角田光代のレビュー一覧

  • 坂の途中の家

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    言葉に出来ない違和感・不快感を表現するのが上手い。勧善懲悪ものかと思いきや、結末はフワッとした終わり方。

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    2025年12月16日
  • 神さまショッピング

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    「しあわせになりたい、ゆるされたい」と願う人たちの8編の物語集。
    いざ神仏に向き合った時の自分自身を見ているようで、これは日本人あるある、なのかもと思った。
    ここぞという時に妙に肩に力が入ってしまい、雑念が押し寄せ、他人の願い事が気になり、作法に気を取られ焦り…そうこうしているうちに、神さまとの面会時間は終わってしまう。
    祈ることが非日常なので、慣れの問題(笑)かもしれないが、賽銭箱の前で自分の番が終わった後の、あの何だかスッキリしない気持ちがよみがえった。

    「神さまを信じたい、いや、この神さまじゃなくてもいい、迷いなく疑いなく当然のごとく信じられるものが、私にもあればいいのに。」p92

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    2025年12月13日
  • 愛がなんだ

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    ネタバレ

    マモちゃん、テルちゃん、どっちにも全然共感できないしなんなら気持ち悪いんだけど角田さんの文章が面白くて一気に読み終えてしまった。自分や友人、仕事をおろそかにしてまで恋愛にのめり込む気持ちが全くわからないし、マモちゃんみたいに普通他人をそこまで雑に扱えないよ、、、いくら寂しいからって、気のない相手と自分の時間を使ってまでイチャイチャしたり、恋人のように過ごしたりする気持ちがわからない。なんにも生産性がない。
    終始イライラしながら読んでたけど、共感できるというコメントもあるから、世の中いろんな恋愛スタイルがあるのね〜と発見できて面白かった
    あと、映画化されてるのを後から知ったので、マモちゃんが美形

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    2025年12月10日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    エッセイを読むならやはり同世代の作家さんのものがいい。「わかる〜!」って思うことがたくさん。
    「テレパシー会話」なんてまさしくそれ!固有名詞がでてこない(*^_^*) それでもなんだか会話は成立する。わかったりわからなかったりするが、まぁいいか!これを悲観的に考えるのではなく、年齢とともに身につけた"すばらしき能力"という思考が好き。

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    2025年12月08日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    韓ドラにハマった角田さんのコラム集。私は登場人物区別ができやんくて「ウヨンウ弁護士は天才肌」「怪物」「あなたが眠っている間に」しか見てないんやけど、コラム読みながらまた韓ドラ見たくなった。ちなみに見た上の3作はほんまに面白くて大好きなやつ。韓国映画ならブラインド良かった!

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    2025年12月07日
  • 愛がなんだ

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    ネタバレ

    星3.4

    どこにでもありそうな、平坦な、大きな事件や事故があるわけでもない、ただ当人にとっては大きな問題がある。
    そんな、どこかにありそうな「日常」を描いた物語は、その主人公の思考の動き、表現が面白ければ面白い。

    序盤から主人公の思考の動き、言葉選びや表現は面白かった。
    だから、面白かった。

    大きな事件や事故があるわけではない、と書いたけれど、主人公はなかなかの変人である。

    好きな男に片思い。病的な片思い。常軌を逸していると、冷静な立場からは思えるだろう。

    冷静な立場からは変人、と捉えられる主人公の物語といえば「コンビニ人間」もそうだったが、彼女たちの思考の中には、多少なりとも納得さ

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    2025年12月07日
  • 神さまショッピング

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    いろいろな事情があって神さまにお願いごとをかなえてもらいに行く話。
    スリランカ、ミャンマー、香港、スペイン、インド、モンゴル、パリ、京都などを巡る八編からなる短編集。
    日本以外はかなり行きにくい場所、遠い場所にあるので、登場人物たちの行動力がすごい。抱えている事情も重い。
    主人公たちは自分も周りの状況もかなり客観的に見れているのに(いやだからこそ?)、外からは簡単にはわからない、神さまに救いを求めずにはいられない、厳しい現状を抱えていかなければいけないのが読んでいても苦しい。
    さらっと書かれているのでサクサク読めるのだけど。
    信仰心の強さは人によって違うけど、神に祈るって自分との対話という面も

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    2025年12月07日
  • 神さまショッピング

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    なかなか没入出来ず、進みが悪かった。
    最終章の「絶望退治」がホントに絶望しかなくて、読んでいて暗い気持ちになり、ラストも救われるわけではない。

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    2025年12月06日
  • 神さまショッピング

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    縋りたいものがあると、どこまでも追求してしまうのか。ここまで神さまをとは思わないが、神社やお寺の雰囲気は好き。古さ、時間の経過を感じるからだろうか。

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    2025年12月06日
  • 神さまショッピング

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    神さまに願いたい思いがある。
    誰にも言えない思いを…。
    それは単に幸せになりたいという思いではなく、救われたいとか、縁切りであったり、悪しき願いであったりとさまざまである。
    世界各国の神さまに会いに行く。8話の短編集。

    「神さまに会いに行く」〜スリランカへ行き、父親を殺してくれと。
    「落ちない岩」〜ミャンマーのいちばんの聖地で何を祈る?
    「弾丸祈願旅行」〜香港で願うのは…
    「にせ巡礼」〜サンティアゴのツアーで讃美歌。
    「聖なる濁った川」〜インドのガンジス川に浸かる夫。
    「モンゴルの蓋」〜20年前に離婚した元妻が亡くなり、思い出したこと。
    「神さまショッピング」〜パリの教会で、吉乃はシンポジウ

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    2025年12月02日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    ホテルの扉を開けるだけで、ちょっとした人生の悲喜こもごもが沢山
    詰まっている。
    短編ながらとても味わい深く
    舞台となった上高地の帝国ホテル
    のマントルピースの前に座り
    ながら珈琲を飲みたくなった。

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    2025年11月27日
  • 源氏物語 5

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    若菜、ずっと催し物だったりみんなの着てる服とか調度品の話とかでめちゃくちゃ退屈だな…本当にドラマチックな章なのか…?と思ってたら柏木が暴走するあたりでめちゃくちゃ面白くなった
    平安時代の読者も意趣返し好きだったりするのかな。光君、ざまあ。と思ったりしたのかな。私は思ったよ
    自分がしたことが返ってきたのに、いやむしろ自分の方がやばいことしてるのに、柏木と三の宮にキレてるのなんなんだよ笑
    光君、本当不遜で鼻につくわぁ〜いくら美しくたってもう40超えたおじのくせに……‼️

    若菜(下)で、光君が過去の女の悪口を紫の上に話し出して嫌だな〜と思ってたら御息所でてきて「だよなあ!」となった。想定の上で書い

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    2025年11月27日
  • ツリーハウス

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    自分の両親や祖父母も自分と同じように若いころ色々なことにもがき、苦しんで歳を重ねたということに気がついた。物語の中で語り手が変わる。その度に家族の見え方が変わってくるのが面白い。

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    2025年11月27日
  • さがしもの

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    本の面白さを改めて教えてくれる。
    最初は面白くないと思っていた本も、歳を重ねると見え方が変わってくる。そのことを「不幸の種」では「自分が今もゆっくり成長続けていると、知ることができる」と書かれている。新しい世界を知って価値観変わってきている、人としての厚みが出ていると感じられた。

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    2025年11月27日
  • 幸福な遊戯

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    角田光代さんの話の中でも純文学っぽかったんだな〜という印象。「幸福な遊戯」は話の設定が川上弘美さんや江國香織さんみたい。主人公の依存度が高いのと周りの対応…ちょっと家族に問題がありそうな話が多かった様に思う

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    2025年11月27日
  • 神さまショッピング

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    色々な国を神を巡ることができる小説
    8つの短編集で8つの国の神様に願いを聞き入れて貰うお話です。

    個人的には、「ニセ巡礼」が好きでした。
    「ニセ巡礼」はスペインの巡礼の旅をテーマにしています。
    個人的に行ったので、親近感を湧きながら読めました。
    できるならツアーではなく。単独で行くと面白いです。

    人は何かしら願いや思いがあると神様に頼りたくなるのだと感じました。
    それがいい願いか悪い願かは人それぞれですが・・・

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    2025年11月23日
  • 神さまショッピング

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    どこか苛立ちを感じながら読み始めました。それは私と重なるものがあるかもしれない。
    私は外国までは行ったりはしてないけど神社仏閣は好きで巡ったりしました。手を合わせお願いするけれどする段階にやり、はて?私は何をお願いしたいのだろう。何を叶えたいのだろうとなること度々。
    なのに雑誌やTVでここはすごいパワーを感じるとか願い事が叶うとか運気上昇などと聞くと行きたくなる。
    行ってもそんな能力などない私はパワーなど感じた事ないのですけどね。

    8篇の短編集。それぞれが抱える悩み、願い。自分で重なるものもあり、素直に楽しく読みましたとはいえない気分ですが読んでよかった。自分とまた少し向き合うキッカケになっ

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    2025年11月23日
  • かなたの子

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    この人の作品は、どこか心が暖かくなる様な、人間の柔らかくて温かい部分を描いた作品しか読んだ事が無かったので、「死」そして「生」を描いたこの作品は、何となく驚きだったし、コレが真髄か。と思った。
    安っぽい言葉になってしまうが、ホラーでもサスペンスでもないのに、人間怖い雰囲気がある。
    あと、女性ならもっと色んな事を感じられるのかも知れない。と思った。

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    2025年11月21日
  • ゆうべの食卓

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    若い世代から壮年世代の食事にまつわる連作。一つひとつが短いので気楽に読める。
    子供が巣立つとか、そのタイミングで離婚するとか、その辺りの話では私が世代に相当するので、なんか妙にリアルに迫ってきた。
    シミュレーションを体験しているかのような。
    しかし、やはり食べ物が出てくるお話は、楽しいな。

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    2025年11月21日
  • 神さまショッピング

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    短編集だけれども、どうもどれもきちんと読めなかったような。最後の「絶望退治」が一番良かったけれども、この本全体的に文字を追うのがしんどかった。読みながら気が分散してきちんと内容を読んでいないことが多かった。本人のせいでもあるけど、物語がもう一つ趣味に合わなかったのか、読んでも読んでも物語内部への門戸を開いてくれなかったように思う。

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    2025年11月17日