角田光代のレビュー一覧
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ネタバレ1967年生まれの飛馬、1950年(代くらい?)生まれの不三子、物語が始まった時は何の関係もない2人の人生を、順番に描いていく。
昭和中期以降、平成、そして令和。こっくりさん、口裂け女、ノストラダムス、Y2K…様々なデマが飛び、その度に大騒ぎするがデマは現実にならない。
一方で予想もしなかった現実の事件事故が発生する、大きな台風に洪水、大地震、オウムのサリン事件、原発メルトダウン。
根拠のない噂に振り回され、予想もしない現実に翻弄される2人は、子ども食堂のボランティア活動を通じて交差するのだが、それはもう物語の後半、そしてコロナ。
デマに翻弄される側だったはずが、デマを振りまく側に立ってい -
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ネタバレ面白かったし読みやすかった!!
最近、友だちと結婚について色々話すけど、本当に正解はないし、どの人生も素敵だなって思った、自分のこれまでの人生も大切にしたいし、周りの人も大切にしようって思った!わたしは指輪も欲しいし式もしたいし旅行も行きたい!!ただしたいって思ってただけだけど、その思い出が未来の自分たちを支えるのかもしれないのかーーー!まだ少し先ではあるけどこれからする予定だから、その時間を大切に過ごしたいし楽しみ!!まだまだ側から見たら若いよなーーー自分、大変なことも沢山あるだろうけど形を変えながらでもずーっと一緒にいれますように!!ってなった! -
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ネタバレ戦前から現代に至る長い長い根っこ。その根っこは満州で出会い、逃げて逃げて、日本にたどり着く。ほー、長かったけれど、おもしろかった。登場人物が多すぎて、誰が誰やら分からなくなったことは多々あった。ミステリーのように枝が繋がって、お婆ちゃんが夫婦に会えなかったことは残念だけど、縁が繋がっていくんだと思った。満州事変という裏側にこんな日本人がいたかもしれないことを、本当はもっと興味を持って知らないといけない。世界情勢を絡めた描き方なのに、分かりやすい。角田光代という作家の底はまだまだ見えていない。
登場人物一人一人にコメントをつけられるのに、文字数がそれを許してくれない。そもそも名前を覚えてないわ -
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運動嫌いを公言している角田光代が書いた本ということで、どうせゆるい運動の体験記だろうと先入観を持って読み始める。
角田光代は大の酒好きで、ラン後の飲み会目当てで、友人がやっている会に入っているのだが、数年間毎週末、必ず10〜20キロを走っていたところへ、『Number Do』という雑誌から声がかかり、フルマラソンにチャレンジするのである。
最初の東京マラソンで4時間43分で完走して以後、10回以上フルマラソンを完走し、トレイルラン、登山なども行う。
いずれも、いやでたまらないのを我慢して参加しているらしいが、すごいと思う。
マラソン前日にお酒を飲んでから参加というのも信じられない。
なに -
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世の中の流れが早くて、情報も多くて、気持ちも頭も充填されっぱなしになるときがある。
未知なもの、未確定なものがこわくて、
不安や恐怖でいっぱいになる。
不安を払拭したくて、情報に飛び込むと、また不安を煽られる。
そうゆうときはだいたい「べき」とか「常識」「正解」とか「普通」を安心したくなる。
わからないことがあるということを、もっと受け入れないといけないのかもしれない。
飛馬が祖父や父母からつながれてきたもの。
不三子が子供たちにつなぎたかったもの。
飛馬も不三子もそれらから解放されたときに、少し生きやすくなったように見えた。
方舟=次世代へつなぐものだとしたら、この本のタイトルが表すこと -
Posted by ブクログ
何かを信じる事の危うさと必要性を感じる読書体験だった。
コロナのワクチンの副作用について疑ったり、陰謀論を信じたりする一方で、目の前で起きている災害には無頓着だったりする。そんな人間の矛盾が、この作品には丁寧に描かれていた。
マクロビオティックで子育てをした女性と、ノストラダムスの大予言やオカルトブームの中で育った男性。二人は特別な人物ではなく、どこにでもいる普通の人たちだ。だからこそ、自分や周囲の誰かと重なる部分がある。
本作には大きな事件や劇的な展開はあまりない。それでも強く印象に残るのは、人が何かを信じる姿がとてもリアルだからだと思う。人は不安な時代を生きる中で、正しさを求め、答え -
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ネタバレ角田さんの短編集の話がこんな風に繋がっているのはすごく好みで、というのは微かな繋がりでは無くて、それぞれの視点から見た家族のあり方や家族の誰かが語られているから。
桜木紫乃さんのホテルローヤルの連なりも良かったけど、名作家さんの短編集の連なりは魅力的
また、テーマとタイトルも言い得て妙で、空中庭園という言葉はよくわからないんだけど、しっくりきていることだけはわかる。読んでよかったー!とかスッキリとかそういう読後感では無く、どこか不穏で、でもリアルで、愛ってなんだろう、家族ってなんだろうって考えさせられる。
絵里子の育てる庭園、絵里子の母親との確執、タカシを騙して家族を作る、1番ゾッとした