角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
旅に慣れていない、普段あまり冒険を好まない、だけど旅に出たくなる。そんな人の視点で「旅」が描かれているからこそ、旅慣れた人や目的を持って旅をしている人の旅行記とは違う視点で世界を眺められるのが面白かったです。行った時、行った場所によってもその国や地域へ抱く印象は変わるのだろうし、同じ時、同じ場所で同じものを見ていても人それぞれ感じ方は違うのかなと思ったら、私も広い世界を自分の目で見に行きたくなりました。
後半のモノにまつわる話も共感できる話もあり面白かったのですが、(携帯端末の支払いの仕組みは私も良く分からないので、店員さんの話はちんぷんかんぷんだなと読みながら頷いてしまいました。)
もう少し旅の話を読みたかったな、と思いました。 -
Posted by ブクログ
作品によってこれは女性が書いたものなのか?男性が書いたものなのか?わからない場合が多いのは事実です、私には。でも、宮部みゆきさんや原田マハさんのような場合は、読んでいると表現の繊細な部分が何となく、宮部さんの表現だな!とか、原田さんの表現だな!と感じ入ってしまう。やはり性別と言うよりも個性という感じがする。
普通は性別ではなく、作家さん個人の書く内容によって、個性によって、その描写やストーリーによって面白いか?とか、感動するか?ということを感じています。
しかし、角田さんの文章を読むと、その中に確かな女性の感性が滲んでいるような気がする。
まだ、角田さんの作品は賞を取ったような代表作は手付かずなのですが、この短編集は凄かった。
キラキラした作品から村上春樹さんの作品のテイストがする作品まで(私が言うのもおこがましいですが。角田さん、村上さんごめんなさい)。
自分には無い女性の感性を、感じ方や考え方を教わるような気がするのです。
この作品もジュエリーや久しぶりに思い出す同級生、結婚に対する考え方、特にバブルを過ごした後の表題作「おまえじゃなきゃだめなんだ」等々のストーリーを通じて、ものの見方が一段深くなったような気がします。