角田光代のレビュー一覧

  • 八日目の蝉

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    ネタバレ

    読んでいて気づいたら感情移入してた。希和子と薫が幸せな時はずっこうでいいんじゃないと思ったが、色々な逃亡をしたのち、希和子は捕まり途中まで希和子の視点で書かれていた文章が今度は薫の視点で書かれていた。
    物語は綺麗にまとめられていて読みやすく、物語は終わったが、続きで色々な可能性が考えられ、読んだ後もいろんな想像ができて面白かった。
    あといつか小豆島に行きたくなった。

    0
    2025年09月08日
  • わたしの容れもの

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    年をとると、こんなことが起こるんだ、って思った。今は思春期で自分の見た目に納得いかないことがたくさんあるけど、ある程度の年に行くと、自分の容れ物を大切にしてあげることが大事なんだなと実感。自分の体を大事にしたい!

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    2025年09月08日
  • 八日目の蝉

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    ネタバレ

    最高すぎた。
    私が1番好きな映画、マレフィセントのよう。

    究極の愛の姿とは

    母と子

    私は産みの母の顔を覚えていない
    でも、寝たふりをした私を寝室に運ぶ母の匂いと、ソバージュのふわふわの髪。
    両親が喧嘩をしていて、キッチンへ避難させられプープー鳴る椅子に座って楽しいふりをする自分自身。
    その二つだけ覚えている。
    継母とは良好でたくさん愛情を貰って大好きすぎるので、私にとってやっぱ育ての母が当たり前に正真正銘お母さんだけど、少しだけ、ほんの少しだけ、自分を産んだ人を一目見てみたいとも思う。
    その時私はどんな事を思うんだろう。

    1
    2025年09月07日
  • ツリーハウス

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    「帰りたいよぅ」
    祖父が死んだあと、祖母が子供のような声で言った。ここから、中華料理店を営む親子三代の“根っこ”を探す旅が始まる。

    祖父母は自分が生まれた時から“おじいちゃん、おばあちゃん”であり、両親は“父さん母さん”で、性の意識すら無い。
    でも、間違いなく男女であり、自分と同じ年齢を経て今に至る。

    人生は“簡易宿泊所”のようだ。
    なぜここにいるのか、いつまでいるのか、ここを出てどこへいくのか……

    「だってあんた、もし、なんてないんだよ。後悔したってそれ以外にないんだよ、なにも……」
    その言葉は妙に重い。

    「翡翠飯店」は世紀を超えて紡いでいく。
    根など無くても紡ぎ続けることはできる。

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    2025年09月02日
  • 八日目の蝉

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    とにかく幸せになってほしいと願ってしまう物語だった。
    悪いことをしているはずなのに何故か願ってしまうのは、巻末の解説にもある通り母子には手を差し伸べたくなってしまう力があるのだと実感した。
    ただの読者である私も、母子を助ける作中の女性たちの気持ちが分かる気がしてしまう。
    先の展開を知るのが怖くなるくらいドキドキしながら読み進めていたが、いざ決定的な場面になると不思議なくらい冷静になる。
    人というものを俯瞰できる何とも言えない感覚だった。
    物語の進み方が映画を見ているような感じで、そこも大きな魅力だと思う。
    少しずつ色々なことが判明していく流れも、何となく自分を登場人物に投影できて面白かった。

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    2025年08月30日
  • ツリーハウス

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    西加奈子「サラバ!」を読みおわった時の感慨に似ている。こういう作品に出逢えたりするから読書はやめられない。

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    2025年09月01日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さんの(ご本人曰く)家計簿エッセイ。
    どれも面白かったけれども、最後の2つの章「記憶」「一日」が印象的だった。
    親と子の役回りは年を追うごとに交代、若しくは受け継がれていくものだし、二十代でお金を使ったもので三十代の自分は形成されていると感じる。今の時代、貯蓄に目が向きがちだけどこれからも興味のあることにもお金を使っていきたい。
    (併せて20年前のエッセイなので、今との物価の違いをひしひしと感じた……)

    0
    2025年08月29日
  • 紙の月

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    とても心苦しく恐怖を抱く内容。他者から見れば梨花の異常な行動が、本人はこれが正常と思い込み、どんどん沼に嵌まっていくところが非常に悍ましい。これ以上の異常行動を誰か止めてくれと願いながら読んでしまった。

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    2025年08月26日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    「今、ひとりだとしても、あるいはだれかを失ったとしても、ぼくらの抱えた記憶は決してぼくらをひとりにすることがない。」
    今は孤独でもきっと大丈夫、生きていけると思える本だった。私はおぼろげな記憶の中のあたたかなひとたちのおかげで生きていける。

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    2025年08月12日
  • 異性

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    角田さんも穂村さんも大好きで興味を持った本。
    角田さんは女性として、穂村さんは男性としての意見を交互にやりとりして進んでいく。
    こういう女性が多いかもしれないけど自分は違うとか、もてる男性はこうだが自分にはできないとかいう話題も出てきて、男女の違いを紐解くという面白さももちろんあるけど、ただ角田さんと穂村さんが恋愛観について意見を交わし合うという意味でもすごく興味深かった。

    特に印象に残ったのは次の二つ。

    一つ目は、「もてる」というのは対人的な「スペース」、つまり「隙」が関係しているのでは?という考察。

    隙、確かに大事だよなぁ、わかるわかる。
    学生の頃からもてるのは、狙った獲物は逃さない

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    2025年08月10日
  • 坂の途中の家

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    小さな子供を持つ専業主婦の里沙子が、乳幼児殺害事件の裁判員裁判に関わっていくことから始まる物語。

    裁判員裁判を身近に感じることがなかったので、詳細な記述に私も参加しているような感覚になった。
    同時に母親であれば体験したことがあるだろう感情を、今まさに体験していたり、距離を持って振り返って眺めていたり、複雑な感情が入り混じる様子がとても丁寧に描かれている。

    そして、水穂という娘を殺めて裁判に立っている女性の裁判員裁判が進むのと同じようにに、里沙子は大きく揺らされながら、自分自身をゆっくり振り返っていく。

    不器用で少し頑固、人との距離がやや長めの里沙子だが、その感情や思考、言動がどのようにし

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    2025年08月10日
  • 紙の月

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    ネタバレ

    映画も知らずにあらすじ見て読んでみた。
    ただ普通の派遣会社勤務の梨花が少しずつ狂っていく様子が読んでいて怖かった。最初は好青年(?)だった光太がだんだんクズ男に成り下がっていくのもよかった。
    いくつかの事件を基にしているようで、リアリティもあり、自分に起きたらどうしようという恐怖もあった

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    2025年08月05日
  • ツリーハウス

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    壮大な家族の物語で、ずっと読んでいたかった。満州に新天地を求めた二人が出会い、敗戦で生きるか死ぬかの思いをして帰国。子も孫も一筋縄では行かない日々が描かれる。

    当時の満州では、軍が絡んでくると日本人(一般市民)も中国人も悲惨なことばかりで、戦争は本当に嫌だなと思った。

    昭和&平成の様々な出来事が懐かしかった(カンカンランラン見に行った!平成になった時のこと、オウム事件など)。宮本輝と似てるかも。

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    2025年07月23日
  • 薄闇シルエット

    匿名

    購入済み

    最初は頼りない女性にしか見えなかったはなちゃんでしたが、だんだんと彼女の本性が見えてきて、最後はまるで友達のように身近に感じました。どこにでもいるような女性だけれど自我が強くて、きっと彼女はこれから先も彼女のまま変わらないんだろうと思ってしまう女性でした。

    #じれったい #切ない #共感する

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    2025年07月21日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    やたら上高地の赤い屋根のホテルが出てくるな、と思ったらそもそも帝国ホテルの冊子に連載してたストーリーでぜんぶ帝国ホテルを舞台にした話なのですね。シニア目か話が多いのも、歴史を表してるのね。ひとつひとつの話はそんなに覚えてないけど、じんわり心があたたまる体験ができる本。

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    2025年07月21日
  • 源氏物語 1

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    「難しい」「全部読もうとすると挫折するから自分の読みたいところだけ読むくらいでいい」という感じの声をたくさん耳にしていたので、ビビり散らして長らく積んでいたけど読み始めたらめちゃくちゃ読みやすくて驚いた!それはきっと角田さん訳だからなのと、光る君へを見てたからだろうな。
    光る君へってほぼ源氏物語オマージュで構成されてるやないか…と今更ながら。ドラマ見直したい。

    こういうこと言うのは本当に無粋ってわかってるんだけど、光源氏、やっぱりめちゃくちゃにキモいですね
    若紫の帖は狂気を感じたよ
    末摘花は西洋系の顔立ちとスタイルだったのかしら、今の時代なら美人さんだったろうに…

    しかし、1000年前の物

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    2025年07月18日
  • わたしの容れもの

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    面白くてすぐ読み終わった。これからこうなっていくんだなぁというのと、親はこうなっていたんだなぁというのを感じながら読み進めた。

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    2025年07月17日
  • さがしもの

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    9つの本の物語が集められた短編集
    上白石萌音ちゃんの帯で即買い

    先日の夏川草介の「本を守ろうとする猫の話」に続き
    本にまつわる物語だった
    最近本を読めていなかったので選んだのだと思う
    (本を読む時間と労力を惜しまないという願望でもある)

    よく恋人の話が出てくるなと思っていたらあとがきで理解
    感覚は違えど読書は1対1の対話でありたいと私は思った

    自分が望んだ時に一方的に話してくれるものと思うと
    時々考えを受け入れられなかったり、読むのを避けてしまうからだ
    自分の考えに気づき、対話する感覚でいるためにも、この読書ポストは続けたいと改めて感じた

    恥ずかしながら角田先生は授業以外で多分初めて

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    2025年07月15日
  • ひそやかな花園

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    感性、得意不得意が異なる同世代の、1歩を踏み出す物語。幸せとは何か、不安とどう向き合うか。
    ちょうど30代の自分には、刺さる内容だった。
    また悩んだら、読み返したい。

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    2025年07月14日
  • 源氏物語 1

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    結婚生活の不幸
     とある源語ファンがかういった――角田光代の訳がもっとも癖がなくて読みやすいと。だから本書をひもといた。今更の感があっても憶せずにいふと、名作中の名作である。すくなくとも読むのに遅すぎるといふことはない。

     序章、桐壺から、よどみなく端正な文章で現代語訳され、われわれが気づかされるのは、この物語に一分のすきもないといふこと。まづそれに喫驚した。
     ともすれば、いまの小説はなんと心情の多いことであらう。これもあれも――とどのつまりは読みづらい。それにくらべれば源語の凄味はひかりかがやく。展開はすばやい。

     桐壺は、一身に寵愛を受けた更衣の苦悩と、周囲の妬みを背負ふ。それは端的

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    2025年07月13日