角田光代のレビュー一覧

  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    まだ30代なりたての頃。
    若かりし日の角田さんのエッセイ。
    日常があまりにリアルで、全く気取ってなくて風変わりでくだらないものばかり。

    なのに、これがものすごく心地よくて
    ありのままの生活や丸出し感に脱力感。

    心理テストや占い、女子会に二日酔い、引越し…
    人生って色々ないようであって、だからこそおもしろい。

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    2022年01月23日
  • 坂の途中の家

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    ネタバレ

    1.この本を選んだ理由 
    新井見枝香さんの本にでてきたので。


    2.あらすじ 
    2歳の子どもがいる主婦が裁判員制度に選ばれ、同じように幼い子どもを持つ主婦が子どもを殺してしまった事件に関わっていく。
    わずか10日間程度の裁判の中で、被告の女性と、自分を重ね合わせていく主婦の里沙子。裁判の中で自分の過去も思い出して、自分も被告と同じ道に進んでしまっているような感覚になっていく。
    裁判を通じて、自分を、家族のことを深く考えていく。


    3.感想
    まず、全く自分とは無縁の話だったので、そういう人間の感想になっています。
    ストーリーとしては面白かった。次はどうなっていくんだろうという感じを持ったまま

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    2022年03月13日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    ☑︎住んでいる部屋話と恋人話は比例する
    ☑︎宗教ってのはこの世のシステムを理解しようという姿勢だ。自分の力の及ばない、すべての理不尽を納得したいという希求だ。
    ☑︎最初のデートでの印象は、その後の相手の本質を象徴している
    ☑︎"顔か中身か"なんて議論は、裸んぼうで暮らしてはじめて提起できる議題である
    ☑︎フネはやさしくて、聡明で、何ごとも肯定して受け入れる。そして私がもっともすばらしいと思うのは、無関心具合なのである。

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    2022年01月19日
  • トリップ

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    ちょっと可哀想で、ちょっと繊細な、その場所に馴染めていないような登場人物たちが愛おしくなる。短編集で、色んな主人公たちが出てくるが、性格も境遇も立場も違うのに全員が生き生きとしていて、さすが角田光代さんだと思った。自分と性格の違う人間をリアルに描けることがまずすごい!角田小説、また読みたい。

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    2022年01月17日
  • ひそやかな花園

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    ★5つに近い4つ。角田作品は何冊も読んできたが、こちらも圧巻のストーリー。毎年別荘に集まる7人の家族。皆一人っ子で大の仲良し。子どもたちにとっては大好きな夏のイベントである。しかしある年から突然打ち切られる。ミステリアスな序盤から惹き込まれる。内容は出生という生の根源に関わる重いものでありながら、7人の子ども達のその後の人生を一人ひとりわかりやすく描写している。この作家の力量は半端ない。7人それぞれをメインとして語らせる。医学の進んだ今だからこそのテーマ。けして絵空事ではない。起こりうる内容だと痛感した。角田光代という作家の本をもっともっと読みたくなる。
    キーワードは“記憶の共有”。

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    2022年01月16日
  • ご本、出しときますね?

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    小説家ってぶっ飛んでる!と思ったり、意外と庶民的、と思ったり。なかなか知ることのできない彼らの本音やキャラクターを垣間見れてうれしい。
    対談形式なので、すらすら読めた。

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    2022年01月10日
  • ドラママチ

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    人のどうしようもないもてあましてしまう気持ちの表現が上手くて、それに主人公が平凡な日常をみな送りつつそれぞれに何かを抱え特別な人達ではない所に惹かれるのかもしれない。
    で、これからどうなるのか分からないまま終わってしまうけれども幸せってこうして見つけていくものなのかなと、ハッピーエンドではないのに何故かホッとする短編集。

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    2022年01月08日
  • キッドナップ・ツアー

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    二ヶ月間家に帰って来なかった好きでも嫌いでもない父親がユーカイという名目の下、小学生の主人公と色々旅をして絆を確かめ、深めていくハートウォーミングストーリー。主人公のマセた部分とまだまだ子供の部分がなんとも可愛く描写されてます。
    定期的にジーンとするようなシーンが散りばめられてて最後まで飽きない作品です。是非一度読まれてはどうかと。
    個人的には母親と何を電話で話していたかを明かしてほしかったけど、もしや電話をするふりして実は母親とは何も話してなかったとか??

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    2022年01月06日
  • 三月の招待状

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    大学時代のなかよしグループが30代になって離婚や同棲や不倫や失踪などの日々を過ごしながら学生当時を振り返る青春ノスタルジー小説。作者が最も得意とするジャンルでは?あからさまな品のなさが心地いい。

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    2021年12月28日
  • 100万分の1回のねこ

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    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

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    2021年12月26日
  • 平凡(新潮文庫)

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    もう、何度も何度も考えたことのある「もしもあの時こうしていたら」、「もしもあの時もう一方を選んでいたら」をテーマにした短編集。登場人物達は当たり前だけど全然違う性格で、人生も、選択も違うけど全員がふとした瞬間にもしもを考えて、自分の選択を振り返りながら何かに気づき、後悔し、諦め、悩み、受け入れて生きていた。

    私も読みながら、ひとつでも欠けていたら今がない。ああ、本当にそうだな、辛くて二度と経験したくない、出来ればしたくなかったあの出来事があったから今がある。と思ったかと思えば、いや、あれがなくても結局こうなってたんじゃないのか。と、思ったり。
    読みながら自分も振り返っていたので勝手に忙しかっ

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    2021年12月25日
  • 笹の舟で海をわたる

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    ネタバレ

    心がえぐられる気分で読んだ。

    ずっと、どこか不幸な空気が漂う小説だった。短い間で読んだので、読み終わった今は1人分の人生を体験した気分。

    選択肢が今よりずっと少なかった頃の時代の話。きっと、似た人生を過ごした人がいたんじゃないかなと思う。

    娘のことを好きになれなくて、でもそれを見栄のために隠そうとして、自分も将来母親になったらそうなるんじゃないかとゾッとした。子供を愛せなかったらどうしよう。

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    2021年12月19日
  • ご本、出しときますね?

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    その人特有の変な癖や、趣味趣向×本
    という、私の好きなものが詰まってた。

    おもしろくない訳がないじゃないか!

    好きな作家さんもで出て、その人となりが知れたのが興味深かった。

    尾崎世界観×光浦靖子の歪んでるけど、
    優しくて、不完全な感じがよき。


    あぁ、もっと力を抜いていいんだなー

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    2021年12月18日
  • トリップ

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    なんとなく生きてるような人たちの短編集

    日常のなんとなくの色褪せたような感覚をかなりリアルな描写で書いてて上手いなーと読んでて何度も思った
    もっと読んでいたいと思うような感じばかりの短編集だけど、全部の終わり方がふわっと、だけどかなり意味があるような感じでよくわからずもやっと。
    文学的な色んな意味と取れるような、何も意味がないような文で終わる
    まぁオチがあるような話なわけじゃないからそれが正解なんだろうけど。

    薬物摂取してる主婦の話ですLSDだけで依存みたいないつもボーッとしてるような症状になる人っているんだって思った

    処女とか童貞とか何も楽しみがないような人生とかなんとなく結婚して35

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    2021年12月18日
  • 世界中で迷子になって

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    エッセイってあまり読まなかったけど、なかなか面白いなと思わされた一冊でした。
    あるある分かる分かると頷いたりして、あっという間に読み終えました。

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    2021年12月18日
  • 笹の舟で海をわたる

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    左織に全然感情移入ができず、途中イライラしながら読み進めた。ただきっと、左織はあの時代の中の「普通」の人で、いつのまにか周りに置いてきぼりにされ、「普通」をアップデートできないまま、ずっと鬱屈していってしまう人もたくさんいるんだろうな…と思った。
    風美子のことを「主人公」にするのではなく、左織のような市政の人を「主人公」にすることで、より物語に没入しやすく、心がひりついた。

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    2021年12月17日
  • 太陽と毒ぐも

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    ネタバレ

    お風呂に何日もはいらない女性、盗み癖がある女性、異常なほど物を買い込む男性、あらゆる迷信を信じて実行を強要する女性、スナック菓子を主食とする女性、半端なくお酒を飲む女性、言っていいことか否か判断できずなんでも(噂話し的な)言ってしまう女性、
    いろんな性癖を持った男女の短編小説。
    これが、めっぽう面白かった。
    そんな奴、おるんかいな(特にお風呂に入らないレベルがまるでホームレス並み)と思うけど、著者の手にかかればいかにもいそうなのよ。
    それぞれの性癖を相方の彼、彼女らは付き合い始めは美点にさえ見えているのよ、それ意外の相性は一緒に暮らすほどいいんだもの。
    でも、それがだんだんもやもやしてきて、許

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    2021年12月13日
  • 100万分の1回のねこ

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    絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
    そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。

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    2021年12月10日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。

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    2021年12月04日
  • ドラママチ

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    ゴールマチ
    大好きなドラマ、「大豆田とわこと3人の元夫」の、大好きなキャラクターかごめちゃん。この話のキクヨとチエちゃんは、とわことかごめちゃんみたいだなって思った。
    かごめちゃんが昔から横断歩道のない道路を渡れなくて、とわこが喧嘩した時も一緒に手を繋いで渡ってあげてたのがとても印象的で、喧嘩ができて自分の恥ずかしいところをさらけ出して叱りあえる同性の幼馴染に憧れができたのだけれど、ゴールマチのふたりもそうだった。恋にゴールを見出せなくたって、何年経っても居心地の良い場所だとお互いに思っていられるような、そんな友人がいたら、まさにそこがゴールじゃないかって。

    ドラママチ
    これまでの話で一番自

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    2021年12月17日