三月の招待状

三月の招待状

550円 (税込)

2pt

8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ…。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった想い――再会をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在の狭間で揺れる姿を描く、大人の青春小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

三月の招待状 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    年下と同棲しながらコラムニストをしている充留、離婚式を盛大に開く裕美子、早くに結婚し専業主婦をしている麻美。
    大学時代の仲間たちが30代の心の葛藤やもやもやを抱えながらわちゃわちゃするんだけど、なんだか自分の友達を見ているみたいなリアルさがさすが角田光代さんだと思った。
    読み終わったあとの気怠い切な

    0
    2024年06月13日

    Posted by ブクログ

    学生からの付き合いを、こんなに緻密に続けていくのは難しいように思う。そこがお話な訳か。

    こんな長くて緻密な関係でも心の中で思っている事は全て話す訳ではなく、そこに多少のズレや誤解があって…じゃ自分はどうするか?という事で
    女性軍はそれぞれの道を歩き出したように感じる。
    対して男性軍。なんだかヤバい

    0
    2021年06月13日

    Posted by ブクログ

    若い頃、三十代、四十代になったら
    ちゃんとした「大人」になってるわだろうなと
    漠然と思ってた…
    でも、現実には全然ちゃんとした大人にもなってなく
    昔と何ら変わらないまま

    この小説の人達もカッコいい大人になりきれず、
    いたずらに年を重ねていく、決着のつけられない人々。
    そんな人たちと、心の痛みを分け

    0
    2019年10月04日

    Posted by ブクログ

    角田光代さんの書く言葉からはいつもいろんなことを気付かせられる。
    当たり前だと信じているが、本当はそうではないことを心の底では知っている。無意識に目を逸らしてきたことを、登場人物の心の動きに乗せてさりげなく問いただしてくれる。そして、多くの作家が書くきれいな部分だけではない、「本当の気持ち、本当に言

    0
    2016年09月14日

    Posted by ブクログ

    学生の頃は、個々の価値観の違いはあまり大きくはないものの、大人になると、それぞれの生活が大きく異なることもあり、価値観も大きく違う。
    それまで同じだと思っていた友人との価値観のズレを今になって感じてしまったことがわたし自身にもある。ただ、それは置かれている環境の違いからズレることも当たり前のことなの

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    学生時代のつるんでいた男女グループが離婚式によって再会し、それぞれの恋模様や価値観、人間らしい悩みがありつつ進んでいくという本です。

    それぞれの譲れない価値観の表現が上手だなあという印象の本です。

    読み応えがあって面白かったです!角田光代さんの本は『八日目の蝉』以降久しぶりに読んだのですが、良い

    0
    2024年05月30日

    Posted by ブクログ

    面白かった
    15年別れたりより戻したりの裕美子と正道カップルの離婚式からはじまりその学生時代の仲良しグループ一人一人に各章ごとに主人公が代わり焦点が当たっていく

    36になる男女の心境がリアルでよかった

    0
    2023年09月02日

    Posted by ブクログ

    かなり好き。
    どこにでもありそうな話。
    筆者は誰よりの人生を生きてきたんだろう〜

    私は裕美子よりかなって思った。正道となんだかんだくっついて欲しい気もあるし、新たな幸せな人生を歩んでいって欲しい気もある。
    共感系!

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    大学時代のなかよしグループが30代になって離婚や同棲や不倫や失踪などの日々を過ごしながら学生当時を振り返る青春ノスタルジー小説。作者が最も得意とするジャンルでは?あからさまな品のなさが心地いい。

    0
    2021年12月28日

    Posted by ブクログ

    私も彼らと同じように未だに大学時代を懐古している人間なので、人ごとと思えず一気に読みきりました。
    何も変わらないことは、良いことでもあり良くないことでもあり、でも悪いことではないんだろうなとぼんやり思えました。
    男女の友情がいつしか男女の友情でなくなったのちは、長い時間を経てこれくらいの人間同士の交

    0
    2021年07月09日

三月の招待状 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

角田光代 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す