角田光代のレビュー一覧

  • 幾千の夜、昨日の月

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    夜と旅に関するエッセイ集。
    角田さんが若い頃からあちこちの海外を旅しておられることに驚いた。
    しかも一人旅で、旅先で色々手配する自由旅。
    でもビビリ性で夜が怖いらしい。
    旅先で幾度となくビビる夜を過ごしても、知らない場所を旅することがとにかく好きらしい。

    私はこんな一人旅を今までしたことがないので、旅先での夜の怖さも経験ない。
    でもモロッコの砂漠のど真ん中で見た月やモンゴルの夜の光景等、怖い気持ちを越えた素晴らしい体験はとても羨ましい!
    角田さんのお陰で、なかなか体験しえない旅先の夜に出逢うことができたように思う。

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    2017年08月19日
  • 私たちには物語がある

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    角田さんの本に関するエッセイと感想文集。
    川端康成、尾崎翠から、伊坂幸太郎氏、三浦しをん氏等、実に様々なジャンルの本の感想があり、今後の本選びの参考にしたい。

    太宰治の『斜陽』で、10代の頃全く理解出来なかったのに、30代半ばに再読して、その世界観にのめり込んだエピソードにとても共感した。
    サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』のホールデンのことをパンクだとし、大人になるための通過儀礼と言い切る。
    若い頃、好きな男の子が『ライ麦畑……』を読んだことがないと分かり、彼に対する想いが急激に冷めたエピソードには笑った。

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    2017年08月19日
  • ポケットに物語を入れて

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    角田さんによる読書案内。
    角田さんの「感想文」は一冊物語を読んだ気分になる位、読んでいて唸るものばかり。
    時々読んだ文庫本の最後に、思いがけず角田さんの解説が載っているとラッキー!と思ってしまう。
    その位角田さんの解説は本文とはまた違う楽しみを私にもたらしてくれる。

    物語を読んでいて感じる、言葉にできない深い余韻。物語に正解なんてない。
    でも正解よりも遥かに巨大な豊穣がある!
    角田さんの本や物語に対する愛をひしひしと感じられる文章だ。

    角田さんが雑誌の企画で依頼された「図書カード三万円使い放題!」。
    なんて羨ましい企画!私なら…と考えるだけで幸せな気分を味わえた。
    そして角田さんのお陰で読

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    2017年08月19日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    私が当事者ではないせいか(父とは問題があったけれど母とは特になかった)信田さよ子さんや水無田気流さんとの専門的な話になるとあまり頭に入ってこない。子どもも息子一人なので娘を育てる悩みもママ友から聞くだけだし。
    母娘問題について思い当たる人には気付きのきっかけになるかも。(ただ田房永子さんの「呪詛植え」は我が子に対しても気を付けようと思いました)

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    2017年08月17日
  • 降り積もる光の粒

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    一人旅は好きだけど、私とは質が違うと驚いた。でも、バックパッカーのような旅を若い時に経験したかったなぁと羨ましくも思う。いつまでたっても旅慣れないことなど、私も!と共感できて楽しく読めました。

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    2017年08月06日
  • 三面記事小説

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    角田光代先生の著作だから読んだ本。内容のことを知らない状態で読んだ本。どの話も登場人物の心理が怖かった。この本に収録してある本の中で「赤い筆箱」と「光の川」の事件の背景の描写に共感した。読後感が重い小説が苦手な人には薦められない本だと思った。この小説のキャラクターの中で「秘密の花園」の「ビョーキちゃん」と、「光の川」の輝男の生活が読んでいて可哀想だと思った。

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    2017年08月02日
  • 泥酔懺悔

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    素直に読めます

    女性のみなさんの「酒」に関するエッセイ集。
    大酒飲みあり、そうでない方あり。
    みなそれぞれいろいろな思い出があることに気づかされます

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    2017年07月31日
  • 今、何してる?

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    名言というか、名言よりもっと身近にしっくりくる言葉がたくさんあった。これを書いたときの角田さんと今の私はほぼ同じ歳。等身大で背伸びって何?て感じのエッセイだけど、やっぱすごいなあ。好きです。読みたい本も増えた。

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    2017年07月24日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    父親との確執をかかえた妊婦のはなし。
    妊娠中に読みました。

    わたしもマネして、自分の出産予定日を検索してみた。
    だいすきなミュージシャンと同じ誕生日でした。
    テンションがあがった。
    (結局、予定日通りではなかったけど)

    妊娠中って、こうやって、些細なことにも意味を持たせたり、
    特別な設定をしてみたり・・・ということが日常だった気がする。

    この小説を発表したあと、角田さん出産おめでとうと方々から言われたそうです(あとがきより。実際、著者は出産していません。)。
    そう思ってしまうくらい、この本は、妊婦さんのじんわり暖かい気持ちが書かれているのです。

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    2017年06月26日
  • 人生ベストテン

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    一体全体あんたら何なん?と思うような人達がわんさと出てくる。あーもうっ!と思うような人達。だけどどうなるんやろか?と気になる人達。これからどうなるんやろかと気になるお話でした。面白かった。

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    2017年06月08日
  • 対岸の彼女

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    友達に求めるもの

    読み始めたら、止まらなくなってしまって真夜中まで黙々とタブレットとにらめっこしていました。
    現在と過去が交差していて、どちらかというと過去の話の結末に興味がわいて、先へ先へと気がせきました。

    いくら仲がよくてもさ、お互いの気持ちまでわかるわけじゃないし、わかってくれているように思えても、それはただの錯覚なんだよな。
    学生時代の友達って卒業式で分かれたっきりなんて奴らばかりで、連絡を取ろうとも思わないけど、でも、それでもいいんだなと、考えさせられる作品。

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    2017年05月18日
  • 世界中で迷子になって

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    角田さんの感性が伝わる本でした。
    旅と物に関してのエッセイです。
    私も旅は好きです。私の場合は、今は国内ですが、彼女の今回の話は海外でしたので新鮮でした。特に最初に行かれたラオスには魅力を感じました。
    彼女の本を読むのはこれが初めてです。年は何と同い年でした。なので共感できること多いかなと思いましたが、出来ないこともありました。
    3つ印象に残ったエッセイを書きます。
    1、人目を気にせず笑ったのが、特注万年筆のオーダーの決断までのくだりは、ノックアウトの瞬間笑えた。
    2、共感できたこと、長距離バスのトイレは応援したくなりました。
    3、びっくりしたことが、同じ歳です。大げさに書いてあると思うが、

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    2017年05月14日
  • 今、何してる?

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    大好きな角田さん、のエッセイ。恋愛観は、ほーっと思うこともあれば賛成できないところもある。でも色んな観点で個人の恋愛観を色々聞けるのはとても楽しかった。
    そしてなんとこのエッセイ、後半は角田さんが読んだ様々な本が紹介されている!これは嬉しい。読みたい本が沢山できたし、読み終わって自分はどんな感想を得るか、角田さんと答え合わせができるようで嬉しい。旅のお供に素敵な本でした。

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    2017年05月06日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    あ、り、え、な、い~~っ!!!

    ありえない・・・けど、めっちゃ角田さんの色濃い作品で
    圧倒される。。。

    この女、結構コワい・・・けど、角田さんもとぼけててキレる人なので結構コワい、かも・・・似てるんだったりして?ww

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    2017年04月21日
  • あしたはアルプスを歩こう

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    角田さんって、やっぱりスゴイ。
    同じものを見たり聞いたりしても、角田さんのようには捉えられないよなと、いつも思う。

    角田さんが好きな人には、ぜひ読んでもらいたい。
    角田さんにまた一歩近づける気がする1冊ですw

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    2017年04月06日
  • かなたの子

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    川上弘美、田口ランディ、坂東眞砂子あたりの得意なジャンルだと思うが、なかなか良かったです!
    日常描写が角田光代らしくて良かった。
    ホラーは苦手だけど、そんなに後味悪いものは無かった。

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    2017年04月04日
  • 異性

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     穂村弘氏と角田光代氏が「異性」について語る、リレー式エッセイ。ウンウンとヘッドバンキングするかのごとく頷く内容もあれば、「それ、男女の差で片付けるのは乱暴でしょ!」って突っ込んでしまう内容もあり、飲み屋であーだこーだ喋ってる気分になってくる。こんなに鋭い切り口に持っていけるのは、このお二人だからに他ならないけれど。
     生物学的に言えば、男性と女性では子孫の残し方が異なるから、相容れない部分があるのは仕方あるまい。恋愛は、絶妙なバランスで成り立っているよなあと、改めて思った。

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    2017年04月03日
  • ロック母

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    最終章の「イリの結婚式」の一部を仕事で読み、気になって本編を読んだ作品。主人公がハムスターの死によって彼氏と死に対しての価値観の違いを認識し、そのまま破局してしまう話。
    死に対して諦めてしまっている主人公となんとかする方法があると模索してしまう彼氏は、一見彼氏の方が温かい人物なんだろうけど、でも彼氏のやってることは結局自己満足でしかなくて、それは主人公にとっての本当の優しさでは無かったんだろうなあ。彼氏の、自分にもできることがあるって必死に生にしがみつく感じも分かるし、主人公の、そういう人は結局自分が安心・満足したいだけで自分も将来どこか手軽な応急処置をされて放っておかれるって不安になってしま

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    2017年02月17日
  • 異性

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    男女のことって尽きない、面白い話題だ。
    お二人がずっと喋って(本だけど)るの見ていられる。
    見ていられるし、自分も喋りたいことが出てきて、己の中の新しい思いを発見したというか。
    三浦しをん氏とも、してくれませんか?穂村さん・・・。

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    2017年02月18日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    面白かったです。様々な、心に残るデートの形。リレー形式でお話が繋がっていくのも良かったです。恋とか愛とか、こんな小さな幸福の積み重ねなのかもしれないです。わたしの心に残っているデートってなんだろ?と思いを馳せましたが特に思い付かなかったので、枯れてるなぁと思いました。小さくても、幸せ、と感じることをたくさんためていきたいです。

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    2017年02月14日