あらすじ
愛をおしえてください――恋の予感、別れの兆し、はじめての朝、最後の夜……。恋愛にセオリーはなく、お手本もない。だから恋に落ちるたびにとまどい悩み、ときにおおきな痛手を負うけれど、またいつか私たちは新しい恋に向かっていく。この魅力的で不思議な魔法を、いまをときめく七人の女性作家がドラマティックに贅沢に描いた大好評恋愛小説アンソロジー。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しく恋愛小説から離れていたので肩慣らしのように選んで読んだ一冊。好きだった作家の作品ばかりなので、読後感はいい。恋愛小説を読むと自分の日常すら物語のように言語化されていく感覚を思い出した。でも長いこと離れていたので恋愛小説特有の「におい」に鈍感になっていた。寂しいにおい、切ないにおい…。読みすすめる中で少しは鼻がきく状態に戻っているといいが。
ミーヨンさんの作品は私には少し理解に時間がかかったので、また読み返すと思う。全体的に「次読んだとき、前とは違う感想を抱くだろうな」と思わせられる作品ばかりだった。
ただ最近「百合」の作品も読むようになったせいか、作中の女友達との関係が百合的な関係に思われてならなかった。特に角田光代さんの『そしてふたたび、私たちのこと』とか。
Posted by ブクログ
なんとなくバレンタインシーズンで久々に恋愛小説が読みたくなって。
ドラジェと、そしてふたたび、私たちのことが好きだったかな。
やっぱり好きな作家なんだなぁ、江國香織と角田光代。
Posted by ブクログ
長編も好きだけどつい読みふけってしまうので、普段は短編集を読む事が多いです。ただしこれまで複数の作家さんの短編集はあまり買うことがなく、今回買ったのも井上荒野さんの短編が読みたかったくて手に取った一冊です。
人気作家さんの競演は、様々な恋愛模様を垣間見ているようで飽きずに読みきれました。
Posted by ブクログ
読んだことのない作家さんばかりで楽しかった。
それぞれ個性的です。
個人的には、女性同士の友情を扱ったものが面白かった。
角田さんもいいけれど、谷村さんの話がとくに印象的。
こんなに開放的になることはないし、主人公に共感はできないけれど、女と女をつなげるモノが何かっていうことに気付くきっかけって、あるなあと。
女の場合、恋が女同士をつなげる事もあるんだよね。
男の人はどうなのかわからないけど。
それと、唯川さんの作品が、さっぱりしてて、読後がよくっていいなあと思う。
Posted by ブクログ
やっぱり唯川さんの小説、好き…!!
個人的には自分自身といいタイミングでマッチした作品が多い1冊で、思いが強く入ってしまったかもしれない。
年月が経ったらいつかまた読みたい。
Posted by ブクログ
まさに濃厚な贅沢な小説。
さっとすばやく読まずに一話ずつかみ締めながら秋の夜長に読むのに限る、そんな一冊。
本当は★を5つにしたいところだけど、作家『ミーヨン』氏の小説の内容がさっぱり分からなかった。
そこで、★を-1とした。
しかしながら、角田光代氏と唯川恵氏の作品だけは読む価値が高い。
Posted by ブクログ
ミーヨンさんのくらげ
情景や感情の表現が美しく、文をそのまま想像すると心地よく抽象画を眺めているような気持ちになった。エモくて気怠さがなぜか優しいこの一作は好みです。
Posted by ブクログ
女性恋愛作家たちのアンソロジー。
どんな時代も、いくつになっても、恋愛は人を惑わせる。
「そしてふたたび、私たちのこと」角田光代
高校生時代からたくさんの恋をして大人になっていく仲良し3人組。
女性作家の書く恋愛小説には気のおけない女友達の存在が欠かせない。
時にシビアで、時にやさしく、そしてあっさりと裏切られることもある。
Posted by ブクログ
初読みの作家さんもたくさん。
ミーヨンという人のお話しだけ、途中放棄。あんなに短かったのに。でも読むのが苦痛で諦めた。絵描き女性が自身の絵を購入してくれた男性とドライブに行く話し。会話のテンポが意味わからずギブアップ。
Posted by ブクログ
随分とビターな恋愛ばかりでした。
甘々よりこういうのが好みです。江國さん、角田さん、荒野さんのお話が好きでした。
無性に、人と会話しながら食事をしたくなりました。このご時世、今は出来ないと思うととても羨ましく思えました。
Posted by ブクログ
韓国映画「愛してる、愛してない」の原作が、
井上荒野の「帰れない猫」ということで読んでみたくて購入。
7人の女流作家が集う恋愛アンソロジー。
どれも読みやすくはあるけれど、
強烈に印象に残るような話ではなかった。
電車の中とかでの暇つぶしにはいいかな。
Posted by ブクログ
江國香織、角田光代、唯川恵の三人が好きです。
この三人については、それぞれの個性が30ページ前後の短編でも色濃く出てるなぁと思った。
新たに気になったのは井上荒野。
「帰れない猫」は一番好きな作品だったかもしれない。
井上さんの作品を読んでみたいと思いました。
こういう出会いがあるから、たまにアンソロジーを読みたくなります。
Posted by ブクログ
恋愛小説は苦手な私なので、長編は無理だと思い
短編ばかり集まったものならどうだろうと思い購入。
好きな作家さんのお話が収録されているからというのも
ありました。
読みながら、やはり私は恋愛小説は無理だと再認識しつつ、
それでも印象深いお話や気に入ったお話に出会えました。
それだけでも大収穫かもしれません。
情景が思い浮かべにくい作品から、
読んでいて自分の目の前にスクリーンがあって
そこで話の映像がしっかり流れているくらい
鮮明に思い浮かべるものもあり
さまざまでした。
恋愛小説が苦手な人にも、このくらいの量ならば、
よみやすくていいと思います。
Posted by ブクログ
女性作家と男性作家の差というものが、決定的にあるのだけれど、それは文章のやわらかさというか、どうしても説明的になる男性作家と、感性を柔らかく言葉で紡いでいく女性作家との、そういう類の差で、そういう差を強く学びたくて読んだのだけれど、読んで決定的に思ったのは、主役となる女性はどこか、世の中の役割というものから乖離しているというか、名前の向こうの「わたし」が重要で、それは説明すればするほど遠ざかっていく類のものなんだということでした。
という訳で勉強になったはなったのだけれど、うーん、人にはあまり勧めない短編集だ。
Posted by ブクログ
七人の作家による短編集。
江國女史「ドラジェ」、
角田女史「そしてふたたび、私たちのこと」
短編集の常連とも言えそうなお二人は安定して面白い。
あとは
唯川女史「手のひらの雪のように」
短いながら気持ちの動きがわかるようで良かった。
大半は読みやすいと思うのですが、私には
ミーヨン女史「くらげ」
だけは意味がわかりませんでした。
三日前に読んだのだけれど、いざレビューを書こうとしたら結構内容を憶えてない。
短編とテーマのせいか、
良く言えばほんわか、
悪く言えばぼんやり。
そんな印象を受けた。
Posted by ブクログ
誰の話だったか。
オトコは本能で浮気して、オンナは寂しくて浮気するって話があった。
その通りだと思って、少し笑った。
個人的に初めて読むミーヨンの話に期待してたけど、空振り。
Posted by ブクログ
江國香織さんが好きでこの本を手に取ったのですがなんかいまいちだったな
江國さんの描いたドラジェ
アーモンド入りの砂糖菓子――タイトルセンスは江國さんらしく美しいけれどもなにか物足りない。
角田光代さんと唯川恵さんの作品がこのなかでは面白がったです
Posted by ブクログ
数々の賞を獲っている人気女流作家たちのライト感覚の恋のお話7編。
いくつかの短編に共通しているのが、いとも簡単に不倫に走ること。
女流作家にとって不倫はもうこの時代テーマではなく
単なるディティールの一つなのでしょうね、良い悪いは別にして。
そんな中で印象に残ったのが、唯川恵さんの「手のひらの雪のように」と藤野千夜さんの「ビルの中」
この2編は不倫ではなく“まっすぐな想い”が気持ちいい。
Posted by ブクログ
あまり、ぱっとしなかった・・・。
印象に残ったお話があまりありませんでした。江國さん以外の作家さんも読むきっかけになればと読みましたが・・うーんという結果。
Posted by ブクログ
作家の言葉の使い方、物語の切り取り方がまるで違って、
それを比較しながら読めるから短編集は楽しい。
個人的にはミーヨンの短編が哲学的で好き。
唯川恵のは、引き込まれて読んだけど、ちょっとうまくまとまりすぎかな、と思う。
Posted by ブクログ
こういう 何人かの作家の短編集を集めたものはたまに読むんだけど なんとも いまいち。
こころに響いた作品は… 考えないとでてこない なんだか すべてにおいてぼんやりしている感じ。
まあそれがコンセプトなのかもしれないけど。