角田光代のレビュー一覧
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ネタバレ作中で、智のことを「根無草」と表現した文があった。
それはそうかもしれないけど、そもそも生まれたときから根っこなんてなかった直子・智親子。
正直、「よく生きてこられたなぁ」と思った。随分と「ただれた人生」だったーーー(汗)
感じたことのない感情で胸焼けして、何故か麦茶をガブ飲みしたくなった。
読み進めている最中、直子だけが突出して「モンスター」みたいに錯覚したが、実はこの作品に出てくる女性達、ほぼ全員おかしいと気がついてから、一気にページを捲る手が止まらなくなった。
どこか狂気を孕んでいて、常識という枠なんて最初から知らない・または気付かないふりをしているような気もする。
そして、それぞれの -
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ネタバレ1990年代の話で、少し今とは違うなと思うところがあったけど 根本的には同じで母親達の抱えているものは変わらないと思う。
私は所謂お受験 みたいな環境に身を置いていなかったので実感としてはないけれど、ママさん達の関わりだとか関係性みたいなところは、よくわかる。
学校のクラスメイトだったら、仲良くしてないグループの人でも母親になると 子供達との関わりでグループとして活動しなくてはならない なんて場面はよくあるし合わない人だって、そりゃいる。
いつだって人間関係は心を擦り減らす。
今の人たちはもう少しドライに関係性を築いているんだろうか。
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Posted by ブクログ
・浮舟‥薫大将は近頃宇治に通ってるらしい。そんな素晴らしい女がいるのか?好奇心旺盛な匂宮は辛抱たまらずこっそりと宇治に行き、浮舟の部屋に忍び込む。おっとこれはいつぞやの女と気がつくが、彼女の素性はわからない。なんとなく妻、中の君にも似ているが‥匂宮はどっぷり浮舟にはまってしまい、足繁く通うようになる。もちろん薫大将に見つからないように。そして京に邸を建て、住まわせる計画まで立てる。薫は薫でやはり浮舟用の部屋を作り、受け入れ態勢を整えている。二人の色男に言い寄られて、さぁ大変。匂宮の宇治通いを薫大将が知ることとなり、浮舟の心は穏やかではない。母や中の君にも申し訳なく、ついに死ぬ覚悟を決めた。
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前半は旅に関して、後半はお金を中心としたエッセイ集。恐らくは週刊連載なので、ネタを探しつつオチをつけるといった流れが小気味いい。寝る前などに読むのにピッタリな内容である。
著者の旅のスタイルは、基本的にはアジアへのバックパッカーであり若い人向けのスタイルを30代まで続けてきたという。そこからある程度の経済的・時間的余裕を持った中年期の旅のスタイルが確立していく流れについては、個人的にも理解できる。観光名所やイベントをガチガチにスケジュールしてチェックポイントを回るような旅から、ゆったりと食や現地の人々との交流を楽しむスタイルへと変遷していく様は、まさに旅の醍醐味と言える。
一方で著者の興味 -
Posted by ブクログ
角田源氏7巻は、「総角」、「早蕨」、「宿木」、「東屋」の4帖です。
八の宮の死から1年、薫は大君を好きになりアタックするも、大君は受け入れない。大君は、自分よりも妹の中の君を縁付かせようと画策するが、薫は中の君に手を出そうとしない。匂宮が中の君にアタックし、結ばれる。大君、死去。中の君は二条院へ移る。薫は女二の宮と結婚し、匂宮は六の君と結婚、中の君は身ごもっている。薫は亡き大君の気持ちを思い、なぜ中の君と結婚しなかったのかと悔やむ。薫は中納言から権大納言に昇進し、右大将を兼任。中の君が男の子を出産。宇治へ行った薫、亡き大君によく似た浮舟と出会う。
『源氏物語』のテーマ、つまり紫式部さんがこ