角田光代のレビュー一覧

  • ゆうべの食卓

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    食卓にはいろんな思い出が詰まってる。
    読みながら、実家での思い出や食べてきた食事を思い出してその時の家族の様子を懐かしく感じた。

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    2026年04月13日
  • 方舟を燃やす

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    戦争中もコロナ禍も何が正しくて正しくないのか、誰も判断できなかったし、後々にならないと判断が正しかったかどうかなんてわからない。

    自分はちゃんと考えて絶対騙されない!と思っても人はいくらでも騙される。絶対騙されないというのがいかに難しいか。

    主人公の不三子が子供たちにワクチンを打っていなかったことを夫に責められる場面では、夫に怒りが湧きました。人任せにしていたくせに後から責めるのは無しじゃないの?じゃあ悩んでた時期に一緒に考えてくれたらよかったじゃない(怒)

    未知の出来事に遭遇した時に自分は何を信じて何を信じない判断をするのか、そんなことが出来るのか?読者みんなが考えると思います。本当に素晴らしい小説でした。


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    2026年04月12日
  • いつも旅のなか

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    旅もエッセイも好きで読み始めた本作、通常の旅エッセイとは違う角田さん独特の少し俯瞰した視点がとても良いです。
    ロシア、キューバ、ミャンマー、今では行くことが難しい国も、当時のエッセイの中には確かにそこにあって、良くも悪くもそれぞれの国らしさを全身で感じている。
    こんな風にそれぞれの国の生々しい部分まで入っていくような旅は私にはできないけれど、文章の力で旅のなかに連れて行ってもらって、憧れて、恋焦がれるような気持ちのまま帰ってきました。

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    2026年04月12日
  • さがしもの

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    子供の頃にこの本を読んで、なぜか「旅する本」という作品がずっと頭から離れず、大人になってやっと2回目として読んでみた。すると、「旅する本」という作品がどうのこうのというより、この本丸ごと、作者が「本」に対して送ったラブレターのような一冊なのではないかと感じた。昔読んでいた頃は、本や読書について考えるよりも、「広い世界に自分も行ってみたい」ということで頭がいっぱいだったのかもしれない。

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    2026年04月11日
  • 明日も一日きみを見てる

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     角田光代さんと愛猫トトの日常を描いたエッセイ集。『今日も一日きみを見てた』の続編となる。
     
     ネコを飼っている人なら、あるあるといった事件・事柄が出てくる。うちもネコを飼っているので、うちも同じだと思うことが多々出てくる。それを人に読ませるエッセイにするのだから、さすがは直木賞作家である。

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    2026年04月11日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    カマノレイコさんがトトはんをモデルに角田光代さんを描いたと思われる(あくまでも私の勝手な思い込みの)表紙が可愛くて素敵。年齢や育った場所が近いので「おー!そうかも」とか「ですよね」とか「そんなこともあったな」とかいちいち口に出しながら楽しく読ませていただきました。

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    2026年04月11日
  • なくしたものたちの国

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    最後まで読んで涙が出るような、救われた、と思うような、大切なお話。
    このお話を手に取ったら、どうか最後まで読んでもらいたいな。
    みんな、水にうつる私キラキラ光る冠をかぶって、水の上をボートで行くのかもしれない。
    私は、どれだけのものをなくして来たのだろう、今まで生きてきて。なんとも不思議で、あたたかくて、光に包まれた、心に残るお話だった。
    いつまでもずっと感じ続けてしまう、みたいな。

    夢なのかもしれない。人は夢の中にいるのかもしれない。何もかもすぐに忘れてしまうような夢。
    子どもの時にしかなかったこと。忘れてしまうような、キラキラしたこと。それをなくす狭間の時。
    分からなくても自分の正義で精一杯生きてきた。

    すべてはなくなっていくけれど、覚えたことは覚えている。懐かしく思い出すこと。愛してしまうこと。

    手元に置いて、読み返したい。

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    2026年04月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫飼い作家さんのエッセイとショートストーリー。
    可愛い猫ちゃんの写真もたくさんで、読んで眺めて癒される。好きな作家さんのエッセイが読めて猫ちゃんも可愛い。

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    2026年04月10日
  • さがしもの

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    学生時代に一度読んだことのある本。
    所々覚えているシーンが幾つかあった。特に"さがしもの"という章で、死を目前としたおばあちゃんのために孫である中学生の女の子が本探しに奮闘する姿が印象的だった。一番好きな章は、"不幸の種"。その本が手元にあると、恋人と別れてしまったり、旅行先で大怪我をして入院したり…。どの本にも何か祟りのようなものがあるのではないかと、少し怖くなった。

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    2026年04月09日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さん、歳が近いこともあるけれど、ここまで「そうそう‼︎」と思えるお金の感覚の方に出会えるとは思いませんでした(*⁰▿⁰*) 私の最近のしあわせのねだんは、この本を読みながら行った旅先で見つけた手織り一点もののバッグ5000円です^ ^

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    2026年04月08日
  • いつか、アジアの街角で

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    どれも良かった!
    語彙力無さすぎ!
    日本の中にあるアジア
    アジアに残る日本の爪痕(かすかに出てくる程度だが)
    それらがほのかに香る短編たち
    どれもその先を知りたくなる
    ああ、短編ってそこがね〜
    もどかしいというか…

    私も3月に初めて台湾に行ったが、また行きたいと、もっと色々な所を見てみたいと感じさせてくれた。

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    2026年04月06日
  • くまちゃん

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    人が傷付き、悶えながら、本音と建前の中で生きていく様子をこれ程美しく書ける人はいるのかな₍ᐢɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ᐢ₎ 全ては芸術だということに気づくのはそのあとの話★

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    2026年04月02日
  • くまちゃん

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    振られて喪失したかと思えば、次の章では振った側が今度は別の誰かに振られている、その繰り返しの連作短編になっている、なんだこれ面白い、すごすぎるよ

    自分が振る側から振られる側になる時、あの時あの子もこんな風に思っていたのかなあと物思いにふける場面が切ないね

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    2026年03月29日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    意外と地味なデートの方が記憶に残るというのは凄く気持ちが分かるしありふれた物語みたいなシーンじゃない本当に心の琴線に触れたものを感じられて良い。旅行先で観光地よりもベンチでずっと話をしていた記憶が残るような、自分のそんな大事な思い出も思い出せて良かった

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    2026年03月28日
  • 神さまショッピング

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    信じてもらえないかもしれませんが、この本読み始めて3日目で、半年間くらい家の中を探しまわった指輪が見つかりました。ありえない場所にちょこんとあったんです。朝から大絶叫!
    早速、初詣に行った神社にお礼参りにいきました。神様ありがとう!角田先生、すてきな話をありがとうございました。

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    2026年03月23日
  • なくしたものたちの国

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    ネタバレ

    一気に一度読み終わったが、内容も文章の言葉の的確さ、美しさ、儚さや、もうとにかくすごく良かった。また読み返して感想書きたい。それぞれご小品で別々の物語なのかな?と思ってたのが、全部繋がってて、感動。何度も読みたい。じっくり読みたい。

    再読
    どの作品も、ひりひりするくらい、気持ちの描写が凄い。手に取るようにわかる、というか。

    ゆきちゃんとの再会も本当に嬉しくて感動的。
    自分のもとに来なかったちいさな女の子のことも、その子のふるまいも、本人が、あ。と気づいた時の、せつなさでは言いきれない思いも。
    デパートでの出会いからの、あばれ馬のような恋愛についての苦しいような描写も。
    なくしたものたちの国。いつのまにかなくしたものたちが、いる場所。
    本当に感動的な作品。電車で読んでて乗り過ごしそうになったり、降りて歩いてても、作品の世界に入り込んでしまってて、ふわふわ、していた。

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    2026年03月11日
  • 方舟を燃やす

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    何かのインタビューで角田さんは、「書く時にズルはしない」とおっしゃっていて、それは作中で何かむりやり出来事を起こさせて背景描写をワープして登場人物に自分の書きたい事を喋らせる、みたいな事はしないようにしている、というような話だったと思うのだけど、確かにそう言われてるだけあって、読むほうもズルして斜め読みして分かった気になれないのがこの作品だなと思った。
    終盤の、みんな理不尽に耐えられないから、見たい現実を見ようとするし更には作り出そうとまでしてしまうんだ、という部分、確かにそういう人いるなぁと思った。
    次読む時はじっくりと丁寧に読んで、このタイトルになった理由を考えてみたい。

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    2026年03月05日
  • 対岸の彼女

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    再読です。泣きました。
    10代で読んだ頃はあまりピンと来ない部分もあったので、いつか読み直そうと思っていた作品です。
    主人公の年代になった今、胸にグッとくる場面がいくつもありました。

    家庭や仕事、立場の違う同い年の女性どうしの話だったかなと記憶していたのですが、物語はもっと複雑で。主人公の二人の女性、それぞれの過去を遡って、窮屈な人間関係に悩みもがきながらもどうしようもないような学生生活を語り、それが現在にどんな影響を与えているか、まるでミステリーのように読み解く事ができます。

    とにかく心理描写がすごくリアルで。私も知らずに人を傷付けてはいないかな、なんて考えさせられもしました。大事な気付きです。

    そして私が一番感動し頭から離れないのが、葵と過去の同級生ナナコの絆。
    私も、きっともう会うことは無いけれど、決して忘れられない人がいます。でも、それでいいんだろうと。前に進もうと思いました。それで小夜子に会えたんだなって。温かい気持ちにさせてもらえました。
    本当に素晴らしい作品でした。
    森絵都さんの解説の言葉も、強く印象に残りました。

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    2026年09月04日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とても癒されました。
    毎日の暮らしの中に共存している
    猫という生き物が、たくさんの
    作家の方々の憩いであり
    生きがいであり、無くては
    ならない存在でした。
    家の猫も保護してから3年
    猫を飼った事もない家族の中で
    その存在感の大きな事、
    角田光代さんの文章の中に
    (以前は、自分は自分はという
    感じで暮らしで辛かったところに
    猫がきて自分以外の事に心を
    持っていけるようになった事で
    楽になった)とありました。
    まさにそれです。疲れたけど
    とりあえず猫に餌をあげようと
    声をかける事で気持ちが良い
    方向に切り替えていける。
    猫って不思議な生き物です。

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    2026年02月26日
  • いま読む『源氏物語』

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    面白い面白い面白い面白い面白い!!!角田さんを紫式部と重ねる山本さん、それに恐縮する角田さん、こんなにも対談形式でスルスル読める本あるかな、対談形式の本は読みづらいなと感じることが多かったけどこれはもう、おもしろ楽しく読めました。角田光代訳の源氏読んでいきたい。

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    2026年02月23日