読みづらかった。分からない、って表現の方が合ってるかも。この本でのキャラクターそれぞれが持ってる悩みとか葛藤自体、そしてその悩みが解消というか向き合ったうえでの結果というか着地が理解出来なかった。わかるけど分からない感じ。
「家族、夫婦は差し出されたり与えられたりするものではなく、築き上げていくもの」と書評にあってようやく、少しだけ腹に落ちた。
自分は母ではないから、自分は周りと違うからこう感じてしまうのか思ってしまうのか、と考えてしまうところはわかる気がした。
自分では絶対に手に取らないから、とても新鮮で印象には残る本になった。読めてよかった! -
Posted by ブクログ
選択の積み重ねが今をつくるのは当たり前のこと。でもときどき、もしもあのとき、って空想するよね。わかる。個人的には、いい感じ〜と思うお話もあれば、なんか惜しいな…って思うお話もあったかな。ほんとうに個人的な感覚の問題なんだけれど、いい話でもないのにいい話ふうにまとめたり、いいことを言ったふうにしてあるような、そんな印象が残るお話もあってちょっと違和感。無理に前向きな締めくくりにしなくてもいいのにな〜と思った。この短編集のテーマに沿わせたまとめ方をした結果なのかなとも思うけれど。もしも、なんて考えたって仕方がないのになんで考えちゃうんだろう。もしもあのときああしていたら自分は今ごろ、って。現状になんの文句もなく、ほんとうに完璧に満足していない限りは、誰だって死ぬまで「もしも」を考える気がする。でも、現状になんの文句もなく、ほんとうに完璧に満足するなんて不可能だし。それでもさ、今がそこそこしあわせだったらそれでじゅうぶんだよね。
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祖母の本棚より
読むときに気持ちが良いのは、
雑談をおすそわけしてもらってるようなエッセイだと思う。
取り立てて強く印象に残るわけではないけれど、
毎日の終わりに気持ちがほどけるような
読み終えたときに、ほんのりと穏やかな気持ちになるようなエッセイは本棚に残したくなる。
大人になると、いろんなことが上手になるんだって私も小さい頃は思ってた。
だけど、しっかり大人になって、家族を持って、それなりにちゃんと仕事もしてるのに、子供の頃感じていた上手くできない感じは今でもまだ残ってる。
このエッセイを読んで、まあ、そういうものか。
それでもいいかという気持ちにもなった。
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Posted by ブクログ
雑誌『オレンジページ』に20年わたり連載されてきたエッセイの書籍化
雑誌の連載ということから、旅先や食に纏わること、日常で思っていることを綴った作品
余り斜に構えることなく、何かを食べながらとかお酒等を嗜みながら、気楽な気持ちで読むことができます❗️
昔は結構夢中になって沢山読んだ角田さんのエッセイですが、最近のエッセイは昔ほど面白く感じなくなったのは、自分の感性が少し変化したからでしょうか⁉️
そんな中でも、『夢の没収食堂』、『雄弁な犬たち』、『夏の寒さと冬の暑さ』、『私たちの美容院移動』、『こわいけどおいしい店』、『夢の小ライス』、『納豆愛』が比較的面白かったです❗️ -
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長い…。大きな出来事があるわけでもなく、2人の人生が繋がった意図もわからない。それぞれのモヤる観点はわかるけど、共感できず。同じ時代を生きた身としては、苛立ちの方が強かったかなぁ。
昭和から令和のものすごい激動のなか、いろいろ悩んで動いてみたけど、結局自分の考えは変わらない、自分が信じたいこと、居心地いいことを選んでいきます、って話。
子供の為に徹底した生活を送って、盲信しすぎて押し付けが強くて、みんな離れていったけど。
信じたことを一生懸命やった結果、身近な家族の愛し方がわからなくなったけど。
信じたことを言ったら、批判されたり愛する人を壊したり、信じることをやってもまわりを苛立たせたりするけど。
自分の信じる道は自分で選びたいよね、って話?
題名からは、
信じてた日常があっけなくなくなり、信じた神もウソだったり、神も仏もないような時代。何を信じればいい?
方舟に乗れば生きながらえるなんて、信じない奴らには死を、なんて。自分の信じる道を進めばいいけど、それ以外は受け入れない社会なんて、どうなの!?
…っていうメッセージを感じるけど、内容はふわっとしてて読みにくかった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ重松清さんの解説を読んで、この作品への解像度が上がった。口に出した言葉と口に出さなかった/出せなかった言葉が交互に挟まっていることで私たちが行っている普段のコミュニケーションを再現している様だった。小学5年生の女の子である主人公視点のみで物語が進むので、まだ子どもだから人との会話が拙い様を表現して、口に出さなかった言葉についての描写が多いのかと思っていた。しかし、大人のコミュニケーションも何を口に出すのか吟味して、あれを言えば良かったな、言わなければ良かったななどと後悔することが多いだろう。
物語の最後もわざと劇的な終わり方にさせず、ただ父と子のひと夏の思い出としているのが魅力だと思う。物語的なわざとらしさがなく、リアルな小学生の語彙と感情が唯一無二の作品だった。