私のなかの彼女

私のなかの彼女

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

「男と張り合おうとするな」醜女と呼ばれながら、物書きを志した祖母の言葉の意味は何だったのだろう。心に芽生えた書きたいという衝動を和歌が追い始めたとき、仙太郎の妻になり夫を支える穏やかな未来図は、いびつに形を変えた。母の呪詛、恋人の抑圧、仕事の壁。それでも切実に求めているのだ、大切な何かを。全てに抗いもがきながら、自分の道へ踏み出してゆく、新しい私の物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    私のなかの彼女
  • タイトルID
    :
    399785
  • 電子版発売日
    :
    2016年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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私のなかの彼女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母も恋人も変、でも普通なのかも、子供や恋人には自分の感じる普通を押し付けたいのが普通なんだろうな。
    15年付き合った終わり方は寂しいけどこんな女と付き合えないのもわかる。
    ふらっと始めたのに才能あってすごい、色んな現実に徐々に打ちのめされながらそれでも前を向く姿はかっこいいしカタルシスがある。
    角田光代に少し毒気のある日常を描かせたら右に出るものはほぼいないと思ってるので、そんな描写が15年分も続いて嬉しかった。

    0
    2026年01月17日

    Posted by ブクログ

    背景は昭和後期から平成初期
    明治?大正?を生きた作家志望の祖母の面影を追うにつれて、自身も物書きとして生活しようとする主人公和歌
    「○○なのにイタイ」「女のくせにがつがつして」「どうして当たり前ができないの」「卑しい顔になった」恋人の態度や母親の言葉がぐさぐさ刺さる読者も多いはず
    祖母の「男と張り合おうとするな」の意味に、作者の伝えたかった当時の社会を感じることができました

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    展開が素晴らしい。
    引き込まれて、一気に読んだ。

    読みながら、「書きたい」という想いと「才能」の間に
    あるヒリヒリするような乖離やせめぎあい。
    また、人が人と関わり、近くなればなるほどに見せられる
    あまりに酷い一面。
    それを読み止めることなく、一気にラストまで読ませて
    苦しい中にも、光る希望を見せてくれるのが
    角田さんの凄いところだなぁ、と改めて思う。

    何度も何度も読み返すたびに、歳を重ねるごとに
    違う味わいを感じさせてくれると思われる
    大事な一冊に出会えた。

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    うわーーー中盤すごく頭が重くなった。
    本当にいろんなことを考えながら読むことになった。
    これを読んだ大事な人と感想を言い合いたい。
    でも大事な人にこの本を読んでもらうのが怖い。
    ちょっと自分の考え方が和歌と似てるかも、と思って、
    若干の危機感を抱いた。
    そんな感覚も、大学生の時の和歌みたいだなと自分で思う。
    うわーうわーうわー、面白かった。もう一回読んで、自分の言葉できちんと感想にしたいけど今はこんな言葉たちしか出てこないな。。。

    0
    2023年11月22日

    Posted by ブクログ

    やはり俺が尊敬して敬愛する偉大なる作家先生である
    角田光代様の作品!
    とても面白かったです。
    読んでいて、どの人物にも自己投影できないんだけど
    そこは、さすがの文章力でどんどん読み進められました。
    なんとも感想を書くのが難しいのですが、
    文庫本の最後の解説で津村記久子が書いているのが
    本当にその通りと言った感じでございました。

    本編を読む前にこの解説を読んでからだと
    めちゃくちゃ読みたくなるかもしれません…

    この解説の最後がまさにこの小説を表しているので抜粋します。

    「精一杯生きること」よりも価値のあることなんてあるんだろうか。
    「自分の人生を生きる」気概とは何か。
    この小説は、「生き方を教えてあげる」という本より精細に、どんな先人の知恵よりもフェアに、そのことを教えてくれる。
    読む人の心に、小さいが簡単に消えない生きる勇気を灯す。

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    すごい本を読んでしまった。角田さんは大好きなのに、このタイミングまでこの本を読んでこなかったが、今がそのときだったのだと思った。解説がこれまた大好きな津村記久子さんで、まさに私得。
    主人公の和歌が母親に「あんたはおかしい」と言われるところは、自分の昔の記憶と重なって一度ページから目を離す必要があった。
    終盤、和歌が歴史的建造物や文化遺産を見ても物足らず、そのはずれの道を行き交う人々や雑多な様子を見て、その土地で暮らす人が見たかった、と気づくシーン。人が怖いくせに人に興味があるもいうのも、最近の私と重なった。
    誰かに「あなたは普通だ。大丈夫だ」と言ってほしい、肯定してほしいという願い。おかしくないと言われないと自分が間違っているかもしれないという底知れない恐怖。そんな化け物を内側に飼いながら、それでも人との関わりを辞めずに生きていく。
    和歌はこれから誰かと深く関わることができるのだろうか。私もこれから物を書いていきたいが、仙太郎の言葉が呪縛として思い出されることがあるかもしれない。そんなときに、私の支えになるものはなんだろう。
    なんとなくで始めたことでも、それが思わぬ方向に導いてくれるることはある。「人は運命を避けようとした道で運命に出会う」というような言葉もある通り、今やっていることに不安を覚えても、目の前にやってきたことには真摯に向き合いたい。

    0
    2022年08月25日

    Posted by ブクログ

    20年分くらいの物語なので、読んでいてあの出来事から何年も経ってるんだと思う機会が多かった。
    その時々の世相が描かれているのでイメージしやすい。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの角田さん。
    以前読んだ本の内容はすっかり忘れてしまったしまだ若い頃だったので、再挑戦。

    こちらは自信のない大学生が、
    成功者の彼氏に劣等感を持ち続け、
    対等になるべく奮闘する話。

    自分の限界を決めるのは自分自身、
    みたいなところは良かった。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    盛者必衰とか必衰盛者って感じの話

    特にドーンって出来事があるわけでもないのだけれど、仕事と生活、がテーマのお話

    「女性」が主人公、テーマの話が読みたくて手に取る
    なにかsns で誰かが紹介していた気がする
    津村記久子さんが解説書いてるから、津村さんかな?

    角田さんの作品、まだ読みたい

    本が読めるカフェも見つけたい

    忙しいぞ

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    3日で一気読み!面白かった
    対岸の彼女を読んで興味を持った角田さん。角田さんの書く文章は力があって圧倒される。

    0
    2023年10月18日

私のなかの彼女 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    私のなかの彼女
  • タイトルID
    :
    399785
  • 電子版発売日
    :
    2016年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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