角田光代のレビュー一覧

  • 方舟を燃やす

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    自分の記憶や信念を疑わない人間と、自分自身の感覚すら信じられない人間。どちらにも共感しきれずずっと歯痒さを抱えたまま読み進めたけど最後まで解消されず、人間の不完全さだけが強く印象に残った

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    2026年06月21日
  • さがしもの

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    短編集として楽しめたが、一番心に残ったのはあとがきのエッセイ!

    本を読むことで、自分とは違う世界や人生に触れられる。その感覚に本当に共感した。

    物語の中に入り込み、知らない場所や知らない人生を体験できることが、本を読む醍醐味だと思う。

    読書が好きには特に響く一冊だった。

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    2026年06月19日
  • なんでわざわざ中年体育

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    購入本。角田光代さんの中年運動体験記エッセイ。

    中年になり年齢と精神と肉体がどんどんアンバランスになっていくというのは、今まさに私も実感している。角田さんのようにマラソンするほどの気力はないが、私も体調を崩してからは運動するようになりました。

    私も登ったことのある大菩薩嶺と棒ノ折山が出てきたのは嬉しかったな。どちらもとても良い山だった。このエッセイをよんだらマラソンやトレランにもちょっと興味が出てきました。

    最後に書いてある中年体育心得8ヶ条。そうそうと思う所がいくつかあった。私は、中年だと自覚する、高い志を持たない、ごうつくばらない、褒美を与える、他人と競わないは実践できてるかな。

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    2026年06月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    吾輩も猫である と同じように、百万回生きた猫を受けて著名作家さんがそれぞれ短編小説を書いたものを編纂した本です。
    広瀬弦さんの博士と猫がゾワっとしました。1番原作の意図に近しいものを感じました。

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    2026年06月15日
  • 八日目の蝉 新装版

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    有名な作品なので読んでみたが、なぜこのタイトルにしたのかピンと来なかった。
    特にストーリーを想像していたわけではないが、このような話だったのかと多少のガッカリ感が残った。

    この作品は女性中心の話で、出てくる男はダメ人間の象徴として描かれている。
    主人公は2人の女性か?
    誘拐犯の女性と、その女性に生後6か月の時に誘拐された女性。
    この2人の女性は、どちらも妻子のあるダメ男に惚れてしまう。

    誘拐犯の女性が生きるために選んだのがカルト集団。
    当然のことだが誘拐された女性もカルト集団によるマインドコントロールを受けることになる。

    どちらの女性もこの先の人生に明るい未来は見えていない。
    この物語は

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    2026年06月13日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    「わかる〜」と、「なるほど〜」が詰まっていた。
    自分がなぜそう思ったのか、感じたのかを深掘りすると、自分の考えがクッキリしてくるんだと思った。
    自分は好ましいと思ってないものを、他の多数の人が好ましいと思っていると、自分がその良さを知らないから頑張って知ってみようと努力する。だけど、結局良さがわからない時ってあるあるだなと思う。
    みんなそういうことがあるんだと思うと少し気が楽になるなぁ。

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    2026年06月12日
  • ひそやかな花園

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    文体は好きだし色んなことを考えさせられるけど、、
    あまり共感できるものではなかったからもう読まなくてもいいのかなぁ
    結論ももやっとしてるし
    まぁ前向きにやりましょう!人のせいにした人生じゃなくてさ
    ってことなんだけど。
    角田光代さんの文章はリアルに情景が思い浮かぶので好きです

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    2026年06月10日
  • 三面記事小説

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    友人から勧められての購入

    読んでいてつらくなった。6章立て、全て独立していて横のつながりは無し
    主人公たちが狂気に飲まれていくのがわかる。そこにゾクゾクしている自分がいた。狂気は日ごろから内在しているわけではなくて、これまでの積み重ねや立場などの積み重ねでふっと飲み込まれ、包み込まれ、爆発してしまう。そんな話が多い。

    以前、伊与原新先生の「海まで3キロ」などで、ふっと気持ちが軽くなって頑張ろうってなる瞬間の人が見れる小説だ。みたいなことを書いた。この本は逆で人間がふっと狂気に飲み込まれる瞬間を見ることができる。もうそこに行き着くまでの流れがなかなかにつらい。本当にどうしようもない社会の問題

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    2026年06月03日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    角田光代さんの食べ物エッセイ。
    共感できるところ、ちょっとそれどうなの?と思うところ多々あれども、すいすい読めてしまうのはさすが人気作家さんといったところ。
    しかし、お店の閉店時間は守った方がいいと思うんですよね。そこは強心臓のお友だちに強く言ったらいいんじゃないですかね…。

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    2026年06月01日
  • 森に眠る魚

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    ネタバレ

    5人のママの出会う流れ、私にはそれぞれが距離なし女に見えて序盤から不穏に感じた。急速に仲良くなる関係は壊れるのも早い。物語り進めるためには仕方ないんだろうけど。

    私は繭子が終始不快だった。繭子は現代だとグレーか黒と分類されてそう。茜預かるあたりの流れは読んでいてグロくて辛すぎた。
    なんで瞳もあれを頼ったのだろう、見えてる地雷を次々踏んでく母親達にイライラしてしまった。

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    2026年05月31日
  • 月と雷

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    2017年 映画化
    作者は過去のインタビューで「執筆中は登場人物全員が嫌いで、自分の人生に関わってほしくない人たちだった」と語っています。嫌な人を書く時も糾弾はせず、どこか自分にも同じ部分を見出して共感しつつも、距離をとって描いたと明かしています。

    ここに登場するのは、自分の身近にいたら「ちょっと面倒くさい」人々。

    男たちに次々に寄生する母親、定職につかずフラフラしてる息子、子ども時代に裸で男の子と遊んでいた女性‥

    まっとうではない人物を描きながら、作品全体をおおっている文学性。リアルな内面描写は見事です。だから、登場人物に共感はできないけど惹き込まれ、ページが進みました。そこが角田さん

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    2026年05月31日
  • 神さまショッピング

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    短編のうち、聖なる濁った川、絶望退治の2編が特に印象に残った。が、しかし、現在の精神状態には、ちょっと重めでした。また別の機会に読みたい。

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    2026年05月30日
  • 人生ベストテン

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    自分の「人生ベストテン」を考えてみても結婚、出産以外にとくに何も浮かばない。大きな決断や行動を避けてただただ怠慢に過ごして今があるような…
    こんなものなのかなぁ〜人生って。

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    2026年05月30日
  • タラント

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    ネタバレ

    星3.5
    『タラント』という言葉の意味は物語の後半になってようやく出てくるがどこか掴みきれない感覚を持ちつつ読み進める。

    物語のテーマはとても深く、祖父・清美の戦争体験や足を失ったこと、義足と共に生きる苦しさが描かれている。清美の心情には胸が締めつけられ、切なくて涙が出る場面が多かった。

    主人公のみのりも、大学進学で上京したものの思うように馴染めず、そんな中で出会ったサークル活動にのめり込んでいく。ボランティア活動を通して難民キャンプを訪れ、これまで知らなかった現実や情景を目の当たりにする。
    何か役に立ちたいと思うが故にみのりがやってしまった事に対する後悔だったり自分に対して失望する感じが

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    2026年05月28日
  • 私のなかの彼女

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    何かの対談で西加奈子さんが取り上げられていて、角田光代さんの本なら間違いないはずと購入。

    物書きという職業や昭和から平成の激動の時代を背景に、主人公の気持ちの移り変わり、成長していく様子を描いている話だった。

    個人的に入り込みにくいテーマだったからかゆっくりペースで読んだ。仙太郎や母親の発言や毎回真に受ける和歌にはイライラしたり、まぁそういう考えの人もいるのかと思ったり、同時に自分が言われた気持ちにもなり、色々考えさせられた。

    クリエイター的な仕事に就いている方や、近しい間柄の人間に対して漠然と大きな不満はあるものの、複雑な事情によりそう簡単に離れることはできない、みたいな状況の人に合う

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    2026年05月24日
  • 源氏物語 1

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    大河ではない別のテレビ番組の影響で。
    生活様式などの差こそあれ、千年前の人たちも今と同じような恋愛事情があったと実感できる。
    光君の完璧さは笑えちゃうほどだけど
    末摘花の姫君はあまりにも気の毒。

    古典常識を知らないので、読む前後にYouTubeで予習復習。

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    2026年05月24日
  • だれかのいとしいひと

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    ちょっとイメージしていたのとは違う短編集だった。
    普通からちょっとずれている登場人物のお話で、
    その世界にあまり馴染めないまま終わってしまったので少し残念だった。

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    2026年05月24日
  • 三面記事小説

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    すごいリアルです。
    すごい悲しい気持ちになります。

    人間が持つ特殊なエネルギーが、人間自身を錯乱させることもあるんですかね。とか、思いながら、読む。そんな本でした。

    そして解説を読んであっと気付かされましたが、
    人間の持つ特殊なエネルギーは愛情なんですかね。

    愛情っていうのはすごいエネルギーが強くって時には人を心から蝕んでいく。そうかー。そうだなー。って理解して。私はスッキリ感ありました。

    人間のリアルとそのダークな部分を書いた本で、それは私には悲しいなーという感想でした。

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    2026年05月21日
  • キッドナップ・ツアー

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    小学生の女の子が不器用なりに父親との旅を楽しみながら成長していく物語。
    無言でも一緒に過ごせるのが家族。
    最後に全ては自分の意思が大切ということを教えてくれる父親。他人のせいにするのでなく、自己責任だと

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    2026年05月18日
  • 異性

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    男と女について
    その通りだ、と
    どちらサイドの意見にも同意できた
    自分が不思議である
    分かり合えないところが面白いんだよなあ

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    2026年05月18日