角田光代のレビュー一覧

  • 今日も一日きみを見てた

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    角田光代さんの愛猫(トト)に対する惚気が、一冊丸々書かれている本です

    自分も猫と暮らしているので、気持ちはとても分かるし、うちのは〜という心も湧いてきて楽しく一気読み出来ました
     
    トトに対して、困ったこと、不思議な事、自分自身の変化〜とか色々ありますが、つまるところトトは可愛いでしょ?言ってる話です笑

    猫飼ってる人や飼いたい人は楽しく読めると思いますが、他の人は如何なんだろうかと思う次第ではあります笑

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    2026年07月18日
  • ツリーハウス

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    善嗣の祖父と祖母は、何かいい場所があると信じて、満州へ行き、結局は日本に帰ってきて翡翠飯店を始め、家庭(善嗣の言葉で言えば「簡易宿泊所のような家」)を築いた。

    その家庭は、ルーツ(根っこ)を持たず、規範も何もない。

    祖母は祖父の仕事「帰りたい」と言っていたがどこに帰りたかったんだろうか?
    希望がいっぱいあった満州の時代だろうか?

    一つの家庭を築いていくのは、ルーツではなくて、「何とかなる」という希望。

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    2026年07月15日
  • 紙の月

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    ネタバレ

    女性が勤務先の銀行から不正にお金を横領した話。

    何に使ったわけではないお金がどんどん消えて一億円…!浪費癖のある人は身に覚えがあるのでは…と思った。ハラハラしすぎて辛かった。
    物の値段が今と違うことに時代の移り変わりを感じるかも。

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    2026年07月15日
  • 愛がなんだ

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    映画も良かったけど本も好きだった!
    執着とも取れるほどの熱量を1人の相手に対して向けられることは私からしたら羨ましいところではある。相手と関わりを閉ざさない事が本人の願いならハッピーエンドだったのかなあ

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    2026年07月13日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    「この女性のまとう、ぞっとするような孤独。私のなかの山口タエと写真の女が似ているのは、顔でも体つきでもない、それだ。たしかにそれはぞっとするような孤独であるのに、同時に和歌は、その姿に強く惹かれる。自身の抱える矛盾が、いつかとんなふうな孤独に姿を変えればいいのにと、焦がれるような気持ちで思う。」

    読む側を鼓舞するような本の紹介文が魅力的で購入

    どこにでもいる普通の女の子が祖母が本を出していたことから書くことそのものに目覚めていく物語

    最初は働くことも何かを究めることも望まず、付き合っていた成功者の仙太郎と結婚したいと思っていたのに、小説をかくことから徐々に自分の中の願望に忠実になっていく

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    2026年07月11日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    4.0 主に食べ物についてのエッセイ。好きな食べ物や料理の仕方にはその人の人生が反映される。食べ物から過去の一場面や人が思い出される話には共感した。ハンバーガーは自分にとって特別な食べ物だと気づいた。

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    2026年07月08日
  • 最後の晩餐

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    あーあっという間。
    江國さんのランドリーの匂いと体感する温度の感じ凄くいいなー。
    角田さんのは何気なーく読んでいるのにぶわっと最後涙が出そうだった。
    こういうライトでふわっと優しいのいいなー。
    最後の晩餐がテーマだと嫌な話にならなそうだな。

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    2026年07月07日
  • 神さまショッピング

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    にせ巡礼
    讃美歌30番 あーさーかぜー
    86ページ
    人間の手によって管理されているわけでもないのに、こんなにも完璧に調和していて、そのことに物理的に満たされたとき、なぜか、千鶴もまた神様のことを思った。神と言う存在が確実にあって、この広大な世界を作り管理し、私たち人間に、美しいという言葉と、それを受け取る知覚と感性を与え、それらが合致したときに、ネガティブなものでは決してなく、幸福により近い何かが溢れてるような設定をあらかじめ行った。そうでなくてはおかしいとすら、ちづるは今思うのだ。こんな完璧が、自然に出来上がるはずがない、と。

    神様ショッピング
    常に救いを求めて。

    絶望退治
    息子と縁を切

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    2026年07月12日
  • くまちゃん

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    恋愛って難しいな、と思う。
    タイミングが後少しずれていたら、二人は結ばれていたのかもしれないし、でもそのあと出会った新しい人とも出会えていなかったのだろうとも思う。
    私も振り返ってみると、付き合っている人には振られてばかりだ。
    告白されて振ることは何度かあるが、付き合ってしまうとその人が全てになってしまう。
    実は振られる方だけではなくて、振る方も痛みを伴う。嫌いになっていないのであれば、なおさらだ。新しく好きな人ができたり、そんなに相手のことを知らないまま別れることになってしまったり。形はさまざまでも、相手を失うという事実は同じで、痛みの強さは違えど誰しも傷ついている。
    恋愛をもうしたくないと

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    2026年07月06日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」をテーマにしたアンソロジー。江國香織さんが好きで手に取ってみたが、他の作家さんの短編も面白くて、他の作品も読んでみようと思う方に出会えたのがうれしい。作家さんによって、好き嫌いがはっきり分かれて面白かった。

    「最後の鰻」角田光代
    父が亡くなる前のことを思い出した。鰻が好きだった父。命日に家族で鰻を食べようかな。

    「小曾根幸子の送別会」寺地はるな
    小曾根さんが爽快!好き。

    「もうひとりのねえちゃん」藤野千夜
    なんかこの話面白いな…と思うと藤野さんの短編だった。人間関係がちょうどいい感じで素敵。

    「本当の話」井上荒野
    女三世代の感じが好き。

    金原ひとみさんの短編に出てくるカ

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    2026年07月05日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    これは母と息子の大事な物語。辛くて悲しいけど。残されてしまったのだから生きていくしかない。

    そして、あらたの友情物語でもある。お母さんに時生が居たように、あらたにもバンド仲間が居る。明日もあたらしい歌をうたおう!ガンバレ、あらた!

    (関係ないが、昨年の文化祭では息子のバンドデビューを、ハチマキ締めて横断幕持って見に行った。ついでに映画マイケルも良かった。アメリカを思い出した。コンサート行きたかったなぁ)

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    2026年07月04日
  • 方舟を燃やす

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    昭和から令和までの出来事を2人の主人公をもとに信条、ライフスタイルを描いたストーリー。
    展開はそんなに起伏はないが、事件、出来事など懐かしく読める。
    昭和も平成も令和も文明科学は変化しているが、大なり小なり同じようなことを思い、感じでいるなと思った。

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    2026年07月03日
  • 森に眠る魚

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    悪人はいない。しかし、自分中心に考え、行動すると不安や疑心が膨らみ行動がエスカレートしてしまう。昨日まで好意を持っていた友人がなにかをきっかけに急に嫌悪してしまう。誰でも、いつでも起きてしまうことではあるが、子供を持ったママ友ってこわいです…

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    2026年07月03日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さんのエッセイを読むたびに思うけど、彼女は「普通の日常」を面白くする天才なんだと思う。

    朝から仕事をしながら、お昼ご飯のことばかり考えていたり。見知らぬおばさんにお金をせびられて、その人の人生を勝手に想像して結局お金を渡してしまったり。ちょっと自虐的で、決して自分を大きく見せようとしない。そんな肩の力の抜けたユーモアは、どこかさくらももこさんを思い出させる。

    ページをめくるたびに「次はどんな話なんだろう」と思えて、読み終わる頃には「ああ、まだ終わらないでほしい」と思った。

    「しあわせ」の値段なんて人それぞれだけれど、こんなふうに日常を面白がれる人は、それだけでとても豊かなんだろう

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    2026年07月03日
  • 今日もごちそうさまでした

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    これまで読んだ角田光代さんのエッセイはどれも好きなのだけど、中でもこの本はわたしの大好物「食べ物エッセイ」×「角田光代さん」の組み合わせが最高だった。

    野菜全般(特にキノコ類)、青魚、珍味類が大嫌いな偏食児だった角田さんが、30代での食大改革を経て、さまざまな食材に開眼し、その思い出を語ってくれる食好きにはたまらないエッセイ。

    言葉のひとつひとつが絶妙に面白くて、でも無理に面白いこと言ってやろうという気合いが感じられなくて、ナチュラルにこんな面白い文章が書けるってやっぱり才能だよなーなんて思いながら、ときどきふふっと笑いながら読んだ。

    肉と油が好きという角田さんと、幼児の頃から野菜ばかり

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    2026年07月03日
  • 空中庭園

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    大好きな角田光代さん作品。

    読めば読むほどだんだん怖くなってくる。表面上はどこにでもありそうな4人家族のお話なのに、家族のそれぞれが隠しているというか、表に出さない、きっと永遠に明らかにしないことがそれぞれにあって、それがいつか露呈してしまったらどうなるんだろう?と考えると怖くて仕方のない作品。

    私の家族にも思い当たることは多少ある。
    家族というだけで何でも分かり合える、話せばわかる、と考えるのは傲慢なんじゃないかと言われているような気がする。親しき仲にも礼儀ありみたいに、家族というのはそういうちょっとお互い触れられたくないことや、隠しておきたいことをお互いに持ちながらも家族という集団とし

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    2026年07月03日
  • 平凡(新潮文庫)

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    面白かった。

    死ぬときは絶対幸せにならざるを得ないというか、 自らのこれまでを受容せざるを得ないはずで。
    死ぬ瞬間はきっと平穏が訪れるであろう、という確信のようなものをぼんやり抱えながら生きている私は自分の選択に疑いを持ったことが少ない。
    こう書くと自信過剰っぽくて我ながらすごく嫌な感じだけど、この考えは自分の人生経験の浅さや思考の幼さからくるものだと思う。

    本書は短編集であり、その登場人物どれもが成熟した大人である。
    様々な分岐点を経て、当人なりの"平凡"に辿り着いた人間が過去を振り返るとき、それぞれの物語、そして新たな発見が生まれるのが面白かった。

    あのとき、ああ

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    2026年07月01日
  • しあわせのねだん

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    家計簿の話が面白かった。
    私はよく旅行に行ったり、へんなお買い物をして、無駄づかいしちゃったとしょんぼりすることがあるけど、そのお買い物によって人生エピソードが一個増えるとなるとお得かもと思えてきたかも?

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    2026年06月27日
  • 森に眠る魚

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    ママ友同士の人間関係のお話。

    子供達の受験や各家庭の生活レベルの違いなど、他人と自分を比較する事によって起こる悲劇が最大のテーマとなっている。

    とはいえ、人は自分と他人を比較しないことなど出来るのだろうか。
    千花、瞳、容子、繭子、ユリは私自身なのかもしれない。

    例え他人と自分を比較することをやめられなかったとしても、
    自分の生活の中のささやかな幸せをしっかりと受け止めることが出来てさえいれば、このような悲劇は起こらなかったのではないだろうか。



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    2026年06月27日
  • 紙の月

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    共感できそうでできないお話。
    規模は違えど、 のめり込んで自分が違う自分になってしまう感じが理解できて、見てて苦しかった。最初の方あんまり手が進まんかったけど最後の方どんどん読めた。
    角田光代さんっぽかった。対岸の彼女の方が好きだったな。

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    2026年06月27日