角田光代のレビュー一覧

  • あなたを待ついくつもの部屋

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    ネタバレ

    何と42編もの短編、星新一のショートショートより短い話も多いのではないだろうか、ホテルや上高地の話が多かったが、きっとコロナ禍でどこにも取材に行けなくなって、過去の記憶をたどってブレインストーミングしたんだろうなと思った、他の女性作家もやたらとこの時期は短編が多かった、わたせせいぞうが絵をつけたら良いだろうなあという物語も多かったが、やたらと死や別れの物語も多く42編という縁起の悪い数字もあり最近身近な有名人が亡くなっていく中どうか身体にご自愛くださいと言いたい。

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    2024年12月08日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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     東京、大阪、上高地の帝国ホテルを舞台にした短編集。寝る前に数編ずつ読み進めて、心地よい眠りに・・・。
     ホテルっていいな。とくに上高地の帝国ホテルにはぜひ行ってみたい。
     せめて時々食事に行くホテルをこれからも自分の人生の折々に登場させていきたいなとも思った。

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    2024年12月07日
  • 愛がなんだ

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    最初読み始めた時は主人公とマモちゃんに対してイライラを積み重ねつつ読んでいた、主人公にはどこか同族嫌悪的な部分があり、マモちゃんへは単純にこの人の行動は人として如何なるものかどうなのか…という気持ち。
    ただ、最後まで読んでみると、この2人だけでなく登場人物皆、何か抱えていて何かが欠けていてどこかが不器用で…。何か完璧でなくてもいいんだ、もっと適当に生きても大丈夫だ、とこの本のおかげで肩の力が抜けた気がします。

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    2024年12月05日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    とっても素敵なエッセイで、あとがきで書かれているように居酒屋で角田さんと酒のつまみにお話ししているような、ほっこりした読み心地で楽しかった。書かれたのは大分前みたいだけれど、まだまだ続きを読んでいたい気持ちでいっぱい。

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    2024年12月03日
  • 月と雷

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    気持ち悪いながらもありそうな。いるよねー、こーいう人、と流されて流されて生活している人を側から見ているつもりだったけど、実は誰でもちょっとした選択で人生がコロッと変わったり決まったりする事があって、始まったら終わらせるしかないのかなと思った。

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    2024年12月02日
  • 太陽と毒ぐも

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    ネタバレ

    全て恋愛の話だが、どれもハッピーエンドともバッドエンドともとれない終わり方でモヤモヤした。
    価値観の違いやお互いにこれは譲れないというところで衝突するカップルの話が多かったように感じる。
    特にスリランカに旅行に行ったカップルの話は悲惨だった。私もスリランカという日本と何もかもが違う国に行くのならぼったくられても仕方ないと思うし、千円ちょっと払って快適に移動したいし、人でもみくちゃの電車に3時間も立っていられない。女性側の気持ちが痛いほどわかるから、キツイだろうなと思った。

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    2024年12月02日
  • 源氏物語 2

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    光る君という人はどうしようもなく気の多い男だけど、紫式部という人も大変に厳しい目をお持ちのようで。
    あーあーなんちゅう男や…と読者が思うところで、すらっと主人公を落とすコメントを入れたりする。
    2のハイライトはやはり葵で、六条御息所という哀しい女性を描いたかと思うと、14歳の紫の上に手を出す光る君。
    今までこんな人を信じていたなんて、としっかりと幻滅してショックを受ける少女の心情も描いている。

    光る君を通して、さまざまな女の哀しさ、苦しさを描いているからこそ、千年読み継がれたのだろうと思う。

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    2024年11月30日
  • 源氏物語 2

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    あさきゆめみしの知識から入ったので、読み易さは重要。「紅葉賀」から「明石」まで、有名どころの収録で、紅葉賀の光源氏と頭中将の舞は文字だけでもとても良かった。六条御息所はそれほど執念深い人ではなかったのかも。

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    2024年11月30日
  • ゆうべの食卓

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    すごく良い短編集だった、自分だったら多分、このためにオレンジページを買ってしまうかも。表紙もとても好き。

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    2024年11月29日
  • ゆうべの食卓

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    生きていく上で食事は必要不可欠。
    人それぞれの食事がある。誰かと食べるのが美味しいのか、1人で好きなものを食べるのが幸せなのか。

    明日のお弁当は何を入れようかな〜

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    2024年11月27日
  • キッドナップ・ツアー

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    セリフにならない、言葉にできない(しない)心情を様々な方法で描き、読者に考えさせてくれる角田さんの文章に今回も引き込まれた。ただの親子の逃亡劇じゃない、結末もなんだかまとまっていないんだけど、その余白がたまらないんだこの方の物語は!そんな深みを楽しむのにもオススメの一冊。

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    2024年11月27日
  • 100万分の1回のねこ

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    どれも読み応えあり!
    特に気になった作品について
    少しだけメモ↓

    「ある古本屋の妻の話」
    曖昧なままグレーなまま
    それでも日々
    何とか誤魔化しつつ
    前に向かって進んでいく

    「博士とねこ」
    短いながらもぴりりとした作品
    佐野洋子さんのエッセンスが
    1番効いてる気がする

    「虎白カップル譚」
    谷川俊太郎さんの作品
    最後の一文がぐっとくる

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    2024年11月23日
  • 愛がなんだ

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    大学生の時に映画を見て大好きになった作品。
    映画内で印象に残っていたセリフは原作にはなかったことが判明。

    自分もテルちゃんみたいに好きが始まったら全てが恋愛になってしまうタイプだし、先読みの先読みがお節介だと思われて失敗してしまうことがすごく多い。愛がなんだは自分の恋愛観みたいなものを客観的に見せてくる、苦しい作品でもある。
    でもなんだかんだ辞められないんだよな、恋愛

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    2024年11月17日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    日記のような気づきがご飯に結び付けられて描かれているエッセイ。1話が1.5ページぐらいで綴られているから眠る前にぴったりな文量〜〜!!

    ごはん好きな自分としては共感できる話も多く、1日の終わりに何も考えたくない時もほっこりした気持ちになれる。角田さんの本はご飯を食べたくなるのはもちろんだけどなんだか旅がしたくなる話が多い。上海蟹が食べたくなった。

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    2024年11月17日
  • 源氏物語 2

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    二巻目が終わった時の素直な感想は

    「男の人もよく泣くな」

    悲しみの表現として「泣く」なのか、
    平安男子はよく泣いたのか気になるところ。

    一巻と違い話が急展開。

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    2024年11月15日
  • くまちゃん

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     タイトルや表紙からは想像のつかないほどの「フラれ小説」。ただひたすらに各章で誰かが「フラれる」。それも前の章で振った側が次の章でフラれる。なかなか斬新なストーリー展開で一気読み。振るのは何も痛みなどがないが、フラれるとなるととてつもない痛みが襲い掛かる。人間ならだれでも通ることで、フラれても懲りずに次に進む。あまりこういういい方は良くないが、人の面白い部分をうまく表現した作品だなと感じた。

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    2024年11月14日
  • 源氏物語 5

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    自身も、帝であった父の相手に恋して、その子供の冷泉院が実は自分の子である光君も、嫁である女三の宮と柏木の密通を知ることになる。そしてその子が生まれる。
     自分がしてきたことをされたまでだと思う。

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    2024年11月14日
  • 福袋

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    福袋というタイトルからは想像できない、読み終わった後にちょっぴり切なく怖く感じる内容。どれも破天荒ながらも実際に起こり得そうな話。

    福袋には、「希望も絶望も、喜びも苦悩も、笑い声をおさえた泣き声も、愛する気持ちも憎む気持ちもぜんぶ入っている」とのことだが、人生はくじ引きのようで当たり外れもあるとも感じた。

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    2024年11月14日
  • 字のないはがき

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    「向田邦子=原作」はもちろんだし、「角田光代=文」も解るけど、「西加奈子=絵」で少々混乱。絵を任せちゃうんだ、という驚き。しかしながら、クレヨンで描かれた西さんによる絵は登場人物の表情を(と言うか最早上半身すら)描かない徹底っぷりで、解像度の高さを感じた。

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    2024年11月06日
  • タラント

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    まず。
    やっと読めた、読み終わったという印象。
    そして、どっと疲れた。

    主人公山辺みのりの視点を通してずっと読み続けてきた。私自身みのりと同年代ということもあり、就職氷河期だったり、アメリカ同時多発テロだったり、東日本大地震だったり、コロナ禍だったり、大きな流れの中で何かできることをその時々で成し得たいと、もっというと、役割を果たしたいというみのりの気持ちや、挫折、戸惑いや迷い、諦めなどその全てが突き刺さる感じで、正直読み進めるのが難しかった。

    物語の終盤、みのりはいろいろな人との出会いの中で、それでも自分を突き動かす何かによって、また何かをやり始めようと思う。そう、やらなければ、何もわか

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    2024年11月04日