角田光代のレビュー一覧

  • 月と雷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作中で、智のことを「根無草」と表現した文があった。
    それはそうかもしれないけど、そもそも生まれたときから根っこなんてなかった直子・智親子。
    正直、「よく生きてこられたなぁ」と思った。随分と「ただれた人生」だったーーー(汗)
    感じたことのない感情で胸焼けして、何故か麦茶をガブ飲みしたくなった。

    読み進めている最中、直子だけが突出して「モンスター」みたいに錯覚したが、実はこの作品に出てくる女性達、ほぼ全員おかしいと気がついてから、一気にページを捲る手が止まらなくなった。
    どこか狂気を孕んでいて、常識という枠なんて最初から知らない・または気付かないふりをしているような気もする。
    そして、それぞれの

    0
    2025年10月13日
  • 夜かかる虹

    Posted by ブクログ

    どちらかと言うと世間の普通から外れたダメダメ人間な人たちの間の葛藤が描かれていて情景がリアルに浮かんでくる。単に否定するような気持ちにはなれない。

    0
    2025年10月11日
  • 八日目の蝉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幼い子供を、病院に連れて行けない環境で育てるのは無理があると思う…。本当にその子を想うなら、自分ではこの子の命を守れないと気づいた時点で親元に返すんじゃないかな…。
    でも実の親も、20分も赤子1人家に残して行ってしまうような親だしな…。
    大人になれば、自分で自分を幸せにできるから、どうか薫には幸せになってほしいと思う。

    0
    2025年10月11日
  • 森に眠る魚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1990年代の話で、少し今とは違うなと思うところがあったけど 根本的には同じで母親達の抱えているものは変わらないと思う。

    私は所謂お受験 みたいな環境に身を置いていなかったので実感としてはないけれど、ママさん達の関わりだとか関係性みたいなところは、よくわかる。

    学校のクラスメイトだったら、仲良くしてないグループの人でも母親になると 子供達との関わりでグループとして活動しなくてはならない なんて場面はよくあるし合わない人だって、そりゃいる。

    いつだって人間関係は心を擦り減らす。

    今の人たちはもう少しドライに関係性を築いているんだろうか。

    0
    2025年10月11日
  • それもまたちいさな光

    Posted by ブクログ

    ラジオを通して本来繋がりのない遠くの人とつながっていたり、身近な人とも案外つながっていたりもする。
    本作は一つのラジオ番組を中心に、各リスナー達の周りで起こる出来事、パーソナリティの周りで起こる出来事を描き、大半が小さい出来事ではあるが前向きに進んでいく様子を綴っている。

    コンパクトで読みやすく、ふと疲れた心を回復してくれるような一冊だと思う。

    0
    2025年10月11日
  • 紙の月

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全然共感するポイントも何もなかったけど
    実際に逮捕された女性がいるもんね。居るんだよリカみたいな人は。

    0
    2025年10月09日
  • 神さまショッピング

    Posted by ブクログ

    神頼みとはいうけれど、普段そんなに信心深くなくても困った時に祈りたくなるのは皆一緒だなあ。
    世界各国の知らなかった神様も出てきて、なんだか旅行記を読んでいるような気分になった。
    そんなに重くないからすいすい読める。

    0
    2025年10月09日
  • それもまたちいさな光

    Posted by ブクログ

    女の人同士が修羅場になりそうな場面でもばちばちしなくて連携をとって協力する感じがいい関係性だと思った。

    0
    2025年10月09日
  • 森に眠る魚

    Posted by ブクログ

    ホラーのような怖さだった。
    ドロドロした話は苦手なのに、引き込まれて読むのをやめられなかった。
    ここまで極端ではないけど、結構リアルだなと思う。ママ同士のこういう事ってわりとよくある。
    この本を教訓のようにして、気をつけていきたい。

    0
    2025年09月30日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

    Posted by ブクログ

    私も韓国ドラマよく観ますか。
    ただぼーとして喜怒哀楽を出して
    観ていました。
    内容の濃い読書感想文でした。

    0
    2025年09月29日
  • くまちゃん

    Posted by ブクログ

    1話でaがbにふられ、2話でbがcにふられ…と続く連作短編小説。
    特に3話目の「勝負恋愛」が好みだった。

    恋愛小説だけど、ただ悲しい、辛いという感情だけでは無く、各話の主人公の視点を通して人生をいろんな角度から見ているような気分になった。
    恋愛、仕事、日々の生活、人との出会いなど、人生は単純なようで複雑だなぁと感じさせられた。

    0
    2025年09月29日
  • タラント

    Posted by ブクログ

    前振りが長すぎて冗長な印象。我慢できず読み飛ばし気味に読んでしまい、肝心の人の使命なんてものがあるのか、自分のやりたいことに従って生きるというテーマと、主人公の祖父がうまく繋がらず。

    0
    2025年09月29日
  • ひそやかな花園

    Posted by ブクログ

    ひさびさの再読。
    面白くはない。サーちゃんにイライラさせられたけれど、最後の独白であー、よかったね。と少し感動。

    0
    2025年09月28日
  • さがしもの

    Posted by ブクログ

    妻が大好きな上白石萌音さんが本の帯で推薦してあったので、夏に購入して、先に読んでもらった。

    「本」に関する九つの短編集。
    すごく読みやすいけど、本を30歳ぐらいから読み始めた自分にとっては、あまり共感できず。はまらず。

    0
    2025年09月27日
  • 紙の月

    Posted by ブクログ

    何かを買うという行為を通じて、自分が何を手に入れようとしているのかを考えさせられる。各登場人物の心理や行動には極端なところもあるけれど、全く別の世界の話ではなくて、何かのきっかけがあれば自分もそちら側に転びうると思うし、共感できる部分も多かった。タイトルの紙の月、の紙はお金のことなのかな・・・?ペラペラで薄い月のイメージが、主人公が、お金を使うことで手に入れられたと錯覚したものや「自分」にリンクしているような気がする。

    0
    2025年09月25日
  • ツリーハウス

    Posted by ブクログ

    戦中、戦後、昭和から平成へと三代にわたる物語。祖母と孫が祖母の思い出の土地をめぐりながら、過去の出来事が語られるが、それは読者だけが知っている。

    0
    2025年09月25日
  • 源氏物語 8

    Posted by ブクログ

    ・浮舟‥薫大将は近頃宇治に通ってるらしい。そんな素晴らしい女がいるのか?好奇心旺盛な匂宮は辛抱たまらずこっそりと宇治に行き、浮舟の部屋に忍び込む。おっとこれはいつぞやの女と気がつくが、彼女の素性はわからない。なんとなく妻、中の君にも似ているが‥匂宮はどっぷり浮舟にはまってしまい、足繁く通うようになる。もちろん薫大将に見つからないように。そして京に邸を建て、住まわせる計画まで立てる。薫は薫でやはり浮舟用の部屋を作り、受け入れ態勢を整えている。二人の色男に言い寄られて、さぁ大変。匂宮の宇治通いを薫大将が知ることとなり、浮舟の心は穏やかではない。母や中の君にも申し訳なく、ついに死ぬ覚悟を決めた。

    0
    2025年09月22日
  • 世界中で迷子になって

    Posted by ブクログ

    前半は旅に関して、後半はお金を中心としたエッセイ集。恐らくは週刊連載なので、ネタを探しつつオチをつけるといった流れが小気味いい。寝る前などに読むのにピッタリな内容である。

    著者の旅のスタイルは、基本的にはアジアへのバックパッカーであり若い人向けのスタイルを30代まで続けてきたという。そこからある程度の経済的・時間的余裕を持った中年期の旅のスタイルが確立していく流れについては、個人的にも理解できる。観光名所やイベントをガチガチにスケジュールしてチェックポイントを回るような旅から、ゆったりと食や現地の人々との交流を楽しむスタイルへと変遷していく様は、まさに旅の醍醐味と言える。

    一方で著者の興味

    0
    2025年09月17日
  • 源氏物語 7

    Posted by ブクログ

    角田源氏7巻は、「総角」、「早蕨」、「宿木」、「東屋」の4帖です。

    八の宮の死から1年、薫は大君を好きになりアタックするも、大君は受け入れない。大君は、自分よりも妹の中の君を縁付かせようと画策するが、薫は中の君に手を出そうとしない。匂宮が中の君にアタックし、結ばれる。大君、死去。中の君は二条院へ移る。薫は女二の宮と結婚し、匂宮は六の君と結婚、中の君は身ごもっている。薫は亡き大君の気持ちを思い、なぜ中の君と結婚しなかったのかと悔やむ。薫は中納言から権大納言に昇進し、右大将を兼任。中の君が男の子を出産。宇治へ行った薫、亡き大君によく似た浮舟と出会う。

    『源氏物語』のテーマ、つまり紫式部さんがこ

    0
    2025年09月17日
  • さがしもの

    Posted by ブクログ

    ずっと読もうと取ってた作品!
    タイトルからはどんな物語か分からなかったけど
    改題前のタイトル通りに"本"の物語だったんですね。
    短編集になっていて、1番印象的だったのは「ミツザワ書店」かな。
    開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろうって一文が1番心に残りました。
    本が好きな人はぜひ読んでほしい。
    読みながら「私は本が好きだぁぁ」となるから
    読んでるうちにいろんな小説が読みたくなる。
    そして本屋に行きたくなる〜!!!

    0
    2025年09月14日