角田光代のレビュー一覧

  • いつか、アジアの街角で

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    アンソロジー 6人の女性作家による、アジアをテーマにしたアンソロジー。
    特にガツンときたのは島本理生の「停止する春」。
    心がほんわり柔らかくなったのは角田光代の「猫はじっとしていない」。
    それぞれの個性が際立つ短編集でした。

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    2025年12月18日
  • キッドナップ・ツアー

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    よくわからないけど、ダメ親父との家出。お金がなくなって終了。帰る時の淋しさが伝わってきた。日曜日のサザエさんを観てるみたいな感じ。

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    2025年03月17日
  • 源氏物語 1

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    大河ドラマ『光る君へ』(2024年)を見ながら「『源氏物語』読もっかなぁ」と思ったとき、以前出口治明さんが、コロナ禍のステイホーム中に読む本として、『源氏物語』を勧めていらっしゃったのを思い出しました。それがまさにこの角田源氏でした。「とてもテンポが良く、読みやすいです」と。

    でもこのときは残念ながら持っていなかったので、とりあえず目の前にある大塚ひかり訳(ちくま文庫)と、3冊だけある瀬戸内寂聴訳(講談社文庫)を、比較しながら並行して読んでいました。

    ある日書店で、そういえば角田源氏も最近文庫になったのよねーとパラパラ開いて少し読んでみたら、想像以上の読みやすさに「うっわ、読みやす!」と思わず驚きの声が出てしまいました(近くに誰もいなくてよかった)。ぜひこの訳で読みたい! と購入を即決、少しずつ買いそろえました。

    まず1巻は、「桐壺」、「帚木」、「空蝉」、「夕顔」、「若紫」、「末摘花」の6帖を収録。光君の誕生、元服、婿入り、雨夜の品定め、空蝉と軒端荻、夕顔との逢瀬、本命の想い人藤壺そっくりの小さな姫君との出会い、藤壺の懐妊、そして哀れなる末摘花との逢瀬、まで。

    この訳文は本当にすばらしい。語り手が読者に語りかける部分以外は「だ・である調」なので、普通に小説を読んでいるよう。併読中の三者の中でいっちばん読みやすい。歯切れが良くスピード感があり、どんどん読み進められます。スムーズな理解のために文の位置を入れ替えるという工夫も見られ、すごくいい。この角田源氏が、今のところ最強だと思います。

    大塚源氏の「末摘花」を読んだとき、源氏の君や命婦が彼女の外見や貧しい様子などをあきれたり笑ったりしているのが不愉快で、彼女なりにがんばっているのになんて人たち、と怒りすら覚えたのですが、角田源氏ではそこまでのことはなかったのでホッとしました。言葉の選び方、表現ってやっぱり大事だな。

    またこの角田さんの「文庫版あとがき」が、まぁすばらしい。そして国文学者の藤原克己さんによる「解題」が、さらにすばらしい。内容は寂聴さんの解説と少し重なるところはありますが、それをさらに詳しく裏付けていて、すごく興味深くおもしろかった。ネタバレなど気にならないどころか、これから先この物語を読むことが楽しみになりワクワクしました。これぞ、2巻以降の物語への誘いとして理想的な解説だと思います。

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    2025年03月14日
  • ツリーハウス

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    無計画は嫌いなたちだけど、
    不思議と藤代家の人たちに対してはその感情が湧かなかった。
    目の前のことに流されて、受け入れて、
    努力して力や富や立場を得た人の足を引っ張ったりはせず
    弱い人や調子の悪い人をそのまんま受け入れる感じが
    相互共助みたいな感じでよく見えたのかな。

    この人の小説、好きだな。

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    2025年03月04日
  • なくしたものたちの国

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    成子ちゃんの一生のお話。とても救いのあるお話たちで読んでよかった。今まで自分の元にいたものや人、今もどこかで、自分の居場所で安心して過ごせていたらいいなあ。あとかたもなく消えてしまうんじゃなくて、形を変えたりしながらも今もどこかにいてくれたらうれしいな。死んでしまったじいちゃんばあちゃん買っていた猫やうさぎにもいつか会えますように。絵も色がはっきりしてて好きだった。

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    2025年02月25日
  • まどろむ夜のUFO

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    3つの話が入ってた。UFO、カッパ、へんなおばが出てきたり不思議なお話で面白かった。夢なのか現実なのかよくわからない状況。子ども扱いしてこない大人いいなあ。3つ目の話、交互に出てくるのはおばの話なのか?姪が大人になった時の話なのか?
    3話ともHappy!って感じではないけど暗すぎない。こういう話も好きだな。30年前の本。角田光代のきもいとこや暗い部分が出てて好き。

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    2025年02月25日
  • ひそやかな花園

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    角田光代さんの作品が好きで手にとりました。

    年に一回行われるサマーキャンプで仲良くなる子供達。ある年から突然行われなくなる。

    その後の子供達の人生。キャンプの裏に隠されていた秘密。

    ミステリー小説ではないけれども、子供達が抱く謎が解明されていく話の流れに一気読みしてしまいました。

    家族とは、人生とは自分に置き換えて読めて大満足でした。

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    2025年02月24日
  • 源氏物語 7

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    光君亡き後、物語の中心になっていく薫と匂宮。
    薫は不思議です。浮世離れしているというか。
    大君があっという間に亡くなってしまって驚きです。
    匂宮は中の君に言い寄っている時は本気なんだなと思ったけれど、浮気症な人。

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    2025年02月15日
  • 源氏物語 6

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    紫の上がついに亡くなってしまった。たぶんおそらくまだ若いだろうに。光君に最も愛されていた女性として描かれているけれど、あとがきで角田光代さんも書いているけれど、本当に紫の上は幸せだったのか、と思います。
    愛されてはいたかもしれないけれど、やはり他の女性のところに行かれるのは不安もあり嫉妬もしただろうにと思います。
    紫の上亡き後の光君の落ち込みよう。いつかは訪れる別れ。ならば他の女性のところになど行かずに紫の上のそばにいればよかったのにとも思います。

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    2025年02月15日
  • ひそやかな花園

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    こういうテーマの内容だとは知らずに読んだけれど、最近同じテーマの小説を読んでいて、何か引き寄せではないが、こういうことについてもっと深く考えたり知りたい気持ちになっている。

    ミステリーではないのに 先が気になって、一気に読んでしまった。さすが角田光代さん、安定感があって 引き込まれた。

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    2025年02月14日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん回。角田さんがおっしゃることがいちいち納得感がある。難しいことは一切言ってないのに。伝わる言葉でなるべく正しく考えを伝えようとされてるのが分かる。
    そしてこの回でも、若林さんが良く話す。
    ホストがノッてる方が対談は面白くなるよね。

    西加奈子がやたら作中で〈セックス〉という言葉を使うのはそういうことか。説明したがりだと言う朝井リョウは実際どれくらい読者を縛り付けてくるんだろう。羽田圭介、やっぱり(人間として)好き。そのイメージを崩したくなくて彼の本はあんまり読んでないのは内緒だ。中村航の〈100回泣くこと〉再読したいなぁ。でも中村文則の〈教団X〉再読はしんどいなぁ⋯

    エッセイを通じて作家さんのキャラクターを垣間見ることはあっても、話す言葉を聞く機会はなかなかないので、そういう意味でもなんか新鮮。

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    2025年02月13日
  • 薄闇シルエット

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    ハナの心情、家族・恋人・仕事の人間模様、リアルにアラサーアラフォー女あるあるですーっと読めた。ハナのそれからが知りたくなった。

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    2025年02月12日
  • 源氏物語 8

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    なんと言っていいやら。
    こんな終わり方。
    当時の方々あれこれ続きをお喋りしたかな。

    にしてもさ、宮も薫もふらふらふらふらふらふらふらふら…恋は恋でしか精神が凄すぎる(笑)

    しかし。弟を連れてくとかどこまでも姑息というか強かで本当にダメだわ。

    面白かった¨̮ ¨̮


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    2025年02月12日
  • かなたの子

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    ホラーでもサスペンスでもなく背筋がゾッとする怖さ。夢とも現実ともわからない過去の罪に追われる恐怖や、人間の生死の描写がさすがだなと思う。

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    2025年02月06日
  • 源氏物語 5

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    女三の宮はレイプされた上に、源氏に見下されてるのが不憫でしょうがない。温室育ちでほわっとしてるだけなのに…
    源氏の棚上げ気質には驚くばかり。

    源氏が紫の上に自分のことを「心のひねくれたつきあいにくい女だった」と言ってたことが本当に恨めしい…
    と再登場の六条御息所!
    やり過ぎだけど、気持ちはわかる。これはムカつく。

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    2025年02月04日
  • 源氏物語 4

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    「初音」から「藤裏葉」まで、ほとんど玉鬘十帖の巻。光君の玉鬘への思いは、ちょっと受け入れられないが、蛍の巻で紫式部の物語論の場面もあり、大河ドラマを思い出しながら読み進めた。角田さんのあとがきも毎巻楽しみ。

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    2025年02月02日
  • 源氏物語 5

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    光君がだいぶ大人になって、落ち着いてきた印象があります。あとがきで角田光代さんも書かれているけど、今までは光君が女性を奪う側だったけど、今度は奪われる側になって、三の宮と柏木の関係は光君にとっては因果応報というか、若い頃の行いがこういう形になって返ってきてしまったのかな、なんて思いながら読みました。
    紫の上が亡くなるかもしれないとなったときの光君の様子はやはり紫の上が特別で最愛の人なんだとわかるのでもっと大事にしろよーと思ってしまいます。

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    2025年02月02日
  • 源氏物語 3

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    「少女」の章が印象的でした。光君とは違って、真面目に1人の女性を想う夕霧が印象的で、親子なのに違うものだなぁと思いました。
    想い合っているのになかなかうまくいかないものだと思うし、平安時代にこのような描き方をする「源氏物語」というものが存在していたことが、改めてすごいなと思いました。

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    2025年02月01日
  • 源氏物語 4

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    紫の上がいるのに、玉鬘にも惹かれてしまう光君。これは仕方がないのかもしれないけど、もっと紫の上を大事にしてーと思う。そんな簡単に他の人に惹かれるものなのかな。
    髭黒が玉鬘を掻っ攫っていくところが、あっという間だった。いつ、そんなやりとりが?という感じでした。

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    2025年01月31日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    短編集。どのお話も、痛みと愛に溢れていた。どのお話もノスタルジーを感じ、胸をギュッとされたような感覚になる。父とガムと彼女が好きだ。

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    2025年01月31日