角田光代のレビュー一覧

  • トリップ

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    ネタバレ

    百合と探偵

    私も何だかんだと順調ではない気がするけど、今が一番だから、頑張ってきたのに満たされない状況が本当にあるのであれば、やるせないと思った。報われなくても、満たされてほしい。
    最後、大切に育てた娘を醜い女と認識したけれど、怒るでもなく、自分と重ねるのがまた、切ないと思った。そんなものなのだろうか。

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    2024年08月08日
  • ゆうべの食卓

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    装丁がかわいくてジャケ買い。
    ひとつひとつが短すぎて、もっと先が読みたいと思ってしまう。それもオレンジページの連載だというので仕方ないのか。
    実家を取り壊す章にはジーンときた。

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    2024年08月03日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾多めのアジアの話、6篇。

    ズバリその国に出かけて行ったり、その国の人との交流だったり、ただ出てくる食べ物がアジアのものなだけだったり、と、アジア度はそれぞれなれど、どれも体温の通ったあったかいお話でした。

    「停止する春」「チャーチャンテン」の2篇がおすすめ。

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    2024年08月03日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    窓から射しこむ朝の光、錆びた流し台にしたたる
    水滴の音。ホテルで眠る夜、どこかで出会った
    部屋たちの夢をみる…。表題作をはじめ、3つの
    帝国ホテルを舞台に織りなす、42編を収録。

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    2024年11月08日
  • いつか、アジアの街角で

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    旅にでたーい!アジアー!
    この暑い夏、暑い国に旅行したい!旅気分を味わいたくて手に取った。6人の作家の短編集なのでお得♪

    ○印象的だったもの
    「隣に座るという運命について」中島京子
    日本で感じる台湾。ちょうど電車の中で読んでいたので、隣に座っている人を意識してしまった。

    「チャーチャンテン」大島真寿美
    香港迷の奈美子と香港からやってきたケリーのやりとりに、あるあるとニヤニヤしてしまった。
    ケリーが香港で活動していたこと、そのことをきっかけに家族と距離ができてしまったこと、香港をでて日本で暮らしていること、こんなふうな気持ちで暮らしている若者が今どこかにいるかとおもうと悲しくなってしまう。彼

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    2024年08月02日
  • いつか、アジアの街角で

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    特に好きな作品の感想を。

    ・桜庭一樹「月下老人」
    大好きなバディもの。
    状況も空気も雑多でごっちゃ混ぜな感じが楽しい。

    ・島本理生「停止する春」
    ぐったり元気が出ないとき、自分で自分を励ます方法を知っているだろうかと考えた。
    それでも何ともならないときは思い切って人に寄っかかる思い切りの良さも必要なのだと知れた。

    ・大島真寿美「チャーチャンテン」
    年の離れた友達、文化の違う友達、距離が縮まるには時間がかかりそうだけれどだからこそ深く分かち合えるものがあるのかもしれない。
    ふたりの空気感がとても尊いもので壊れないよう遠くでそっと見ていたいと思った。

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    2024年07月30日
  • それもまたちいさな光

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    主人公が周りの人間から刺激を受けて変化していく様子を描いた話。
    人と人は繋がっていて、知らない誰かと知らないうちに同じ時間を共有していたりもして、それに気がついたとき世界の見方が変わるのかもしれない。日常の中のちいさな光に気づかせてくれるようなどこかのだれかの小さな物語。

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    2024年07月29日
  • 源氏物語 3

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    光源氏にイライラする。関係のあった女性が多すぎ。物覚えがよく、一途?だけど、誰だっけ?ってなる3巻だった。

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    2024年07月27日
  • いつか、アジアの街角で

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    装丁に惹かれて気になって読んだ、
    アジアにまつわるアンソロジー作品。

    ─ 隣に座るって、運命よ。

    わたしも香港に行ったとき入ったお店で、たまたま隣に座っていたお姉さんに声をかけられたなぁ、なんて思い出してみたり。

    香港で食べたあのココナッツアイスの味が今でも忘れられなかったり。

    旅先でも、本でも、出会いは大事。

    各作家さんの個性もみられる、繊細でどこか懐かしく感じる素敵な作品だった。

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    2024年07月10日
  • 明日も一日きみを見てる

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    一匹の犬に人生を変えられた私は、今、猫とも暮らしている。全世界の犬猫たちが幸せに暮らしてほしい、それは切なる願いだ。猫自慢、犬自慢の本が好きだ。飼い主おバカが好きだ。うちの猫が一番、と内心思いながら、トトちゃんの写真を眺めている。

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    2024年07月07日
  • 銀の夜

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    35歳のちづる、麻友美、伊都子それぞれの視点から語られる小説。3人とも「生きる手応え」を求めていて、他人と自分を比べては何かを成し遂げなければ、という焦りを抱いている。

    自分の人生の岐路における決断を、100%自分でしたのか、周りからの圧力や雰囲気に流されてしたのか。自信のない3人は、みんな今の生活が順調ではない。
    そんな3人が末期癌の伊都子の母親のために力を合わせ、ある計画を成し遂げる。正直、途中は3人の登場人物に対してイライラするところもあったけど、社会からの人気とか評価とか度外視して秘密の計画を成功させるために邁進する3人の姿はとてもキラキラしていて清々しかった。
    そして、計画を成し遂

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    2024年07月06日
  • 空中庭園

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    『愛がなんだ』を先に知ってからこれ読んだから思ってたイメージと違った。恋愛ものやと思ってたからマナの話が掘り下げられていくんかな〜と思ってたら家族の話やった。マナとラブホ行ったけど出来んくてその後から自然消滅にしてきたもっきーくんのことだけがずっと引っ掛かってる。なんで無視すんの??後おばあちゃんの章が1番うわあってなった。自分と似てるからかな。

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    2024年07月06日
  • 薄闇シルエット

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    2006年の作品

    主人公ハナ、37歳
    友人と立ち上げたこだわりの古着屋の共同経営者
    知人達の結婚に焦燥感がある
    共同経営者の新たな事業に疎外感を持つ
    家族との関わりに悔恨も感じる

    長い付き合いの「責任を取る」的プロポーズに納得できず、退屈しのぎの恋愛が長引く事もない
    周囲の変化に揺らぐ女性の心情が痛々しい程伝わります
    これが昭和に書かれたら27歳だったかもしれない
    そして、令和の女子達はもっとしなやかに生きているのかもしれない
    人生勝ち負けだけで判断できない
    当事者が自分で守る物を自分で決めていくしかないと いろいろ過ぎてからは思う
    その時々の人生の社会的平均値に固執していたような気がする

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    2024年07月06日
  • 源氏物語 1

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    正直なんでこの物語が長い間読み継がれているんだろうって思いましたが、角田さんのあとがきを読んで、続きが気になってきました。
    魅力がいまいちわからないという私みたいな人間でも、読みやすく書かれているので感謝しかないです。

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    2024年07月06日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    2001年の作品
    両親が駆け落ちして住み始めた温泉街から、東京に出てきた18歳の少女
    何か足りないわけではない
    幸せになりたい、ただそれだけ
    自分を好きだと言ってくれる男にほだされる
    いつも危うい恋愛に自分を振り回す
    読んでて辛くなるのだけれど
    彼女は、旅に出て、引越しをして立ち直る
    全く支離滅裂な半生のようで、もっと良いところ
    もっと幸せを求め続ける女子達の代弁かもしれない
    32才本厄中
    最後に自分という柵を超えていきそうなのだ

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    2024年07月04日
  • それもまたちいさな光

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    波乱万丈ななにかがあるわけではなく、どこかの誰かが今も経験しているようなそんなお話でした。普段何気なくきいているラジオですが、たしかにラジオほど何気なくきけるものはないのではないかと新たな気付きでした。

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    2024年07月01日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    わたしはずっと片親だったこともあり、結婚自体を身近に感じた事も無かったため、そういう願望もほとんどありませんでした。

    しかし最近、職場の方に結婚願望について聞かれ、結婚というものがどういうものなのか知りたくなり、この作品を手に取りました。

    結婚をする事は、簡単に決断できる事ではないですが、
    その過程をともに歩いてくれる人が隣にいるというのは、とても素晴らしいことだと思いました。
    結婚をしたくなったというよりも、わたしもそういう人と出会いたくなりました(*^^*)

    そして最後の「消えない光」というお話は
    男女問わず、結婚、そして離婚を視野に入れている方全員に読んでほしいです。

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    2024年07月01日
  • 源氏物語 1

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    とても読みやすい文章で、躓くことなく一気に読めました。
    「ビギナーズクラッシック」で充分な解説と共に読んでいたのも理解していく上で非常に良かったです。
    巻末の国文学者の藤原克己さんの解説を読んで、「源氏物語」の成立や紫式部自身について、さらに紫式部の教養や当時の背景に理解を深められました。

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    2024年07月01日
  • 空中庭園

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    “家庭内に隠し事は一切しない”と言うルールが敷かれた家族と、そこに関わる人たち6人の視点で描かれている光と影の物語。

    家族の闇を覗き見している様な不気味な感じ。そしてとてもリアルだった。
    側から見て幸せそうな家族だが、実は人には言えない秘密や嘘がある。それでも各々仲良し家族における自分の役割を理解し、秘密を隠しその役を演じる。その姿は痛々しく感じたが、程度の差こそあれどどの家族でもあるよねとも思う。

    幸福の家庭と、幸福を装っている家庭は案外紙一重なのかもしれない。

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    2024年06月30日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    長く積読していたけれどAIDを軸にした話だったとは…ミステリーというよりは社会問題、道徳的な問題の提起だったと感じる。不妊治療は今は一般的になってきているというが実際に抱えた人の心理はなかなか理解するには難しい。子供が欲しいという欲求は男女間でも異なる感情のような気がする。母親にとっての子供、父親にとっての子供とは?色々と考えさせられる話だった。

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    2024年06月28日