角田光代のレビュー一覧
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フラレる人たちの連作短編小説
NHKの番組「理想的本箱 君だけのブックガイド」の「ひどい失恋をした時に読む本」回で紹介された本の一冊
「ふられ」の数珠つなぎ
中には振っているようなものもあるけど、実質的には振られている
登場人物たちは恋することで人生の転機を迎える
フリーターがまともな職に就こうとしたり、夢を諦めたり、自分の性的指向を認識したり
そこで人生を変えるような行動するが、失恋と共に失敗するという展開を迎える
自分にとっては運命の相手と思っていても、相手にとってはありふれた、場合によってはどうでもいい相手だったりといった恋愛感情の偏りをまざまざと見せつけられる
好きな方の立 -
Posted by ブクログ
映画が出た当初、割とすぐに観たのだけれど断片的にしか覚えていないのもあり
こんな感じのストーリーと雰囲気だったっけ...?っという印象、悪い意味ではなく。
映画は映画で好きだったことは覚えているし
原作も原作で好きだなぁっと。
"恋は盲目"っという言葉があるけれど
片思いでも両思いでも経験をしたことがある人は少なくはないと思う。
そしてどれだけ好いて尽くしても愛は返って来ず
"それでもそばにいられるなら..."っと
テルちゃんのように都合の良い存在へと成り下がってしまう経験をしたことがある人。
どちらかの経験をしたことがある人には共感性が高く
現実味を帯 -
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新(あらた)は父親の人物像はもちろん、父親の不在を疑問視すらせずに
シングルマザーの母くすかと暮らしています。
ある時母に写真立の男性が父親だと聞かされ、やがてその男性がロックスターだと知り…
特筆すべきはさらっと読める、とても読みやすい文章。
新とくすか、二人それぞれの視点で、時間軸もそれぞれに物語は綴られていきます。
独特な感性のロックな母親くすかさん。
新は父親がいないことでの寂しさや心細さは持っていません。
その意味ではくすかさんはちゃんと自立した大人の女性で、
支えあい、愛し合っている素敵な親子です。
くすかさんは働き者で息子に我慢をさせないよう、
のぞむことはなんでもやらせて -
Posted by ブクログ
作中で金原ひとみさんも触れていますが、「最後の晩餐」‥‥学術的には「キリストが処刑される前夜の12人の使徒と摂った夕食」を指し、その代表格があのダ・ヴィンチ作の有名な修道院壁画ですね。
私個人としてはまさかキリストじゃあるまいし、家族に看取られながら「この中に私を裏切る者がいる」などと予言(遺言)し、パンと葡萄酒を食して逝く…。てか裏切り者のユダは誰よ? 遺族による遺産相続争いではなく、実家と墓じまいというまさかの醜悪な泥仕合…もはや笑えないギャグ! 小金持ちじゃないけど、自分が旅立った瞬間に家族がガッツポーズしてたらやだなぁ、ハハ。
帯にもある通り、「あなたは人生の最後に何を味わい -
Posted by ブクログ
宮田ナノさんの『ハラヘリ読書』という作品の中で
この『さがしもの』について書かれたページが気になって読みました。
表題の『さがしもの』他、「本」をキーワードにした短編集です
気になっていた『さがしもの』はもちろん、個人的には
持ち主を不幸にする(と主人公が信じている)本のお話『不幸の種』ととある本屋さんがきっかけで小説家になった主人公のお話『ミツザワ書店』が特にお気に入りです
あとがきエッセイの中の角田さんの「つまらない本」との向き合い方も参考にしていきたいな、と思った。つまらない本などなく、それは今の自分と相性が良くだけで、本の問題ではなく、自分の側の問題である、と。
その他、印象的だ -
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Posted by ブクログ
作家のメンツがよかったからもちろん期待してたつもりだけど、アンソロという詰め合わせの性質上すべてのお話が自分に合うわけでもないと思っているので、百パーセント期待していたわけでもない気がする。だけど、これは個人的によかった〜!作家によってアプローチが違うのも面白かったし、なにより全員すごく読みやすかった。すんなり入ってくる感じで、一冊のアンソロとして温度感?みたいなものが揃っていてよかった(語彙力)
わたしは江國香織だいすきマンなので江國香織のお話がいちばん読みたかったしいちばんすきだったけど、井上荒野もよかったなあ。あの短いお話のなかにオチまでつけてくるのってすごい。