源氏物語 5

源氏物語 5

880円 (税込)

4pt

栄華を極める光源氏への女三の宮の降嫁から運命が急変する。柏木と女三の宮の密通を知った光源氏は因果応報に慄く。すれ違う男女の思い、苦悩、悲しみ。最高峰「若菜(上・下)」から「鈴虫」までを収録。

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源氏物語 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 源氏物語 1
    880円 (税込)
    日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。 <疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!> 恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る、全8巻! 【読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】 とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じない強靭な物語だと知った。 ――角田光代 <出版社から> 「最後まで初めて読めました!」「角田さんの訳で物語の全体が分かりました」等、小説としての面白さが分かる現代語訳として大好評の角田源氏。 【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】 ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文 ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文 ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入 ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介  平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、54帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。400人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、1000年読み継がれる傑作。  『源氏物語 1』は、若き光源氏の姫君たちとの恋と許されぬ藤壺への思慕を描く。
  • 源氏物語 2
    880円 (税込)
    小説として鮮やかに甦った、角田源氏。藤壺は光源氏との不義の子を出産し、正妻・葵の上は六条御息所の生霊で命を落とす。朧月夜との情事、紫の上との契り……。「紅葉賀」から「明石」までを収録。
  • 源氏物語 3
    880円 (税込)
    須磨・明石から京に戻った光源氏は勢力を取り戻し、栄華の頂点へ上ってゆく。藤壺の宮との不義の子が冷泉帝となり、明石の女君が女の子を出産、上洛。六条院が上洛する。「澪標」から「玉鬘」までを収録。
  • 源氏物語 4
    880円 (税込)
    光源氏は夕顔の忘れ形見、玉鬘を引き取ったものの、美しい玉鬘への恋慕を諦めきれずにいたが、思いも寄らない結末を迎える。また夕霧はようやく最愛の人と結ばれる。「初音」から「藤裏葉」までを収録。
  • 源氏物語 5
    880円 (税込)
    栄華を極める光源氏への女三の宮の降嫁から運命が急変する。柏木と女三の宮の密通を知った光源氏は因果応報に慄く。すれ違う男女の思い、苦悩、悲しみ。最高峰「若菜(上・下)」から「鈴虫」までを収録。
  • 源氏物語 6
    880円 (税込)
    ついに最愛の紫の上が死去し、悲しみにくれる光源氏は念願の出家をはたし、源氏の物語は終焉に向かう。舞台を宇治に移し、源氏ゆかりの貴公子、薫と匂宮の物語が始まる。『夕霧』から『椎本』までを収録。 ************************************************** 生きる苦しさと、愛するかなしみ。 紫の上の死を迎え、悲しみにくれる光君は出家を決意し、 光源氏の物語はしめやかに終焉に向かう。 そして新たな物語、薫と匂宮が姫君たちと繰り広げる「宇治十帖」へ! 夕霧は亡き友、柏木の妻である落葉の宮に恋慕を募らせる。 紫の上は出家を果たせずに最期を迎え、心の支えを失った光君は、 悲しみにくれ出家を決意し、光源氏の物語は終焉に向かう。 「橋姫」からは、いよいよ宇治を舞台にした傑作「宇治十帖」が始まる。 「夕霧」から「椎本」までを収録。
  • 源氏物語 7
    880円 (税込)
    宇治の八の宮亡きあと、薫は姉の大君に求愛し、匂宮を妹の中の君と結ばせるが、大君は薫を拒み続け他界。次第に中の君に恋慕する薫に、彼女は異母妹の存在を明かす。「総角」から「東屋」までを収録。 どこまでもすれ違う、男と女の思惑―― 宇治と京を舞台に繰り広げる「宇治十帖」から、 薫と匂宮の宇治の姉妹との恋、そして浮舟―― 八の宮亡きあと薫は、宇治に残された姉の大君に 求愛し、匂宮を妹の中の君と結ばせるが、 大君は薫を拒み続けて他界する。 匂宮は中の君を京の二条院に迎え入れるものの、 夕霧の六の君と結婚。 中の君に次第に恋慕を募らせる薫に、 彼女は異母妹である浮舟の存在を明かす――。 「総角」から「東屋」までを収録。
  • 源氏物語 8
    880円 (税込)
    匂宮は宇治へ行き、薫と偽って浮舟と契りを交わす。浮舟は匂宮の情熱に惹かれるが、二人の関係が薫に知られ、入水を決意する。浮舟の愛と性愛、その結末とは…。「浮舟」から「夢浮橋」まで収録の完結巻。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

源氏物語 5 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    柏木、まさか。

    と一旦、本を閉じました。

    話がダイナミックに展開。
    みんなの思いが少しずつズレていく。
    あー。って思いながら、いままでで一番早く読み終わる。

    それにしても、六条御息所の執念というか、執着というか…この世から去るときは未練を残さないようにしなきゃな。

    到仕の大臣は気がつくのかな

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    奪ってきた側の源氏が奪われる側に。源氏が柏木の手紙を発見し、彼と女三の宮の関係に気づく件が素晴らしい。その読者を楽しませようとする展開はまさにエンターテイメント。現代小説となんら変わらないことを千年も前にやってるんだから驚くほかない。

    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

    あらすじは知っているので、角田さんの描き方を楽しみながら読み進めた。

    あとがきにある、紫式部が光源氏の恋愛以外に書きたかった「別のこと」が何なのか、次巻から読み解くのが楽しみだ。

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    「若菜 上」から「鈴虫」まで。源氏は39歳から50歳。ああ、柏木・・・。この巻では、源氏をはじめ様々な苦悩が描かれる。訳者の角田さんも仰っていますが、本当に運命はほんの少しのボタンの掛け違えで動いてしまう。次巻(6月発行予定)が待ち遠しい。

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    角田光代さん訳『源氏物語』5巻。「若菜 上」、「若菜 下」、「柏木」、「横笛」、「鈴虫」の5帖が収録されています。

    朱雀院出家。光君40歳の祝賀。朱雀院の姫君女三の宮が光君と結婚、六条院へ入る。光君、二条の宮に移り住んだ尚侍の君(朧月夜)を訪ねる。明石の女御、男の子を出産。明石の入道が命尽きるまで

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    女三の宮の登場によって、一番愛されてはいても、よるべない立場なのだと自覚してしまった紫の上の動揺が不憫だった。
    親もなく、幼い頃から光源氏にグルーミングされてひたすら光源氏の理想の女性として生きざるを得なかったのに、正妻は別の人になり、自分は結局何者でもないんだ、なんなんだこれは?と足元が崩れるよう

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    女三の宮はレイプされた上に、源氏に見下されてるのが不憫でしょうがない。温室育ちでほわっとしてるだけなのに…
    源氏の棚上げ気質には驚くばかり。

    源氏が紫の上に自分のことを「心のひねくれたつきあいにくい女だった」と言ってたことが本当に恨めしい…
    と再登場の六条御息所!
    やり過ぎだけど、気持ちはわかる。

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    光君がだいぶ大人になって、落ち着いてきた印象があります。あとがきで角田光代さんも書かれているけど、今までは光君が女性を奪う側だったけど、今度は奪われる側になって、三の宮と柏木の関係は光君にとっては因果応報というか、若い頃の行いがこういう形になって返ってきてしまったのかな、なんて思いながら読みました。

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    自身も、帝であった父の相手に恋して、その子供の冷泉院が実は自分の子である光君も、嫁である女三の宮と柏木の密通を知ることになる。そしてその子が生まれる。
     自分がしてきたことをされたまでだと思う。

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    (とてつもなく)長大な「若菜」とつづく柏木で、物語は大転換。
    女三の宮の降嫁に端を発する物語の中で、光君は老いて見え、紫の上が自身のポジションというものをしっかりはっきりと自覚してしまい、柏木は道ならぬ恋により滅んでいく。恋でちゃんとしっかり身を滅ぼすパターンははじめて?描くべくして描かれているイメ

    0
    2024年10月02日

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