角田光代のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    あなたは人生の最後に何を味わいますか?
    当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ、自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー

    弥生子は「最後の晩餐」について語り合う若い夫婦の会話を盗み聞きして……江國香織「コインランドリーの夜」

    失恋したクズハの家に、女友だち三人は最期に食べたいものを持ち寄って……金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」

    最後のごはんは、鰻がいいっておとうさん、言っていたのに、このままだと……角田光代「最後の鰻」

    経理の小曾根さんが退職することになり、送別会を開いたが……寺地はるな「小曾根幸子の送別会」

    ライターの明日香は、今は亡き遠縁の作家の「最後の晩餐」について執筆することに……原田ひ香「最後に、何を食べたの?」

    還暦のゆかり、9つ上のチロルねえちゃんと62歳の笹子の最近の話題は……藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」

    〝最後の晩餐〟という店が長野にあるという。夫を亡くしたばかりの桜子は娘たちとそのお店を探すが……井上荒野「本当の話」

    【個人的な感想】
    ・江國香織「コインランドリーの夜」
    ・角田光代「最後の鰻」
    ・寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
    の3作が個人的に好きだった。

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    2026年07月19日
  • 愛がなんだ

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    これが俗に言う沼か。
    客観的にみたら理解不能な言動だけど、本人からしたら抜け出せない恋なんだろうなぁ。
    報われない恋と分かっていても、周りからどれだけ言われようと、どうしようもないんだろうなぁ。
    女性の方が共感する人が多そうな小説。

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    2026年07月18日
  • さがしもの

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    初・角田光代作品
    期待が大きすぎたか?

    短編9篇とエッセイ1篇

    最初の3篇までは、???。過大評価だった?って思ってた。4篇目から考えが徐々に変わる。
    何が変わったのか?
    そりゃ、作品毎の風味が違うのは当たり前。勝手に思ったのは恋愛率の多寡。サラッとしてる?未練ある?べたっとしてる?

    そんな中、表題作「さがしもの」はとても良かった。架空のお店だけど、行ってみたかったなぁ。
    誰にでも探してる一冊ってあるもんだなぁ。と、しみじみ思った。

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    2026年07月15日
  • 空中庭園

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    ネタバレ

    森に眠る魚の後に読んだので平和に感じてしまう。何でもオープンに語る約束のある家、嘘を隠すために明るく話す様になってしまう。二人と浮気してる夫より依存体質の母から逃げるため計画的に妊娠したこの家の妻が気の毒。そんなに嫌悪するならもっと離れたらいいのにと思ってしまう。家に行くのも病気も、この立場なら無視したくなる。激しい展開なのにラストは母の病気でシャットダウンって感じが残念。

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    2026年07月14日
  • 100万分の1回のねこ

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    書店で懐かしい猫ちゃんの表紙の本に
    出会い手に取った一冊

    『100万回生きたねこ』のトリビュート作品集で好きな作家さんも描いていて、1篇1篇が短くて寝る前に読むのに良かったです

    猫は見当たらなかったけど、町田康さんの『百万円もらった男』が一番印象に残っています
    女もお金も失い仕事も無く、自分の才能を100万円と引き換えてしまった男の末路…セツナイ…

    綿矢りささんの『黒ねこ』も怖いお話だけど終わりが可愛いかった


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    2026年07月14日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」をテーマにしたアンソロジー
    とにかく豪華な顔触れ
    しかも好きな作家さんばっかり
    角田さん寺地さん井上さん 良かったです

    なんだか重いテーマだけど 内容はそんな事は無くちょっと ぼのぼのした感じになれました

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    2026年07月12日
  • 愛がなんだ

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    てっきり昔の小説で読みづらいかと思ったけど、そんな事なくすっと頭に入ってくる。
    主人公には所々共感して、やっぱり共感できないなと思う。だからこそ主人公が何をするのか展開が気になる。特別な事こそ起こらないけど、いい意味で最後まで同じ情熱で読めたかなと。
    あと節々に平成を感じられるのも面白かった。

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    2026年07月11日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    日記のように、日付があり、時系列に進んでいく、妊娠から子どもが産まれるまでのお話。

    角田さんが妊娠したと勘違いした人から、たくさんお祝いが届いたらしい。そのくらい、リアル。

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    2026年07月10日
  • 神さまショッピング

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    普段から厚い信仰心を持ってはいなくても、日々神に祈りを捧げてはいなくても、根底には当たり前のように神様を信じる気持ちを持ってる。違う国のよく知らない神様でも、きっと願いを聞き入れてくれるはず。
    とは、なんとも日本人らしい神様観。

    いざ神様を目の前にしたときに何を思うか。
    それを知ることこそが、神様を訪れる意義かもしれない。

    世界各地の実在する(?)神様が出てきて面白い。
    行ったことがあるパリの“奇跡のメダイ教会”が出てきたけれど、主人公的には「違った」らしい 笑

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    2026年07月05日
  • ねこがしんぱい

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    家族3人が出かけた後、おうちのねこは大丈夫?
    角田光代さんの絵本。
    *
    『ねこはるすばん』に似てる気がする…。
    それでもやっぱりかわいいお話。
    人間は留守番中のペットを心配するけど、意外とそれぞれ楽しんでいて大丈夫なのかも。
    こういうお話は、犬でも鳥でもウサギでもハムスターでもなく猫に似合う。
    猫だからこそお話を受け入れてしまうんだな。
    そして、「わたし」のお母さんがなんとなく角田光代さんに似ているような?
    家族に抱かれてるラストの猫の表情がなんとも言えずかわいい。
    無表情なフリして幸せを噛み締めてる感じが猫らしくていい。
    読んだ後に、おうちのペットと触れ合いたくなること間違いなし。

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    2026年07月05日
  • ひそやかな花園

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    私の甘やかな記憶も、誰かにとっては影を孕んでいる可能性がある。事実は人の数だけあるから。
    自分のために、自分の責任で、生きる。

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    2026年07月05日
  • キッドナップ・ツアー

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    娘のことをあんた、と呼ぶ父タカシ
    心での言葉はたくさん浮かぶのに、色々考えて口に出ない、娘ハル
    父のことを熟知して呆れながらも応対する、母キョウコ

    別居中の破天荒な実の父タカシに誘拐されるハル。
    思春期の女子特有の心情の変化が細かく描かれていて、
    心情描写や喩えていう幅が広いなと感じた一冊。

    単純な嬉しい、楽しいという表現ではない感情を擬似体験するにはとても良い作品。
    受験でも取り上げられる作品だということに納得。

    最後のハルのセリフ「私は、あそこに立っている、いつまでもばかみたいに手をふり続けている男の人が大好きだと思った。」約2週間の旅で父のカッコ悪いところ、ケチなところ、調子のいい間抜けなところ、知り合いづてに助けを求めるところ…全てを感じた上で、そう思えているのは心が通じ合った証なのかもしれない。

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    2026年07月05日
  • わたしの容れもの

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    40代以上の女性みんなに読んで欲しい。

    この年齢で迎える体の変化について書かれたエッセイで、「わかるわかる!」と共感したり「そんなこともあるのか‥」と勉強になったり。

    着実に老いる体の変化をどう受け入れたら良いのかをユーモアも交えながら教えてくれる。

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    2026年07月03日
  • 神さまショッピング

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    想像していた内容とかなり違っていた。全体的にスッキリしない終わり方だけど、神様に答えがないと思えば、わかるような余韻。

    人が何かに縋りたい時って、結局目に見えないものだったり、スピリチュアルなものに頼ることになる。信仰心は悪いものではないけど、執着しすぎると依存になってしまう。
    できれば神様に、お願いではなく祈りや感謝を届けるようなエネルギーを使いたい。

    やっぱり人間は欲まみれなんだなと感じた。

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    2026年07月02日
  • 方舟を燃やす

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    なにかを信じる思いが強いほど、反発も強くなるんだなと思いました。また、時代や年齢や環境による価値観の移り変わりがおもしろかったです。

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    2026年07月01日
  • 神さまショッピング

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    神さまに真剣に何かを願ったり、許しを請うたりするほど、自分の言動にちゃんと向き合えてこなかったのかもしれないと、神さまを求める主人公たちに対して恥ずかしさ?辛さ?のようなものを感じてしまった。
    いろんな国々の神様を求めて旅する主人公たちに連れられて、その土地土地の温度や空気感が味わえる一冊。

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    2026年06月30日
  • 愛がなんだ

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    片思いってこういうことなのかー。

    ちょっとずつ優しくない人達ばっかり、登場する物語。

    わたしは、バイト先の筑前煮を作って渡してくれるおばさんと、友達になりたい。

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    2026年06月28日
  • まどろむ夜のUFO

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    昔、読んだ気がするが内容を忘れていたので、ほぼ初見と変わらなかった。
    ひとは、信じているもののみ信じる、ということがメッセージとしてあり、他者からどう思われても貫けることが幸せなのだと思った。

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    2026年06月27日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    なんと抑揚のない………
    でも凄くリアルな話だった
    最初に母が亡くなってウルっときて、途中に不三子が他人からご飯の事で頼られ嬉しがれたときウルっときた。母親って凄いよな。
    不三子はちょっとやり過ぎだけど。
    あとコロナワクチンね。
    あの頃はきつかったなー、私が打ってないと知ると、「え?うそやろ?」みたいな反応で。いやいやそれはこっちのセリフ!って言葉を飲み込んだ。今後も自分で意志で決めよう。とにかく、抑揚はあまりないけどリアルな二人の人生の話だった。飛馬の考えも凄くよくわかる、無意識に人との予防線ができるように自分でいいように解釈したり、そういうところが人を遠ざけてしまっている。身に覚えがあるから落ち込む。

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    2026年06月26日
  • 三面記事小説

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    実際の新聞記事を発端にした短編集

    各物語の初めに、元となる新聞記事が掲載されているのだが実に短いコンパクトな記事で、これを読んだだけで短編とはいえ、何十ページも膨らませて描けてしまうのだなぁとそこに無性に感動しました。やはり小説家って、凡人とは一線を画す才能があると思いました。

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    2026年06月25日