あらすじ
『愛の不時着』『梨泰院クラス』『私の解放日誌』etc.コロナ禍をきっかけに韓国ドラマにハマった作家が、その多様な面白さを作家ならではの視点で綴る。
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Posted by ブクログ
韓流にハマってる人にはたまらない書籍。
そうそう!そうなんだよね!って思わず頷く場面がたくさんあった。
私が1番共感したのは「韓流俳優の名前が覚えられない」のところ。
韓流大好きなのに俳優さんの名前覚えられないんだよなぁ 泣
そんな感じで共感できる箇所が多々ありとても楽しく読めた。
この書籍を読んだ後はネットフリックスのマイリストが増えていること間違いなしだと思う 笑
Posted by ブクログ
角田さんもコロナのパンデミックで韓流ドラマにハマったのかとまず嬉しくなる。そして、ネタバレは嫌なので、私も見たドラマの感想を書いている項を読んでいくと、自分では到底言語化できない感覚を見事に文章化していて流石ですっ角田さんっっと握手したくなる。特に、韓国ドラマにどハマりするきっかけとなった「マイ・ディア・ミスター」の良さを、項をまたいで高らかに述べ、ひいては、イ・ソンギュンの死が悲しすぎて、多分もう見返すことはできない、と語っているところに共感を覚え、角田さんついて行きますっ!と誓ったことでした。
Posted by ブクログ
角田さんとドラマの好みが似ていて、分かるー!がいっぱいでまさに「生き別れた親族に会えました」でした。この年齢になっても心揺さぶるドラマに出会えるって本当に幸せなこと。
Posted by ブクログ
角田光代さんが韓国ドラマ沼にハマったなんて意外!と思って読んでみた。ご本人も意外と思った様子と一歩ひいた雰囲気で韓国沼におそるおそる足を踏み入れる(?)様子が私と同じかな?と、楽しく読んだ。この本で紹介されている中で私が見たことがあるものは『トッケビ』のみ。角田さんはあまりハマらなかったみたい。私は恋愛ドラマが苦手な割にどっぷりハマりました。
ご紹介いただいているもので気になったものをメモ。少しずつ観ていこうと思う。角田さんの感想と答え合わせする楽しみが増えました。ありがとうございました。
【観たいドラマ・映画】
その年、私たちは
二十五、二十一
ナビレラ -それでも蝶は舞う-
まぶしくて ―私たちの輝く時間―
D.P. -脱走兵追跡官-
ザ・グローリー ~輝かしき復讐~
ホームタウン
私たちのブルース
ウ・ヨンウ弁護士は天才肌
無人島のディーバ
私の解放日誌
サイコだけど大丈夫
チスル
愛の不時着
マイウェイ 12,000キロの真実
タクシー運転手 約束は海を越えて
1987、ある闘いの真実
【読みたい本】
『韓国映画から見る、激動の韓国近現代史 歴史のダイナミズム、その光と影』
『役に立たない日々』
20250722
Posted by ブクログ
これは危ない本です。
なぜかと言うと、作家の角田光代さんがご覧になった韓国のドラマや映画についてお書きになっているからです。
そんな文章を読んだらどうなるか?
見たくなるに決まっています!
寝る間も惜しんでDVDや配信を見て、、、
そして、沼にハマってズブズブと、、、
ズ
ブ
ズ
ブ と。。。
それで大丈夫なのか、わたし?
いいえ、ぜんぜんケンチャナヨじゃない!
ああ、怖い!
でも、、
読んでしまいました。。w
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』が最初に書かれていたのが悪い!
わたしもこのドラマを見てましたから。
自分が見たドラマ・映画について書かれていたら、もうおしまいです。読むしかありません。
角田光代さんは冒頭で、こう語ります。
「2020年、パンデミックのはじまりとほぼときを同じくして、ドラマといえば私はほぼ韓国ドラマしか見なくなってしまった。~中略~パンデミックになっていなかったら、きっと見ていなかっただろう。」
「それまで私はとくべつに映画好きでもドラマ好きでもなかった~中略~こんなに見るようになったいちばんの理由は、やはり飲み会が減って家にいる時間が増えたせいだが、その次の理由としては、やっぱり韓国映画・ドラマの魅力にはまったのだと思う。」
各章では、さまざまな作品について語られ、各章末には「今回取り上げた主な作品」コーナーがあり、脚本家・監督の名前、あらすじ(役名と俳優名を含む)がまとめられています。便利な作品ガイドになります。
また、2章の本文の前には注意書きがありました
「はじめにおことわりさせていただきたいのですが、本文にはドラマのネタバレも含みます。なので、『〇〇作品名〇〇』と『〇〇〇〇』を見る予定のかたは、どうぞ視聴後にお読みください。」
でも、読んでから見るか、見てから読むかは、あなたしだいです。
わたしは、先に本を読んで、見る作品を選ぶことにしました。
事前の説明は、これで終わります。
では、沼にハマる覚悟ができた方から、どうぞお読みください♡
〔目 次〕
1 つれづれなるままに
2 恋愛ドラマの、恋愛以外
3 シーズン2を待ちながら
4 身の危険を感じるやめられなさ
5 アンチではないエイジング
6 何かしなければ何も変わらない
7 悪役が極悪であることで救われる
8 カルト宗教というジャンル
9 島の歴史と、今を生きる人たち
10 ヨンウとモクハが私を励ます
11 財閥というジャンル
12 過去の伝えかたとしての娯楽作品
13 過去の伝えかたとしての娯楽作品・2
14 「ハマる」とはこういうことか
15 ソル・ギョング度と、彼の主演ドラマについて
16 私の好きなドラマ
17 韓国版『紙の月』あれこれ
付録 パンデミックと韓国ドラマ/
ドラマの本気と日常的啓蒙/本気度のシンクロ
●本書で取り上げられた主な作品●
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016)
『愛の不時着』(2019)
『梨泰院クラス』(2020)
『その年、私たちは』(2021)
『二十五、二十一』(2022)
『イカゲーム』(2021)
『地獄が呼んでいる』(2021)
『SKY キャッスル~上流階級の妻たち~』(2018)
『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』(2021)
『まぶしくて-私たちの輝く時間-』(2019)
『ペパーミント・キャンディー』(1999)
『D. P. -脱走兵追跡官-』(2021)
『悪魔を見た』(2010)
『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』(2022)
『サバハ』(2019)
『グリッチ-青い閃光の記憶-』(2022)
『ホームタウン』(2021)
『私たちのブルース』(2022)
『チスル』(2012)
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022)
『無人島のディーバ』(2023)
『黄金の私の人生』(2017)
『Mine』(2021)
『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)
『1987、ある闘いの真実』(2017)
『パチンコ』(2022)
『ミスター・サンシャイン』(2018)
『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011)
『シークレット・ミッション』(2013)
『レッド・ファミリー』(2013)
『国際市場で逢いましょう』(2014)
『シルミド』(2003)
『力道山』(2004)
『旋風』(2024)
『私の解放日誌』(2022)
『紙の月』(2023)
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私は読書が好きですが、韓国ドラマを見るのも好き。著名な角田さんが韓国ドラマについて描かれていたコラムということで、楽しみにしていました。韓国ドラマガイドにもなりますが、やはり作品をみている方が楽しめる内容となっています。
韓国ドラマをみていると、なぜこんなに面白いんだろう?と疑問に思うことがありますが、角田さんがその面白さを分析して下さっていて、なるほど!と納得しました。俳優の顔や名前が覚えられなかったり、視聴したことのある作品をみるまで気づかなかったりと、角田さんの微笑ましい姿も笑えます。紹介されていた視聴していないドラマ
も面白そうなので、早速みたいと思います。
Posted by ブクログ
韓ドラにハマった角田さんのコラム集。私は登場人物区別ができやんくて「ウヨンウ弁護士は天才肌」「怪物」「あなたが眠っている間に」しか見てないんやけど、コラム読みながらまた韓ドラ見たくなった。ちなみに見た上の3作はほんまに面白くて大好きなやつ。韓国映画ならブラインド良かった!
Posted by ブクログ
角田光代のエッセイはどんな題材でももれなく読むことは決まっているけれど、角田光代と韓国ドラマ、という取り合わせがめずらしくて読む前からワクワクした。
角田さんはコロナ禍、おうちで過ごさねばならない毎日のなかで韓国ドラマにハマったのだそう。
ネタバレ満載で、各エッセイの冒頭に「これからご覧になるかたはその後にお読みください」といった注意書きが、しょっちゅう出てくるのが可笑しかった。
すでに見ている人が読んだら共感できたりして面白いのだろうけど、私のように「まだ見ていない」かつ「これから見るかもわからない」といったタイプでも、逆に別の視点から楽しんで読めた気がする。
韓国ドラマ(映画も)をみた角田光代さんは、とにかく泣きまくっている。大泣きしている。
勝手なイメージだったんだけど、韓国作品ってドロドロしたテーマが多いから、日本でいうところの昼ドラ的なものばっかりな印象があったけど、どうやら違うらしい。
朝鮮半島の複雑な歴史があり、セクシズムや男尊女卑がある。本気で愛を信じていて、本気でうつくしいものを描こうとしている。そして出来上がったエンタテインメントなんだ、と。
〈こんな重要で深刻なできごとを、映画をとおして知るなんて、と呆れる人もいるのかもしれないけれど、私はそのことに感銘を受ける。政治の場で何が起きたのかだけでなく、市井の人々にいったい何が起きたのか、その結果現実がどのように動いたのか、あるいは動かなかったのか、それを伝えるのは研究や学問だけではない、どんな手法でも伝えられるはずで、いや、映画やドラマという方法をとったほうが、もっと広い層に伝えていくことができるはずだという、作り手の念を感じるのである。私がもっとも感動するのは、どの作品もエンターテインメントとして完成されているところで、エンタメ化といってもできごとを美化するのでもなく、権力者側を正当化するのでもなく、また、おもしろおかしくするわけでもない。何が起きたかという事実あるいは真実を、よりわかりやすく、共有可能なナラティブとして提供するということだ。〉
私は、韓国作品の大袈裟だったり、ありえない!という展開だったりするところがどうにも苦手で、ママ友に勧められ挑戦しては一、二話で挫折する……ということを繰り返してきた。
けれど、「本気のエンタテインメント」という視点を得て、こちらも本気の視聴者になってみようかと思えた。
おすすめ作品と、その見どころもたくさん知ることができたので、まずは『トッケビ』と、角田光代さんがもっとも好きだという『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』から、腰を据えて見ることにしよう。
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「韓国ドラマは感情を表出させるほうが自然なのに対し、日本のドラマでは感情の流出は、激しくなればなるほど嘘くさい、、、」と筆者がいうとおりで、それこそが韓国ドラマに沼る理由の一つではないかな。
色々と良さそうな作品を紹介してくれているものの、Netflixのものが多く、契約してない私はほとんど見れないのが悲しい、、
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日本のドラマと映画が好きすぎて、韓国ドラマ・映画にはまるほどではないけど、まあまあ見ているわたしにとって、
よくわかったことは、角田さんとはまったく趣味が違うってこと‼️‼️
趣味が違うと言うよりは、真反対ってことね‼️
(角田さんの小説は好きよ❤️)
そ・れ・な・の・に‼️‼️‼️
なぜか一番好きな韓国ドラマが同じとは…
『マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜』
そして、イ・ソンギュンさんの死が悲しすぎたこと…
あと、俳優さんの名前も顔も覚えられず、違う役になった時に、それが同一人物だと気が付かないところ…
趣味は違っても、共通点がたくさんあって、ちょっと面白い…
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小説家・角田光代による韓国ドラマ談。なんでこんなに韓流ドラマにハマる人が多いのか、その疑問解明のために読んでみた。
角田氏によると、韓国ドラマは本気度が違う。本気で美しいものを描こうとし、純粋なもの、いのちは救えなくてもたましいを救うなにかを信じている。
韓国ドラマは、激しく感情を表出させるのが自然であり、えげつなく過酷で悲惨な物語も多い。設定も財閥令嬢とか、どこまでも悪の権化みたいな完璧な悪役とか、運命のいたずらが過剰だったり、とにかく盛り盛りらしい……
そういう特徴はこの本を読む前から聞いていて、だからこそ韓国ドラマは見る気がしなかったのだけど、角田氏の話っぷりからちょっと興味が湧いてきた。
物語がぬるくなく、想像のはるか上をいく展開で、そんなに好きじゃないと思いつつ引き込まれて見続けてしまうというあたり、体験してみたくなった。
そりゃ作りすぎだろうあり得ない、という設定、まっすぐにテーマを突き詰めていく作り手の熱量。溢れるばかりの感情で揺り動かしにくる演技。見るものにカタルシスを与えるのが韓国ドラマなのかなと想像した。
また、韓国ドラマは最新の社会批判を含んでいたり、シビアな政治・歴史が織り込まれた物語が多いのも見どころらしいので、見てみたいと思う。
Posted by ブクログ
2020年のパンデミックのはじまりと同時に韓国ドラマにハマってしまったという角田光代さん。
もうかなり前の冬ソナブームのとき、みんな韓国ドラマを見て旅行に行き…というなか、私は全く見なかった。
今もあえて見ることもない。
何故かというときっとハマるのだろうと予測でき、そうなるのを避けるためにあえて見ない。
何も手につかなくなる恐れがあるからだ。
だからあらすじを知り、なるほどと思うだけで充分なのである。
日本のドラマは、けっこう見るのでリメイクされた『梨奏院クラス』や『SKYキャッスル』など、やはり釘づけになったわけだ。
映画の『パラサイト』も観た。やはり良いのだ!
そうなると、やはりひとつ見出したら際限なくなるわけで…見ない。
『ホームタウン』『私たちのブルース』『チスル』など見たいが、それより積ん読本が山のように…
いつか見てハマるかもしれない。
Posted by ブクログ
最近TVを少し大きなのに買い替えた。
すると“リモコン”の先端は「NETFLIX」「UーNEXT」「hulu」「youtube」などなど動画配信サービスのボタンが存在感大きく鎮座している。
これはテレビのリモコンではないの?と思うくらいに。
たまたま動画配信の一つを見る機会が。
「冬のソナタ」の頃はハマってしまっていたが、、、最近はハマるのが怖くてさけていた。
でもまあ、いろいろ勧められて お決まりの「愛の不時着」から。
そんな時 この本を目に。
直木賞作家の角田光代さんなら どんな風に“韓国ドラマ沼”にハマるのか?興味深く。
さすが作家ならではの視点で読み解いてくれる。
なかなか参考に。
「韓国ドラマは、いのちは救えなくても
たましいを救う何かを、
ひたすらに信じている」かな。
Posted by ブクログ
韓国ドラマ…イカゲームくらいしか観たことないのに角田さんが好きだから読んだ若干アウェイな感じだったけど観てみたいなと思うドラマはいくつかメモった!
Posted by ブクログ
コロナ禍をきっかけに韓ドラにハマった角田さんのエッセイ集。
『冬のソナタ』でヨン様ブームが起きた頃、私も右へ倣えと視聴したがハマらなかった。
ところが、SNSで知り合った友人から「小百合さんが絶対好きだと思う」と送られて来た1本のドラマで韓ドラ沼へ真っ逆さま。
当時の視聴ノートを確認した所、ドラマ300本以上と映画100本弱視聴していた事に驚き!
ここ数年は読書に時間を費やしているが、あの頃は韓ドラ三昧だった。
角田さんご紹介のドラマはどれも面白そう。
韓ドラに対する捉え方も興味深くて、作家さんの目の付け所に唸る。