角田光代のレビュー一覧

  • くまちゃん

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    誰かにとっては大切な人も、誰かにとってはそうでもない。フラれた時に読んでてなんか気楽になった記憶がある

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    2026年04月26日
  • だれかのいとしいひと

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    きれいな瞬間の賞味期限はとても短い。
    でも、過去になっていつか忘れてしまっても、まだ思い出すかもしれない。そしたらその瞬間は永遠だと信じたい

    ・もう幾度も数えきれないくらいあちこちに自分の殻を脱ぎ捨てて、それで今ここにいるんだとそんなことを思う。
    ・好きなんて気持ちなんてなければ、恋だの愛だの友情だの、そんなものを何一つ知らない子供みたいに、いつまでもひっついてじゃれあって暮らしていけるのに。
    ・1個でも「もし」が現実になっていたら、でもその一見なんのつながりもない「もし」は全部起きた
    ・こんなにもいやなことだらけだというのに、こんなにもまいっているというのに、あたしはまだ、何かを見て、きれ

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    2026年04月26日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    食べ物を交えた短い話3話で一つのストーリーになっている短編集で、寝る前のちょっとした時間に読むのに、ちょうど良い本でした。
    良いお話が多かったのですが、私は特に「パパ飯ママ飯」「充足のすきま」「私の無敵ない妹」「私たちの小さな歴史」が好きです。
    久々に角田さんの作品を読みましたが、別の作品も読みたくなりました。

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    2026年04月25日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    文庫本の帯には、
    「料理を楽しむヒントがちりばめられた心温まる11編」
    と書いてある。
    実際には1編が同じ登場人物の話3つで出来ていて、全部で33の小さな話が綴られていました。
    とても短い話でしたが、さすが角田光代さんですね。内容はしっかりしていて読み応えがありました。
    雑誌『オレンジページ』に連載されていたそうで、特集に合わせて作品中のお料理掲載を考えられたそうです。
    それでも今作は料理がメインではなく『人』がメインの食卓の話で、短い話の中にギュッと色んな事が詰め込まれていました。
    「食べること」「料理をすること」での人との交わりは思い出に残る素敵なことだなと思いました。

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    2026年04月23日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    視点と時代がコロコロ変わって目まぐるしかったけど、子供達の成長と生き様を感じられて良かったです。
    1番心配だったのは紗有美でした。生きていく中で自分の悪いところとか考えることなかったのかなと。そういう能力すら持ててないことが可哀想でした。
    でも最後は少し成長できた様で安心しました。

    そして、もし自分の親が本当の親で無かったら…と考えました。そんなのあんまり関係ないって思えるんじゃないかと考えましたが、きっと当事者にならないと共感なんて全くできないものなんだろうと思います。

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    2026年04月23日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    三つの食卓が11グループ
    合計33の食卓にお邪魔しました
    食べることは活力を呼ぶんですね
    気持ちも元気になりました

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    2026年04月22日
  • 今日も一日きみを見てた

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    自分も猫を飼っているので「わかる〜!」と共感することが多かった。
    トトちゃんがどんな猫なのか読んでいくとわかってくるけど、トトちゃんと我が家の猫はやはり性格が違うようだ。
    猫を飼う前は、猫だからと一括りにしていたけど、猫も猫それぞれで性格も好みも運動神経も違うんだなぁと。
    トトちゃんも我が家の猫も、他の家庭の猫ちゃんたちもみんな健やかに過ごせますように。

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    2026年04月18日
  • 対岸の彼女

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    最近流行りの、光のとこにいてねとか、そういう雰囲気を感じたけど、ちゃんと話し合ってるしもやもやしないで読めた

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    2026年04月17日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    少しずつ、ちびりちびりと、友達の雑談を聞くように読んだ。

    水のように染みわたる、なんてことのない会話。とても心地よい時間だった。

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    2026年04月11日
  • トリップ

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    ありきたりな街で起こるありきたりな出来事、共感できることもできないこともあって、ちょっとした喜びとか救いとか、逆にまったく救いがないこともあるんだけど、それでも日々は続いていく。目の前のこと、今できる精一杯を大切にしていくしかないんだなあと思った。たとえ逃げても、逃げた先でできることを探せばいいんだな。

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    2026年04月10日
  • 源氏物語 2

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    『源氏物語』の2冊目は、秋の「紅葉賀」の帖から始まり、春の「花宴」の帖へと続き、雅やかな宮中での宴の様子が描かれます。
    人々の緊張感あふれる心理的なやりとりも読み応えがありました。
    「葵」の帖では、賀茂の祭で、光源氏の正妻と側室の牛車が鉢合わせ小競り合いになるというトラブルが起こり、この事件をきっかけに、その後、更なる悲劇が訪れます。
    悲しくシリアスな物語のなか、光源氏の人並外れた恋愛エピソードは相変わらずで、笑えるものもありました。光源氏は、内裏に勤めている年配の女君(50代半ばから後半)といい関係になります。(光源氏は二十歳前後)しかも源氏の親友も参戦し、可笑しな三角関係となります。ドタバ

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    2026年04月09日
  • 紙の月

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    普通の専業主婦だった梨花が一億円横領する話。
    破滅に向かうことが分かっている物語を読むのは苦しいですが面白いです。
    正義感が強く普通の人であることはこの物語の核だと感じました。

    倒れる間際のジェンガのような状況に読みながら、はらはらします。自由や幸せが何かを考えさせられる作品でした。

    夫の悪意のない言葉での見下し、価値観のズレが絶妙。
    解像度が高くてゾクッとします。

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    2026年04月09日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    同じく韓国ドラマ沼にハマった私には、うんうんそうよね!と共感するポイント多数。まだ観ていないドラマや知らなかったドラマも出てくるので、今後の観たいリストに追加した。

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    2026年04月09日
  • 笹の舟で海をわたる

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    薄らと膜を張った重苦しい泥の中を進むように読みました。辛かった…でも筆者の巧みな文章が止めることを許さない。エネルギーを常に燃やし続けるように生きる人が近くにいると、どうしても周りは重心がぶれたり、他責的になってしまうことがあるのが理解できるだけに、左織と子どもたちとの関係性は苦しく、もどかしく、とにかく読み終え安堵しました。

    後から考え直し、星を増やしました。最後の方に初めて自分で選択をしたことで、何も選択してこなかったこと、視野が狭く自分中心で捉えていた世界は当然ながら一番身近な人にとっては別の世界、その人が中心の世界であったことに気づく。そこに至るまでの緻密な積み重ね、筆の力がとんでも

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    2026年04月16日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    美味しいものを追い求めるのが好きだ。色々な美味しいものを食べてきたはずだが、確かに、記憶に鮮明に残っているのは1人で食べたものより、誰かと「美味しいね」と言い合って食べたものだ。
    人が食事を美味しくするのか、美味しいものが人をつなぐのか…わからないけれど、一緒に食事を取る、という人間しか持たない文化がすごく好きだ。そんなことを思い出させてくれる作品。

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    2026年04月03日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    『食べる』がテーマの短編集。

    一つの舞台に対して三編の作品というのがとてもおもしろい試みだと思った。
    一編一編は短いけど、短い中にもこちらの心に残るフレーズや価値観がしっかりと盛り込まれていて、とても満足度の高い話だった。
    この作者さんのこのテーマならおもしろいに違いない、という読み手の期待に十二分に応えてくれる本。

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    2026年04月03日
  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)

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    読んでいると、焼鳥の焼ける香りやビールの冷たさを感じる気がする。
    このエッセイが書かれたのがコロナ禍前で、舞台となっているお店がコロナ禍をどんなふうに乗り切られた(乗り切れなかったお店もあるだろうが)のかと思うと、少し苦しくもなった。

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    2026年04月03日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    柳原飛馬と望月不三子の人生を昭和、平成、令和までそれぞれ交互に追っていく。
    年代も違い、読み始めはこの二人がどう繋がっていくのか全くわからなかったが、後半にやっとつながりお互いに影響する。
    どちらも全く違う人生なのに、親の影響を強く受け、方や反面教師のように母のようにはなりたくないと思いながら生きていき、方や父にずっと言われ続けてきたことが頭から離れず、自分はそう生きねばならないと思い込んで生きていた。
    この本を読んでいて、親の子どもに与える影響の大きさに改めてにも引き締まる思いがする。
    一方で、どんなに自分で考えて選んだ道でも間違うこともあるし、どうにもならないこともある。ギリシャ神話の方舟

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    2026年03月29日
  • ツリーハウス

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    ネタバレ

    戦中を生きた祖父母の代、戦後の成長期を生きた父母の代、その後の安定・停滞期を生きた子どもの代、それぞれの代でこんなにも環境が違うんだなと驚いた。

    祖父母の満州での話は、異国の地だし人も死ぬし、特に印象に残った。上の代の人たちの経験を聞いてみたくなった。

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    2026年03月29日
  • 三面記事小説

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    ネタバレ

    キツい話が多い読んでて苦しくなった。短編だからなんとか読み切れたが。
    三面記事の裏に、みなこのくらいの人の人生が詰まっているのは不思議な気持ちになった。
    あとは、主人公が主観で語っていても、事実の部分を繋ぎ合わせればそうではないのでは?と思わせられる文章になっていて、伏線の貼り方が素晴らしかった。

    個人的にだが、認知症の話はいつも泣いてしまう。
    親をこう見取らなければいけないのでは、という苦しさと、自分もいずれこうなってしまうという恐怖が私を襲うのだ。
    そして自分が今祖母を見て見ぬふりをしているというか罪悪感というかに苛まれている

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    2026年03月29日