無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
なんで私がスポーツを!?
中年たちは皆、運動を始める。人気作家・角田光代が、フルマラソン、登山、ボルダリング――様々なスポーツに果敢に挑戦した、爽快エッセイ。
おそらく私はこのまま中年ど真ん中になっても、20代のような手痛い失恋をして、10代の娘のように傷つくだろう、一方で、体はどんどん衰えていくのだろう。
年齢と精神と肉体はどんどんアンバランスになっていくだろう。
30数年間、一度も積極的にやったことのない運動をはじめたのは、この予感がきっかけである。
(まえがきより)
運動が得意、好きな人だけが運動をするのではない。だけど、嫌いだと自覚しているからこそ、続けられることもある。健康維持のためというわけでもない。たまに山登りで「ハイ」になったり、ワイン飲みマラソンで「酔狂」を体験したり……。志の低いユルい楽しみ方こそ、中年体育の特権ではなかろうか。
笑い転げながら読んでいると、不意に襲う感動。インドア作家の挑戦に勇気づけられる、傑作エッセイ集。
※この電子書籍は2016年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
Number Doの連載コラム。フルマラソン、トレイルラン、ボルダリングなどやってる最中は後悔しながら、なぜかまた参加してしまう体験を語る爆笑エッセイ。
スポーツの本は運動が大好きで得意な人が書く。本書は異例、題に「なんでわざわざ」とあるとおり、さほど好きでもないがフルマラソンなどに参加、後悔しつつも魅力にとりつかれまた申し込むスバイラルを描いている。
フルマラソンのほか、登山、ボルダリング、トレイルランニングなど。大きな志を持たないからこそ続いていく。
筆者が決して強い意志を持っているわけでなくどちらかというとずぼらな所が好感。
中年体育心得8ヵ条が秀逸。
1 中年だと自覚する
2 高い志を持たない
3 ごうつくばらない
4 やめたくなったら、やめる前に高価な道具をそろえる
5 イベント性をもたせる
6 褒美を与える
7 他人と競わない
8 活動的な(年少の)友人を作る
旅先でのランニングの魅力を伝える章もよい。「走るとその町と親しくなる。」
特に目的はなくとも心地よく時に苦しい中年体育。学生時代にはなかったビールというご褒美もある。
体を動かす魅力を余すところなく伝えてくれる楽しい作品でした。
Posted by ブクログ
ビールビールビールビール、風呂風呂風呂風呂と唱えなんとか走り切る。得意の「なめ癖」や誰かたすけてくれないかな、と浅はかな期待をもったり、W氏の誘いにすぐ乗り、後で悪態ついたり。笑
本当に面白い‼︎ 那覇マラソンとトレランにとても興味を持った。
最後の『中年体育心得8ヶ条』サイコー笑
中年だと自覚する
高い志を持たない
ごうつくばらない
やめたくなったらやめる前に高価な道具をそろえる
イベント性をもたせる
褒美を与える
他人と競わない
活動的な(年少の)友人を作る
いつも重いテーマが多い作者のエッセイがこんなに面白いとは!他も読みたい‼︎
Posted by ブクログ
運動嫌いを公言している角田光代が書いた本ということで、どうせゆるい運動の体験記だろうと先入観を持って読み始める。
角田光代は大の酒好きで、ラン後の飲み会目当てで、友人がやっている会に入っているのだが、数年間毎週末、必ず10〜20キロを走っていたところへ、『Number Do』という雑誌から声がかかり、フルマラソンにチャレンジするのである。
最初の東京マラソンで4時間43分で完走して以後、10回以上フルマラソンを完走し、トレイルラン、登山なども行う。
いずれも、いやでたまらないのを我慢して参加しているらしいが、すごいと思う。
マラソン前日にお酒を飲んでから参加というのも信じられない。
なにごとも始めてしまうとずるずるやめないという習性をもっていると自分で言っているが、継続は力なりだよね。
(ずいぶん前の本なので、現在はどうされているのだろうか。)
コミックエッセイのたかぎなおこさんも、一時マラソンものを何冊か書いていたが、いつも完走していたし、それを思い出す。
たぶん、私は1キロも走れないだろうな。
Posted by ブクログ
もうずいぶん前になってしまいますが、談話室で「笑えるエッセイを教えてください!」と投稿したところ、おススメしていただいたものです。(おススメいただいたものは少しずつ読んでいこうと思っています。)
裏表紙に「笑い転げながら読んでいると・・・」とあったので、そんなに笑えるのかと期待したのですが、そんなには笑えませんでした。あはは。でも確かに面白かったです。でもでも、それより、「角田さんすごい〜」という感想のほうが勝ってしまって。
走るのが好きではないとおっしゃるのに、毎週毎週休みの日には走っており、フルマラソンは全て完走。トレランにまで挑戦し、フルマラソンのタイムを上げるべく、インターバル練習までしちゃう角田さん。「いやいやいや、好きじゃないとできないよ」と思うものの、「一回サボったらもう完全に走らなくなる。それが怖い」という。その思いで続けているという。それはなんだかすごーくよくわかりました。何でも継続できる人のここらへんのメンタルは見習わないといけないな、といつも思わされます。
走ることだけでなく、ヨガやボルダリングにも挑戦しています。執筆ありきの企画なのでしょうが、いろんなことに挑戦できる環境が羨ましいと思いつつも、ヨガはともかく、ボルダリングなんて企画持ってこられても私は無理かも。やっぱり角田さんすごい、と思いました。
この本では、那覇マラソンの魅力がぎゅっと詰まっていて、もしも、フルマラソンに挑むことになったら那覇マラソンがいい〜!と、走りもしないのに、身悶えしました。
ワインを飲みつつ走るボルドーでのマラソンは、以前どこかで耳にしたことがありましたが、やっぱりびっくり。お酒飲みながらなんて、絶対無理。でも、楽しそう!
出張先の海外の街でランニングをしてその街と親しくなるというお話は、すごく素敵だと思いました。車でもなく、自転車でもなく、歩きでもなく、走るスピードでその街の地理を体感していくって、なんか良さげ、やってみたい!と、たくさんの刺激を受け、最後には「ちょっと私も走ってみようかな」と思える読書でした。そもそも健康方面でも、そろそろ何かしないといけないし。
辛いマラソンの途中で、沿道の人たちからの声援に思わず涙ぐみ、大人になって誰かにこんなに応援してもらうことってなかなかない、というような感想を書かれていた気がしますが(ちょっと正確ではないかもしれませんが)、確かに、と共感するとともに、私もマラソン走ってみて、単純に応援してもらいたいと思いました。
角田さんのマラソンやトレラン途中の心の動きがすごくよくわかって、とても楽しく読めました。
ところどころ笑えて、感心して、刺激を受けて、ちょっと感動もしちゃう、素敵なエッセイでした。
Posted by ブクログ
自分もランニング(フルマラソン含む)、登山、(プチ)トレイルランの経験があるから尚更楽しく読めました
一番驚いたのはランニングハイ(登山ハイの記述はある)の経験もないまま、練習や大会出場を継続するそのメンタルの強さ(笑)
ほぼ全てのエピソードにおいてランニングの負の面(退屈、しんどい等)が語られます
角田光代さんの小説とは違った面白さがあります
ラン最高マラソン最高って感じたことがない方にこそ是非手にとっていただきたい作品です
=============
本の概要
なんで私がスポーツを!?
中年たちは皆、運動を始める。人気作家・角田光代が、フルマラソン、登山、ボルダリング――様々なスポーツに果敢に挑戦した、爽快エッセイ。
おそらく私はこのまま中年ど真ん中になっても、20代のような手痛い失恋をして、10代の娘のように傷つくだろう、一方で、体はどんどん衰えていくのだろう。
年齢と精神と肉体はどんどんアンバランスになっていくだろう。
30数年間、一度も積極的にやったことのない運動をはじめたのは、この予感がきっかけである。
(まえがきより)
運動が得意、好きな人だけが運動をするのではない。だけど、嫌いだと自覚しているからこそ、続けられることもある。健康維持のためというわけでもない。たまに山登りで「ハイ」になったり、ワイン飲みマラソンで「酔狂」を体験したり……。志の低いユルい楽しみ方こそ、中年体育の特権ではなかろうか。
笑い転げながら読んでいると、不意に襲う感動。インドア作家の挑戦に勇気づけられる、傑作エッセイ集。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用
小説・文芸