角田光代のレビュー一覧

  • 銀の夜

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    3人の女性、立場は違うけど皆それぞれに悩みを抱えながら生きている。
    大人になると友達と集まっても、本当の本音は話せなかったりするところがわかるなーと共感。
    特に女性は既婚、未婚、子あり、子なしとか嫌でも分類しがち。
    そうするとこの話はできないかな、とか無意識に話題を選んだりして。

    最後の終わり方好き。

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    2024年01月11日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    悪意とか憎しみに関する短編集
    人の悪意はこわい
    自分の中にある悪意や憎しみも怖い
    自分が意図してなくても憎しみに支配されてしまう可能性があってそれも怖いよな、と思った
    そういう負の感情の表現が上手い

    ただ、田中弥生の解説がこの本の〜は〜を表している。みたいに言い切ってるのが最悪だった
    揶揄的な表現を解説でこうである。って決めつけるのって1番ナンセンスに思う
    こういう作品って人それぞれどう捉えてもいいはずなのに

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    2024年01月09日
  • 源氏物語 上

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    素晴らしいですね。
    源氏を現代語訳するなんて!
    しかも、古典に詳しくないって…。
    逆に詳しくないからこそ、挑めるのかしら。
    内容は、何度も読んで理解していこうと思います。

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    2024年01月07日
  • 空中庭園

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    家族と言えど所詮他人で、ちょっとしたボタンの掛け違いや言いたくないことがあって当然だと思う。
    登場人物それぞれの視点で描かれてるから、みんなにちょっとずつ共感できて、ちょっとずつ共感できない。だからこそ絵理子が雨の中壊れきった庭園を守ろうとする姿が痛々しくて切なくなった。
    ただし馬鹿夫、お前だけは納得できねぇ。消えろ。

    読後、D.A.N.のSSWBのMVを思い出した。本書の家族という枠組みがそのまま友達に置き換わったような感じなのでぜひ見てほしい。

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    2024年01月07日
  • 今日もごちそうさまでした

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    「ほわわ~ん」と読んでくれと書いてある。「ほわわ~ん」と読んだ。
    気負いのない、ほんわか気分になりました

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    2024年01月06日
  • 月と雷

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    この小説に登場する、「生活」ができない人たち。
    なぜそうなってしまってるのか、あれこれと理由を探すのは簡単だし、ともすれば彼らがちゃんと「生活」できるようになるためにはどうすればいいか、なんてことまで考えてしまいそうになる。
    でも、彼らは確かに生きている。
    彼らが一日一日をちゃんと送っていることは間違いない。
    そのことを肯定したいと強く思う一方で、同じ場所に留まり続けて日々を蓄積していくとの重みと尊さもあらためて感じる、そんな読後。

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    2024年01月06日
  • くまちゃん

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    自分を振った人は他の人に振られて、その人もまた誰かに振られてて…登場人物が繋がっていく短編集。古傷が掻きむしられるような共感はなかったけど、そこがかえってリアルだと思った。サクッと読めるし色々考えさせられるフレーズもあって面白かった。

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    2024年01月03日
  • 銀の夜

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    仲が良ければいい人ほど、年齢を重ねれば重ねるほど孤独や上手く行ってない自分を見せたくない。
    主人公達は私と同世代なのでわかるなーって思うことがたくさんあった。
    こんなダサい部分に共感するってことは
    周りも同じような感じなんじゃないか。
    いい意味で開き直ればいつだってあの頃に戻れる!
    そう思えた1冊。

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    2024年01月02日
  • ツリーハウス

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    中華料理店を営む家族の話だが、4代に渡り様々な人が登場するなかで、強かに生き抜いた泥臭いながら共感の持てる読後感を得た.藤代良嗣が祖父泰造、祖父ヤエの過去を調べる過程を中心に話が展開するが、戦前の満州、敗戦に伴う引き揚げの苦労、生きる糧を得るための出店、高度成長期のどさくさ、学生運動など昭和の世相を織り込みながら、家族が成長していく過程が楽しめた.得体の知れない人が住み着くルーズな家風も、物語を面白くしている.弟太二郎と母文江の存在が家族の中で中心的な役割を果たしてと感じた.野崎さんの解説が物語の全体像を的確に表現していると思う.

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    2023年12月31日
  • 太陽と毒ぐも

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    とても読みやすい作品でした。

    私が感じる『読みやすさ』は、あまり深く考えずに読めたり、文章が簡単だったりする作品を指すことが多いです。
    しかし、この小説はそういう『読みやすさ』ではなく、あまりにもストンと簡単に心に入ってくる『読みやすさ』がありました。簡単に入ってくる分、何とも表現出来ない哀しさがじわじわと沁みてきます。
    イタタ…と思う恋愛の哀しさ。
    あ〜…と思いながら読む恋愛の哀しさ。
    それでも離れられず、トントンと読み進めました。

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    2023年12月30日
  • 源氏物語 1

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    恥ずかしながら、私も角田さんの言う「源氏落ちこぼれ組」の一人だった。「角田光代[訳]」と読者の皆さんの読みやすいというコメントたちに惹かれて、ようやく私でも読み始めることができた(本当に読みやすくて一気に読めた)ので、手に取るきっかけをくれたことに感謝したい。

    光君の浮つき加減や言い訳なんかには突っ込みたいところが満載だったけど、この時代の女性等の在り方や暮らしが垣間見えて興味深かった。
    あとがきを読んで、やっぱり女性側にフォーカスして読むのが良さそうだと思った。解題もとても勉強になったので最後まで読むことをおすすめする。

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    2023年12月29日
  • 太陽と毒ぐも

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    ⚫︎受け取ったメッセージ
    それでも人は、人がいないと生きられない


    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)

    「角田光代の隠れた傑作」といわれる、
    不完全な恋人たちの、キュートでちょっと毒のある11のラブストーリー。

    リョウちゃんは、あたしのたいせつな恋人は、
    あたしの前で口を開いた洞窟なのだ。
    そうしてあたしは未だその入り口で立ちすくみ、
    その一番奥に何があるのか見極めるための
    一歩を踏み出せないでいる。
    ──「お買いもの」より

    ハッピーエンドから始まる恋人たちの幸せな日常。
    どこにでもいるようで、でもちょっとクセのある11組の恋人たち。
    買い物依存症、風呂嫌い、万引き常習犯、迷信好き……。

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    2023年12月27日
  • こどものころにみた夢

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    文章と絵で綴られた「こどものころに見た夢」をテーマにした短編アンソロジー。夢の世界は辻褄が合わないような不思議な光景、場面展開が見られるけれど、現実とぜんぜん関連がないわけではないですよね?その夢と現実との繋げ方というか絡め方が12人の作家ごとに違うのが面白いです。これは夢の中?と読んでいて戸惑うものもあり。え!これ現実に起きたこと?というものも。ミステリーあり、サスペンスあり、ロマンスあり、回顧録あり、お笑いあり…一つ一つは短いけれど、なかなかに濃い内容でありました。歌人の穂村弘さんのお話が一番印象に残りました(爆笑でした)。

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    2023年12月26日
  • ゆうべの食卓

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    おいしそうなものがたくさんでてきました。そして、食べることは、生きて色々な経験と繋がることだと思いました。
    「わたしたちのちいさな歴史」は、まさしくこれから起こる実家のことと重なっていました。そこで過ごした思い出を大切に、これから過ごしていこうと改めて思いました。

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    2023年12月22日
  • エコノミカル・パレス

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    「フリーター」という肩書きに挙げられる、給料が低いというデメリットを全面に押し出して、生活の不安定さが描かれていた。
    仕事はもともとまっさらなもので、自分の心意気次第でタマシイのある仕事にもなるという人もいるが、モチベーションを保ち続けられる仕事は、そう多くないと思う。
    「みじめにならない仕事をしよう」という意見を最近聞いたせいか、フリーターがどうのこうのというのは、あまり悪いように感じなかった。

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    2023年12月22日
  • しあわせのねだん

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    著者の金銭感覚とそれが自身の生き方に及ぼす影響が綴られている。
    本書を読むと貧乏育ちの私からは著者がかなりの浪費家に見える。
    そして著者自身もそんな自覚はあるようです。
    けれど私がそんなお金の使い方でも意味はあるのだと思ったのは本作品の後書きにあった一文
    「私たちはお金を使うとき、品物といっしょに、何かべつのものも確実に手に入れている、ということだ。大事なのは品物より、そっちのほうかもしれない、とも思う。」
    なるほど、そうだなあ。
    でも読み方によっては浪費家の言い訳と取れないでもないか。

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    2023年12月19日
  • 源氏物語 上

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    大河ドラマを機会に角田光代訳を読んでみます。
    私の源氏物語知識は、高校の授業と、漫画『あさきゆめみし』、田辺聖子の『私本源氏物語』を読んだだけで、全体を読むのはこれが初めてです。
    私は軍略物が好きだったので、高校で源氏物語を習ったときには王朝文学ファンの友人相手に「なんだこの男は!(`Д´#)ノ」とボロボロに貶しておりました。あの節は全体を見ず、また友人が好きなものを貶し、大変恥ずかしいことをいたし失礼しました m(__)m  (←まだ付き合い続いてるので本人にも詫びた)

    今回完訳を読むために心がけておこうと思ったこと。
     ・現代とは、感覚も宗教感も違う!!登場人物にイライラしてもこのころの

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    2023年12月17日
  • ゆうべの食卓

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    家族と食にまつわるストーリー。
    一家族が3つのお話で11の作品です。
    短編だし、日々の生活や食のお話なのでさらりと読めました。

    誰にでも当てはまりそうなところやノスタルジックなところや、個人的には最後のお話に共感を感じ…
    日々の暮らしや食べる事、ていねいにやっていかなきゃなぁなどと思い、後書きを読んでオレンジページ連載と知り納得でした。

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    2023年12月16日
  • ゆうべの食卓

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    ひとりの、二人の、家族の食卓。
    日常を描いた短編集。
    オレンジページでの連載をまとめたものらしく、毎回特集に沿った内容だったらしい。
    優しく、でもちょっと寂しく。

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    2023年12月15日
  • 銀の夜

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    ネタバレ

    30代半ばの女性はライフスタイルがいくつかのパターンに分類され、悩みも異なる。主人公のちづる、麻友美、伊都子は、その三者三様の30代女性像を、ステレオタイプのように反映させたキャラクターといえる。
    夫とふたり暮らしのちづる、一人娘を抱える専業主婦の麻友美、独身で海外を渡り歩きフリーランスで働く伊都子。
    自分自身でも気づかない行動と本音の矛盾に共感する。ちづるの「表面だけつるつると清潔な部屋のような関係」「人間らしさを避けた結果」という表現が心に刺さった。
    とりとめもない3人の物語がどう幕を閉じるのかと読み進めたところ、ラストは意外にもロマンチックな展開だった。
    伊都子の母の病をきっかけに、3人

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    2023年12月10日