角田光代のレビュー一覧

  • しあわせのねだん

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    角田光代さん、歳が近いこともあるけれど、ここまで「そうそう‼︎」と思えるお金の感覚の方に出会えるとは思いませんでした(*⁰▿⁰*) 私の最近のしあわせのねだんは、この本を読みながら行った旅先で見つけた手織り一点もののバッグ5000円です^ ^

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    2026年04月08日
  • いつか、アジアの街角で

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    どれも良かった!
    語彙力無さすぎ!
    日本の中にあるアジア
    アジアに残る日本の爪痕(かすかに出てくる程度だが)
    それらがほのかに香る短編たち
    どれもその先を知りたくなる
    ああ、短編ってそこがね〜
    もどかしいというか…

    私も3月に初めて台湾に行ったが、また行きたいと、もっと色々な所を見てみたいと感じさせてくれた。

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    2026年04月06日
  • 対岸の彼女

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    女性二人の逃避行者で圧倒的に一番好き
    共感できた
    いくつになっても友情って難しいのかもしれないね…でも私もどれだけ傷ついても出会いたいし信じたい派だな
    ちゃんと話せばわかりあえる人はいると信じてる

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    2026年04月06日
  • 対岸の彼女

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    地元出たってだけでどこにでもいけると思ってたけど、結局どこも世界は一緒なんだと昔感じた無力感と重なり、泣いてしまったところがありました。
    何歳になっても、自分の人生の一部になるような出会いがいつか自分の背中を押してくれるんだと前向きになれる素敵な本でした。

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    2026年04月04日
  • さがしもの

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    本をもっと好きになる作品。この作者の言葉の綴り方好きだなあ。小学生か中学生かの頃、読書感想文のために読んで線や折り目を付けていたけど、それもまた当時の情景や心情を思い返すきっかけになった。あの頃読んで少し心に響き、高校生頃に再度読んで好きな本になり、社会人6年目に読んで自分の中で特別な作品になった。自分に子供ができたら早いうちに読んでほしいと思う。

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    2026年04月02日
  • くまちゃん

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    人が傷付き、悶えながら、本音と建前の中で生きていく様子をこれ程美しく書ける人はいるのかな₍ᐢɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ᐢ₎ 全ては芸術だということに気づくのはそのあとの話★

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    2026年04月02日
  • 対岸の彼女

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    辛いことがあるのは自分も相手も同じで、大人になればそんなことわかってるはずなのに、必死に生きるほどに忘れて大切にできない。学生時代は小さかったそれが、恋人、夫婦、子供と変容して分かり合えない世界が広がっていく。

    この本を読んだ25歳の自分が、ちょうどまわりのそうした変化にさらされて、右往左往して全部諦めて切り捨てたくなってたときで、この本が苦しい。理解することを諦めて、傷つく前に遠ざけてきたことがたくさんあって、今もなおそうしている。楽なのに、時々襲われる空虚に死にたくなる、それが自分で選択してつくりあげてきた空虚だから余計に。

    この本は、分かり合えなさの背中に手をあてて、それでもその先の

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    2026年03月30日
  • くまちゃん

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    振られて喪失したかと思えば、次の章では振った側が今度は別の誰かに振られている、その繰り返しの連作短編になっている、なんだこれ面白い、すごすぎるよ

    自分が振る側から振られる側になる時、あの時あの子もこんな風に思っていたのかなあと物思いにふける場面が切ないね

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    2026年03月29日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    久々にページを捲る手が止まらない本だった!
    読んだ後も、描かれていない登場人物の心情やその後について思いを馳せ、しばらく涙が止まらなかった。

    私は、もう一生出会えないかもしれないけれど、出会えたことで自分の人生を変えてくれた人は絶対にいると思っているし、それを描いている物語が好きで、この本もまさにそうだった。

    今の葵が誰かを傷つけることは口にせず、何でも受け入れようとするのは、きっと葵の中に「嫌いだと言う表現よりは好きだと言う言葉を使う、できないと言う表現をせずしたいのだと言う、むかつくと言うときには必ず相手を笑わせる」あの時のナナコが今も生きているからではないだろうか。

    大人になると、

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    2026年03月29日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    意外と地味なデートの方が記憶に残るというのは凄く気持ちが分かるしありふれた物語みたいなシーンじゃない本当に心の琴線に触れたものを感じられて良い。旅行先で観光地よりもベンチでずっと話をしていた記憶が残るような、自分のそんな大事な思い出も思い出せて良かった

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    2026年03月28日
  • 神さまショッピング

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    信じてもらえないかもしれませんが、この本読み始めて3日目で、半年間くらい家の中を探しまわった指輪が見つかりました。ありえない場所にちょこんとあったんです。朝から大絶叫!
    早速、初詣に行った神社にお礼参りにいきました。神様ありがとう!角田先生、すてきな話をありがとうございました。

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    2026年03月23日
  • 紙の月

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    スリル満点で面白かった。

    お金の豊かさ、息が詰まる苦しさ、お金と情の結びつきの無力さ、全て身を持って知ったような読後感でした。お金の価値って何だろう?と本質を問いたくなるけれど、正解がないものなのかもしれない。

    もう取り返しはつかないのに、破滅が待っているのに、それでもどうにか救われてほしいような、許したくなる気持ちになってしまう主人公の梨花。一歩間違えたら誰もが梨花になってしまう可能性があるのでは?とハッとする場面も。

    横領罪を犯してまで過ごした夢と絶望の狭間の数年が、ほんの少し羨ましく見えてしまったのは自分の生活が平凡すぎるからなのかもしれない……

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    2026年03月13日
  • なくしたものたちの国

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    ネタバレ

    一気に一度読み終わったが、内容も文章の言葉の的確さ、美しさ、儚さや、もうとにかくすごく良かった。また読み返して感想書きたい。それぞれご小品で別々の物語なのかな?と思ってたのが、全部繋がってて、感動。何度も読みたい。じっくり読みたい。

    再読
    どの作品も、ひりひりするくらい、気持ちの描写が凄い。手に取るようにわかる、というか。

    ゆきちゃんとの再会も本当に嬉しくて感動的。
    自分のもとに来なかったちいさな女の子のことも、その子のふるまいも、本人が、あ。と気づいた時の、せつなさでは言いきれない思いも。
    デパートでの出会いからの、あばれ馬のような恋愛についての苦しいような描写も。
    なくしたものたちの国

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    2026年03月11日
  • さがしもの

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    本を巡る短編集。恋人同士、友達、旅する本、そして表題作はおばあちゃんが幽霊になっても探していた本だ。良い話だなぁと思った。一枚の絵のように残る過去の自分に会える本…そんなの無い。本はいいろいろな所へ連れて行ってくれたり、呪われたり、誰かの遺言?みたいだったり…フフフと笑う本が出てくる。不思議だけれど、本を読んでいれば何にでも立ち向かえる気さえしてくる本推しの短編集。

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    2026年03月08日
  • 方舟を燃やす

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    何かのインタビューで角田さんは、「書く時にズルはしない」とおっしゃっていて、それは作中で何かむりやり出来事を起こさせて背景描写をワープして登場人物に自分の書きたい事を喋らせる、みたいな事はしないようにしている、というような話だったと思うのだけど、確かにそう言われてるだけあって、読むほうもズルして斜め読みして分かった気になれないのがこの作品だなと思った。
    終盤の、みんな理不尽に耐えられないから、見たい現実を見ようとするし更には作り出そうとまでしてしまうんだ、という部分、確かにそういう人いるなぁと思った。
    次読む時はじっくりと丁寧に読んで、このタイトルになった理由を考えてみたい。

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    2026年03月05日
  • 紙の月

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    同業なので本当に息が詰まるような思いで読み進め、梨花が戻れなくなるほど胸が苦しくなった。自分の不祥事みたいな気持ち。学生時代を長く過ごした馴染みのある土地の話だったので尚のこと、自分のことと重ねて、今の銀行員が現金を預かるようなことはもうないというのに、自分が底なし沼に沈んでいくような恐怖を覚えた。かくいう私もこれを自分の顧客に勧められたのだが、銀行の担当者にこの作品を勧める顧客は、どうかと思う。

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    2026年03月03日
  • 愛がなんだ

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    168pにて、興味深い台詞がある。
    男女平等について物申している一節。読んで良かったと思う、強烈なものだった。
    進化ではなく、退化。誠にその通りだとわたしは思う。


    主人公の女は共感したくないほどに、ダメな女の典型というのか。愚かな女をよくもまぁこれ程うまく表現できるものだと感心する。

    だけど若かりし頃、程度の差こそあれ鬱陶しい恋の仕方をした事実もあり。嫌だわぁなんて思いつつ読んでいると、不思議と憎めないキャラクターに思えてくる。その己の中の変化もまた面白い。

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    2026年03月03日
  • さがしもの

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    ネタバレ

    読み終わって、言葉を越えた共感を持つことが出来たときが、読書の楽しみと言うのだろうか。
    昨日読みかけた本に、文章について書いてあった。単語というレンガを積み上げたかたち、それが文章である。確かに日本語の文章はそういう構成で出来ている。そして一編の作品はその集合体で出来ている。
    無数にある単語の中から作者が選んだ、一つ一つの言葉が好きで、出来上がった文章が好きで、そして一編の物語になった時、それがぴったり合った好きな作品になる。
    好きな言葉があり好きな文章になっていて、それを読み終わると何かすっと腑に落ちた気持ちがする、その上作品に溶け込む感じがする。優れた作品からは作者の言いたかった、作品に託

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    2026年02月28日
  • 対岸の彼女

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    再読です。泣きました。
    10代で読んだ頃はあまりピンと来ない部分もあったので、いつか読み直そうと思っていた作品です。
    主人公の年代になった今、胸にグッとくる場面がいくつもありました。

    家庭や仕事、立場の違う同い年の女性どうしの話だったかなと記憶していたのですが、物語はもっと複雑で。主人公の二人の女性、それぞれの過去を遡って、窮屈な人間関係に悩みもがきながらもどうしようもないような学生生活を語り、それが現在にどんな影響を与えているか、まるでミステリーのように読み解く事ができます。

    とにかく心理描写がすごくリアルで。私も知らずに人を傷付けてはいないかな、なんて考えさせられもしました。大事な気付

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    2026年02月27日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とても癒されました。
    毎日の暮らしの中に共存している
    猫という生き物が、たくさんの
    作家の方々の憩いであり
    生きがいであり、無くては
    ならない存在でした。
    家の猫も保護してから3年
    猫を飼った事もない家族の中で
    その存在感の大きな事、
    角田光代さんの文章の中に
    (以前は、自分は自分はという
    感じで暮らしで辛かったところに
    猫がきて自分以外の事に心を
    持っていけるようになった事で
    楽になった)とありました。
    まさにそれです。疲れたけど
    とりあえず猫に餌をあげようと
    声をかける事で気持ちが良い
    方向に切り替えていける。
    猫って不思議な生き物です。

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    2026年02月26日