角田光代のレビュー一覧
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源氏物語を読んだことがあるという人は原文を読んだのだろうか?まだ読んだことがなくよく知らないので、この角田光代さん訳の本を読んでみた。
テレビで、小学生と、芦田愛菜が、源氏物語について語っていたので、自分が知らないのが気になったのだ。今、紫式部の大河ドラマを見ているからというのもある。
然しこの光君は、よくもまあ、色々なところにいる女について聞きつけては興味を持ち通うものだなあと思う。常に探している、想い人をたくさん作っている。
そして女性も見た目や仕草の魅力と、歌を読んでやり取りできる賢さ、センスもないといけなかったのだなあ。身分もだが。
昔は身分の高い男性はこうだったのかと思う。と -
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複数人の女性の、恋愛にまつわる短編小説。
「好きってなに」ってテーマに対して、好きとか欲望とかが自分の中で明確にできなくて、分からなくなることが、昔の自分もあった気がする。好きなんてきっと最初から言語化できない、それでいいんじゃないかと思う。
一番印象に残ったのは、「誕生日休暇」。
なんでこうなったんだ、もしあの時ああしていたら、まだあの人と一緒にいたのか?この人に出会えなかったのか?そんなことを時折思うことがある。
今の自分のいる場所、一緒にいる人が、すごい奇跡の連続で、ここにあるということを実感する。そして、私たちはそれぞれの行き先に向かって、時に離ればなれになることもある、また一緒に -
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ネタバレ思いがけず面白そうな本見つけた!
「脚をルの字に折って」って、今まで本読んできて初めて見つけた表現!確かにあの座り方名前ないよね
「分からない」と言う主人公を見て、前まで読んでたのが登場人物みなえらく察しの良すぎるミステリーだったこともあって、理解力の低い人を主人公にして話を書くのはなぜだろうと思った
作者の頭のレベルと主人公の頭のレベルを同じにしなかったら、分からない人の視点に立って書くのってめっちゃ難しいんじゃないのか
主人公の性格によって事象は同じでも感じ方は全然変わってくるし、無数の主人公のお話があると思ったら、作者たちはどうやって主人公を決めてるんだろう〜って頭おかしくなりそう
こ -
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ネタバレ第一章のキャンプが行われていた数年間からもうぐいぐい先が気になって、のめり込むように読み終わりました
読み終えてから、これは家族の話だなと思った
ひとりひとりがキャンプが行われていた背景や、事情を知ったあとの自分との折り合いのつけ方に性格を感じる
非配偶者間での人工授精、真実は言葉にすると短いけれど”父親が、ひいては父方の親族が誰も分からない”というのは自分のアイデンティティの根源を揺るがす事態だと思う
雄一郎が、父からの悪意によって思春期の大事な時期に嘘の告白をされ、それによって無気力な人生を歩んできたのがどうにもやりきれない悲しさがあった
エピローグで、皆前を向いて少しずつ歩いてるという -
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日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。<疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!>
源氏物語は中学生のときに一通り読んだはずなんだけど、途中から飽きてきたような記憶がある。元々歴史ものの少女小説の影響で圧倒的に清少納言派だった私は紫式部の宮廷恋愛ものにはあんまりときめかなかったのです。光源氏の軟派具合にうんざりしていたと言っても過言ではない。でも改めて読み返すと、角田さんの訳は違和感もないしするすると頭に入っ -
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つい先日読んだ『自分で名付ける』とは全く違う感じ方。やはりエッセイと小説という違いはあれど。
『自分で名付ける』は今の子育てしづらい点やジェンダー感などまで、感じるところを赤裸々に書かれていて、これからの子育て、気合い入れねば。と感じた。
この『予定日はジミー・ペイジ』では、子供が生まれるまでの将来の期待感を強調されているためか、そうか、未来はこんなにも希望に溢れてるんだ、的な、ぼんやりと幸せを感じるような読後感だった。
下記の表現なんかは特に素敵だし共感した。
「時間ってのはいつもいつも流れているんだけど、子ども産んだとたん、それが目に見えるようになる」
「そうか、ここには時間が詰まってる -
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6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
写真はもちろんカラー。
角田光代さん
「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
他の猫よりも人懐っこいのかな。
村山由佳さん
猫が大好きなんですね。
「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡