源氏物語 7

源氏物語 7

880円 (税込)

4pt

宇治の八の宮亡きあと、薫は姉の大君に求愛し、匂宮を妹の中の君と結ばせるが、大君は薫を拒み続け他界。次第に中の君に恋慕する薫に、彼女は異母妹の存在を明かす。「総角」から「東屋」までを収録。

どこまでもすれ違う、男と女の思惑――

宇治と京を舞台に繰り広げる「宇治十帖」から、
薫と匂宮の宇治の姉妹との恋、そして浮舟――

八の宮亡きあと薫は、宇治に残された姉の大君に
求愛し、匂宮を妹の中の君と結ばせるが、
大君は薫を拒み続けて他界する。
匂宮は中の君を京の二条院に迎え入れるものの、
夕霧の六の君と結婚。
中の君に次第に恋慕を募らせる薫に、
彼女は異母妹である浮舟の存在を明かす――。
「総角」から「東屋」までを収録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

源氏物語 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 源氏物語 1
    880円 (税込)
    日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。 <疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!> 恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る、全8巻! 【読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】 とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じない強靭な物語だと知った。 ――角田光代 <出版社から> 「最後まで初めて読めました!」「角田さんの訳で物語の全体が分かりました」等、小説としての面白さが分かる現代語訳として大好評の角田源氏。 【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】 ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文 ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文 ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入 ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介  平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、54帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。400人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、1000年読み継がれる傑作。  『源氏物語 1』は、若き光源氏の姫君たちとの恋と許されぬ藤壺への思慕を描く。
  • 源氏物語 2
    880円 (税込)
    小説として鮮やかに甦った、角田源氏。藤壺は光源氏との不義の子を出産し、正妻・葵の上は六条御息所の生霊で命を落とす。朧月夜との情事、紫の上との契り……。「紅葉賀」から「明石」までを収録。
  • 源氏物語 3
    880円 (税込)
    須磨・明石から京に戻った光源氏は勢力を取り戻し、栄華の頂点へ上ってゆく。藤壺の宮との不義の子が冷泉帝となり、明石の女君が女の子を出産、上洛。六条院が上洛する。「澪標」から「玉鬘」までを収録。
  • 源氏物語 4
    880円 (税込)
    光源氏は夕顔の忘れ形見、玉鬘を引き取ったものの、美しい玉鬘への恋慕を諦めきれずにいたが、思いも寄らない結末を迎える。また夕霧はようやく最愛の人と結ばれる。「初音」から「藤裏葉」までを収録。
  • 源氏物語 5
    880円 (税込)
    栄華を極める光源氏への女三の宮の降嫁から運命が急変する。柏木と女三の宮の密通を知った光源氏は因果応報に慄く。すれ違う男女の思い、苦悩、悲しみ。最高峰「若菜(上・下)」から「鈴虫」までを収録。
  • 源氏物語 6
    880円 (税込)
    ついに最愛の紫の上が死去し、悲しみにくれる光源氏は念願の出家をはたし、源氏の物語は終焉に向かう。舞台を宇治に移し、源氏ゆかりの貴公子、薫と匂宮の物語が始まる。『夕霧』から『椎本』までを収録。 ************************************************** 生きる苦しさと、愛するかなしみ。 紫の上の死を迎え、悲しみにくれる光君は出家を決意し、 光源氏の物語はしめやかに終焉に向かう。 そして新たな物語、薫と匂宮が姫君たちと繰り広げる「宇治十帖」へ! 夕霧は亡き友、柏木の妻である落葉の宮に恋慕を募らせる。 紫の上は出家を果たせずに最期を迎え、心の支えを失った光君は、 悲しみにくれ出家を決意し、光源氏の物語は終焉に向かう。 「橋姫」からは、いよいよ宇治を舞台にした傑作「宇治十帖」が始まる。 「夕霧」から「椎本」までを収録。
  • 源氏物語 7
    880円 (税込)
    宇治の八の宮亡きあと、薫は姉の大君に求愛し、匂宮を妹の中の君と結ばせるが、大君は薫を拒み続け他界。次第に中の君に恋慕する薫に、彼女は異母妹の存在を明かす。「総角」から「東屋」までを収録。 どこまでもすれ違う、男と女の思惑―― 宇治と京を舞台に繰り広げる「宇治十帖」から、 薫と匂宮の宇治の姉妹との恋、そして浮舟―― 八の宮亡きあと薫は、宇治に残された姉の大君に 求愛し、匂宮を妹の中の君と結ばせるが、 大君は薫を拒み続けて他界する。 匂宮は中の君を京の二条院に迎え入れるものの、 夕霧の六の君と結婚。 中の君に次第に恋慕を募らせる薫に、 彼女は異母妹である浮舟の存在を明かす――。 「総角」から「東屋」までを収録。
  • 源氏物語 8
    880円 (税込)
    匂宮は宇治へ行き、薫と偽って浮舟と契りを交わす。浮舟は匂宮の情熱に惹かれるが、二人の関係が薫に知られ、入水を決意する。浮舟の愛と性愛、その結末とは…。「浮舟」から「夢浮橋」まで収録の完結巻。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

源氏物語 7 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    薫の亡き大君への強い思いはその面影を残す中の君や浮舟への思慕へと変わり、ついには浮舟を強引に宇治へ連れていく。大君がなぜ頑なに薫を拒むのかわからなかったが角田さんのあとがきで腑に落ちた。浮舟の登場に唐突すぎる感が有るのは否めない。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    大君、妹を差しだそうとするとは。

    薫、相当気持ち悪い(笑)
    いや。ほんとに気持ち悪い。クソ真面目なの?って思ってた自分が嫌になる。
    屈折してる。
    無理はしないけど、ずーっとまとわりつく。
    それでも自分は普通の、そこら辺の男とは違うと思ってる。
    (ある意味、別物だよ)

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    後半、浮舟の登場。その母君が、八の宮の娘であり、美しいこの姫を、それにふさわしい人と御縁を持たせたいと思うのは当然のことだと思う。
     しかしながら、この時代の女君は、自分の意志ではどうにもならないものなんですね。男の人が強引にやってきたせいなのに、女君が軽々しく思われてしまうとか。
     人の噂をみなと

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    薫が何度も京から宇治まで移動してるのでどのくらいの距離か気になってNAVITIMEで検索したら約15km。歩いたら3時間くらい。馬なら1時間ちょっとなのね。

    角田光代さん訳、本当に読みやすい。初めて宇治十帖まで読めました。紫の上が亡くなるあたりから、どんどんおもしろくなってきた。

    0
    2024年08月23日

    Posted by ブクログ

    解説にある通り、浮舟は和歌を詠まない。受け身だ。ただし、不快や嫌悪、不安はあることに尊厳は感じられる。角田光代さんは、薫がお嫌いのようだが、他の男性に比べると、女性の意に沿わず、手出しはしないことに、一種の救いを感じるのは、この貴族の男社会の異常性がもたらすのだろうか。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    女性のドロドロじゃなくて男性のドロドロで、もう目も当てられないくらいひどいけど、読み手としては面白い。紫式部恐るべし!残すはあと1巻。物語が何処へ向かうのか楽しみ。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    宇治十帖の「総角」から「東屋」まで。父八の宮が亡くなり、娘たちと薫、匂宮との関係、攻防のお話。皆それぞれの立場で悩む様が焦ったくも思うが、この後の展開も気になります。一つの帖がそれなりに長いです。

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    光君亡き後、物語の中心になっていく薫と匂宮。
    薫は不思議です。浮世離れしているというか。
    大君があっという間に亡くなってしまって驚きです。
    匂宮は中の君に言い寄っている時は本気なんだなと思ったけれど、浮気症な人。

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    角田源氏7巻は、「総角」、「早蕨」、「宿木」、「東屋」の4帖です。

    八の宮の死から1年、薫は大君を好きになりアタックするも、大君は受け入れない。大君は、自分よりも妹の中の君を縁付かせようと画策するが、薫は中の君に手を出そうとしない。匂宮が中の君にアタックし、結ばれる。大君、死去。中の君は二条院へ移

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    ・総角‥物語は父母を亡くし、宇治にひっそりと住む姉妹の話に移る。主人公は薫、あの光君の三番目の妻、女三の宮の長男だ。(実は父親は致仕の大臣(ちじのおとど、元頭の中将)の息子、督の君)
    薫は長女大君のことが大好き。なんとかしてお近づきになりたく、何度も手紙を出し何度も宇治に足を運ぶ。が、大君はそれが

    0
    2025年09月15日

源氏物語 7 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

角田光代 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す