角田光代のレビュー一覧

  • 三面記事小説

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    現実的で突き刺さるような悲劇ばかりで読み終わると辛い気持ちになるのに読むことをやめられない。聞き流してるニュースのむこう側にはそれぞれ人生があるということをわすれてはいけないと言われてるような。

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    2022年03月29日
  • 月と雷

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    どこにもありそうな日常なのに、ありえない親子・男女の倒錯した関係、その出自・運命を描き人間の根源に迫る作品。この作者は女谷崎潤一郎か?

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    2022年03月25日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    ネタバレ

    妊娠したので、作家が書いた妊娠エッセイが読みたくなり。戸惑いや父親に対する感情など共感できるところが多かった。毎日の食事や海の描写が好きでした。最後までエッセイだと思っていたので笑ったり泣いたりしながら読んでいたが、あとがきで小説だったことを知り驚く。小説家ってほんとうにすごい。読めて良かった。

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    2022年03月21日
  • わたしの容れもの

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    30代のうちに読んでおいて良かったと思える1冊。
    特に、年齢を重ねていくと穏やかな老人になるのではなく、その人の欠点が強調されていくという部分はこれから気をつけようと思わされた。

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    2022年03月17日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    子供の頃毎年集まっていた子たちが、ある時から集まらなくなり、それぞれの人生を歩み、大人になり、あの集まりはなんだったんだろう、、、というところから始まる話。
    何の集まりだったのが気になってそれがオチかと思いきや、それはまだ半分。この時点で、やっぱ角田光代の小説は内容のメッセージ以前に読んでて気持ちいいなぁと思う。
    その集まりがなんだったかがわかってからが後半。これに対するそれぞれの反応。その反応の背景にある親の子に対する気持ちや家庭環境、子を持つ親として身につまされる。
    オチとなる「肝心なのは愛情」ていうのは、言ってみればありきたりなんだが、一冊かけてここに持って来られて大納得する感じ、これこ

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    2022年03月09日
  • 今日もごちそうさまでした

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    食べ物の話に面白くない話はないです。

    「トマトの砂糖がけ」が紹介されてテンション上がった!うちでは昔から塩より砂糖派。もっと知名度広がってほしい。ほんとに美味しいんデス。

    私は食べれないものもないし、自炊も割とするけれど、学生なので食材は常に一番安いものを手に取るし、調理に手間暇かけるためのお金や道具がナイ!でも、社会人になって余裕が出てきたり、一緒に食べるひとができたりしたら頑張ろ〜ってやる気がでてきた!

    いや、とりあえず明日から普段買わないものを買ってみようかな。オクラや里芋、ブロッコリー、アスパラとか。

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    2022年03月07日
  • 三面記事小説

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    『元自宅床下から遺体 ー 二十六年前に東京都の小学校の女性教諭を殺害したとして、元同小勤務の無職の男(68)が、自首…男の供述に基づいて男の元自宅を捜索したところ、床下から、この女性とみられる遺体が見つかった。(平成16年8月23日付 読売新聞抜粋』

    あなたは、新聞を読むでしょうか?

    日本財団が18歳を対象に行った調査では、新聞を”読まない”と回答した人が七割にもなったそうです。実のところ私も自宅に新聞をとらなくなって10年以上の月日が流れました。テレビとネットの情報だけで生きてきたこの10年以上の日々の中で、少なくとも私にとって紙の新聞はすでに過去のものになりつつあります。一方で、職場

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    2022年02月28日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    様々な場面で強く心を揺さぶられた。最後まで恋人への執着がすごかった。常に意識の根底に恋人の存在があって、主人公はずっと振り回されているけど、だんだん実像ではなく、自分の中の恋人像に振り回されていったような気もした。大切にしていたものと、小さなズレを感じて(いつもの感じじゃない)少しずつ不安になっていくところと、自分の衝動との葛藤が読んでいてとてもどきどきした。
    主人公の執着もすごいけど、恋人のつけ離し方も恐ろしい。安心していた存在から、牙をむかれる感覚が恐ろしかった。「あんな汚い生活してるから」には鳥肌が立った。
    強い淋しさを、静かな怒りで返していたのかもしれないけど、受け入れられないものを傷

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    2022年02月25日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    恋をあんまり経験したことない私からしたら行動力的にはすごいと思った。男の人に惚れやすいところもめちゃくちゃいいと思います。きっとまた恋をするんだろうっていう確信が自分の中にあるのも羨ましい。どうせ死ぬならこんな感じの恋愛を1回くらいは経験してみたいです。

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    2022年02月25日
  • 太陽と毒ぐも

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    たくさんの、いろんな、多種多様な男女恋愛模様が、それぞれの短編の中で繰り広げられ、短編の中で的確に男女のズレを炙り出しつつも、綺麗に、整理整頓された、理屈の通ったようには落着せずに、だけど何となく、ふと気づいたら、穴にすっぽりハマる。

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    2022年02月23日
  • 薄闇シルエット

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    ネタバレ

    『したくないことを数え上げることで、十年前は前に進むことができたけど、したくないって言い続けてたら、そこにいるだけ。その場で駄々こね続けるだけ』
    『作り出すことも、手に入れることも、守ることも奪うこともせず、私は、年齢だけ重ねてきたのだった』

    という言葉が効いたー。
    ほんと、角田さんの書く文章は、私の心をえぐるんだよなー。もう、心が痛くてしょうがない。

    思い起こせば30代後半。
    私も主人公・ハナちゃんとおんなじ思いを持っていました。
    何も持ってないままただただ歳を重ねることに、すごく恐怖を感じていました。

    結婚することが幸せ。子供を産み育てることが幸せ。
    それは確かにそうなんだけど、でも

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    2022年02月17日
  • トリップ

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    何というか、言葉で表現しづらい日常のもやもやした感覚を、うまく表現できるのだなぁ角田さんは、と思う。
    私は面白かったです。

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    2022年02月15日
  • 笹の舟で海をわたる

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    ネタバレ

    どうか最後にどんでん返しがありますように…という思いだけで最後まで読んでしまうくらい、終始うっすら暗い話だった。
    何十年もそばにいるのに、心の底ではふーちゃんを信用していない。家族も離れてしまった。
    寂しいが連続する展開だった。
    救いが欲しかったなぁ。

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    2022年02月15日
  • 笹の舟で海をわたる

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    とても重かった。
    大きな事件なども起こらず、淡々と1人の女性の半生が綴られているのだけど、その心情描写が凄くて最後まで一気に読んでしまった。
    角田さんは女性の描写がとても上手い。
    上手すぎて怖い。

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    2022年02月13日
  • 私のなかの彼女

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    仙太郎の和歌への態度が変わっていくのは、自身にものを作り続けるための土台がないことに無意識か意識があってか感じていたからではないかと思った。和歌も仙太郎も無意識に男女の力関係に囚われていて、はっとさせられる。

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    2022年02月11日
  • マザコン

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    空を蹴る
    ☆4
    こういう人っているよな。
    どんなことを考えているのかなと思っていた人の考え方が少しわかった気がする。
    話を通じて特別なことは起こらないのだけど、普通の人が一年に一度はハメを外してぶっ飛んだことをしてみたい、そんな日を描いている。
    そんな日を抽出して書くのはパラレルワールドを描くより何十倍も難しいだろうなぁ。
    結局、大きく物事を変えられるわけではなく変わり映えしない日常が続いていくだけなのだけどそんな一瞬を切り取った話。好き。

    なんだかわからないけど面白い。
    導入部分が面白いんだろうな。
    ダメ人間のナンパや風俗体験に似ているような気もする。
    なにかを考えさせられるような話ではな

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    2022年02月11日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    ネタバレ

    喜びより戸惑いが勝ってしまい妊娠を上手く受け止められない主人公が、出産までに自分なりに受け入れていく様子が日記形式で丁寧に綴られている。

    自分の母性に自信が持てなかったり、
    そのことで罪悪感を感じたり、
    なんとなく孤独を感じたり、
    夫の気持ちとのギャップがあったり、
    急に独身時代が懐かしくなったり、
    これが2人での最後かーとしみじみ思ったり、
    お腹にずっといてほしい気持ちと、会いたい気持ちとがあったり、
    やっぱり孤独じゃないんだなって気付いたり、、

    十月十日って改めて、身体的にも気持ち的にも、めまぐるしい日々で、不思議な体験だなと思った。

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    2022年02月09日
  • 源氏物語 上

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    池澤夏樹個人編集による日本文学全集。04は、54帖から成る世界最古の長篇小説「源氏物語」の「桐壺」から「少女」までを、角田光代による完全新訳で収録する。しおり付き。

    読みやすいけど、なかなか進まない。ようやく読み終えた。

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    2022年02月04日
  • まどろむ夜のUFO

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    中篇小説集。
    表題作の
    「まどろむ夜のUFO」
    「もう1つの扉」
    「ギャングの夜」

    3篇ともとても奇妙な話でした。
    奇妙だけど日常とべったり張り付いててなんとも不思議な感じがする。

    「まどろむ夜のUFO」は一人暮らしの主人公のもとに弟がやってきて、奇妙な友人となんだか嘘っぽい彼女の話が出てきて、だけど、その主人公もなんだか変な彼氏みたいな友人みたいなサダカくんとキチキキと会っててっていう、変な話。
    だけどとても面白い。

    あたしはとにかくサダカくんのことがツボにはまってしまって
    もう、おまえこそおかしいやん!って叫びたくなった。
    ねったりとした夏のお話で、暑い夏に桃を食べながら読みたかった

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    2022年02月03日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    物語のようなエッセイのような、軽めの文体でスイスイ読める。ページが厚く、挿絵も多くて、物語とエッセイと絵本の間みたいな感じ。自分の妊娠体験と被ったり被らなかったりだけど、こういう感情って発信されることがないから、内心安心して心の支えになる人が沢山いるとおもう。不覚にもちょっと泣いてしまった。妊婦になる前もなったあとも、産んだ後でも。寄り添ってくれる物語

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    2022年01月30日