角田光代のレビュー一覧

  • 庭の桜、隣の犬

    Posted by ブクログ

    新刊ですが、2007年作品でした。『青い壺』にも似た都会小説。角田さんは、深いこと書かれても、透明で振り回さず、読者に委ねる感じが素敵ですね。確かに、どの夫婦にも、ある程度の虚構はあると思う。

    0
    2026年03月15日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    一つ一つの短編の中にいろんな食のお話が入っていて、ちょっと笑ったり楽しかったです。
    手の込んだ物もそうでない物も美味しそうでした!

    0
    2026年03月15日
  • 幾千の夜、昨日の月

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何年温めていたんだろう。私はこの本を電子レンジからとりだして、ナイフとフォークを両手に構えた。この本には「夜」に関するエッセイがこれでもかと詰まっていて、その多様な夜に飲み込まれる気持ちになる。夜は暗くて、怖い。私はこの歳になってもまだ夜が怖くてたまらない。角田さんは海外で、日本で、病院での夜を語る。ネタ切れなんて感じさせない。夜だけでこんなにいろいろなネタがあるなんて。ワインも添えて、私は角田さんの描く夜に包まれる。酔っぱらいである私自身が誇らしくなる。この本は夜の優しさに包まれてる。

    0
    2026年03月15日
  • ちょっと角の酒屋まで

    Posted by ブクログ

    オレンジページでの連載をまとめたエッセイ。
    なんと20年間も続けられているのだそう。すごい!
    旅先のこと、日常のこと、美味しいもののこと…
    肩肘張らない自然体な文章で、とても読みやすかった。
    このエッセイで一番共感ポイントが多かったのが食べ物の話。
    若い頃と比べると、すぐにお腹いっぱいになるようになってきた。食べる気満々なのに、お腹がそれを許してくれない。ボリューム満点のコース料理なんて、苦しくて…
    マラソンの後だったら、びっくりするくらいモリモリ食べられたみたいなので(それはそう)、もう走るしかないかという気になってしまった。

    0
    2026年03月15日
  • 世界中で迷子になって

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エッセイの中ではかなり好き。再読したいくらいに「分かる」内容から私が体験したことがないような内容まで、幅広く旅と買い物について語られていました。トイレ事情は日本ですらぶち当たる難題なので(最近はトイレ自体も増えましたが)おもしろく読めました。若い頃の旅と余裕があるときの旅の違いには顎がとれるかってくらいに頷きました。そうそうそう、なーんか、お金にも時間にも余裕があって、自分の楽しませ方を知ってるときの旅ってすっごく楽しいんですよねぇ。お金の使いかたも、慎重すぎる著者がかわいらしかったです。良い本。

    0
    2026年03月14日
  • ゆうべの食卓

    Posted by ブクログ

    私たちも子供が巣立ったらこういう風になるのかな、とか想像しながら読んだ。『パパ飯ママ飯』が好き。離婚するけれどギスギスした雰囲気の無い爽やかな話だった。『ようこそ料理界へ』に出てくるアドバイスも好き。『料理を義務にするなかれ。手抜き、外食、出来合い総菜が長続きの秘訣』は心に留めよう。

    0
    2026年03月14日
  • 平凡(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    私には平凡と言うタイトルがしっくりきませんでした。6編の短編小説ともに暗さや寂しさが感じられ、読む手がするりと進むと言うことはありませんでした。でも、あっという間に読み終えました。

    0
    2026年03月13日
  • 庭の桜、隣の犬

    Posted by ブクログ

    結婚5年目、30代・子供なし夫婦の日常。

    ある日、夫が外に部屋を借りたいと言うところから話が始まるのだが、なんてことない平凡でゆるい日々の物語。各章は夫婦それぞれの視点で語られるが、サブキャラのレミちゃん(今時の若い女性)のアホさや、いい歳でお見合いパーティでパートナーを見つけようとする夫の母…キャラ強めの登場人物に妙に惹きつけられる。

    極め付けは、夫が借りた部屋の合鍵はもらったが『中野、ってか高円寺』としか聞かず、住所を知らない妻が、これまでの夫との会話などを糸口に推理し、この辺りのアパートかとウロウロ徘徊しながら、集合ポストを勝手に開け、鍵穴に鍵を入れ、やっと夫のアパートをつきとめる。ちょっと妻も普通ではない…

    しかしそのアパートには浮気や犯罪の気配(笑)は無く、がらんとした部屋だった。一人になる空間が夫は欲しかったのか…

    ハッピーエンド、バッドエンドのどちらでもなく、日常が過ぎていく。
    僕が知らず知らずに古い人間になったのか、この夫婦からは『熱』が感じされずに物足りないように思う。今から何を目指すわけでもなく、お金を貯めて何かする予定もない不思議な夫婦関係。
    でも、こんな毎日が普通なのかな。

    たぶん映画やドラマになってもストーリーが淡々とし過ぎて面白くなさそうだなあ…

    0
    2026年03月10日
  • 私たちには物語がある

    Posted by ブクログ

    気になる本が沢山あった。
    自分が好きな作家の書評は面白い、そして呼んだ後に感じたことの言語化が上手、すごい。

    0
    2026年03月08日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    思い当たる思い当たる
    どの話もちょっとだけ自分
    なにを信じたいのか分からないけど信じたかったり
    「そういう人だ」とあきらめてたけど
    そういう人だと言えるほど知ってる人間でもない、旅先で会った誰かのようにしか思えなくなったり
    静かに怖い、いや、怖くはないか
    もう日常日常

    0
    2026年03月08日
  • 三月の招待状

    Posted by ブクログ

    作者の角田さんの母校・早稲田にいそうな学生像、学生時代。
    充留の彼・重春の「こだわりみたいなの、わかんないね」というセリフがものすごく納得いく。
    それにしても、男二人クソだ。

    0
    2026年03月06日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    久しぶりの角田光代。
    ワタシがもっと若いころ、角田光代の小説が好きだった。特に旅する話が好きだった。あの空気感とか雰囲気とかが好きだった。

    久々に読んだ、角田さんの旅する系の短編集。今は自分も若くないし、旅先だってきっと以前の空気感ではないんだろうな。
    8つのお話があるけれど、哀しいかな、読んだそばからさっき読んだ話を忘れていってしまう。似たような雰囲気の話が多いし、結末は不確かだしで、どれも印象に残りにくい。

    0
    2026年03月05日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    話自体はさらっと終わっていくけど重い…
    ドロドロした気持ちって誰にでもあると思うけど重い
    藁にすがる思いってこんなことなんだなと思わせる内容ばかり神様によってその後どうなったのかとか一切ないのもなんか不思議な終わり方だなとも思った。
    角田光代さんだから読めるって感じです。

    0
    2026年03月01日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    神様を探す8つの短編集です。
    私には難しい表現が多くて、読み進めるのに難儀しましたが、何編目かから、自分の中に入ってきやすくなりました。
    救われたい、とか、神様に会いたい、とか、
    許してもらいたい、とか、
    ワタシは、その時々で思うことがあっても、
    本気で行動に移したことはありません。
    だから、パリに行ったことはあるけど、そんな教会があるなんて知らなかったし、
    神楽坂、雑司ヶ谷、香港、、、。
    ぜーんぶ観光であったり、街歩きで見つけたお寺だったり。
    でも、神様にすがる人もいることは理解していて、ワタシも将来そうするかもしれないし。
    そんな世界を見ることができた、と思えば、面白い小説だったな、と。

    0
    2026年03月01日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    悩み事や迷った時に何かに頼りたくなる気持ちは誰にでもあるだろうと思います。
    拠り所になるものって必要ですよね〜いろいろな気持ちわかる気がします。
    う〜ん 
    難しいけど最後は自分自身かな!

    0
    2026年02月27日
  • ひそやかな花園

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全員父親が同じとかそういうオチかなと思ったら違った。もっとグロテスクなものを期待してたからそんなことか…っていうのが正直なところ。みんなそれぞれ気持ちに折り合いをつけて前を向くラストは良かった。

    0
    2026年02月26日
  • 人生ベストテン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     人生に倦んでいる人たちが、親しくない人に自分を重ね、悩みを打ち明け、ほんの少し気持ちが軽くなるという短編集。最初は変な人だと感じた、飛行機の隣の客が、旅行先で出会った親子が、不動産屋が、主人公たちの人生に少しの希望を持たせていた。

    0
    2026年02月24日
  • あしたはうんと遠くへいこう

    Posted by ブクログ

    1人の女性の10代から30代までの恋愛を綴った小説。色んな男と恋愛して、いろんな影響を受けていくけど、別れれば何も残らない。それとは対照的に、町子との友情は途切れることはなかった。友情は誰でも自然と手に入るのに、恋愛は圧倒的に上手い人と下手な人がいると思う。

    「『ねえイズミ、たった数か月かそこらで、人の運命ってびっくりするほど変わることもあるのね。』数か月じゃない、人の運命を大きくかえる出来事が起きるのは、たった一日あれば充分なのに違いない。」

    0
    2026年02月23日
  • 庭の桜、隣の犬

    Posted by ブクログ

    病んでる夫婦の物語。
    そこに愛情はあるのか?結婚している意味はあるのか?と思いましたが「離婚しても何も変わらない」みたいなことを妻が言っていたのが印象に残っています。

    0
    2026年02月21日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    それぞれ何かを心に抱えた人が旅先で神様にお願いをする短編集
    神様に祈りたい内容の重さとそれに関わる旅の軽さの加減が丁度良い

    0
    2026年02月19日