【感想・ネタバレ】三月の招待状のレビュー

あらすじ

8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ…。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった想い――再会をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在の狭間で揺れる姿を描く、大人の青春小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

年下と同棲しながらコラムニストをしている充留、離婚式を盛大に開く裕美子、早くに結婚し専業主婦をしている麻美。
大学時代の仲間たちが30代の心の葛藤やもやもやを抱えながらわちゃわちゃするんだけど、なんだか自分の友達を見ているみたいなリアルさがさすが角田光代さんだと思った。
読み終わったあとの気怠い切なさが良い。

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2024年06月13日

Posted by ブクログ

学生からの付き合いを、こんなに緻密に続けていくのは難しいように思う。そこがお話な訳か。

こんな長くて緻密な関係でも心の中で思っている事は全て話す訳ではなく、そこに多少のズレや誤解があって…じゃ自分はどうするか?という事で
女性軍はそれぞれの道を歩き出したように感じる。
対して男性軍。なんだかヤバい人たちばかりだと思ってしまった。

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2021年06月13日

Posted by ブクログ

若い頃、三十代、四十代になったら
ちゃんとした「大人」になってるわだろうなと
漠然と思ってた…
でも、現実には全然ちゃんとした大人にもなってなく
昔と何ら変わらないまま

この小説の人達もカッコいい大人になりきれず、
いたずらに年を重ねていく、決着のつけられない人々。
そんな人たちと、心の痛みを分け合うたねの場、
そんな小説だ(香山リカの解説より)

本文から抜粋

私たちはみな、自分がこうしたい、と相手にこうしてほしい、を混同させながら生きてるんだ。
それが関係というものなんだ。

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2019年10月04日

Posted by ブクログ

角田光代さんの書く言葉からはいつもいろんなことを気付かせられる。
当たり前だと信じているが、本当はそうではないことを心の底では知っている。無意識に目を逸らしてきたことを、登場人物の心の動きに乗せてさりげなく問いただしてくれる。そして、多くの作家が書くきれいな部分だけではない、「本当の気持ち、本当に言いたかったこと」をおしえてくれる。
だから、角田さんの本を読むときはいつも覚悟がいる。一生懸命に何重にも取り繕ってきた自分の感情や人格の本当のところを見透かされているようで、こわい。自分が本当は何を考え、どんな人間であるのか、あるいは何者でもないのではないかということに気付いてしまうのが、こわいのだ。そして、私が角田さんの小説を読むことをやめられないのも、この「気付き」がたくさんあるから。

「三月の招待状」はまさしく私の中で「気付き小説」だった。
登場するのは大学時代をともに過ごした三十歳をとうにこえた男女。
仕事もあり、恋人もいる、端から見れば「成功」している女性なのに、未だに大学時代の恋が片隅にちらついている充留。大学時代から付き合ったり別れたりしたのちに結婚し、結局付き合っていたときと同じような原因で離婚してしまう裕美子。そしてその別れた夫、正道。大学時代に成功を遂げ、周囲からも一目置かれる存在であったが、栄光が過去になってしまった今になっても自分の立ち位置など考えずに自由に生きている宇田男。学生時代はみんなの中にいながらも、ださいと思われないよう必死だった、今では幸せな家庭を築く専業主婦の麻美。
登場する5人が5人とも、それぞれに今を生きているけれど、どこかで過去に縛られて生きている。それぞれが今の自分を認めているふりをしている。けれど、それはただ「認めようと努力している」姿なのだ。この「必死で認めようとしているだけ」という事実を、角田さんはごく自然に露呈してしまう。そして、読者も自分が無意識のうちに過去に縛られて生きているという事実に気付いてしまうのだ。

私は決して特別な人間ではない。けれど、心のどこかで「自分は特別だ」と信じている部分は少なからずあるだろう。しかし、私は、私たちは、本当は何者でもないのだ。だから、過去なんていうちっぽけなものにすがりながら、何者でもない自分に必死で色をつけ、特別なものにしようとするのである。それが自分の意識のもとにはないと思っていても。
ただ、過去に縛られて生きるのも自分であるが、その過去が形成したのが今の自分であることを忘れてはならない。過去は今の自分を作り上げたもの。その過去には感謝しながらも、過ぎ去りしものにいつまでもとらわれることなく、前に進んでいくことこそが何者でもない私たちのすべきことではないだろうか。
変化を怖れず、過去の自分もこれからの自分も本当の自分として受け容れられる人間になりたいと思えた作品だった。

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2016年09月14日

Posted by ブクログ

学生の頃は、個々の価値観の違いはあまり大きくはないものの、大人になると、それぞれの生活が大きく異なることもあり、価値観も大きく違う。
それまで同じだと思っていた友人との価値観のズレを今になって感じてしまったことがわたし自身にもある。ただ、それは置かれている環境の違いからズレることも当たり前のことなのである。ズレすらも広く受け入れられるような人になりたいなと思う。

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2024年07月14日

Posted by ブクログ

学生時代のつるんでいた男女グループが離婚式によって再会し、それぞれの恋模様や価値観、人間らしい悩みがありつつ進んでいくという本です。

それぞれの譲れない価値観の表現が上手だなあという印象の本です。

読み応えがあって面白かったです!角田光代さんの本は『八日目の蝉』以降久しぶりに読んだのですが、良い意味でまた全然違う内容で、また他の作品も読んでみたくなりました。



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2024年05月30日

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面白かった
15年別れたりより戻したりの裕美子と正道カップルの離婚式からはじまりその学生時代の仲良しグループ一人一人に各章ごとに主人公が代わり焦点が当たっていく

36になる男女の心境がリアルでよかった

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2023年09月02日

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かなり好き。
どこにでもありそうな話。
筆者は誰よりの人生を生きてきたんだろう〜

私は裕美子よりかなって思った。正道となんだかんだくっついて欲しい気もあるし、新たな幸せな人生を歩んでいって欲しい気もある。
共感系!

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2022年08月20日

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大学時代のなかよしグループが30代になって離婚や同棲や不倫や失踪などの日々を過ごしながら学生当時を振り返る青春ノスタルジー小説。作者が最も得意とするジャンルでは?あからさまな品のなさが心地いい。

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2021年12月28日

Posted by ブクログ

私も彼らと同じように未だに大学時代を懐古している人間なので、人ごとと思えず一気に読みきりました。
何も変わらないことは、良いことでもあり良くないことでもあり、でも悪いことではないんだろうなとぼんやり思えました。
男女の友情がいつしか男女の友情でなくなったのちは、長い時間を経てこれくらいの人間同士の交わり方になっていくのかな。

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2021年07月09日

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わたしも「大学時代に決着」できてないタチだから、自分に重なるところがいっぱい。

神田川沿いを酔っ払って肩組んで歩いたり、高田馬場のロータリーで校歌歌ったりが「ちょっと前」に思えちゃう。一緒にいた子たちと再会すると、すぐ「わちゃわちゃ」し始める。

遥香に言わせれば「おばちゃん」だし、成長してないのかもしれないけど、たぶんこのまま変わらないんだろうな。


いつか「しょぼくれた夫婦」に私もなるのかな?

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2021年04月06日

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何かと満足しない、人のことは色々言えるけど、自分のことはよく分からない。そういうモヤモヤが続くのは、結構共感できる。

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2017年09月23日

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友人夫婦の離婚式の招待状から始まる、青春を引きずる男女たちの現在。
大学時代って、そんなに楽しいものなんだろうか。社会に出て家庭を抱え、責任を持つ立場になる。それでも、いつでもあの頃の思い出と仲間を宝物のように捨てきれない彼らが、とても幼稚に思える。遥香の彼らに対する言葉が、私の思いを代弁している。

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2016年05月26日

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学生時代から大人へ今一歩踏み出せない、30代の男女5人の物語。
過去を振り返っても、今ここで再会しても、思いはいつも一方通行で、変わることはない現実。
自分は自分以外の何者でもないという現実。
大人になるって、いろんな現実を受け入れることなんじゃないかなって思った。

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2014年12月29日

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引き込まれて一気に読んだ。語り手が次々変わって、どの登場人物の気持ちもなんとなく理解できた。でもいちばん気になった宇田男くんが語り手になる事なく、不思議な存在なまま終わってしまった。『自分がこうしたい、と、相手にこうしてほしいは違う、と十三年前宇田男は言った。ー…しかし私たちはみな、自分がこうしたい、と、相手にこうしてほしい、を混同させながら生きているんだ。』 映画化するなら宇田男くんは綾野剛がいいなー(*´艸`)

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2014年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数年後の自分を見ているかのようだった。
私は登場人物の誰でもないのに、同じような状況下に居るように思えた。
目に見えるハッピーエンドではなく、妥協で終わってしまった気がする。
人生なんてそんなものなのかもしれないけど、私はまだ諦めずに生きていきたいと思っている。
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8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ……。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった思い--再開をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在のはざまで揺れる姿を描く、大人の青春小説。」

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2015年06月01日

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ネタバレ

大学時代の友達5人のはなし。
離婚式から始まるんだけどなんとなく誰にも共感できない感じ。。強いて言えば恋愛体質?の正道かな笑
なんでミツルが重春と結婚するのか理解できない。ミツルは何かを終わりにするために結婚するという感じ。。
何者にもなれないのを受け止めるのが大人になるってことかなと思った。

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2025年09月11日

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ネタバレ

ここから出なくては。

大学を卒業して10年が過ぎた30代。離婚式の招待状から広がる波紋。何も怖くなかったあの頃から遠ざかって、大学時代の仲間たちは。

結婚や離婚に踏み切るのは、ある意味では旅立ちであり、ある意味では諦めであり、ある意味では逃げかもしれない。ライターとして働く充留は年下の恋人に苛立つことも多いが、結婚を決める。裕美子は大学時代から別れてはよりを戻していた正道とついに離婚をして合コンに通う。専業主婦だった麻美は離婚式で再会した宇田男に声をかけられて不倫にはまり込む。

今に何かしっくり来ないものを感じている。けれど動き出してみても自分の理想の生き方とは違う気がする。そんなもやもやを抱えているのは30代の特徴ではないかと思う。10代ほど若くないけど、まだ若い気がする。大学卒業という節目から10年が経ち、そろそろ今の居場所に慣れ親しみすぎた頃。

大学生の頃はやけにふざけて騒いでいた。その頃の無敵な気持ちを捨てきれない人たちなのかもしれない。どうしてもそこに入れない遥香のコメントが鋭い。入り込めない関係性。自分は多分入れない。その感覚を知っている。ベランダから疎外感を覚えた遥香に強烈な既視感を抱いて読んだ。

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2024年02月09日

Posted by ブクログ

角田さんファンで、この作品もあっという間に読み進めてしまったが、内容はあんまり好きじゃないかなあ。
登場人物よりも自分がだいぶ歳上であるせいか?この作品の世界観に共感出来なかった。

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2023年05月23日

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『離婚式』の招待状が届くところから物語が始まる。大学時代の仲良しグループを中心としたお話。

年を重ねて、現実を生きていく中でも、自分たちの中に根強く残る若かりし頃の自分。

登場人物たちの心情が、30代になった自分と重なる部分もあるなと思った。

日々の生活に不満はないけれど、なんだかモヤっとする、隣の芝が青く見える、そんな時に読みたい一冊。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

学生時代のグループからずっと抜けられず時が止まったまんまのお話。
田舎の地元にはよくある、大人になっても依存しあう仲間意識。

私もそんな中で青春時代を過ごしていたから、よくわかる。
当時の彼との別れとともに、自然に呼ばれなくなり仲間を抜ける事になったけど。

何か事件があれば集まり
夜通し騒ぐ
かるわかる。

『自分たちは、どんな時でも常に主人公。』

それが妙に納得できておかしかった。

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

学生時代の仲良しの仲間たちが卒業後年月を重ねて、お互いに付き合ったり結婚したり別れたり不倫したりしながら十数年も付かず離れずの付き合いを(言うなればだらだらと)続けていくという、なんともバブル時代の鎌田敏夫的ドラマを連想させるような長編。



学生時代はまさに文字通り暗く寒い暗黒時代だったワタシには、今一つ大学生の頃の仲間とその後もずっと付き合い続けるというイメージはリアリティがないのだけれど。
なんとなく昔は良かった、昔に戻りたい、もしもう一度あの頃に戻れたらやっぱり同じように云々・・・という、過去の栄光とか、そのころは感じられた未来への輝かしい可能性なんかを引きずって、今現在の自分を認めない、現実を見ない、直視したくない、できることなら逃避したいという感じが登場人物それぞれから感じられてちょっとうーん・・・、という部分はあった。よくも悪くも。

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2021年03月01日

Posted by ブクログ

角田光代 著

最近は、作家さんの名前は知っているし、
原作を映画で観たことあるけど、殆ど読んだことのない作家さんの作品を色々読んだりしています。

へぇ〜こんな作風なんだ…とか
面白い着眼点だなぁとか、新たな才能を知った喜びであるなど新鮮な気持ちで小説を読んだりもしていますが、やはり、自分の好みの路線はあるので、色んな方向性から物事を眺め見るのも、ちょっと苦痛に感じることやら、新たな体験を面白く覗くような気分。

角田光代さんに関しては、名前は知ってるし映画作品観たこともあるけど、本は読んだことなかったように思う…?
「三月の招待状」この作品は、短編集かと思えば、ここに登場する学生時代からの腐れ縁?のような仲間達のように、連結した作品だった。
感想が、ちょっと見つからないような感覚

香山リカさんの解説最後の言葉を借りれば、
“カッコいい大人になりきれず、いたずら                  に年をを重ねて行く、決着のつけられない人びと。そんな人たちと、心の痛みを分け合うための場。”そんな小説だ。
と括っている なるほどね(心の中で呟く)

この作品の学生の頃からの 仲間同士の長い付き合い?おばさん、おじさんになっても
事あるごとに集まる 飲み食べ会が開かれる 仲間意識か?連帯感か?
ある意味…羨ましいような仲間?
だけど、自分なら引いてしまう…(^_^;)

心理的な感情については、分かるところもあったが、学生時代の気分を引き摺り続けたまま、もっと大人になっても(生活環境も変わっただろうに…)頻繁に付き合い続けている関係性には、いつまでも、わちゃわちゃしていると形容された言葉のように、少し読んでてシンドい気分にもなったm(_ _)m

勿論、作品の中の連帯感意識強い仲間、
度々、会って家で、宴会始まるような学生時代から続く飲み仲間は居ないにしても…

社会に出ても 本当に時々しか会わないけど
大切に思う仲間たちはいる
その仲間は自分の人生の中で重要な人達だし
説明しなくとも、それぞれの性質や立ち位置を分かっている存在だと思う。
いくら、友達でも、それぞれの生活があり環境の中で暮らしてるのだから、この作品のような仲間意識は、自分には分からないものがあったのも確か…。

あれこれ…詮索するのもされるのも苦手な自分だからかもしれないし、
聞かれたら一応の報告はするが、真剣に自分の悩み相談出来ない性質(性格)だからなのだろうけど、それはそれで問題なのかもしれないが…(・_・;

友達は大切だけど、社会で社交的に生きるのも、
1人になれる時間を大切にしたいから…と常々、気持ちの中にあった私の性格とは随分違っていた(^^;;
私自身は、
  ずっと長く、友達と付き合ってゆくには 
  “つかず離れず”が重要だと思っている

他の人達が、どんなふうに仲間意識を持って付き合ってゆくのかは…実際、あまり興味がない

分かる人に分かってもらえばいい
百人の友達がいたとしても、百人皆んなに好かれたり、認められてもらおうなんて、無理
だと達観している。

作品の中で 充留がフト思っている
不思議なのは、いらつく、という気分と、
好きである、という気持ちが、まったく矛盾しないで自分の内にあることだ。
その感情には、まさに…ね。って思えた。

なんの衒いもなく生きていたあの頃
飲んで、大したことないことに大笑いする
若い学生時代の頃を 時々懐かしく思っても
その時の感情や立場を取り戻せるわけもない
あの頃に戻りたいとも思わない(若くなってもう一度同じ失敗を繰り返すのも面倒)
おばさんって呼ばれようが、時々
友達が自分で自分の事を「オバタリヤンやからしょうがない!」と笑おうが その時代、時代の笑いや泣きはある。

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2021年02月05日

Posted by ブクログ

一周回って、やはり角田光代さんの文章、内容が自分に合っていて、時間を忘れて読書してしまうことに改めて実感。ちょうど、年齢や置かれてる環境も共通点が多かったこの作品は、読み終わった後に心もすっとした。

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2019年09月16日

Posted by ブクログ

大学の同級生たちの、揃いも揃ってなんとも冴えない恋愛と結婚の話。でもその冴えなさはやけにリアル。気付いたら私昔のままじゃん、って思いながら、現状をどうしたら打破できるのかよく分からず、なんとなく一歩進もうともがくけどそれって他人から見ると大したことなかったりして。もがくから誠実じゃなくなる、他の道が、可能性が自分にもあったんだと思いたくなる。でもそういうのにフラついたところでやっぱり大したもん得られるわけじゃない。結婚ってなんだろうね~。

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2018年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだまだ大人になり切れてない感がある男女の物語。どっちに転ぶかは自分次第なんだけど。
でも、若い時に思い描いていた自分になってる30代40代なんてほんの一握りなのでは。

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2018年07月26日

Posted by ブクログ

友人の離婚式から集まった卒業後15年の仲間達の物語。みんな学生時代に何かを残してきて悩んでる。形の上では不倫だの、色々あっても、あの時代に置いてきたものに引っかかっている。とんでもない奴、宇田男も学生時代に少し小説家として売れてしまい結局はその時代に置いてきたものから逃れられていない。普通に近くに居たら自分的にはみんな好きになれない人達。

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2018年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学時代の友人たち5人の物語り。
皆、それぞれ恋人を持ち(仲には大学からの付き合いのカップルもいる)大人になったはずなのに、全員が学生時代から抜け出せずにいるのが妙に怖かった。
いつまでも大人になれないというか、過去しか見ていない人たちだなという印象。
個人的には充留に一番感情移入してしまう。

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2015年07月14日

Posted by ブクログ

30代の恋愛模様。
登場人物がバブルを生きた人たちなので、あんまり共感できなかったな~

ミツルは幸せになれそうでよかったけれど。

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2015年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

仲間の中で、主人公が変わっていく連作短編集。
誰かが誰かを気にしてて、でもその誰かは別の誰かと・・みたいなね。ドロドロしたものではなく、大人だから心の中で相手に嫉妬したり、見下したり、立場によっていろいろ。

結婚している人もいるし(離婚したけど)、年下の彼氏がいることもある。それでも、昔の仲間を忘れられない。そんなものかね。
思い出は美化されるっていうし、それこそ立場によって同じ人間でもまるで違う人物に見える不思議が描かれていておもしろかったな。

万人に受け入れられ、好かれるもしくは嫌われる人っていないんだよね。
どんな悪い人(浮気性、やくざ、浪費家なんでも。大なり小なり)でも、理解しようとする人がいて、それを超えて愛そうとする人がいる。

周りが理解できなくて、止めてもそもそも見えてるものが違うからね。それで不幸になるとしても、あくまで結果論で、当人は幸せだったりするんだから。
まぁ、未来に不幸が待っていると思えば友人としては反対しますけども。結局は、その人が選ぶ未来でしかないといいますか。

本のおもしろさって、こういう自分の周りにはいないけど、世の中にはいるだろう人の特性を知れることかな。
振り返ってみて、自分の役に立っているとは到底思えないけど(笑)。

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2015年02月17日

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