角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすい短編集大好き。
よく分からなかったかも…っていうお話もあったけど(よく分からないお話こそ考えたくなって魅力的だと思ったりもする)、個人的には「誕生日休暇」と「海と凧」のお話がすごく良かった。
一人は一人の人間であって、二人になっても同じ人間にはなれない。その当たり前のことがすごく悲しいような寂しいような、それでも二人で生きていくことを選ぶんだなあ…と、人間の愛しさみたいなものが見えた気がする。
海と凧のお話は、お話の光景がずっと目に浮かんでいた。海のキラキラしてる感じと、静かでゆっくり時間が流れている感じ。これもまた愛おしくなる。
タイトル、最高ですね…。
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Posted by ブクログ
おもしろかった
恋愛至上主義のいずちゃんのはなし
学生の頃からずっと好きになる人に影響された人生でそういう人がいなくなるたび自分がわからなくなる女の人
結婚願望特にない、仕事でやりたいことも特にない、なにをしてても行き先がない私的に結構刺さった
フラフラと突然海外にいって帰ってきたら彼氏に新しい女がいて住む場所がないから、クラブに行って男の家に泊まるのを繰り返したり、CD屋のバイト先の年下の男の子と付き合ってすぐ縁もゆかりもない場所に二人で引っ越したり、浮気してその人からストーカーされたり、平凡なようで割と波瀾万丈な人生で読んでて楽しかった
年下彼氏のポチと同棲してる時にいずちゃんが浮気してた年上のジムのトレーナーを二人の間に挟むといずちゃんがポチに優しくできることで喧嘩が減り平和に過ごせるってなんかへええ、そんなこともあるのかぁとなんか考えさせられた
浮気はバレたら相手を傷つけるしほとんど元のようには戻れないけど、それをすることによって恋人との関係が良好になるってなんか複雑だけどあり得ることなんだろうなって思ったら何が正しいのかわからなくなった
話の中でアーティスト名、曲名がよく登場するけど全然知らないのばっかりなのが寂しかった、、
もし自分が好きなジャンルと被ってたりしたらもっとどハマりしてたんだろうなぁ -
Posted by ブクログ
最初の恋愛プリズムめっっちゃ興味深くて面白かった
相性とは?とか、私のどこが好き?と恋人なり夫なりに尋ねた時、どう答えられるのがうれしいか?とか、元彼の言葉がどうも合わなくて怒りっぽくなってた話とか!!
最初のは恋愛プリズムで錯覚、相性〜って感じの章で、
2個目は映画、本の中の台詞で角田さんが思ったこととか今までの体験とリンクしてるところとかをまとめた章で、
3個目は旅と本の日々っていう旅に関連した話がメインの章で、
4個目は本当一緒に歩くのだっていうおすすめの本の紹介のような今まで読んで感想を抱いた本とかの話し
正直一章目の恋愛の話がずば抜けて面白くてそれ以外はそうでもなかった
最初読んでる時はこの本はめっちゃレアな永遠保存本かもと思ってたけどどんどんそうじゃないかも、、ってなっていった -
Posted by ブクログ
角田光代の短編集。ホラーかと思ったらそんなことはなく、世界観は違うのだけどすべて「繋がっている」というほかない作品集だった。
「前世」で語られるフレーズ、「私は母で、子で、だれかによって生かされただれかでもあったのか」がとても好きで、これまでふわっと考えてきたことがギュッとまとまっていて、ずっと反芻している。
私の父や母、祖父母、その前の前の前のずっと前に生きていて私が血を受け継いだ人たちの誰か1人欠けても私はここにいなかったし、子供も生まれなかった。とんでもなく果てしなく、世界は全て繋がって巡っているのだという気持ちになる。
赤ちゃんの頃の子供に会いたくなる作品だった。