角田光代のレビュー一覧

  • ツリーハウス

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    戦争を生きた祖父母、生きるために逃げ、人生を生きる。何にも希望のない人生。
    何不自由ない現代、何のために逃げてるのだろうか。その先に希望がないのは同じなのに。
    祖父母の人生は逃げながらも、結局は誰かに支えられ生きている、その場しのぎでも。

    『祖母たちの生きた時代のように戦争があるわけではない。赤紙が来るわけではない。今は平和で平坦で、先が見通せると錯覚しそうなほど平和で不気味で退屈で、でもそんな時代に飲み込まれるな』

    嫌なら逃げていい、が許される今、
    平和という平坦な日常が続くと信じている人たちは、この先の人生も結局逃げることになり、その人生は結果として帳尻合わせになるのかも知れない。

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    2025年10月17日
  • 源氏物語 1

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    初めての源氏物語。様々な方が現代語訳されていますが、前々から気になっていた角田 光代さんでチャレンジしてみようと思いました。大変多くの方がおっしゃっているように、古典なのに流れるように読むことができて、とても読み易いです。

    物語の大半は男女の色恋について綴られていて、途中少し気が滅入るエピソードもありましたが、読む前の自分の勝手なイメージよりも好意的に読むことができました❗️

    ただ続けて読み続けるには結構な忍耐力と強い精神力が伴う作品だと思うので、少しずつ読んでいこうと考えています❗️



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    2025年10月16日
  • 太陽と毒ぐも

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    若い男女のヴァイブスや心情、温度感や湿り気、軋轢や歪みを本当にうまく捉えてる。え!?あの時、見てたの?笑 と言いたくなる。自分が若い頃の経験、何気ない会話や表情心情、温度や匂いがフラッシュバックしてしまう。そして、あの時なぜ許せなかったのか。と。

    太陽と毒ぐも。
    こんなに端的で的確にこの本を表す表題は
    他にはない様に思う。

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    2025年10月12日
  • 晴れの日散歩(新潮文庫)

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    同世代(私が2歳上)のせいか、
    わかりすぎたー‼️‼️‼️

    ある時から、周りがみんな年下の大人になったとか、昭和ハラスメントとかね。

    でも、あたし、お風呂は好きだよ‼️

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    2025年10月11日
  • タラント

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    ボランティアのサークルで活動をする女性、戦争で片足を失いながら生き延びた元陸上選手の老人、不登校になった四国のうどん屋の息子の高校生。自分には共通点どころか全く接点もないが、それぞれがいろいろと思い巡らす話に頷き続けながらストーリーに引き込まれた。
    戦場カメラマンも難民キャンプに取材に行くフリーライターの知り合いもいたこともないが、何かわかるようなわからないような、どこかで冷めてみたり、時には非難する気持ちになったり。現代を生きているというのはこうした事だなとしみじみと思わせてもらった。普通じゃない普通の人生が当たり前に描かれていて面白いという小説もそうはない。
    巻末の解説も良かった。これも小

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    2025年10月09日
  • 私のなかの彼女

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    20年分くらいの物語なので、読んでいてあの出来事から何年も経ってるんだと思う機会が多かった。
    その時々の世相が描かれているのでイメージしやすい。

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    2025年10月09日
  • ゆうべの食卓

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    短編集ではあるが、同じ主人公でいくつか話が続くので、読みやすい。
    文字から食卓の情景が思い浮かぶ、心温まる本。

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    2025年10月06日
  • それもまたちいさな光

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    何かあたたかい気持ちになるし前向きな気持ちになれた。他の角田さんの作品にあるような衝撃はなかったから、そのせいかも
    同じラジオを、別々の場所で、それぞれ全く別のいろんな人が同時に聴いているって、とてもすごいこと。ラジオとはまた別だけど、ビルの光一つ一つに人生があるのか、とか、好きな歌手のライブに行って同じ空間で同じ曲で泣いている人をみて、ここで人生が交わっている、と思うのとか、そういう感性を抱き締めてくれる本。

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    2025年09月26日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、いじめをテーマにしたアンソロジー。
    どのお話もいじめの描写が出てくるため何度も胸がぎゅっとなる。
    いじめた側はいじめていたことをすぐに忘れるが、いじめられた側は一生忘れない。
    大人になってからもずっと。
    どんな言葉を吐かれたか、その時どんな感情が湧いたか、当時のことを鮮明に思い出せるのはいつもいじめられていた側。
    それだけ、いじめる側は軽い気持ちであり、いじめられる側はその何倍もの深い傷を負っているのだろう。
    いじめる側の無自覚さが恐ろしい。
    自分も気をつけなければと思った。

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    2025年09月18日
  • ママ友だった女たち ~森に眠る魚~ 分冊版 : 3

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    だった3

    本来なら、とっても幸せなはずの子育てなのにね~。いろいろいろいろ考えなきゃと思うことが山積しているカンジなのかな~。う~ん。なかなか厄介なママ友活動?複雑だけど、優しいヘルプもあって、それは嬉しいですね。

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    2025年09月13日
  • ママ友だった女たち ~森に眠る魚~ 分冊版 : 2

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    だった2

    う~ん。なるほどですね~。なんだか、水面下の闘い的なイメージが...。タイトル通り、ちょっぴり不穏なカンジが否めないですね~。ままは、たいへんですね~。

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    2025年09月12日
  • ママ友だった女たち ~森に眠る魚~ 分冊版 : 1

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    だった1

    キレイ~♪めちゃめちゃキレイで、とってもオシャレな絵~♪とっても読みやすいです♪それにしても、う~ん。節約し過ぎの奥さまですね~。エアコンを我慢させられるのは、無いわ~!

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    2025年09月11日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    気づいたら読み終わってた。というくらいスーッと物語に入り込んでいた。読んでいて感情がぐらぐら揺れるというよりは、隠れた名言がじわじわ体に浸透していく感じ。
    「地上発、宇宙経由」のような人の繋がりが連鎖していく話が好き。自分の認識にはない誰かと自分が繋がっていると考えるとワクワクする。人類皆兄弟って感じかな。

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    2025年09月12日
  • 坂の途中の家

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    現実の捉え方は人により異なり、その人の主観が強く作用する。乳幼児虐待死についての裁判員裁判を通して、それがリアリティを持って描かれている作品。

    どの被告やその親族、陪審員どの視点も理解できる一方で、少数派の意見は通りずらい?と陪審員裁判の課題のようなものも感じた。

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    2025年09月11日
  • ママ友だった女たち ~森に眠る魚~ : 1

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    ママ友1

    過去形『だった』とは、う~ん。なにやら不穏で意味深なタイトルですね~。う~ん。ママ友というテーマが、そもそも難しいイメージですしね~。それにしても、やっぱり、お洒落で美しい絵のタッチですね~♪

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    2025年09月10日
  • それもまたちいさな光

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    途中までそこまで好みじゃないかもなあ、と思っていたけど、読み終わってみるといろんな情景が思い浮かんだり、そこから派生してぐるぐる考え事ができたりして、あれ、思いの外好きかも?となった

    小さい頃に観た三谷幸喜の「ラヂオの時間」という映画の中に、登場人物の誰かの台詞で「映像だったら作り込まないといけないけど、ラジオだったらナレーションで「ここは宇宙!」と言った瞬間そこが宇宙になる」みたいな内容のものがあって、それが強く印象に残っていたことをふと思い出した

    ささやかでなんてことのない生活にこそ、ちゃんときらきら光るものを見続けられる人間でありたい!
    よしもとばななの好きポイントはそこ!

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    2025年09月10日
  • タラント

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    久しぶりに元気になる、頑張ろうと思える小説を読んだ!
    長いけど、それぞれの登場人物の過去が少しずつ明かされて、飽きずに読める。

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    2025年09月03日
  • それもまたちいさな光

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    高校生の頃深夜ラジオにハマっていたことを思い出しました。同じ時間を、全く知らない、多分今後も出会うことのない人達で共有してたんだなぁと思うと、この世界が、少しだけ住みやすくなった気がしました。

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    2025年08月25日
  • 森に眠る魚

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    お受験のママ達が何故ここまで疑心暗鬼になるのかと読み進めたが、定員について書かれている部分で一気に理解が進んだ。
    我が子を比較し合うことに加えて、定員が決まってるならライバルは増やしたくないよね……

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    2025年08月21日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    角田光代さんのエッセイは初読み。
    勝手に持っていたイメージが覆された。
    いい意味でゆるっとしていて、でも軸はぶれない強さもあって。自然体なところがいいなと思った。
    あとがきで「年齢だけは重ねたが、大人になった実感もなく、賢くなった気配はない」は、私もそう。
    気分は昔と全然変わってないのは一緒だな。
    友達と飲みながら話しているような楽しいエッセイだった。

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    2025年08月20日