角田光代のレビュー一覧

  • 空の拳

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    先月から「ボクシング小説」を数作読み続け、
    今のところ、全くもってハズレ無し・・・なのです。
    今作も、とても楽しく読ませていただいたのですが、485ページと分厚いだけでなく文字数も多いせいか、日数がかかってしまった。
    ・・・・楽しい日を長く過ごせたので文句はありませんが・・・・
    さて、本作は、
    ボクサーが主人公では無く、ボクシング雑誌の編集者の視点で描かれており、より一層、現実的に味わうことが出来るのです。
    この主人公も物語の最後にプロテストを受験するという味付けも、とてもとても美味しく頂くことが出来ました・・・・。
    続編がある様です・・・近いうちにいただきます。

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    2026年05月18日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ずっと、何も語らなかった母くすかが
    2頁以上にわたって、一気に想いを語る。
    想いが強すぎて、優しすぎて、尊くて、
    どうにもならない。
    ラストのライブで、みんなの想いが届く。
    明日、新しい歌をうたう。爽やか。

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    2026年05月15日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    読みながら音楽が聴こえてきた!
    文章に忌野清志郎の歌詞が盛り込まれている〜。
    メジャーな歌はすぐわかったけれど、意外とマイナーなのもあった。気が付かなかった歌もあったのかな?
    くすかと新少年の成長を見届けられて本当に良かった。
    ラストまであっという間だったよ。この小説に出会えたことに感謝!この後RC聴くぞー!

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    2026年05月14日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    良かったなぁ…
    なんか、読んで良かった。
    誰しも歌に救われたことがあるんじゃないかなぁ。
    母子家庭で育ってお父さんは飾ってあるロックスターと思い、自分は隠し子?と思ってた。
    母はやっぱり強く、でも子供はやっぱり寂しい思いをしていてお友達にも劣等感を抱き疎遠になっていく。
    何も感じずに過ごしていたけど、このままではいけないと父親について調べ、なぜ母は父親について何も言わないのか…
    息子と母親。それぞれの立場で物語は書かれている。
    女性としてのくすかは辛くて悲しくて、でも母親のくすかはやっぱり強かった。

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    2026年05月14日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    料理と家族の短編集。
    私も親に感謝だし、子どもたちはあっという間に大きくなるだろうし、大切な人とのかけがえのない時間を噛み締めていこうと感じた。お腹すいた

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    2026年05月14日
  • さがしもの

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    本にまつわるアンソロジー的な、だけど角田光代だけの短編集。

    『彼と私の本棚』に、「自分ちの本棚みたい」って台詞が出てきた。「花束みたいな恋をした」より先にこれがあったとは…。そして麦くんちの本棚には角田光代があるしね。

    いちばん好きだったのは『不幸の種』。この人の作品は本当に、わたしかわたしの友だちの話なんかなって思わせる。

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    2026年05月13日
  • 対岸の彼女

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    2007年刊行か…
    時代を経ても廃れない作品ってこういうものだと実感する。
    きっと100年後も読まれている。
    普遍的で、圧倒的に身近で、共感必至で、
    なのに非凡な魅力に溢れている。

    今まさに30代。結婚している、していない(離婚した、してない)子どもがいる、いない
    頻繁に会っていた友人ともどんどん疎遠になり
    つい連絡を取ってしまう相手は
    自分と同じようなライフスタイルを送っている友人だけ。
    あまりにも強く実体験している今だからこそ
    惹かれて一気読みした。

    高校生の一歩闇に踏み込んでしまう危うさとか
    痛烈すぎて…

    そして何より、森絵都さんの解説が良すぎた!!!最高すぎた…天才だ、本当に。

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    2026年05月12日
  • くまちゃん

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    失恋した時に読む小説で調べて出てきたから買ってみた。
    狂うほど好きな男に振られた今の私に必要な小説だったと感じた。めちゃくちゃ人を好きになった経験がある人には絶対読んでほしい。
    登場人物の恋をした時の心情や行動が痛いほど共感できたし、登場人物の色々な言動が今の私の慰めに、励みになった。私から振った前の彼氏のことを思い出したし、私を振った好きな人が私みたいに恋煩う未来に想いを馳せた。
    仕事も頑張ろうと思えた。間違いなく私の読書人生に残したい一冊。
    今後友人が失恋したりした時はこれをプレゼントしたい。そのくらい失恋した時に読むべき小説。

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    2026年05月10日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    まるで3分くらいのPVを見ているかのようでした。

    角田光代さん、有名どころを数冊しか読んだことがないのですが…!!表現が素敵

    「ビール缶が困ったみたいにびっしり水滴をまとっている」
    「笑う口にしか見えない月」
    「河を渡ってしまった」
    「炭酸のように笑いがあふれてくる、、」
    もちろん文脈に馴染んでいるからこそいいんです。
    しかし、こうやって引っ張り出してもいいなぁ。

    帯文の「あなたの人生を変える」という部分に惹かれ、
    読み終わった後どうなるんだろうと思いながら読む。
    誇張ではなく、見える景色が変わったような気がする。
    でもこの本を忘れたらすぐに元に戻ってしまいそうで、
    大切な記憶として明日

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    2026年05月10日
  • 坂の途中の家

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    いろんな立場の人物の主観からこの事件についての証言があるが、何が本当で誰が正しいのか?
    里沙子と一緒に悩みながら読んだ。
    また、子育てのしんどい部分もリアルに描かれており、私自身の辛かった思い出が蘇ったりもして心揺さぶられっぱなしだった。
    読んでいてしんどいし、読んでない時間も心のどこかがこの物語に引き摺られていて気持ちが沈むのに、先が気になり読むのをやめられなかった。
    裁判員制度についても知ることができたし、読み応えがあって凄い良かったので、角田さんの他の作品も読んでみたい。

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    2026年05月09日
  • タラント

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    ネタバレ

    国際貢献のボランティアに打ち込むも、心が傷つき無気力となったみのりに、祖父の生き様が交差し、再び「使命」を見つけて行くお話。みのりの心理描写が丁寧で、とても文量が多いが、丁寧である分、読後の充実感が大きかった。
    悩んで立ち止まるみのりと悩みながら突き進む玲、悩まず突き進むムーミンの関係が印象的。みのりと玲に亡くなったムーミンの声が降ってきて背中を押してくれるのは、二人の中にムーミンの純粋な「初心」が生き続けていたからかな。
    また、各章に挟まれる清美の戦前戦後を生き抜く壮絶だけど素朴な描写が、陸が描いたものと分かる仕掛けには、陸の「清美の記憶を引き継ぐ」という素直な「タラント」が伝わってきて感動

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    2026年05月09日
  • 対岸の彼女

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    「相手が自分を理解してくれないこと」は過剰に非難するのに「自分が相手を理解していないこと」には鈍感、そう言う身勝手さが自分にもあるよなあ……と

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    2026年05月08日
  • 源氏物語 8

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    ネタバレ

    4ヶ月くらいかけて全巻読み切った!
    めちゃくちゃ分かりやすくて角田光代さんはすごいと思った。
    藤原克己氏の解題で、源氏物語の主題は3つ。1.男女間の心の通いにくさ。2.女が生きてゆくことのむつかしさ。3.人間の愛執の深さ。横川の僧都の「愛執の罪」という言葉が総括している。と言っていたのが、なるほどと思った。
    全編通してめちゃくちゃ袖を濡らしている描写が多かったけど、本当に泣いてるのか比喩なのか気になった。

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    2026年05月07日
  • 対岸の彼女

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    言葉にできないけど、本当に面白かった。
    忘れることがないかもしれないってくらい。
    今年1の時間の濃さだった気がする

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    2026年05月06日
  • いつも旅のなか

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    作者がどんな旅行も楽しんでいる姿が魅力的でした。とにかく旅行したくなります。
    海外旅行が好きで今まで色々な所へ行きましたが、年齢を重ねると旅行のスタイルも変わっていき、若い頃のような旅行の仕方はもうできないけど、今だからこそできる旅行を楽しもうと思える本でした。

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    2026年05月03日
  • 対岸の彼女

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    主人公二人の心情にずっと共感。
    人と関わって生きていく中で、無傷のままでいる事は出来ないし、相手を傷つけずにいる事もできない。
    相手に自分と共通している所があると親しみ近づいては、相手が自分と違う所があると憎しみ離れていく。どんなに親しくしていても、ちょっとしたきっかけで疎遠になり、またふとした事で連絡を取り合いだしたりもする。
    そんな人間の関わり合いが愛おしくなるような一冊でした。

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    2026年04月29日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    大事な人がいなくなったとき、大事な人なのに自分の言葉で遠ざけてしまったとき、自分の気持ちに素直になれないとき…
    そんな時に主人公たちはどんな選択をするのか。

    語り手は「新(あらた)」の章とその母の若い頃「くすか」の章が交互に構成されている。
    タイトルにもある大きな要素として、音楽、一つのバンドがキーワードになっている。大好きなバンドに支えられ勇気づけられて、色んな難題を乗り越えて成長していく。
    まどろっこしいところもあったり、でも新やくすかの芯のある思いに心を打たれて感動したり、正しい道はこうだとわかるけど、そうじゃない道を選ぶことに共感したり…。
    つまり大事なことは…って教えてくれる物語。

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    2026年04月29日
  • いま読む『源氏物語』

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    対談の醍醐味を存分に味わう。それは共鳴の妙を味わうことだ。昭和家父長制的な見方から、現代的フェミニズムへ至る解釈である。角田光代訳を読めて、僕は幸せだったのだな。瀬戸内寂聴が少し嫌いになった。山本先生の本も読みたくなった。

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    2026年04月28日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    親と会話の無い若い時のくすかちゃんの気持ちが痛いほど分かって、自然と寄り添ってくれていた時生くんが亡くなったことが悲しすぎたけど、新君の友達とかあたたかい人たちがたくさんでてきて、切ないけど、いいお話だった。

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    2026年04月28日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    最後に泣かせるなんてさすがの展開。
    最初から最後まで一気に読んだ。
    読後の清々しさと感動とで素晴らしかった。

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    2026年04月27日