角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじは知っていたので、もっと光太が策士で梨花を陥れていく展開かと思っていた。以外にもここまでの様々なストレスから梨花が自ら泥沼に嵌まっていく展開が何ともスリリングであった。
光太も徐々に堕落していった様子であったが、最後は何とか自分を取り戻していた様子であり、最後まではっきりとした悪役がいなかったように思う。横領自体は犯罪なのだが夫:正文の何気ない圧にこれまで堪えていた梨花のストレスは自分でも気づかない内に許容量を超えており、同情してしまう部分はある。だからといって皆が犯罪には知るわけではないし、彼女もほんの一瞬魔が差してしまったことで地獄の階段を降りてしまったのだろう。
梨花と旧知の3人 -
Posted by ブクログ
最初は読み進めるのが怖かった
赤ちゃんを誘拐する
例え育てることはできても、病気したらどうするの?学校はどうするの?
愛情だけでは無理
だから早く親に返さなきゃっ駄目だよ…..とずっとドキドキしながら読んでいた
結果として成長した恵理菜は、すごく重いものを抱えて生きる羽目になった(もちろん家族も)
だけど4歳までの愛情いっぱいに育てられた記憶はちゃんと心の奥底に大切に保存されていた
不倫していた両親、希和子、そしてまさかの恵理菜…とツッコミどころは沢山あるけれど、どうしても人間は過ちを犯してしまう
でもその後どうするか何を学ぶか
きっと恵理菜は希和子にしてもらったように、愛情豊かなお母さんにな -
Posted by ブクログ
「最近、今までで一番っていうくらい読書好きの波が来ておりまして、いっぱい本を読んでいます。なかでも、一番大事にしている本が、角田光代さんの『さがしもの』本にまつわる短編集で、読むたびに本への愛情が湧いてくる」(『NIKKEI STYLEアーカイブ』より引用)
2019年の記事。
『さがしもの』について上白石萌音さんのコメントが載っていた。この本のことを、ぼくに“紹介”してくれたのは萌音さんだった。
書店で手にとると帯に萌音さんが居たし。縁というものは、こうして、つながってゆくのですね。
うーむ。
いまや、萌音さんへの親近感がハンパない。
彼女の
「読むたびに本への愛情が湧いてくる」
このひと