【感想・ネタバレ】ポケットに物語を入れてのレビュー

あらすじ

〈本〉が〈物語〉が、私たちを呼んでいる。

《新刊書店で、あるいは古本屋で、作者も作品名も聞いたことがないのに、興味を引かれる本に出合ったとする。その本は確実に私を呼んでいる。手にとってしまう。レジに持っていってしまう。帰りの電車のなかで読み出して、びっくり仰天する。著者もタイトルも知らなかったことが不思議に思えるほど、自分にぴったんこの本なのだ。》
ネットよりもリアル書店を愛する著者が、心に残る本の数々を紹介する見事な読書案内。
宮沢賢治・太宰治から開高健・池澤夏樹に始まり、佐野洋子・山田太一、そして江國香織・井上荒野まで、「思わず読みたくなる」名エッセイ50篇を収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

角田光代さんが紹介してくれる読書案内。
それぞれの本に対する思いが伝わってきます。
読んだ事のある作品は角田光代さんが読むとこんな感想になるのだなと。自分と比べるなんて、ですが。
角田光代さんの本は楽しいだけではなく、読書の楽しみを教えてくれて、新しい本との出会いもあります。
次は何を読もうかと思う時に読みたくなる本が見つかります。

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

角田さんが様々な媒体で発表した書評の数々。
でも読者に媚び諂うような、作品を悪戯に褒め散らかすような書評ではなく、ご本人が日々考えていることとその作品に絡めたエッセイのような文章でした。だから「面白そう!」とか「読んでみたい!」という作品への興味は正直あまり沸きません。でもエッセイとしてはとても楽しめました。
痒い所に手が届くような適格な文章が流石です。プロって凄いです。
とりあえず『厭世フレーバー』(三羽省吾)は読んでみたいな。

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2019年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

角田さんによる読書案内。
角田さんの「感想文」は一冊物語を読んだ気分になる位、読んでいて唸るものばかり。
時々読んだ文庫本の最後に、思いがけず角田さんの解説が載っているとラッキー!と思ってしまう。
その位角田さんの解説は本文とはまた違う楽しみを私にもたらしてくれる。

物語を読んでいて感じる、言葉にできない深い余韻。物語に正解なんてない。
でも正解よりも遥かに巨大な豊穣がある!
角田さんの本や物語に対する愛をひしひしと感じられる文章だ。

角田さんが雑誌の企画で依頼された「図書カード三万円使い放題!」。
なんて羨ましい企画!私なら…と考えるだけで幸せな気分を味わえた。
そして角田さんのお陰で読みたい本にまた出逢えた。

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2017年08月19日

Posted by ブクログ

読書という至福の時間をたっぷり詰め込んだ、角田印の極上本いっぱいのガイドブック。
読書欲情を誘う解説もさることながら、いちばんそそるのは、図書カード三万円使い放題の「本が私を呼んでいる」。本好きなら堪らない夢のような企画に、一緒に幸せを共有した気分になる。やっぱり、本との縁を感じるのはリアル書店である。

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2017年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

角田さんってホントに本が好きなんだなー。楽しそうに本を読む人だ。エッセイというよりは秀逸なレビューといった感じ。これを読む前に掲載本を読んでおくと楽しさ2倍かも。残念ながら私は1割くらいしかわからず。。。

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2017年07月28日

Posted by ブクログ

知らない作家さんの作品が多かったにも関わらず読んでみたいな思う瞬間があって、私は角田さんの言葉の力にも惹かれたようです(笑)

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2017年05月20日

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