角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
井上荒野、角田光代、町田康、唯川恵、ほか『山なら言いたいことがある』幻冬舎文庫。
17名の作家やエッセイスト、登山家、冒険家による山のエッセイ集。
山が好きで、山にどっぷりハマっている人も居れば、山が肌に合わず、敬遠している人も居るようで、そんな人達の様々なエッセイが味わえる。
井上荒野『どうして私はこんなところにいるのか』。井上荒野の小説は殆んど読んだことが無い。海派だという井上荒野が八ヶ岳の登山口そばの別荘地に暮らし始めた顛末が語られる。人里から離れた風光明媚な場所に暮らす良さは理解出来る。自分も田舎のポツンと一軒家に暮らしているが、近所付き合いや生活音などのストレスが無く、敷地内 -
Posted by ブクログ
ネタバレ角田さんになんのきっかけで興味を持ったか覚えてないが、とにかく興味を持ってwikiを見たところ、この作品についての記述があった。で、どうやら角田さんが厭世的な作風だった頃の作品(そもそも今の作風がどうなのかは知らないが)ということっぽかったので、それはなんとなく共感しながら面白く読めそうだなと思って手に取った。
読んでみて思ったのは、とにかく面白いのと、リーダビリティが高い……という表現をすると微妙に違う気がするのだが読みやすい、ということ。ユーモアとペーソスがつねにうっっっすらと漂ってる感じで、すごく辛辣なことや踏み込んだことも描いているのに陰鬱になりすぎず、変に笑えるし情緒的にも読める。 -
Posted by ブクログ
根底に20年前の小説とは思えないほどの普遍性があった。だが、何を伝えたかったのかうまく理解しきれていない。小説の後も彼女たちの人生は続くが、決して分かり合えたわけでもなく、また離れてしまうのだろう。
読後モヤモヤした気持ちになった。木原の件、旅行事業と掃除の行末。伏線がラストに綺麗に回収されることを期待してしまったからかもしれない。
こんな構図なのだろうと理解したがどうだろう。
•過去:ナナコ → 葵
ナナコが自由に生きる側、葵が影響を受ける側
•現在:葵→ 小夜子
良くも悪くも今度は葵が影響を与える側
•読後:小夜子たち→ 読者
この本が読者に影響を与える
解説がとてもよく響いた。