角田光代のレビュー一覧
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旅にでたーい!アジアー!
この暑い夏、暑い国に旅行したい!旅気分を味わいたくて手に取った。6人の作家の短編集なのでお得♪
○印象的だったもの
「隣に座るという運命について」中島京子
日本で感じる台湾。ちょうど電車の中で読んでいたので、隣に座っている人を意識してしまった。
「チャーチャンテン」大島真寿美
香港迷の奈美子と香港からやってきたケリーのやりとりに、あるあるとニヤニヤしてしまった。
ケリーが香港で活動していたこと、そのことをきっかけに家族と距離ができてしまったこと、香港をでて日本で暮らしていること、こんなふうな気持ちで暮らしている若者が今どこかにいるかとおもうと悲しくなってしまう。彼 -
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特に好きな作品の感想を。
・桜庭一樹「月下老人」
大好きなバディもの。
状況も空気も雑多でごっちゃ混ぜな感じが楽しい。
・島本理生「停止する春」
ぐったり元気が出ないとき、自分で自分を励ます方法を知っているだろうかと考えた。
それでも何ともならないときは思い切って人に寄っかかる思い切りの良さも必要なのだと知れた。
・大島真寿美「チャーチャンテン」
年の離れた友達、文化の違う友達、距離が縮まるには時間がかかりそうだけれどだからこそ深く分かち合えるものがあるのかもしれない。
ふたりの空気感がとても尊いもので壊れないよう遠くでそっと見ていたいと思った。
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35歳のちづる、麻友美、伊都子それぞれの視点から語られる小説。3人とも「生きる手応え」を求めていて、他人と自分を比べては何かを成し遂げなければ、という焦りを抱いている。
自分の人生の岐路における決断を、100%自分でしたのか、周りからの圧力や雰囲気に流されてしたのか。自信のない3人は、みんな今の生活が順調ではない。
そんな3人が末期癌の伊都子の母親のために力を合わせ、ある計画を成し遂げる。正直、途中は3人の登場人物に対してイライラするところもあったけど、社会からの人気とか評価とか度外視して秘密の計画を成功させるために邁進する3人の姿はとてもキラキラしていて清々しかった。
そして、計画を成し遂 -
Posted by ブクログ
2006年の作品
主人公ハナ、37歳
友人と立ち上げたこだわりの古着屋の共同経営者
知人達の結婚に焦燥感がある
共同経営者の新たな事業に疎外感を持つ
家族との関わりに悔恨も感じる
長い付き合いの「責任を取る」的プロポーズに納得できず、退屈しのぎの恋愛が長引く事もない
周囲の変化に揺らぐ女性の心情が痛々しい程伝わります
これが昭和に書かれたら27歳だったかもしれない
そして、令和の女子達はもっとしなやかに生きているのかもしれない
人生勝ち負けだけで判断できない
当事者が自分で守る物を自分で決めていくしかないと いろいろ過ぎてからは思う
その時々の人生の社会的平均値に固執していたような気がする -
Posted by ブクログ
わたしはずっと片親だったこともあり、結婚自体を身近に感じた事も無かったため、そういう願望もほとんどありませんでした。
しかし最近、職場の方に結婚願望について聞かれ、結婚というものがどういうものなのか知りたくなり、この作品を手に取りました。
結婚をする事は、簡単に決断できる事ではないですが、
その過程をともに歩いてくれる人が隣にいるというのは、とても素晴らしいことだと思いました。
結婚をしたくなったというよりも、わたしもそういう人と出会いたくなりました(*^^*)
そして最後の「消えない光」というお話は
男女問わず、結婚、そして離婚を視野に入れている方全員に読んでほしいです。