角田光代のレビュー一覧

  • ツリーハウス

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    三世代に渡る話。
    子から見た両親、祖父母がどういう時代をどうやって生きてきたかは知りようもない。
    祖母が若い頃に住んでた場所を探しに行く現在の時間軸と、祖父母の時代、両親の時代がそれぞれの視点で語られるのが面白い。
    スカッとする話でもないし、好感が持てる登場人物でもないけど、時代に流されながらたくさん後悔や葛藤を抱えて生きてくのが人生なんだなと思った。

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    2023年06月16日
  • キッドナップ・ツアー

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    ネタバレ

    まだ私にはわからないところも多かったけど読み終わったあとなんとゆうか心が温かくなりました。やっぱり家族愛ってすてきですね。最後まで私は分からなかったのだけど、お父さんが誘拐してまで叶えたかった希望、ハルと引き換えにお母さんに提示した条件ってなんでしょうか、、

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    2023年06月12日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    夜に枕元で少しずつ読んでいた本。
    目の前にその情景が思い浮かび、旅をした気分になれるエッセイ。特に海外旅が好きな人にはおすすめ。
    そして、すべていろんな夜についてのことが描かれている。夜の孤独、怖さ、それを埋めるための都会の明るさ、昼とぜんぜん景色が違うこと、お酒を飲んだ後の謎の無敵な気分。
    とても共感することが多く、またぱらぱらと読み直したいと思った。

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    2023年06月09日
  • 世界中で迷子になって

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    旅に慣れていない、普段あまり冒険を好まない、だけど旅に出たくなる。そんな人の視点で「旅」が描かれているからこそ、旅慣れた人や目的を持って旅をしている人の旅行記とは違う視点で世界を眺められるのが面白かったです。行った時、行った場所によってもその国や地域へ抱く印象は変わるのだろうし、同じ時、同じ場所で同じものを見ていても人それぞれ感じ方は違うのかなと思ったら、私も広い世界を自分の目で見に行きたくなりました。
    後半のモノにまつわる話も共感できる話もあり面白かったのですが、(携帯端末の支払いの仕組みは私も良く分からないので、店員さんの話はちんぷんかんぷんだなと読みながら頷いてしまいました。)
    もう少し旅の話を読みたかったな、と思いました。

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    2023年06月08日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家によるトリビュート。やはり一流、表現の仕方や情景描写が素晴らしい。

    個人的には角田光代が1番好きでした。

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    2023年06月03日
  • トリップ

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    角田光代さんの短編集です。各話に出てくる主人公は皆、何かが欠如しているように感じました。足りないものを埋めるように必死で過ごしているけれど、埋まらない、満ち足りない。そんな感じ。でも各主人公にどこか共感を覚えるのは全て悲観的に捉えて投げ出すことはしなくて、泥臭くも這いつくばりそして他者への優しさが垣間見えるからです。

    読み終えた今、どんな感情でいるのか正直説明がつきません。

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    2023年05月28日
  • Presents

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    読みやすさ☆☆☆☆☆
    ちょうどいい長さの短編。
    読後感もいい。人生の中で出会う悲しみや辛さも、おくりものだと思える一冊。
    おすすめ度☆☆☆☆
    誰かに差し上げたくなるような、ほんのり温かい優しさを感じられる。
    読書が苦手なひとでも読みやすい文章表現。
    この本好き☆☆☆☆
    今回は全編通して「貰う側」を主軸に置いていたけれど、「渡す側」に立った時の目線もぜひ描いて欲しかった。
    きっと、貰う分だけ渡していると思うから。

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    2023年05月25日
  • だれかのいとしいひと

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    ほぼ全ての話に 橙色 が登場。単なる偶然だけれど、私がいま取り掛かっているフライヤーのテーマも 橙色 なので胸がときめく。

    人生で乗り続けるバスの比喩、コーラの縮緬のような感触、夕方 橙色が気付かないほどのさりげなさで闇に飲まれる瞬間、夏と秋がはっきりと入れ替わる日、まるで大量の向日葵に支えられて建っているような彼のアパートが綺麗に描かれ過ぎていて苦しい

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    2023年05月19日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    主人公のいずちゃんは自分の生きる狭い世界から抜け出したいという思いを原動力に、様々な恋をしながら必死に生きている。安定を求めがちな自分にとって新しい世界に飛び込む思いきりの良さは、生き方として見習いたいところだなあと思った。

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    2023年05月14日
  • 今日も一日きみを見てた

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    角田さんが飼っている猫のトトについて綴った、優しい優しいフォトエッセイ。

    ペット愛に溢れていて個人的には大好きだけど、恐らく動物を飼ったことがない人には理解しがたいので★4で。

    私も初めて犬を飼い始めてからもうすぐで2年になるから、ペットに対するあるある、共感の嵐。犬猫の飼い主の皆さまは角田さんと楽しくお話してる気分になるかもしれない。

    最後のおまけ短編は、ほんとに短いのに泣きそうになった。命あるものは必ず死を迎える。
    その長さに関わらず、共に過ごす時間が充実し、お互いが幸せであれたらいいなと思う。

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    2023年05月13日
  • 降り積もる光の粒

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    色んなところの旅のことについてのエッセイ
    1ヶ月とか色んな国に旅してるのいいなぁと思った

    車が運転できない、極度の方向音痴とか同じだなぁと思いながら読んでた

    マリの女性の性的快感をなくすために性器切除が当たり前になってるの怖いなと思った
    色んな国ごとに当たり前が違って不思議

    あとは即身仏の話も興味深かった

    角田さんおすすめの本の章もあったり盛りだくさんの本だった

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    2023年05月06日
  • だれかのいとしいひと

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    寂しいけれど静かに沁み入る。
    もし後に別れるとしても、人と人が出会って同じ時間を共有することには価値があるんだなと思えた。意味はなくても、価値はある。

    それと、悲しいことの中にも絶望の中にも、美しいものを見つけることは可能だと分かった。周りに汚染されることなく美しいものは美しくあり続けるし、どんな状況においてもそれを見出すことは決して悪いことではない。美しいものはいつでも美しいと受け止めていいんだなと思った。

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    2023年04月29日
  • 晴れの日散歩

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    2023年14冊目。
    大好きな散歩シリーズ。
    夢の話がすごく納得!SF物を見る事がない私はやっぱり現実的な夢しか見ない。

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    2023年04月23日
  • 私たちには物語がある

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    角田さんの読書記録というか感想文というか、書評というか。私も読んだことのある本もたくさんあったが、私の視点とは違う感想が新鮮で、再読してみようと思った。子供の頃には理解できなかった本も大人になってから読むと全く違った世界が広がるという感覚もすごく共感する。ここで紹介されていた本は一通り読んでみたいと思った。

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    2023年04月16日
  • 三面記事小説

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    人間の奥底にある闇が丁寧に描写されていて、
    結末にかけて次第にスピード感を増して、深く、重く降りかかってくる感覚
    もしかすると自分も同じ状況になったら、こんな気持ちを抱いてしまうのかもしれないと、一瞬でもそんな気持ちにさせれられる作品
    絶対にいけないことだけど、事件には少なからず"そうしなければならなかった背景''が存在するのかもと不覚にも思ってしまう
    『光の川』はひたすらに辛くて、状況を変えられる選択はあの結末しかなかったのか、社会はこうも冷酷なのかと考えさせられた

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    2023年04月06日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    作品によってこれは女性が書いたものなのか?男性が書いたものなのか?わからない場合が多いのは事実です、私には。でも、宮部みゆきさんや原田マハさんのような場合は、読んでいると表現の繊細な部分が何となく、宮部さんの表現だな!とか、原田さんの表現だな!と感じ入ってしまう。やはり性別と言うよりも個性という感じがする。

    普通は性別ではなく、作家さん個人の書く内容によって、個性によって、その描写やストーリーによって面白いか?とか、感動するか?ということを感じています。

    しかし、角田さんの文章を読むと、その中に確かな女性の感性が滲んでいるような気がする。

    まだ、角田さんの作品は賞を取ったような代表作は手付かずなのですが、この短編集は凄かった。

    キラキラした作品から村上春樹さんの作品のテイストがする作品まで(私が言うのもおこがましいですが。角田さん、村上さんごめんなさい)。

    自分には無い女性の感性を、感じ方や考え方を教わるような気がするのです。

    この作品もジュエリーや久しぶりに思い出す同級生、結婚に対する考え方、特にバブルを過ごした後の表題作「おまえじゃなきゃだめなんだ」等々のストーリーを通じて、ものの見方が一段深くなったような気がします。

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    2023年04月01日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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     どの質問も簡単に「こう言うものだ!」と、キッパリ言い切ってしまう事も出来るのだが、どの回答者も心から真摯に向き合ってくれています。
    社会のままならなさ、白黒で割り切れない所を知った上で一生懸命経験を交えて説いてくれています。
     こう言う類いのおしゃべりは好きです。例え親子であっても子どもの質問にこんな風に向き合ってあげたいな。と思います。

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    2023年03月29日
  • ドラママチ

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    いろんな女性を描いた短編集。どれも読みやすい。
    どこかイタい女性が出てくるけど、ここまでわかりやすくないにしても、それは多かれ少なかれ誰しもが持ち合わせてることばかり。面白い。

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    2023年04月01日
  • ナナイロノコイ

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    恋愛小説も、アンソロジーも好きなので、こういう本は良い。
    映画化するっていう井上荒野さんの短編が一番好きだったかなあ。

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    2023年03月26日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    津村喜久子さんが好きなので、読んでみた。

    津村さんの他にも6名の回答者(皆文筆家さん)がいるのだが、どの方もいわゆる優等生的な回答、教科書的な回答ではなく、「だよねぇ」と思えるような回答をしてくれている。
    だからといって質問者に寄り添った(質問はズバッと短文で質問者の名前もないので質問者の存在感はゼロだが)感じではなく、みなさんの実感からの回答なので、スッと入ってくるものが多い。

    子供向けだと思うけど、悩んでいる時に読むと少し気が晴れるかも。

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    2023年03月19日