角田光代のレビュー一覧

  • 平凡(新潮文庫)

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    選択の積み重ねが今をつくるのは当たり前のこと。でもときどき、もしもあのとき、って空想するよね。わかる。個人的には、いい感じ〜と思うお話もあれば、なんか惜しいな…って思うお話もあったかな。ほんとうに個人的な感覚の問題なんだけれど、いい話でもないのにいい話ふうにまとめたり、いいことを言ったふうにしてあるような、そんな印象が残るお話もあってちょっと違和感。無理に前向きな締めくくりにしなくてもいいのにな〜と思った。この短編集のテーマに沿わせたまとめ方をした結果なのかなとも思うけれど。もしも、なんて考えたって仕方がないのになんで考えちゃうんだろう。もしもあのときああしていたら自分は今ごろ、って。現状にな

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    2026年04月26日
  • これからはあるくのだ

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    ネタバレ

    2003年の本ですって、奥さん。収録されているエッセイは短編だったり、長編だったりで、物足りないものが多かったです。着物の詐欺にあった件は、よくもまぁターゲットととして一握りの着物好きを見つけられたなぁと感心のほうが先に立ち、おもしろかったです。道を覚えるときは動物を目印にするという技は私も覚えておきます。角田さんが友人たちと酒を飲むくだりが毎回うらやましく、私もガハガハ酒を飲んで、笑いたい。角田さんの本を大量に積んでるので、次も読みます。(タイトルからエッセイと小説の見分けがつかないのが難儀)

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    2026年04月25日
  • 紙の月

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    ネタバレ

    素晴らしいタイトル。
    古来より女性は月に魅せられるといわれるが、紙の月(お金)の魔力に抗えず、のめり込んでいく彼女達の姿はまさに取り憑かれているようだった。
    自由になりたい、母になりたい、仮の姿を脱ぎ捨てて本当の自分になりたい、そのために必要だったのがソレだっただけ。
    その実、紙の月はハリボテであるから、その力では彼女達が本当に求めたものは手に入らない。

    お金と欲に惑わされた人間の話、とみればままある話だが、善悪入り混じる人間像が淡々と描写されている様が良かった。

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    2026年04月24日
  • 八日目の蝉 新装版

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    話の視点が誘拐者側ということもあり、読んでいてどうしても肩を持ってしまいそうになるけど、どこまで子供を愛し育てても犯罪者という立場であることは変わらないということが、読んでてまず辛かった。
    後半に更に考えることもあったけど、どうしても言いたいことといえば、なんで1人の男にここまで執着したのかということ。

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    2026年04月23日
  • 森に眠る魚

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    じわじわくる恐さ。陰湿で、他責思考で、被害妄想が激しくて、情緒不安定で、でもそうなってしまったのは全部子どものため。母親、妻という立場であることへの重圧や責任が伝わってきて押しつぶされそうだった。

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    2026年04月23日
  • これからはあるくのだ

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    祖母の本棚より

    読むときに気持ちが良いのは、
    雑談をおすそわけしてもらってるようなエッセイだと思う。
    取り立てて強く印象に残るわけではないけれど、
    毎日の終わりに気持ちがほどけるような
    読み終えたときに、ほんのりと穏やかな気持ちになるようなエッセイは本棚に残したくなる。

    大人になると、いろんなことが上手になるんだって私も小さい頃は思ってた。
    だけど、しっかり大人になって、家族を持って、それなりにちゃんと仕事もしてるのに、子供の頃感じていた上手くできない感じは今でもまだ残ってる。

    このエッセイを読んで、まあ、そういうものか。
    それでもいいかという気持ちにもなった。

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    2026年04月22日
  • 私のなかの彼女

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    特別な出来事は起こらないけど、面白くて引き込まれる。特に仙太郎が登場する場面は、なぜかワクワクした。

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    2026年04月21日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    雑誌『オレンジページ』に20年わたり連載されてきたエッセイの書籍化

    雑誌の連載ということから、旅先や食に纏わること、日常で思っていることを綴った作品

    余り斜に構えることなく、何かを食べながらとかお酒等を嗜みながら、気楽な気持ちで読むことができます❗️

    昔は結構夢中になって沢山読んだ角田さんのエッセイですが、最近のエッセイは昔ほど面白く感じなくなったのは、自分の感性が少し変化したからでしょうか⁉️

    そんな中でも、『夢の没収食堂』、『雄弁な犬たち』、『夏の寒さと冬の暑さ』、『私たちの美容院移動』、『こわいけどおいしい店』、『夢の小ライス』、『納豆愛』が比較的面白かったです❗️

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    2026年04月19日
  • これからはあるくのだ

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    角田さんのエッセイ。
    作品を読んでいてそんな印象は抱いてなかったのだけれど、すごい真剣なのに抜けている。そんな印象を持ちました。そしてそんなお話の数々に親近感を持ってしまう。(失礼極まりないのですが…)

    人に勧めてもらったのがきっかけで手に取ったけれど、お聞きしてた通りサクっと読める本でした。

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    2026年04月18日
  • くまちゃん

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    ネタバレ

    「ふられ」小説って新ジャンルじゃない?思ったより長かったですが、読みやすかったし、なによりみんなふられるというところがおもしろかったです。突如、男→男の激重感情に「角田さんがBLを!?」と戸惑いましたが、ブロマンスレベルでした?でも、これ、ある意味では両思いじゃない?ねぇ?くまちゃんがみんなの人生に関わってくるのかと思いきや、ぜんぜんそんなことはなく、違うタイトルのほうがよかったんじゃーって思いました。どの男女も実在していそうで、角田さんは人間を描くのが本当にうまい。良い「ふられ」小説でした。

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    2026年04月18日
  • 庭の桜、隣の犬

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    ナシング坂/第2太陽荘/遭難船、あるいはかつての新築戸建て/隠れ家、もしくはレミ共和国/パーティ、梅干し、犬探し/母帰る/鍵と鍵穴/さざ波は大きな波のうねりへと/どこでもない場所/郊外の家、芝生の庭/熊女あらわる/家族写真

    結婚5年、二人暮らしの夫婦は
    何を考えて暮らしているのか
    お互いの心の内では
    いろいろ思いがあるようだけど
    口に出すのは他のこと……

    「庭の桜」の謂れと先行きは何となく分かった
    けど
    「隣の犬」はどうなったのかな??

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    2026年04月17日
  • 降り積もる光の粒

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    いつだって記憶に残るのは非マニュアル
    ね、確かに。AIとか便利さとか効率とか優先されるけど、記憶に残したいから、残ってるかとは別ですよね

    アフリカ マリの声なきメッセージ
    この問題については私も前にニュースで一度目に止まって、深掘りしてしまった
    まさに、
    脳が理解を拒むような事例だったので
    廃止が実現していたのは
    結果的に風通しの良さのおかげでは

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    2026年04月17日
  • 愛がなんだ

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    数年前に映画を観て、友達とマモちゃんクズ男〜と言いながら帰った記憶がある。
    時が経ち、原作者が角田さんと知り読んでみた。
    至る所に出来ている都合の良い関係、恋のトランス状態に呆れそうになる。
    私、片思いとは楽しいものだと思っておりました...
    そんなこともないのか、苦しいな。でも、本人は楽しそうだ。じゃあ、いいのか?愛ってなんだ?

    よく分からない

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    2026年04月15日
  • 今日も一日きみを見てた

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    猫好きは勿論のこと、猫に興味津々の方まで、読んだら虜にしてしまう危ないエッセイ集

    猫あるあるから角田さんの飼い猫・トトにしか見られない習性まで、思う存分猫の可愛らしさを堪能できます♬

    ボーナストラックの短編掌編『任務十八年』は動物を飼ったことがある方なら必見の胸に染みる話しです❗️

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    2026年04月14日
  • 方舟を燃やす

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    長い…。大きな出来事があるわけでもなく、2人の人生が繋がった意図もわからない。それぞれのモヤる観点はわかるけど、共感できず。同じ時代を生きた身としては、苛立ちの方が強かったかなぁ。

    昭和から令和のものすごい激動のなか、いろいろ悩んで動いてみたけど、結局自分の考えは変わらない、自分が信じたいこと、居心地いいことを選んでいきます、って話。
    子供の為に徹底した生活を送って、盲信しすぎて押し付けが強くて、みんな離れていったけど。
    信じたことを一生懸命やった結果、身近な家族の愛し方がわからなくなったけど。
    信じたことを言ったら、批判されたり愛する人を壊したり、信じることをやってもまわりを苛立たせたりす

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    2026年04月11日
  • 愛がなんだ

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    ドラマになったら面白そぅ。
    自分ゎこんな恋愛絶対しないっ‼︎と思ったけど
    きっと若い頃は同じコトしてたんだろぉなっ…
    すみれさんとは友達になれそぅ。

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    2026年04月10日
  • くまちゃん

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    振った側が次のストーリーで振られる側になる、
    面白い視点の小説。

    振られた側の視点の話には触れたことがあるが
    振った側の視点が新しい。

    色々な理由や立場があったにせよ、
    恋愛は「両重い」じゃないと成り立たないのだと改めて感じた。
    片方の愛が重く下がってしまうと見上げる、そして見下ろす。対等じゃなくなってしまった結果別れる、
    その連鎖を見ているようで目の入れたくない。

    24歳の私にはこれくらいの薄い感想しかまだ出てこなかった。失恋直後、1年後3年後に読むとまた違った捉え方ができるのであろう。
    何度でも読み返したい一冊。

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    2026年04月10日
  • 坂の途中の家

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    2歳のイヤイヤ期の娘の扱いに悩む主婦が
    赤子殺人事件の裁判の裁判員に選ばれてしまう

    犯人と自分をリンクさせ、どんどん自分を責めてしまう主人公のひとり語りが相当しんどかった。

    夫婦、親子、ひとつ歯車がずれると、どんどん歪んでいく世界。
    リアルすぎて怖い。

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    2026年04月08日
  • キッドナップ・ツアー

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    ネタバレ

    重松清さんの解説を読んで、この作品への解像度が上がった。口に出した言葉と口に出さなかった/出せなかった言葉が交互に挟まっていることで私たちが行っている普段のコミュニケーションを再現している様だった。小学5年生の女の子である主人公視点のみで物語が進むので、まだ子どもだから人との会話が拙い様を表現して、口に出さなかった言葉についての描写が多いのかと思っていた。しかし、大人のコミュニケーションも何を口に出すのか吟味して、あれを言えば良かったな、言わなければ良かったななどと後悔することが多いだろう。
    物語の最後もわざと劇的な終わり方にさせず、ただ父と子のひと夏の思い出としているのが魅力だと思う。物語的

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    2026年04月07日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    登場人物が次々とかわり、自分の思い出の恋の独白。
    テンポがよくて読みやすいが、とくに心に残ることもない。

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    2026年04月06日