角田光代のレビュー一覧
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いろんな人の食卓のお話。
コロナ禍終わり頃に書店で手にとって本棚登録だけして、やっと文庫になって読んだ。
この文庫本、珍しくスピンがついていてちょっと嬉しい。
料理作りたくなるし、もちろん食べたいが先に(笑)
最近、日曜日に、作り置きをするのが億劫になってきた私。飽き性だなあと、思っていたけど、この物語の中の一つに無理はしないでよいって書いてあったからちょっと安心したり(笑)
「食べたい料理は腹を満たす、作りたい料理は心を満たす」う〜んこの言葉お気に入り。
楽しく食べて、楽しく作ればいいやんって。
この本もスピンはワンパンレシピのページに挟み、キッチンの横にたてておく。
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Posted by ブクログ
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会いに行こう、と決意した。
ささやかで重大な一瞬を照らす六つの短編。
二十代では大恋愛、
三十代では家庭を持って、
四十代では立派に母をやってると思ってた。
人生の分岐に震える夜に光を与える六つの短編。
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表紙が二重カバーになっていて、
いつも行く書店の新刊・特集コーナーに陳列されてました。
昔勤めてた会社の社長が、
「ハレの日は一年に何日あるか、
結婚式、入学式など一年でほんの数日。
それ以外はケの日、日常です。
一年の大半は日常です。
我々はその日常を豊かで楽しいものにしたい」
と言った話をしていました。
この作品で描かれているのは、
そんなケの日、圧倒的な日常です。
しかもそんな日に限ってうまく行かなかったり、
他の日常が積み重なったり、
修復不可能な何かを抱えてしまっていたり。
大人だって悩むし不安になるし悲しいし辛い。
けど、それを感情に任せて出すことはできない。
クサクサするよ、
仕事はうまくいかないし、
恋愛だってしてない。
お金だって不安だし、
周りの人たちが自分より
ちゃんとしてるように見える。
本作は決して派手な事件も起きないし、
前向きかと言われるとそうとも言えないし、
非日常のエンターテイメントでもないけど、
なんかわかる…という部分を描いてくれています。
40代…だんだん老いも感じてきて…
とか書き始めましたが、
本作、健康診断の待ち時間で読んだからかもしれないです。笑
6作中、2作が好きでした! -
Posted by ブクログ
やっと8巻あるうちの半分!!
光君も40歳になりました。そろそろ落ち着け。
みんなそうだと思うけど灰ぶっかけたのナイス!
5巻はどんな話なのかたのしみですー!
以下メモとネタバレ
【胡蝶】
・光君、やっぱり玉鬘のこと好きになる
・玉鬘は拒絶!そりゃそう!!
・玉鬘の美しさを聞きつけてみんな求婚
・紫の上は光君が玉鬘にそういう感情持ってるのにもちろん気づいている
光君それは流石にキモすぎる!落ち着いてきたのかな〜って思ってたのに全然そんなことなかった!玉鬘の拒絶はナイス!
【蛍】
・光君の弟が玉鬘にアタック
・光君マジで悪趣味ってかめんどくせーなこいつ
・頭中将、行方不明の娘(玉鬘)が気になり始める
光君ミドサーだよね?いい加減落ち着けよ
【常夏】
・頭中将、どっかから娘を連れてくるが早口でうーん…でも顔似てるんだよな〜となる(近江の姫君)
【野分】
・夕霧、紫の上や玉鬘の姿を垣間見る
・玉鬘は娘って言ってるのにあんなに近いの気色悪すぎるだろ!と夕霧も思う
昔の人は春と秋なら秋が好きな人の方が多かったらしい。へー!!!
【行幸】
・玉鬘は頭中将の子だよんとカミングアウト!
【藤袴】
・玉鬘、結局宮仕することにする
・みんな玉鬘が入内する前に言い寄る!
・玉鬘はめちゃストレス!可哀想
【真木柱】
・なぜか玉鬘が髭黒のところに嫁ぐことに!
・髭黒は可愛がっていた子もそっちのけで玉鬘に夢中!!
・北の方(髭黒の正妻)は気を病んで、髭黒に灰をぶっかける!すげー!!ナイス!!
・北の方、実家へ帰ります。北の方の娘がいつも寄りかかっていた柱によんだ歌は涙出そうだった。悲しすぎる!!!
【藤裏葉】
・夕霧と雲居雁がやっと結ばれたにょ
・明石の姫君の入内に合わせて明石の君と一緒にしよう。紫の上もその方がいい
・明石の君感激!もともとよくできた方なので紫の上ともよくやってる
・光君、40になりそろそろ出家したい -
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朝井リョウ氏がイン・ザ・メガチャーチ関連の記事で共鳴を感じインプットにもなった?と言う作品。
古い時代の話から始まるので、あまり今の自分の感覚とは違う世界と思っていたが、気がつくと現代になり実は自分と同世代でもあるあたりに驚く。
育った土地や環境が違っても、同じ時代背景には同じような感覚があるというか共感が湧くというか。
また、不易なことも見えてくる。合わせて葛藤も。いつでも孤独は苦しいし、何かを求めるし、それでいいのかと内側から外側から確認していく。そして何に踏み込んで生きるのか。踏み込みすぎたり、それ以前に己を確認出来ていなかったり、踏み込み方が分からない場合に人はこうなるな、とを事例を見せられた。
何れにせよ、どんな場合も正しさなんて己が決めるのだ、と自分軸の在り方を問いただす名・現代本。 -
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2人の男女のそれぞれ約50年間の人生を追ったストーリー。
「信じることとは何か」を問いかけられる作品。朝井リョウのインザメガチャーチを彷彿とさせる題材。
ノストラダムスの大予言、地下鉄サリン事件、東日本大震災、コロナ禍など、実際に起きた出来事が背景として描かれながら、この2人がどのように生きてきたのかが語られる。そのため、当時の自分は何を感じていたかを思い出しながら読むことができる。
ノアの方舟の物語は、ノアが神のお告げを信じて舟に乗ったから助かった=信じる者は救われる、という話だと思う。
しかしこの本は、タイトルが示すとおり「方舟を燃やす」。
信じること=救われること、ではないということに、最後に2人が辿り着いたように感じた。
私たちは誰しも不安の中で生きていて、何かしら生きることや世界に意味付けをしながら生きている。
その行為自体が、「信じること」に近いのではないかと思った。
信じることは、安心を与えてくれる一方で、ときに人を縛るものにもなる。その両面を描いた小説だと感じた。 -
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ネタバレオーディブルで聴いた。
面白かった。
戦時中に満州に行った人の小説は初めて読んで、今でいう海外留学みたいな感じで、新しい環境に身を置いたら何か変わるのかも!みたいな期待を胸に満州に渡っていったのかなと思った。
八重は、満州から引き上げてくるときや、戦後の貧しい中で、よくそんなにたくさん子供が産めるなと思った。昔は避妊具なかったのか?私ならそんなときに子育てしてる自信ないから絶対に子供産まないと思う。
今だと両親共働きだと子供は保育園に預けるのが当たり前だけど、戦後まもなくだと保育園にも預けなかったのかーとか、色々すごいなと思った。
簡易宿泊所みたいな家、私は色々縛られなくていいなと思うけど、子供たち、孫たちは、定職に就く人はいなかったり、自殺したり宗教にはまったり、生きやすい人生ではなさそう。まぁ、サラリーマンなどの勤め人は合わなそう。子供たちが会社や組織に勤めるのが向いてないのって、自営業の家庭あるあるなのかな?と思った。
満州時代の食堂の人と、再会できたらよかったのに、できないところがリアル。
「どこか遠くにいけば、何かが変わると思うけど、何も変わらないよ」みたいなことを八重が言うんだけど、30代の今なら、なんとなくその意味がわかる気がする。20代の時に読んだら、ピンと来なかったと思う。 -
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ネタバレお金にまつわる諸々を書いたエッセイ。庶民的なエピソードが多く、少し意外だった。その中でも印象に残ったのが、著者が財布に入れている現金が少なすぎて出先で困るエピソードである。私自身も同じことになることが多く、(危機感がないところも一緒!)とても面白かった。友人が著者に「年齢を四捨五入して×1000円を財布に入れると良い」と助言するが、当時ミドサーの著者だと4万円となる。私にとって4万円は中々の大金で気軽に財布に入るものではない。この感覚の差は時代の豊かさか、キャッシュレスの進化か、業界の華やかさか気になった。またお金の使い方について「何も使わず貯金だけが増えることが1番怖い」と語る部分に共感した。趣味や交流にお金を使わず積み上がった貯金は、内面の豊かさを伴わない。勿論、今のご時世節約も大事だが、私も適度にお金を使い続けて、自分の人生をそのものを豊かにしていきたい。
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ネタバレ【あらすじ】
ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶
2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。
■明日の家族
明日の家族/二十歳の新年
私たちのお弁当
■パパ飯ママ飯
パパ飯ママ飯/あたらしい家族
新ユニット結成
■グラタンバトン
グラタンバトン/彼女のお弁当
あの日の先
■それぞれの夢
それぞれの夢/彼女の恋と餅きんちゃく
帰り道の時間
■はじめての引っ越し
はじめての引っ越し/二度目の引っ越し
最後の引っ越し
■充足のすきま
充足のすきま/相性さまざま
私の流儀
■彼女のレシピブック
彼女のレシピブック/前世と現世と夏
レシピの旅
■ようこそ料理界へ
ようこそ料理界へ/料理界の、その奥へ
料理界、それすなわち
■だいじなのは基本の調味料
だいじなのは基本の調味料/それぞれの日々
いちばんの幸せ
■私の無敵な妹
私の無敵な妹/「ひとりで、たのしく」計画
あたらしくなる私たち
■私たちのちいさな歴史
私たちのちいさな歴史/青空の下の食卓
食卓の記憶
【個人的な感想】
パパ飯ママ飯
→コロナのパンデミックをきっかけに家庭内別居を始め、最終的には離婚し完全に別居を始める夫婦の話。夫婦仲が悪かったとか、ものすごく険悪になったとかではなく、何かがパンデミックによって完全にズレてしまった話。結婚した娘の、「パンデミック並みに想定外のことが起きて別れることになっても、家族と思える関係を作りたい」のセリフが心に残った。夫婦の形も家族の形も変わっていく、それは悲しいことではない。
グラタンバトン
・ヨガとかフラワーアレンジとか習字とか、もうなんでも始められるんだな。自分だけの時間が持てるって、こんなふうにさみしいことだと、かつての忙しい時は思わなかった。さみしいって、贅沢な気持ちなんだな。
彼女のレシピブック
・夫だった良太も律も忙しくて、でも世帯を持ったのだからと律は気負って週末に作り置きをし、平日は帰宅してからそれらを活用して食事を用意した。良太もそんなことは望んでいなかったはずなのに、気張って、あげく「やらされている」と思い込んだ。
・これでやめられると思った。やらされている日々を、やめられる。自分ではじめて、自分でやらされていると感じて、自分でやめられると思って、自分でやめたのだから馬鹿みたいな話だ。
パパ飯ママ飯、グラタンバトン、彼女のレシピブックが好きな短編だった。