角田光代のレビュー一覧

  • タラント

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    一万円選書のうちの一冊

    タラント -使命- について深く考えさせられた
    失敗しても
    挫折しても
    いいよと隣で背中を支えてもらえるような感覚に
    なった小説。すごく心に響いたし訳もなく涙が溢れた
    素敵な小説に出会えてよかった
    いわたさんありがとう

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    2026年07月19日
  • 愛がなんだ

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    こんな大迷惑な人はさすがにいないだろー!
    と思いつつ、さくさく読んでしまった。
    絶対にお近づきになりたくない人種だけど、ここまで突き抜けて我が道を行けるのはすごいな
    そしてこの内容をほぼ一気読みさせる角田光代さんの筆力がすごい!!!

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    2026年07月17日
  • 坂の途中の家

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    面白い!
    ドラマ版は裁判員それぞれの人生も描いていたけれど、小説は主人公に絞って描かれる分、より主人公に気持ちが入ってしまう。説明すればするほどわかってもらえないかんじ、相手を貶めるという愛し方、じわじわ胸に沁みて共感した。

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    2026年07月14日
  • 森に眠る魚

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    ネタバレ

    20年近く前の作品、読んでよかった、最後の朝比奈あすかの解説も。ネットで何でも調べられる今でもこの構造は変わってないんだろう。角田さんは何人の人生を生きているのだろうと思う。あの頃の自分やママ友的な人が浮かぶ。かおりは自分の小舟に乗っているのは家族だけ、と気づき護も同じ船に乗り同じ方向を向いたからいい結果になるけど、気づいた真実に目を背けたくなる人もいるだろう。護の名前は後半まで出て無かった、そんな存在の夫が一番の理解者だったってことかな。名字と名前、子の名前が混在するので相関図を作って読んだ。読み進めるのはきついけど素晴らしい作品だった。

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    2026年07月13日
  • さがしもの

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    2026/7/11
    初バレンタイン

    この作品のテーマは甘い記憶。
    何もかも初めてで、しどろもどろになって、うまく出来なくて、その時は一生懸命で…
    そんな純粋な大切な甘い記憶を、テーマにされていると感じた。

    読後なんだか、寂しい気持ちになった。
    特に最後、「…もうすぐ夫になる人の腕に腕を絡ませる。」が切ない。昔の甘酸っぱい鮮明な記憶を思い出したのに、今は違う人を好きになり結婚しようとしているとろこが切ない。

    初めての彼氏に本を送ったあとの、彼の本に対する感想、反応が載っていない。
    →あくまで自分の変化がテーマ?

    「本当に人生が変わったとしたら、…その本をだれかのために選んだときかもしれない」がピンと来ないが、
    それくらい人のために心が動くことが起きること、人のために心動けるようになったことが、「人生が変わった」ということなのかと感じた。

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    2026年07月11日
  • ゆうべの食卓

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    いろんなひとの食卓。
    同じ国でも、同じ地域でも、同じスーパーで買い物してても、食べるものは人によって様々だ。
    日々の食事を準備するひとがいて、材料やレシピの情報源、調理方法などが、時代によってどんどん変化していく。
    一緒に時間を過ごしていた家族構成も変わっていく。
    懐かしいようでさみしいようで、だけど、次につながっているのかもしれない。
    毎日のありふれた事なんだけど、それぞれの食事がいっぱい詰まってて、自然と涙が出てきたりする話もあった。

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    2026年07月11日
  • 銀の夜

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    女子高生バンドを組んで、一時売れっ子となった過去を持つ3人の35歳になった今の話。独身だったり既婚だったり、既婚して子供がいたり、三人三様の悩み事があって、それぞれに共感したり、自分を重ねてみたりも出来て最後のシーンには胸が熱くなった。

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    2026年07月02日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    ネタバレ

    気軽な感じで読める楽しいエッセイ。オレンジページの連載をまとめたものだそうですが連載20周年だそう。すごい。

    タイトルのように、居酒屋でワイワイ話すような食べ物の話が多めで、読んでるこちらも参加して発言したくなる話題ばかり。
    途中に差し込まれているトトちゃんの写真がこれまたイイ癒しで読んで眺めてほっこり。

    車のないお出かけについて書かれた「半分の生活」。自分は車がないと生活が成り立たないところに住んでいるので想像できなかったけれどそういうことなのかぁと新鮮な気持ちになった。ある不便があるようにない不便もあるということに思い至らないものだなぁと。
    「好きと似合う」にもはげしく首肯。ほんとそれ。自分は着たい服と似合う服のほかに着られる服というのもあり全部違って困ることが多かった。今はもう着られればいいになってきている…
    「ここまででいい」もわかる。上記の着られればいい、も自分としては「ここまででいい」の一つ。だんだん我慢しなくなったり諦めていくことは確かに増えていく。

    他にもいっぱい「私もそう!」があって角田さんと一緒にご飯行きたくなりました。

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    2026年06月25日
  • さがしもの

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    結論、大大大オススメです。少し経ったらまた読みたくなる本。

    高校の国語のテストを見る機会があり、その中で出題されていた話が面白くて、「これは誰の何て本だ?」と思い、探したらすぐに見つかった。それは角田光代さんの「さがしもの」に収録されていた「旅する本」という話だった。角田光代さんの話が高校の現代文の教科書に載っているんだ。いいなぁと高校生を羨んだ。そして、この出会い方こそ、まさに本の魅力である。

    本にまつわる話が9つ編まれた短編集である。
    本を読むことは食事のようなものだと思う。文字を食べて、それを消化して、自分の一部にすること。面白さは読みながらでもわかるけど、本当に自分の一部みたいにその意味を実感するのは、読んでから少し経ったときだ。しかも味覚や好みが変わるように、本は読むたびに伝えることを変える。
    また、本にはあらゆる想いを媒介する役割があると信じている。同じ本を読んでも人それぞれ感じ方は異なり、その人の想いや考えが水面のように反射して、あるいは匂いとなり真空パックされて本の中に閉じ込められているのかもしれない。古本を触ったときやページを捲ったとき、新品のそれとは全く違うように感じるものだ。
    この短編集はそのような本の多面的な魅力を伝えている。変化し、思い出を吸い込む。私にはどうしても本が生き物のように思えてしまう。

    お気に入りは「旅する本」「手紙」「彼と私の本棚」。恋愛をテーマにしている話が多いが、それは恋愛が精神的エネルギーに満ちているからだと思う。感情が大きく揺らいだり、考えが大きく変わる原因になることを考えると、テーマとして自然なことではないだろうか。

    角田光代さんは物語の緩急が素晴らしいと読むたびに思う。淡々と話が進んでいく中で、突然やってくる感情の爆発。感情が溢れ出てくる心的描写をいつも見事にありありと「見せ」つけられる。本当に目の前にその場面が浮かんで「見える」のだ。
    いつどこで読んでも、周りの景色を消し、文字で人を没頭させることができる。一流の小説家ってすごいな。そして本は最高に面白いな。

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    2026年06月25日
  • もしも、東京

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    ネタバレ

    漫画家が描く東京の街は、本当にクリエイティブだなと感じられる一冊です。
    実際の東京感を残しながらも、それぞれの漫画家さんの特色が出ていて、読んだことがない漫画家の方もいたので、作品は読まないといけないなと思いました。

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    2026年06月19日
  • 月と雷

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    ネタバレ

    いやはや、すごい
    角田光代氏にしか書けない、何とも言えないゲスな人々…周りにいたらめんどくさいし、関わりたくない、と思ってしまうが小説だから最後まで気になって読んでしまう。
    全く愛がないわけでもなく、醜いわけでもなく、ふわふわ漂う人々、何とも言えない読後感…
    でも面白かった、かな


    母、東原直子と父はだれかわからない、智
    生まれてからあちこち移住して暮らしている
    そんなひと時に茨城で暮らした泰子に会いたい!
    泰子ちゃんは生活しているのだろうかを考える。たべて、寝て、掃除して、その繰り返しをきちんとこなしているのだろうかと。

    衝動的に会いに行き、またそれぞれの運命が動き出す、泰子には「あぁ、不幸に追いつかれた」という感想

    泰子の産みの親を探して欲しいと智に告げる、TV番組を使って探し出すとコレまたすごいのが出てくる、TV出演を利用して料理家でのし上がり、挙句離婚
    とことんクズばかり…笑
    2人に子どもができ、生活できるのか?つわりもひどくろくに食べられない中子どもはお腹で育って言う生まれてくる…


    ふつう、人は、そういうことを避けて、できるだけ避けようとして生きているのだと、最近になってようやく泰子は気づいた。自身の現実を変えないよう、変えさせられないよう、他人の現実を変えないように、注意して生きている。でも、この母子はそうではない。まったくおそれていないばかりか、そういうものだと思っている。生きていくというのは、他人の人生に闖入ちんにゅうし、一変させ、とりかえしかないことを次々と起こし、後片づけを放ってまたそこを出ていく、そういうものだと思っている。


    はじまったらあとはどんなふうにしてもそこを切り抜けなきゃなんないってこと、そしてね、あんた、どんなふうにしたって切り抜けられるものなんだよ、なんとでもなるもんなんだよ。

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    2026年06月18日
  • 今日もごちそうさまでした

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    角田さんの描く食べ物って、本当においしそう!いろんなおいしいものを実際に食べたような気になる、幸せいっぱいなエッセイだった。

    肉好きだという角田さんの愛する「塩、胡椒してグリルした」羊や、あまりのおいしさに仰天したという「サイボクのゴールデンポーク」はもちろん食べたくなるし、来る夏に茄子やトマトやオクラを食べるのが楽しみになる。
    食べたことないかもしれない鱧も味わってみたいなあ。「鱧を湯に落とし、十五秒で引き上げて食べるのがいちばんおいしい」らしい。ぱっと引き上げ、タレにつけて食べると、「やさしく、やわらかく、ゆたかな味」がするなんて、なんて素敵なのでしょう。

    いくらの醤油漬けを作ったり、殻付き牡蠣を蒸したり、白子をムニエルにしたり、難しそうな調理にもチャレンジしているのが頼もしく、自分も変わった食材にチャレンジしてみようかなと勇気が湧いた。

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    2026年06月18日
  • 今日も一日きみを見てた

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    その人柄に惹かれ小説よりもエッセイを手に取る事の多い角田さん!
    今回も角田さんとトトの日々にクスッと笑ってしまったり、ふむふむと納得したり‥
    猫知識ゼロだけど充分楽しい読書時間。
    トトとの日々から角田さんの人柄も垣間見え、ぼそっと呟く角田さんの「黒い部分」になんとも人間味を感じ、好きだなぁ〜角田さん!
    第二弾も読みます!

    トトに救われているお話と最後の「任務十八年」はとても和まされた!
    良いお話

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    2026年06月17日
  • さがしもの

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    1年ぶりに再読
    短編全ておもしろい。
    この本と大学生のうちに出会えて良かった。
    恋人は1人で充分だけど、大切にしたい本は何冊あってもいい。

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    2026年06月06日
  • いま読む『源氏物語』

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    源氏物語には、それぞれの時代で新たな解釈を許す懐の深さ、テーマの強度があることがよくわかり、何度もシェイクスピアを思い出すなどした。10代の時にあさきゆめみしから受けた紫の上の印象は、お二人が話す内容とぴったり重なり、なんと優れた入門書だったのかと、改めて感謝。角田光代さんの現代語訳を拝読するのが楽しみ!

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    2026年06月04日
  • ねこがしんぱい

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    ねこが続く。

    みんなが出かけたあと、ねこは何をしているのでしょうね。
    帰宅するとボクのねこはたいてい同じ場所で眠っています⋯って、真実はわかりませんね。

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    2026年06月04日
  • 神さまショッピング

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    いろんなやつらが神頼みする話。宗教にのめり込む人の気持ちが、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。何を頼もう、世界征服?無限の富?やっぱり幸せを感じる人生がいい。でも、簡単に手に入らないもの、だからこその神頼み。頼みますよ神様、もし叶わなかったら呪います。

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    2026年06月01日
  • キッドナップ・ツアー

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    ネタバレ

    思春期手前の、賢くまだ世界を知らない少女と、不器用でダメな父親の冒険譚。

    子どもから見た世界の描き方が鮮明で、いつかの夏の日が思い出されるようであった。
    「ユウカイ」を巡る思惑と父母の取引の内実は遂に明かされず、一方で読後には「これくらいの終わり方がちょうど良い」という納得感と余白が満ち、気持ちの良い午後を過ごすことができた。


    「あの人と結婚してたらきっと私はいなかったね」
    「だから結婚しなかったのかもな」

    父の娘への愛が詰まったこの言葉が大好きだ。

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    2026年05月31日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    いまある食卓も、子供が成長して家を出るまでの期間限定なんだなぁ。親との食事の記憶も、どっちかが亡くなったら、あれが最後だったんだなぁと思うんだな。ずっと続くわけじゃないけど、心には残る。最後の章の、「私たちのちいさな歴史」がじーんときた。

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    2026年05月31日
  • 紙の月

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    角田さん作品で最初に読んだ本でした。

    良かったデス。面白かったです。

    もう戻れなくなる怖さ恐ろしさがうまく描かれていたと思います。最初はチョッとしたことなのに。

    そうです、この世のことは何でも皆すべて、最初はチョッとしたことなのです。でも、戻れなくなるのです。

    不倫もパチンコもハマるんだよねぇ!
         (あ、今パチンコ、関係ないか?)

    角田さんの、人の本質を厳しくとらえる着眼と
    それを上手に言葉に文章にできる才能に惚れ惚れします。

    えぐりにえぐってくるよねえ~、これでもかって!
    グリグリと。そこがまたいいんだけど。

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    2026年05月30日