【感想・ネタバレ】神さまショッピングのレビュー

あらすじ

夫にも誰にも内緒でひとりスリランカへ向かった私が、善き願いも悪しき願いも叶えてくれる神さまに祈るのは、ぜったい誰にも言えないあのこと――。神楽坂、ミャンマー、雑司ヶ谷、レパルスベイ、ガンジス川。どこへ行けば、願いは叶うのだろう。誰もが何かにすがりたい今の時代に、私のための神さまを求める8人を描く短篇集。

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Posted by ブクログ

角田光代さんの作品はあまり読んだことがない。八日目の蝉くらいかな。
可愛らしい表紙と軽いタッチのタイトルから想像するよりは、骨太で重さのあるストーリーばかりの短編集だった。
様々な事情を抱え、神様に会うために旅をする8人の女性の話。インドやミャンマーの秘境めいた寺や、ヨーロッパの巡礼地などへ、様々な思いを抱えて旅する女たちの話は、今すぐ自分も旅に出たくなるような、引き込まれる魅力がある。
抱える事情は様々で、軽重にも大きな違いはあるけれど、どれも人の心の葛藤や迷い、矛盾、弱さなどに共感できるものばかりだった。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 角田さん、久しぶり~。この引きずり込まれる文体、懐かしいです。
 インドなどの海外の神様詣で、自分は行きたくないと読者に思わせてしまうなんて、ある意味凄いです。
 還暦間際の夫婦が出てきますが、いろいろと重ねあうところが多くありました。そして、自分の中にあった黒歴史も思い起こしてしまい、夢見が悪くなってしまったではないですか。こんなに影響力のある作家さんはあまりいないですね。図太い私でもこうなのですから、前に「坂の途中の家」を人に貸したときに、「怖くて読めなかった」と返されたのも納得です。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

お参りとか祈りとか願いとか神様とか信仰とか、そういった見えないものに対する短編集。スリランカやミャンマー、インド、パリ、日本。無宗教な日本人だからこそ共感できる違和感や疑問がおもしろかった。同じこと思ったことある!と口に出しながら読んだ。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

不思議な感覚になった小説(短編集)だった。
まるで自分が辺鄙なアジアの寺院を巡っているような、
そしてそれぞれの主人公の人生を生きているような感覚にさせられた。
いい人なんだろうけど感性の違いすぎる夫との関係、ボケてるわけじゃないのに盗み癖のある離れた暮らす父親の悩み。
スーパーで起きた女児疾走事件が自分の講演した内容のせいだと思い悩む女性。
ほんとにリアルに描かれていて何通りもの人生をちょっと旅してきた感覚になった。

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2026年01月04日

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人が神様を乞うとき、神に祈るとき。それは特別なことなんかではなくて、きっと自然とみんな何かを願ったり、祈ったりするもんなんよなと改めて思う。

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2025年12月14日

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短編集。悩みを抱えた人々が、国内外の神様にお願いをしに行く。悩みそのものよりも、どちらかというと一生行けないだろうモンゴルやインドなど一緒に旅をした気になれたのが良かった。

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2025年12月07日

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自分の秘密の願いを叶えるために、マニアックな神様を訪ねていく人々の物語。
短編集で、それぞれの主人公がちょっと歪んでいて、自分の邪気だらけの願いを成就するための旅に出る。同じパターンとなるかと思いきやそれぞれに頷かされる。
毒の入ったくだりをサラサラと読ませる文章力が凄かっあ。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

話自体はさらっと終わっていくけど重い…
ドロドロした気持ちって誰にでもあると思うけど重い
藁にすがる思いってこんなことなんだなと思わせる内容ばかり神様によってその後どうなったのかとか一切ないのもなんか不思議な終わり方だなとも思った。
角田光代さんだから読めるって感じです。

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2026年03月01日

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神様を探す8つの短編集です。
私には難しい表現が多くて、読み進めるのに難儀しましたが、何編目かから、自分の中に入ってきやすくなりました。
救われたい、とか、神様に会いたい、とか、
許してもらいたい、とか、
ワタシは、その時々で思うことがあっても、
本気で行動に移したことはありません。
だから、パリに行ったことはあるけど、そんな教会があるなんて知らなかったし、
神楽坂、雑司ヶ谷、香港、、、。
ぜーんぶ観光であったり、街歩きで見つけたお寺だったり。
でも、神様にすがる人もいることは理解していて、ワタシも将来そうするかもしれないし。
そんな世界を見ることができた、と思えば、面白い小説だったな、と。

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2026年03月01日

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悩み事や迷った時に何かに頼りたくなる気持ちは誰にでもあるだろうと思います。
拠り所になるものって必要ですよね〜いろいろな気持ちわかる気がします。
う〜ん 
難しいけど最後は自分自身かな!

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

それぞれ何かを心に抱えた人が旅先で神様にお願いをする短編集
神様に祈りたい内容の重さとそれに関わる旅の軽さの加減が丁度良い

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2026年02月19日

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ここに出てくる女性たちが皆幸せでありますように。

彼女たちの痛みをもっとじっくり味わいたかったし、どう思ったのかもっとじっくり聞かせてほしかった。

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2026年02月11日

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神様を巡る短編集。5作目くらいから面白く感じた。どこか海外に祀られている神様を訪ねたところで即救われる…なんて事もなく…自分を救うもの、信じられるもの…案外傍にあったりするんじゃないかな と思った。
「神さまショッピング」のタイトルになるほどねと納得。この吉乃さんの罪と懺悔は何故これほどまでに??と思うけれど信じればそこに神さまは居るんじゃないかなーと呑気に思ってしまう私は特に信仰心はないが、キリスト教文学は好き。
そして最後の「絶望退治」は状況が悲しい親として。縁切り神社で「救われた」と思えたなら それは良かったけれど その先の現実を想像してまた暗い気持ちになってしまった。

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2026年02月10日

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悩みが深くなと何かにすがりたくなる。旅先で自分の気持ちを整理し神様にお願いをし、心をリフレッシュし改めて自分の生活と向き合う。そんな女性たちを描いた短編作品。

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2026年01月29日

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目に見えない何かを、目に見えない何かによって救われようとする。人間って弱い生き物。
救うのは自分自身でしかないのにね。

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2026年01月22日

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学生の頃、就活ついでに都内の神社巡りをしていたのを思い出した。
それぞれの主人公にいろいろな願いがあって面白い。

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2026年01月17日

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8編の短編集
世の中にはたくさんの場所にたくさんの神さまがいて
信じる人信じない人
すがりたいけどすがれなかった人

後半の3篇は少々シビア。

神様の存在を真剣に考えたことはない。
自分の中に自分だけの神がいて
俯瞰して自分をみているような気がしてる。
たまに助けてくださいと頼ってみる。

この本は神について考えるきっかけになったかもしれない。

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2026年01月03日

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角田さんが旅した世界中の様子がよくわかります。
自分もそこにいるくらいに。
特にインド。スピリチュアルな夫も怖いけど、なぜかいつの間にか飲み込まれ、ガンジス川に入っちゃう妻。

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2025年12月16日

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「しあわせになりたい、ゆるされたい」と願う人たちの8編の物語集。
いざ神仏に向き合った時の自分自身を見ているようで、これは日本人あるある、なのかもと思った。
ここぞという時に妙に肩に力が入ってしまい、雑念が押し寄せ、他人の願い事が気になり、作法に気を取られ焦り…そうこうしているうちに、神さまとの面会時間は終わってしまう。
祈ることが非日常なので、慣れの問題(笑)かもしれないが、賽銭箱の前で自分の番が終わった後の、あの何だかスッキリしない気持ちがよみがえった。

「神さまを信じたい、いや、この神さまじゃなくてもいい、迷いなく疑いなく当然のごとく信じられるものが、私にもあればいいのに。」p92

それはいつも行くお店の、変わらない味のラーメンでもいいのかもしれない。不安定な自分の日常を、ゆるぎない確かさで繋ぎ止めてくれるもの。自分の中の恐ろしい願いや、分かり合えなかった思いや、犯した罪、病気、そういうものすべてを受け止めて「だいじょうぶだよ」と言ってくれる存在が、ほしいのかもしれない。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

いろいろな事情があって神さまにお願いごとをかなえてもらいに行く話。
スリランカ、ミャンマー、香港、スペイン、インド、モンゴル、パリ、京都などを巡る八編からなる短編集。
日本以外はかなり行きにくい場所、遠い場所にあるので、登場人物たちの行動力がすごい。抱えている事情も重い。
主人公たちは自分も周りの状況もかなり客観的に見れているのに(いやだからこそ?)、外からは簡単にはわからない、神さまに救いを求めずにはいられない、厳しい現状を抱えていかなければいけないのが読んでいても苦しい。
さらっと書かれているのでサクサク読めるのだけど。
信仰心の強さは人によって違うけど、神に祈るって自分との対話という面も大きそう。

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2025年12月07日

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なかなか没入出来ず、進みが悪かった。
最終章の「絶望退治」がホントに絶望しかなくて、読んでいて暗い気持ちになり、ラストも救われるわけではない。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

縋りたいものがあると、どこまでも追求してしまうのか。ここまで神さまをとは思わないが、神社やお寺の雰囲気は好き。古さ、時間の経過を感じるからだろうか。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

神さまに願いたい思いがある。
誰にも言えない思いを…。
それは単に幸せになりたいという思いではなく、救われたいとか、縁切りであったり、悪しき願いであったりとさまざまである。
世界各国の神さまに会いに行く。8話の短編集。

「神さまに会いに行く」〜スリランカへ行き、父親を殺してくれと。
「落ちない岩」〜ミャンマーのいちばんの聖地で何を祈る?
「弾丸祈願旅行」〜香港で願うのは…
「にせ巡礼」〜サンティアゴのツアーで讃美歌。
「聖なる濁った川」〜インドのガンジス川に浸かる夫。
「モンゴルの蓋」〜20年前に離婚した元妻が亡くなり、思い出したこと。
「神さまショッピング」〜パリの教会で、吉乃はシンポジウムの講演でのことと女児失踪を関連させて。
「絶望退治」〜京都の縁切り神社で息子のことを…。

人は、神さまに何をお願いしたのかを誰にも言わないものだ…。
誰かに言うと叶わないからだろうか。
それとも言えないのか…。




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2025年12月02日

Posted by ブクログ

色々な国を神を巡ることができる小説
8つの短編集で8つの国の神様に願いを聞き入れて貰うお話です。

個人的には、「ニセ巡礼」が好きでした。
「ニセ巡礼」はスペインの巡礼の旅をテーマにしています。
個人的に行ったので、親近感を湧きながら読めました。
できるならツアーではなく。単独で行くと面白いです。

人は何かしら願いや思いがあると神様に頼りたくなるのだと感じました。
それがいい願いか悪い願かは人それぞれですが・・・

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2025年11月23日

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どこか苛立ちを感じながら読み始めました。それは私と重なるものがあるかもしれない。
私は外国までは行ったりはしてないけど神社仏閣は好きで巡ったりしました。手を合わせお願いするけれどする段階にやり、はて?私は何をお願いしたいのだろう。何を叶えたいのだろうとなること度々。
なのに雑誌やTVでここはすごいパワーを感じるとか願い事が叶うとか運気上昇などと聞くと行きたくなる。
行ってもそんな能力などない私はパワーなど感じた事ないのですけどね。

8篇の短編集。それぞれが抱える悩み、願い。自分で重なるものもあり、素直に楽しく読みましたとはいえない気分ですが読んでよかった。自分とまた少し向き合うキッカケになったと思える。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

短編集だけれども、どうもどれもきちんと読めなかったような。最後の「絶望退治」が一番良かったけれども、この本全体的に文字を追うのがしんどかった。読みながら気が分散してきちんと内容を読んでいないことが多かった。本人のせいでもあるけど、物語がもう一つ趣味に合わなかったのか、読んでも読んでも物語内部への門戸を開いてくれなかったように思う。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

大手旅行会社に連載されていたのかと思ったけど、違っていた。

国内・海外のいわくつき?神様をもとめて旅する短編集。
どれも事情を抱えながら神様にすがる姿はコミカルだ。、遠くはるばるやってくるという工程にも思いの強さを表明しているのも、あさましいが愛しい(笑)

あまり旅で、神様や願い事がきっかけでいくことはないけれど、こんな旅もあるし、人生観が変わる体験ができるのかもしれない。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

好きな角田光代さんの新作だと飛びついて読んだが、新しい感じの角田さんというか、いきなりスリランカの神さまの話から始まるから正直面食らった。好みじゃないかも、と思ったが、読みやすい角田さんの引き込まれる文体で、最後まで読み切った。タイトルが気になっていたが、そういうことか!と分かった時は衝撃だったし、今まで自分もいろんなインドネシアとかタイとか世界から、京都など日本の有名なところまで、そういえば神さま的な場所で祈ってきたな、ということを思い出した。
よく考えたら日本人の私が、熱心に信仰してるでもないバリの神様に願って叶うとか変な話なのだが、何かに必死に願いたくなる、祈りたくなる気持ちってあったな、と思った。私はそのために外国に行ったのではないのだが。表題作と、絶望退治、というタイトルのものがすごかった…絶望退治の内容って、きっと世間一般ではタブーな話。でもそこから逃げたくなる主人公の思いは伝わってきた。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

楽しみにしていた角田さんの新刊だけど…ちょっと合わなかったかな。もともと神様とかスピリチュアルな感じのものは苦手なのもあり。でも、旅をしたくなる短編小説として楽しめるし、スリランカには俄然行きたくなった。今はそういう叶えたいものはないけれども。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

夫にも内緒でスリランカへ向かった美津紀。善き
願いも悪しき願いも叶えてくれる神さまに祈るのは、
誰にも言えないあのことで…。「神さまに会いにいく」
など、今の時代の神さまを描く8編を収録。

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2026年01月04日

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