【感想・ネタバレ】なんでわざわざ中年体育のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月17日

本読むのに疲れていたけど、これはとても楽に読める。ゆる〜く続けていいんだ、そうそう、そんな気持ちなるなる、と一話ごとに共感した。

後半はところどころ感動して泣いてしまった。多分冷静に考えるとそんな大げさな話じゃない、と思う。それでもなんだか著者の心の中の戦いを応援したくなってくる。

運動に対して...続きを読むは基本的にしんどい、やりたくない、とネガティブだけど、著者の、自然に対する表現がとても気持ちがいい。本当に情景が浮かぶような、気分が晴れやかになるところも読んでいて良かった。
たまに悪態をついたり、サボれてラッキーと思ったり、゛初骨折も誇らしいほどだ。いい時間を過ごすと、失恋という痛みもやがていい思い出になる、これまた、男女の妙のようですな。゛と登山の締めくくりの一文も、尻の骨折ってて何言ってんだ、と面白かった。

どうしてこんなことやってるんだろう、と思った時に続けるにしても止めるにしても「ま、いっか」と気楽にさせてくれる本でした。

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Posted by ブクログ 2020年09月12日

Number Doの連載コラム。フルマラソン、トレイルラン、ボルダリングなどやってる最中は後悔しながら、なぜかまた参加してしまう体験を語る爆笑エッセイ。

スポーツの本は運動が大好きで得意な人が書く。本書は異例、題に「なんでわざわざ」とあるとおり、さほど好きでもないがフルマラソンなどに参加、後悔しつ...続きを読むつも魅力にとりつかれまた申し込むスバイラルを描いている。
フルマラソンのほか、登山、ボルダリング、トレイルランニングなど。大きな志を持たないからこそ続いていく。
筆者が決して強い意志を持っているわけでなくどちらかというとずぼらな所が好感。

中年体育心得8ヵ条が秀逸。
1 中年だと自覚する
2 高い志を持たない
3 ごうつくばらない
4 やめたくなったら、やめる前に高価な道具をそろえる
5 イベント性をもたせる
6 褒美を与える
7 他人と競わない
8 活動的な(年少の)友人を作る

旅先でのランニングの魅力を伝える章もよい。「走るとその町と親しくなる。」

特に目的はなくとも心地よく時に苦しい中年体育。学生時代にはなかったビールというご褒美もある。
体を動かす魅力を余すところなく伝えてくれる楽しい作品でした。

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Posted by ブクログ 2020年08月25日

ビールビールビールビール、風呂風呂風呂風呂と唱えなんとか走り切る。得意の「なめ癖」や誰かたすけてくれないかな、と浅はかな期待をもったり、W氏の誘いにすぐ乗り、後で悪態ついたり。笑
本当に面白い‼︎ 那覇マラソンとトレランにとても興味を持った。
最後の『中年体育心得8ヶ条』サイコー笑

中年だと自覚す...続きを読む
高い志を持たない
ごうつくばらない
やめたくなったらやめる前に高価な道具をそろえる
イベント性をもたせる
褒美を与える
他人と競わない
活動的な(年少の)友人を作る


いつも重いテーマが多い作者のエッセイがこんなに面白いとは!他も読みたい‼︎

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Posted by ブクログ 2019年11月16日

ランニングのリアルな描写は村上春樹が一番かと思っていたが、この著者も流石小説家、ランナーの気持ちがちゃんと書けている。さらに、ストイックな村上春樹と違い、弱音が出て歩きたくなる気持ちなど自分に近い。でも、私はフルで歩いてしまうが、著者は歩かずに走りきるところがえらい。もうちょっとランニングを頑張ろう...続きを読むかなと思う一冊。

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Posted by ブクログ 2019年10月14日

ドロミテに続いて単なる旅ではなく運動系。今回もまたまた面白かった。若い頃からインドア系を自認し体を動かすことなど無かった私が変わったのは5年くらい前。走ってみようかなとは思っているものの、今のところはバイクで走るのみ。同じように週末に、サボる理由を振り切りながら。登山も走らず歩くのみ。水泳も良いかも...続きを読む知れないが、先ずは費用がかからず、歩く人に邪魔されず泳げるプールを探さないと。最初から最後まで共感できるとても楽しい本でした。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

最後まで面白く読めた。
雑誌の編集長に誘われ、
登山やらトレランやら、マラソンやらに挑戦する、中年の希望の星?的な立ち位置なのかな?
とてもゆるい感じのエッセイ。9年とか続けている一方で、走ることは嫌い、と言ってのける著者。
最後の、中年体育心得8ヶ条で、
GARMINのランニングウォッチを買おうか...続きを読むな?
とちょっと思った。

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Posted by ブクログ 2023年07月17日

好きじゃない、嫌いと言いながら色んな体育に挑戦して楽しんでてすごい
マラソン大会に何回も出場したりトレランしたり毎週末何年も走り続けたりすごいなぁと思った

でも私も特にたいそうな目標もなく嫌々ジムに週2〜3回ジムに通い続けてるから角田さんのなんとなく続けてるだけで好きじゃないって感覚すごいわかるな...続きを読むぁって思いながら読んでた

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

走る事も運動も嫌いな私が、数年前から週末走っている。動機は違えど、角田さんと私、ちょっと似てる。共感する部分もある。年齢も一緒だ。
 私も志し低いマイペースランナーだ。息が上がらない程度にしか走らないので、タイムは遅い。でも気にしない。人と競わない。これが続けるコツかな。
 モチベーションを保つため...続きを読むに、気分が上がるシューズを買う。サングラスも必需品だ。
 次はランニング用のイヤホン(骨伝導)を買ってみようかな。

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Posted by ブクログ 2022年10月10日

中年だと自覚する
高い志を持たない
ごうつくばらない
やめたくなったらやめる前に高価な道具をそろえる
イベント性をもたせる
褒美をあたえる
他人と競わない
活動的な年少の友人を作る

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Posted by ブクログ 2022年10月02日

小説家は運動なんてしないんだろうという勝手なイメージ。でも、一日中家にこもっているなんてことないですよね。

決して運動が好きなわけではない角田さん。運動する動機は、運動が好きだけでなくていいんだなと改めて思います。そして、今からでも始められる(かもしれない)運動のバリエーションにも驚きました。いわ...続きを読むゆる「ガチ」でなくてもいいんだな、とりあえずやってみて合わなかったらやめてもいいんだな、ちょっとやってみたいな、そんな風に思えます。
フルマラソンは抵抗がありますが、メドックマラソンには出てみたい!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月06日

体育、とあるけれど、つまりはランニング→マラソンの話。
しかしすごいな、角田さん。小説家なのに。
いや、小説家だからその体験もするする読めるというもの。
体力測定の1000mさえまともに走れなかった私には、信じられない世界です。
最後の、ワイン飲みながら走るボルドーのメドックマラソンは、読みながらこ...続きを読むちらも幸せな気分になった。
私下戸なんだけど。

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Posted by ブクログ 2021年10月11日

定期的に走りたくなるし、走ってはやっぱり無理だったとなる。そしてまたこの本を読み走りたくなった。トレラン、ナイトハイクいいなぁ〜。

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Posted by ブクログ 2020年09月20日

運動がそれほど好きではない著者が、フルマラソンをはじめトレラン、ボルダリング、登山などさまざまな運動(本書では体育)に挑む様子を描いたエッセイ。

中年で面倒くさがりながらも果敢にチャレンジする著者の姿に勇気づけられる人も多いのでは。

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Posted by ブクログ 2020年05月20日

中年真っ只中のボクも、人間ドックの結果が悪く、今、筋トレとウォーキングの真っ最中です。

きっかけは違いますが、角田さんが、運動を始めたきっかけ、「気持ちは20代のままで、身体は衰えていく」という感覚、スゴくわかります。
そして、楽しくやらないと中年の運動は続かないのです。

蛇足ですが、孤独という...続きを読むのは、「だれにも頼れず、自分でなんとかするしかない」という、物理的かつ具体的なことという一文、ものすごく共感してます。

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Posted by ブクログ 2023年08月22日

しばらく休んでいたランニングを再開しようと思うきっかけになった。
嫌だ嫌だと言いながら継続している角田さんは本当に凄い。私も来たる50代に向けてぼちぼちやろか…と重い腰を上げる。

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Posted by ブクログ 2020年07月18日

「疲れたので不快になる」ではなく、「不快になった原因を調べてみると疲労だった」という著者のような身体感覚がすごく新鮮だった。

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Posted by ブクログ 2019年12月31日

走るのが嫌いと自覚しながら、こんなにもフルマラソンに出場しているとは(笑)
さらにトレランにボルダリング!
著者の複雑怪奇な行動?を綴った痛快エッセイ。
楽しく読むことができた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月27日

色々なスポーツに中年になってからの挑戦!
だったけれど、当初のテンポでさらに色々なものの体験記かと思ったらマラソン中心になってきたので
結構読み飛ばしてしまいました。

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