角田光代のレビュー一覧

  • いつも旅のなか

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    キューバのヘミングウェイの体験と重なる日常風景を綴った内容が個人的な興味と重なり覚えておきたいと思った。

    角田さんがそのまま現れているような、エッセイだった。

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    2026年06月26日
  • 最後の晩餐

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    豪華メンバーの女性作家によるアンソロジー。
    バリエーションの豊かさで、飽きることなく読めた。
    特に気に入ったのは角田光代さんの「最後の鰻」。
    危篤状態なのに、集まった家族のやり取りがどこかユーモラスで温かくて…こんな雰囲気の中で旅立てたら幸せだなと思いながら読んだ。
    この本を読み終えた人の多くは、自分なら最後の晩餐は何にしようか考えると思う。私も考えてみたけどこれは難しい。いつが最後になるかとか、その時元気かなんてわからないし。思わず大まじめに考えてしまうくらい、それぞれの「最後の晩餐」を楽しめた。

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    2026年06月24日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    1967年生まれの飛馬、1950年(代くらい?)生まれの不三子、物語が始まった時は何の関係もない2人の人生を、順番に描いていく。

    昭和中期以降、平成、そして令和。こっくりさん、口裂け女、ノストラダムス、Y2K…様々なデマが飛び、その度に大騒ぎするがデマは現実にならない。
    一方で予想もしなかった現実の事件事故が発生する、大きな台風に洪水、大地震、オウムのサリン事件、原発メルトダウン。

    根拠のない噂に振り回され、予想もしない現実に翻弄される2人は、子ども食堂のボランティア活動を通じて交差するのだが、それはもう物語の後半、そしてコロナ。
    デマに翻弄される側だったはずが、デマを振りまく側に立ってい

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    2026年06月22日
  • 最後の晩餐

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    面白かった 
    丁寧な最後の晩餐にまつわる短編集
    初めて読む作家さんに出会えるから
    アンソロジーは好きだ

    小曾根幸子の送別会
    本当の話

    が好きだったな

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    2026年06月22日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    ネタバレ

    面白かったし読みやすかった!!
    最近、友だちと結婚について色々話すけど、本当に正解はないし、どの人生も素敵だなって思った、自分のこれまでの人生も大切にしたいし、周りの人も大切にしようって思った!わたしは指輪も欲しいし式もしたいし旅行も行きたい!!ただしたいって思ってただけだけど、その思い出が未来の自分たちを支えるのかもしれないのかーーー!まだ少し先ではあるけどこれからする予定だから、その時間を大切に過ごしたいし楽しみ!!まだまだ側から見たら若いよなーーー自分、大変なことも沢山あるだろうけど形を変えながらでもずーっと一緒にいれますように!!ってなった!

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    2026年06月22日
  • さがしもの

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    本にまつわる短編集

    本を開くだけであふれだす記憶たち。心が確かにそこにあったことを思い出させてくれる本。個人的に20代に出会えてよかった女性作家第一位。角田さんのおかげでタイで一人バックパッカーしたりライブに明け暮れたり。感謝しかありません

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    2026年06月20日
  • ご本、出しときますね?

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    言葉を扱うプロたちのトークはおもしろく、
    意外な一面や交友関係が知れたのも読んでいて楽しかった。
    作家さんたちがお勧めしている本がどれも本屋さんで入手するのが難しそうなものばかりで思わずにやにや。いつか出会いたいと思いながら読みたいリストに書き連ねた

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    2026年06月20日
  • 紙の月

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    横領する人の心理が丁寧に描かれていて読み進めるのが苦しくなったが、続きを読まずにはいられなかった。スリリングでヒヤヒヤ。私には横領は無理だと思った(笑
    莉花の感覚が麻痺していく様は、なるほど!こういう心理状態にならなきゃ一億円も横領できないわなぁ〜と納得。

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    2026年06月19日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    どの話も面白くて共感できて楽しく読んだ。特に『雄弁な犬たち』の話が興味深い。私もワンコ達のそういう思いを感じてたよ!角田先生よくぞ文字化してくれました!『雄弁な犬たち』が掲載された『それぞれに合った方法』の章は共感の嵐だった。

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    2026年06月18日
  • ツリーハウス

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    戦前から現代に至る長い長い根っこ。その根っこは満州で出会い、逃げて逃げて、日本にたどり着く。ほー、長かったけれど、おもしろかった。登場人物が多すぎて、誰が誰やら分からなくなったことは多々あった。ミステリーのように枝が繋がって、お婆ちゃんが夫婦に会えなかったことは残念だけど、縁が繋がっていくんだと思った。満州事変という裏側にこんな日本人がいたかもしれないことを、本当はもっと興味を持って知らないといけない。世界情勢を絡めた描き方なのに、分かりやすい。角田光代という作家の底はまだまだ見えていない。

    登場人物一人一人にコメントをつけられるのに、文字数がそれを許してくれない。そもそも名前を覚えてないわ

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    2026年06月18日
  • なんでわざわざ中年体育

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    運動嫌いを公言している角田光代が書いた本ということで、どうせゆるい運動の体験記だろうと先入観を持って読み始める。

    角田光代は大の酒好きで、ラン後の飲み会目当てで、友人がやっている会に入っているのだが、数年間毎週末、必ず10〜20キロを走っていたところへ、『Number Do』という雑誌から声がかかり、フルマラソンにチャレンジするのである。

    最初の東京マラソンで4時間43分で完走して以後、10回以上フルマラソンを完走し、トレイルラン、登山なども行う。
    いずれも、いやでたまらないのを我慢して参加しているらしいが、すごいと思う。
    マラソン前日にお酒を飲んでから参加というのも信じられない。 
    なに

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    2026年06月17日
  • 最後の晩餐

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    全員好きな作家さんだからってのもあるけどすごく好きなアンソロジーだった。とくに角田さんの話はものすごく短いのに、それでも一番泣けて、戻ったり進んだりして噛み締めるように読んだ。藤野千夜さんの話以外(いつもは好きなんだけども)すごく好きだったな…

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    2026年06月17日
  • 愛がなんだ

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    安定の角田光代さん! 主人公の恋愛感にイライラしながら?笑
    先の展開がどうなるのか楽しみながら読めました♪
    角田光代さんの「八日目の蝉」もお勧めです!

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    2026年06月17日
  • 紙の月

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    簡単に言えば買い物依存症の女性たちの話。
    これ、誰にでも身に覚えのあることなんじゃないかなと思います。
    この小説は満たされない何かを埋めるものが物欲に依存することだったんですが、ギャンブルや恋愛なんかもそうですよね。
    私はここまでのタガが外れた飢餓感はないですが、ほんの些細なきっかけで、誰にでも起こりうると思うと怖いですね。
    梨花、ずっと気づかないふりができていたらよかったのにね…やり過ごせてたらよかったのにね…と思ってしまいました。
    何も残らない過ぎる…

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    2026年06月16日
  • 方舟を燃やす

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    世の中の流れが早くて、情報も多くて、気持ちも頭も充填されっぱなしになるときがある。
    未知なもの、未確定なものがこわくて、
    不安や恐怖でいっぱいになる。
    不安を払拭したくて、情報に飛び込むと、また不安を煽られる。
    そうゆうときはだいたい「べき」とか「常識」「正解」とか「普通」を安心したくなる。

    わからないことがあるということを、もっと受け入れないといけないのかもしれない。

    飛馬が祖父や父母からつながれてきたもの。
    不三子が子供たちにつなぎたかったもの。
    飛馬も不三子もそれらから解放されたときに、少し生きやすくなったように見えた。
    方舟=次世代へつなぐものだとしたら、この本のタイトルが表すこと

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    2026年06月14日
  • 方舟を燃やす

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    何かを信じる事の危うさと必要性を感じる読書体験だった。

    コロナのワクチンの副作用について疑ったり、陰謀論を信じたりする一方で、目の前で起きている災害には無頓着だったりする。そんな人間の矛盾が、この作品には丁寧に描かれていた。

    マクロビオティックで子育てをした女性と、ノストラダムスの大予言やオカルトブームの中で育った男性。二人は特別な人物ではなく、どこにでもいる普通の人たちだ。だからこそ、自分や周囲の誰かと重なる部分がある。

    本作には大きな事件や劇的な展開はあまりない。それでも強く印象に残るのは、人が何かを信じる姿がとてもリアルだからだと思う。人は不安な時代を生きる中で、正しさを求め、答え

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    2026年06月14日
  • 紙の月

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    さすがに最後の方の梨花には感情移入はできなかったけど、人間なら感じることがあるであろう"満たされなさ"が取り返しのつかない犯罪に繋がる可能性は大いにある話だと思った。物語として読み応えもあったけどお金の怖さを改めて実感できた良い機会にもなった一冊。

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    2026年06月13日
  • わたしの容れもの

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    中年期のご自身についてこんなにおもしろおかしく文章にされていて、私自身が中年になることもなんだか少し楽しみですらあるなと思った。

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    2026年06月12日
  • 空中庭園

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    角田さんの短編集の話がこんな風に繋がっているのはすごく好みで、というのは微かな繋がりでは無くて、それぞれの視点から見た家族のあり方や家族の誰かが語られているから。
    桜木紫乃さんのホテルローヤルの連なりも良かったけど、名作家さんの短編集の連なりは魅力的

    また、テーマとタイトルも言い得て妙で、空中庭園という言葉はよくわからないんだけど、しっくりきていることだけはわかる。読んでよかったー!とかスッキリとかそういう読後感では無く、どこか不穏で、でもリアルで、愛ってなんだろう、家族ってなんだろうって考えさせられる。

    絵里子の育てる庭園、絵里子の母親との確執、タカシを騙して家族を作る、1番ゾッとした

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    2026年06月10日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    久しぶりに本を読んだ。すっごくよかった。
    自分の小さな日々や変化も、後から考えたらかけがえのないものになるんだろう、この日々を噛み締めようという気持ちになった。
    色々なタイプの人たちのなんてことない日々やちょっとした変化をかかせたら角田さんにまさる作家は本当にいないと思う。

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    2026年06月10日