角田光代のレビュー一覧

  • ナナイロノコイ

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    読んだことのない作家さんばかりで楽しかった。
    それぞれ個性的です。

    個人的には、女性同士の友情を扱ったものが面白かった。
    角田さんもいいけれど、谷村さんの話がとくに印象的。
    こんなに開放的になることはないし、主人公に共感はできないけれど、女と女をつなげるモノが何かっていうことに気付くきっかけって、あるなあと。
    女の場合、恋が女同士をつなげる事もあるんだよね。
    男の人はどうなのかわからないけど。

    それと、唯川さんの作品が、さっぱりしてて、読後がよくっていいなあと思う。

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    2011年11月27日
  • 三月の招待状

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    ネタバレ

    数年後の自分を見ているかのようだった。
    私は登場人物の誰でもないのに、同じような状況下に居るように思えた。
    目に見えるハッピーエンドではなく、妥協で終わってしまった気がする。
    人生なんてそんなものなのかもしれないけど、私はまだ諦めずに生きていきたいと思っている。
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    8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ……。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった思い--再開をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在の

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    2015年06月01日
  • 空中庭園

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    全体を見たらごく平凡な家族も、
    一人一人の視点から見たら、こんなにもたくさんの秘密や闇が
    あるものなのかねぇ


    6人の視点から見た連作小説になっていて、
    ある章に出てきた人物が、別の章では主人公になっている
    そうやってまたがった時の印象の違い。
    これ自体が人間の不思議さを表しているね


    この家族だけが特別なのではなく、
    どんな家族もこういう姿を持っている
    ひょっとしたらうちの家族も… なんて考えると非常に怖い笑

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    2023年07月08日
  • 今、何してる?

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    結局は今なにしてる?になるってけっこう極端だけど、さすがの感性。ほほう、と思いながら楽しく読めた(^^)

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    2011年10月31日
  • まどろむ夜のUFO

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    よくわからないけど、意味不明な世界に溶け込んで、頭がボワボワしながら読めました。

    真夏の日に、風の吹かない蒸し暑い部屋で、扇風機を弱くらいにして読み直してみたい。

    電車の中で読むのはちょっとNGかもしれない。


    にしても、角田さんは26歳で描いたなんて、相当頭のおかしい天才なんだな。

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    2011年10月19日
  • 庭の桜、隣の犬

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    ごく普通の生活をしている人たちの話のように始まるのは表現のリアリティのせいだろうか。たまプラーザとか近くの風景など些細なことがうなずけたりする。だからだんだんと登場人物の異様さ、不思議さが気がつかないうちにこちらの中に入ってくるようだから、ちょっと恐ろしい小説。

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    2011年10月16日
  • 人生ベストテン

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    大人になると、何かしら「持ってる気」になってしまう。

    仕事(会社の肩書きだとか収入、職種…)、あと、家とか奥さんや子どもやらなんやら。

    それらがその人を表わす要素となってしまい価値基準になってゆく。

    そんな、本当は「持ってない」はずのものが荷物(そんな否定的な意味ではない。)になってしまう。


    実際は、何も持っていない。持ったつもりになったものをひたすら守って生きてゆくなんて…


    仕事したくない!とか家ほしくない(むしろ欲しい)、結婚したくない(あと5年くらい、ひとりで自由にしたい…)なんて意味ではないけれど。

    何も持っていない(斎藤佑樹は別…)ことを自覚して、そうやって生きてゆき

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    2018年06月21日
  • まどろむ夜のUFO

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    UFOだとか謎のジャムだとか河童だとか、読んでいて気持ちが悪い。
    しかし好きなドライ加減。人間関係。良い湿度。

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    2011年08月28日
  • みどりの月

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    「みどりの月」。秩序が崩壊した同居空間へ迷い込んでしまった主人公。対局としての、普通の、規則正しい生活。読み進めるに連れて規則正しい生活の方が退屈に感じられてくるが、それが狂気なのか自然な心なのかわからない。
    「かかとのしたの空」。昔友人とバンコクからシンガポールまで旅行したのを思い出す。まずカオサンロード。そして、ハジャイにもよったことがある。シンガポールでも、確かに痰吐いている人を見たことがある。この新宿歌舞伎町的雰囲気の方が自分には自然と受け入れられるといった、主人公と同じ感覚を持ったことを思い出した。アジア放浪旅行での男女の心理が描き出された作品。

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    2011年08月20日
  • ロック母

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    「ゆうべの神様」がいちばんすきだった。

    編集者も角田さんもこの話は「本にするには値しない」と言ってたらしいけれど、わたしは、すき。本にしてもらえてよかった。

    角田さんは、すっごいみみっちいこととか、きたないこととか、自分でも嫌になるような生活臭を見逃さない。
    「ああ、あるある」って思ったあと、どんなに綺麗なふりして生きててもその「生活」からは逃げられないことを思い知らされて苦い気もちになる。
    すごいひとです。

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    2012年01月14日
  • 幸福な遊戯

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    いまを生きる人々の心情をデフォルメして描き出している。主人公らの極端な言動は、行き過ぎているように思う。常軌を逸しているように思う。でも、そこまでひどくはない程度なら、自分自身にもありそうだから怖い。
    特に2作目の「無愁天使」。主人公が物を買いまくる。そして、一度も使わないまま、部屋のどこかに放置される。こういうのって、確かにある。角田光代に人間の性癖を書かせるとちょっと怖い。

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    2011年11月19日
  • ロック母

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    特にゆうべの神様は、圧巻。
    こころに焼きつく作品だと思います。
    こういう雰囲気も、好きです。
    角田さんの作品って、
    短編なのにすごくその世界に浸れるなぁと思いました。

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    2011年07月19日
  • まどろむ夜のUFO

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    良い小説は、心を迷子にする。良い小説は、喜怒哀楽では言い表せない感情をも呼び起こす。

    3つの中短編を収めた本書に、やはり私の心は迷子になった。

    主人公が無意識のうちに積もらせていく感情。まとわりつく不安。そのぼやけた理由。現実と非現実の境。定かでない世界観。見えているものが信用できない。暗闇の中なにも見えなくても、音は鮮明に聞こえてくる。音が聞こえることで、自分の存在を確認している?

    著者・角田光代さんは、現代を生きる若者を、寡黙なまま語る名人だと思う。不安定な若者心理に、明確な答えを求めたって無理。だから、必要以上には語らない。まして、定義なんてするわけがない。
    心情の変化は、彼らの行

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    2011年11月19日
  • みどりの月

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    収録の「みどりの月」「かかとのしたの空」とも女主人公の体温を感じる。それと、文章のリズムが心地よい。

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    2011年06月29日
  • これからはあるくのだ

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    角田さんのエッセイはおもしろい。
    最近は新幹線に乗ると、常備されている冊子に彼女の旅に関するエッセイがあるので読むのが楽しみだった。

    普段、月刊誌などほとんど読んでいないので彼女がいろんなところでエッセイを連載されているとは知らず、何だか損した気分。

    清志郎のスローバラードについて、料理好きな部分について、私にも同様な感覚があるので、そうそう、そうなんだよなぁ、と頷きながら読んだ。

    小説以上にテンポがいいのであっという間に終わってしまい、ちょっと残念。

    これからは積極的にチェックしよう!

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    2011年06月29日
  • ロック母

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    「ロック母」なんとなくどれも選ばずに生きていたら・・・という主人公、数年前の私にはわからなかったと思うけれど、今読んでよかった。わかるなぁ。
    #bookoff

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    2014年07月21日
  • あしたはアルプスを歩こう

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    なんという天然。しかし文章は流石作家。そのギャップが面白さを倍増させてる。鋭く解説し、笑かしてもくれ、短く飽きさせずな内容。じっくり読むには物足りないので、旅先にでも持っていってくださいな。

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    2011年05月10日
  • 夜かかる虹

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    『草の巣』が地味にいい作品なんじゃないかと思った。他の作品に埋もれちゃうのはなんとなくわかる気するけど『草の巣』は好きだった。

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    2011年04月04日
  • 福袋

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    「日常のなかの非日常」になりそうでならない風景の切り抜き集。そのあたりのさじ加減が絶妙で、なんともいえない現実感を漂わせている。「だからなんなの」とか「その後どうなったの」というのが気になる人には不向きかも。

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    2011年01月16日
  • 福袋

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    人の俗っぽいところとか、少し狂気じみた行動とか。身近にありそうなだけに恐いけど目が離せない。栗田有起さんの解説も含めて読んで欲しい本。

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    2011年01月04日