角田光代のレビュー一覧

  • 世界中で迷子になって

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    角田さんの、旅する時に働く第六感、すごいなあと思った。
    エジプトのクルーズ船の夜の描写が、まるで自分もその場にいるかのように頭にありありと出てきて、臨場感があった。

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    2022年08月11日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    「だれかを好きになるという、ささやかな、無邪気で罪のない、こどもみたいにまっすぐで役たたずの感情が、突然私たちの日々に入りこんできて、信じがたい腕力でいくべき方向を捩じ曲げる。」

    あーーー、よくわかる。
    その時はどうしようもなく楽しいんたけど、やめたい。けど、離れようと思った辛くなる。
    誰にも相談できなくて苦しかったなぁ。
    あの頃のどうしようもない気持ちを思い出して、やるせない気持ちになると同時に、今の穏やかで幸せな暮らしを愛おしく思えた。

    音楽を聴きながら移動するのが大好きだったから、MDと最低限の荷物だけ持って旅に出る最後のシーンがとても好き。
    作中に出てくる曲でプレイリスト作りたいな

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    2022年08月09日
  • いつも旅のなか

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    「旅先で、その場所が書かれたもの、その場所で書かれたものを読む、というのはなかなか幸福な体験だと思っている。」

    早くコロナが治まって、自由に旅行できる日々が戻ってくることを祈ってます

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    2022年08月08日
  • 三面記事小説

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    三面記事とは政治、経済以外の社会面のことらしい

    本編に始まる前に簡潔にまとめられた三面記事が載ってるんだけど新聞ではほんの数行でまとめられた事件もストーリーとして読むといろんな事情や登場人物の感情が複雑に絡んで起こってるんだよな〜と

    特に最後だったっていうのもあり介護の末殺した親子の話しが印象的だった
    母親のアルツハイマーしんどいなぁ
    介護しながら働くことは困難なのに生活保護は規定外で受けられず限界な息子の状況が読んでてしんどくなるほどリアルだった

    とにかくどの話も読みやすくて面白かった

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    2022年08月05日
  • 世界中で迷子になって

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    旅と物のお話
    私は他の人が日常生活でどんなことを大切にしているのか、どんな物に興味があるのかを読むのが好きなようで、表面だけではわからないその人の好みやこだわりがさらけ出されていておもしろかった!

    私は旅なんて本当に数えるくらいしかした事がなかった
    旅に対しての興味が少なかった
    でも、最近旅についてのエッセイに興味があることがわかり、本当は旅をしてみたいのかも!とやっと気づいた

    自分の子供には早いうちから旅に目覚めて欲しいなと思っています

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    2022年08月02日
  • 笹の舟で海をわたる

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    ネタバレ

    とりとめもない左織の思い出話から、昭和を生きた世代の味わった苦労と戦後の大きな変化を肌で感じるようだった。
    忘れたくても忘れちゃいけない、必死になって生き伸びた時代なのだと思う。運命に抗いながら、運命の中でしか生きられないような錯覚を何度もした。生きて生きてその先に何が待っているかはそこに到達した人にしか分からないのだと思った。
    変わっていけない沙織を見ているのは正直苦痛だったのに、やがて人生を悟ったようになっているのを見ると切ない思いが押し寄せた。思わず鼻の奥がツンとなるラストだった。

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    2022年08月02日
  • 世界中で迷子になって

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    タイトルや表紙から、旅の話だと思ってたけど、後半は買い物の話で何だか得した気分。

    角田さんの旅の話は大好き。また買い物の話も共感出来る部分が多くて面白かった。私も金に糸目は付けないってくらいのめり込める趣味があったら良いのに。扉開けて行きたい。好奇心支給して欲しいわ。

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    2022年08月01日
  • マザコン

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    面白かった!
    母と子の話
    大人になってからの母との思い出、母の見え方とかがリアルですごい
    短編集だけど、どの話も面白かった

    初恋旅行で息子が母が母じゃなくなった感じ(息子たちとの時間より初恋の人に会うために張り切ったり、夫が亡くなって塞ぎ込んでると思いきや初恋のことを探偵を使ったりして調べてたことを知ったり)をみて不機嫌になる息子をその嫁がなんだか母親になったように愛おしく感じたりするのよかった
    嫁姑はギクシャクしがちだけど、この話は実の母より姑の方が好きってなんかそれはそれでこれから家族になる人達はみんな幸せでいいねと思った

    あと温泉とパセリもよかった
    言語化むず、、
    でもパセリは使いま

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    2022年07月29日
  • 降り積もる光の粒

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    旅行行きたくなったー!

    以前ベトナムを旅行したことを思い出した。
    ハワイのようなリゾート地はとっても魅力的だけど、東南アジアのあのごちゃごちゃしてる雰囲気が、異世界感があってとても新鮮だった。
    また行きたいなぁ。

    電車で行くのんびり長距離旅もしてみたいなぁ。
    寝台列車も乗ったことないからとても興味をもちました。

    とても素敵なエッセイでした。

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    2022年07月24日
  • 晴れの日散歩

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    ネタバレ

    穏やかで可愛いエッセイ、笑っちゃうようなところがたくさんあって楽しく読めた!

    「本当の本当においしいものは、私にとってときに負担なのだ。あまりのおいしさに、耳の奥がわーんと鳴ったこともあるし、無意識に泣いてしまったこともある。...でも、食べ終えると私は疲れているのである。...幸福感が、ちょっとしたつらさに変わっている。」(p.46)

    本当においしいもの(私の場合は『本当に好きなもの』)に触れると幸福感で気持ちが大きく動いて疲れること、私もあるので、私だけじゃないんだ!って安心しました!

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    2022年07月22日
  • 愛がなんだ

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    「なんだか、どんなふうにかはわからないけど、世界はみんなどこかで折り重なって、少しずつつながっているのかもしれない。」(本文より)
    あざとくて何が悪いの?で鈴木愛理さんも同じようなことを言っていました。
    映画も良かったです。

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    2024年10月27日
  • 空中庭園

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    面白かった。
    一つの家の秘密が6人の視点で描かれる、
    めっちゃ面白かった。やっぱ人は3Dなんだよな、私の前で見せてない顔も他の誰かの前では見せてるんだもんな〜、逆も然りですが。
    秘密は他の誰かがいて初めて秘密となりうるって確かに、と思った。

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    2022年07月18日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    旅が終わったけど終わっていない、宙ぶらりんな感じ。折り合いたい現実との狭間でのモヤモヤ、時にだらだらと過ぎゆく日々、その中で少しずつ気づいていくことがあったり、また立ち戻ったり。そんなモラトリアムな描写がちょっぴり苦い記憶を呼び覚ますように続くのが、ある意味でこの本の魅力かも知れない。

    旅に出る、旅を締めくくる物語としても良いけど、このダラダラ続くモラトリアム期間の描写が何より好きだった。

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    2022年07月18日
  • 字のないはがき

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    向田邦子のエッセイを、角田光代が文、西加奈子が絵を書いた絵本。人々の姿を書かずに、下駄や布団、はがきなどで表現している。小さないもうとのことをみな心配している姿が目に浮かんできて切ない。
    無駄のない文章で、お話会などにもよいし戦争をテーマにしたところでも取り上げることできると思う。

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    2022年07月12日
  • 世界は終わりそうにない

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     2002〜2015様々な所で書いたエッセイや対談、鼎談などをまとめて収録。タイトルと、表紙の写真と内容が、なんとなくマッチしているのだろうか?
    ついジャケ買いしたくなる写真に興味を惹かれた笑

    三浦しをんさんへはだいぶ突っ込んだ答えにくい質問をバンバンされていて面白い笑
    表彰された時の受賞のことばがいい。そこから話すんだ、と持っていき方が素晴らしい!
    作者と監督とで対談する、八日目の蝉、とても興味深い。

    何が、というのでなく、全体的に角田光代節でクスッと笑えたり、話のネタに触れたりと興味深い。
    面白かった。

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    2022年07月06日
  • なんでわざわざ中年体育

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    ネタバレ

    体育、とあるけれど、つまりはランニング→マラソンの話。
    しかしすごいな、角田さん。小説家なのに。
    いや、小説家だからその体験もするする読めるというもの。
    体力測定の1000mさえまともに走れなかった私には、信じられない世界です。
    最後の、ワイン飲みながら走るボルドーのメドックマラソンは、読みながらこちらも幸せな気分になった。
    私下戸なんだけど。

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    2022年07月06日
  • だれかのいとしいひと

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    ネタバレ

    転校生の会

    その宣告は絶対的なものでいわば神様の決定と同じで、そこに、こちらの意志とか感情とかの入る余地は全くなく、一ミリも、ヒビすらないんだ

    人との別れ

    元恋人の部屋に泥棒にはいったり
    デートに姪を連れて行ったり

    人の恋人と関係もったり
    まもちゃんが出てきた時はおどろいた

    完璧なキスはちょっとむずいー

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    2022年07月05日
  • キッドナップ・ツアー

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    夏休み中にお父さんにユウカイされたお話。
    ユウカイされた娘のハルがお父さんとの絆のような物を深めていく。物語は読みやすい。
    ただお父さんとお母さんの取引の内容は、わからないのが物足りなかった。

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    2022年07月05日
  • 真昼の花

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    久しぶりに読み応えのある文章を読んだ。
    現実と幻想の世界が両立していて奇妙で面白い。
    さすが文章がうまい

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    2022年06月28日
  • だれかのいとしいひと

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    出だしから“そこに拘る?”と、一気に引き込まれる。「転校生の会」「誕生日休暇」「海と凧」が好み。読み進めながらあの頃を思い出す。転校先で生息域を確保するために足掻いた日々、もしあの時、違う決断をしていたら...。自分時間があっての他者と共有する時間の大切さ...。今、出会えて良かったと思える一冊。

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    2022年06月28日