角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
あなたは人生の最後に何を味わいますか?
当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ、自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー
弥生子は「最後の晩餐」について語り合う若い夫婦の会話を盗み聞きして……江國香織「コインランドリーの夜」
失恋したクズハの家に、女友だち三人は最期に食べたいものを持ち寄って……金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
最後のごはんは、鰻がいいっておとうさん、言っていたのに、このままだと……角田光代「最後の鰻」
経理の小曾根さんが退職することになり、送別会を開いたが……寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
ライターの明日香は、今は亡き遠縁の作家の「最後の晩餐」について執筆することに……原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
還暦のゆかり、9つ上のチロルねえちゃんと62歳の笹子の最近の話題は……藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
〝最後の晩餐〟という店が長野にあるという。夫を亡くしたばかりの桜子は娘たちとそのお店を探すが……井上荒野「本当の話」
【個人的な感想】
・江國香織「コインランドリーの夜」
・角田光代「最後の鰻」
・寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
の3作が個人的に好きだった。 -
Posted by ブクログ
家族3人が出かけた後、おうちのねこは大丈夫?
角田光代さんの絵本。
*
『ねこはるすばん』に似てる気がする…。
それでもやっぱりかわいいお話。
人間は留守番中のペットを心配するけど、意外とそれぞれ楽しんでいて大丈夫なのかも。
こういうお話は、犬でも鳥でもウサギでもハムスターでもなく猫に似合う。
猫だからこそお話を受け入れてしまうんだな。
そして、「わたし」のお母さんがなんとなく角田光代さんに似ているような?
家族に抱かれてるラストの猫の表情がなんとも言えずかわいい。
無表情なフリして幸せを噛み締めてる感じが猫らしくていい。
読んだ後に、おうちのペットと触れ合いたくなること間違いなし。 -
Posted by ブクログ
娘のことをあんた、と呼ぶ父タカシ
心での言葉はたくさん浮かぶのに、色々考えて口に出ない、娘ハル
父のことを熟知して呆れながらも応対する、母キョウコ
別居中の破天荒な実の父タカシに誘拐されるハル。
思春期の女子特有の心情の変化が細かく描かれていて、
心情描写や喩えていう幅が広いなと感じた一冊。
単純な嬉しい、楽しいという表現ではない感情を擬似体験するにはとても良い作品。
受験でも取り上げられる作品だということに納得。
最後のハルのセリフ「私は、あそこに立っている、いつまでもばかみたいに手をふり続けている男の人が大好きだと思った。」約2週間の旅で父のカッコ悪いところ、ケチなところ、調子のいい間抜けなところ、知り合いづてに助けを求めるところ…全てを感じた上で、そう思えているのは心が通じ合った証なのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんと抑揚のない………
でも凄くリアルな話だった
最初に母が亡くなってウルっときて、途中に不三子が他人からご飯の事で頼られ嬉しがれたときウルっときた。母親って凄いよな。
不三子はちょっとやり過ぎだけど。
あとコロナワクチンね。
あの頃はきつかったなー、私が打ってないと知ると、「え?うそやろ?」みたいな反応で。いやいやそれはこっちのセリフ!って言葉を飲み込んだ。今後も自分で意志で決めよう。とにかく、抑揚はあまりないけどリアルな二人の人生の話だった。飛馬の考えも凄くよくわかる、無意識に人との予防線ができるように自分でいいように解釈したり、そういうところが人を遠ざけてしまっている。身に覚えがあるから落ち込む。