角田光代のレビュー一覧

  • 神さまショッピング

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    いろんなやつらが神頼みする話。宗教にのめり込む人の気持ちが、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。何を頼もう、世界征服?無限の富?やっぱり幸せを感じる人生がいい。でも、簡単に手に入らないもの、だからこその神頼み。頼みますよ神様、もし叶わなかったら呪います。

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    2026年06月01日
  • キッドナップ・ツアー

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    ネタバレ

    思春期手前の、賢くまだ世界を知らない少女と、不器用でダメな父親の冒険譚。

    子どもから見た世界の描き方が鮮明で、いつかの夏の日が思い出されるようであった。
    「ユウカイ」を巡る思惑と父母の取引の内実は遂に明かされず、一方で読後には「これくらいの終わり方がちょうど良い」という納得感と余白が満ち、気持ちの良い午後を過ごすことができた。


    「あの人と結婚してたらきっと私はいなかったね」
    「だから結婚しなかったのかもな」

    父の娘への愛が詰まったこの言葉が大好きだ。

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    2026年05月31日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    いまある食卓も、子供が成長して家を出るまでの期間限定なんだなぁ。親との食事の記憶も、どっちかが亡くなったら、あれが最後だったんだなぁと思うんだな。ずっと続くわけじゃないけど、心には残る。最後の章の、「私たちのちいさな歴史」がじーんときた。

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    2026年05月31日
  • 紙の月

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    角田さん作品で最初に読んだ本でした。

    良かったデス。面白かったです。

    もう戻れなくなる怖さ恐ろしさがうまく描かれていたと思います。最初はチョッとしたことなのに。

    そうです、この世のことは何でも皆すべて、最初はチョッとしたことなのです。でも、戻れなくなるのです。

    不倫もパチンコもハマるんだよねぇ!
         (あ、今パチンコ、関係ないか?)

    角田さんの、人の本質を厳しくとらえる着眼と
    それを上手に言葉に文章にできる才能に惚れ惚れします。

    えぐりにえぐってくるよねえ~、これでもかって!
    グリグリと。そこがまたいいんだけど。

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    2026年05月30日
  • 愛がなんだ

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    愛とか恋とか、何をもって恋人なのかとか。
    そういうことを考えせられる、両足に泥がまとわりつくような感覚とともに。
    男の人が熱心に私を誘うとき、マモちゃんを思い出すんだろうな。求めれているのは私という存在であるという錯覚を味わいながらも、俯瞰したもう一人の自分が彼の誘い文句の中に私への興味がないことを、同時に悟るんだろうな。
    付箋の数は18個、必ずまた読み返す1冊。

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    2026年05月28日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    するする~、とあっという間に読んでしまった。
    だよね~、と共感することばかり。
    角田さんってそうなのね、と思うことも多い。
    うちにはワンコがいるけど、次は猫飼おうかな。
    ちなみに私の舌も、わからないことだらけ。なので逆に何でも美味です。

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    2026年05月26日
  • 紙の月

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    恋とお金の話。誰にでも経験のある小さな過ちが積み重なってもう戻れなくなる恐ろしさ。怖かったけど、気持ちが理解できないわけじゃない。読んでいて一緒に過ちを背負ったみたいで辛かったー、、。

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    2026年05月22日
  • 最後の晩餐

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    角田さんの「最後の鰻」が一番のお気に入り。情景描写の巧みさ、表現の仕方が好きだからお気に入りになった。この作品を読んで自然と涙が出てくるのは、脳内で情景を詳細にイメージすることができていて、なおかつ感情移入することができるからなのだろう。簡単に小説の世界に入らせてくれる角田さんの文章がすごく好きだ。また、同じ単語を繰り返すことで、人物の感情を深く描くことができるのだと知ることができたことも読んでよかったと感じるポイントの一つ。もっともっと、角田さんの長い文章を読みたくなった。

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    2026年05月21日
  • 対岸の彼女

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    この本を読んでいる時間が好きだった。

    男と比べてだが、女の人間関係は年齢とともに独特な移ろいがある。その移ろいを的確に纏っているストーリーだった。

    同じものを共有していたはずの友人が、時間が経って違う世界にいると認識するのが怖いという感覚や、『ひとりぼっち恐怖症』という言葉に強く共感した。

    ライフステージが違う友達に、心寂しさや考えの違いを感じて落ち込むのは、この恐怖症ゆえなのだろう。

    結婚してもこの価値観は消えず、家族がいても友達がいなくなってしまったらひとりぼっちだと感じると思う。

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    2026年05月21日
  • タラント

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    この派手さのない設定と、どこにでもいそうな人たちとで、ここまで濃厚な小説になるんだ…!
    角田光代さんの腕がすごすぎる。
    そして、使命感についての、深い考察と、励まし。沁みました。

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    2026年05月21日
  • いつも旅のなか

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    好きな作家さんなんだけど、この本を読んで納得した。
    こんなにすごい経験はないけど、海外旅行の仕方や感じ方が似ていた。たぶん少数派だと思う。

    世代が近いからか、バックパック一つで旅行するスタイルは私も好きだ。学生のときにタイやベトナムに旅行していた。宿も取らずに現地入りし、毎日宿を変えながら国を縦断したりしていた。

    旅は一回こっきりだ。終わってしまったら、その旅はもう過去になる。二度とそれを味わうことはできない。
    また旅に出たいなあ。

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    2026年05月20日
  • 方舟を燃やす

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    人物描写が秀逸で面白いが、夫三子はじめ他人の人生に自己を依存する全くしょうもない登場人物ばかり。人間ってもはや存在自体がジョークだ

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    2026年05月20日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    なんだかいつも思うのは 
    近くにある幸せ 
    角田さんの小説はいつもそう思います そして…ご飯を食べるって すごく大切なんだってこと
    空腹を満たすだけでなく 心も落ちついていろんなことを 考える力がわいてきます 読んでよかったです

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    2026年05月19日
  • いつも旅のなか

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    いつもながら面白いエッセイだった。
    作者の当時の年齢に自分が近づいてきたから面白さが増しているのだろうか。
    1番印象的だったのは、どこか(タイやったけ?)への旅を通じて、年齢を重ねるにつれてそれまでの方法が合わなくなる日が来る、っていう感想を持っていたこと。
    自分はそんなにたくさん旅をしてきたわけではないけど、このことは万事に通ずることだと思って強く共感した。
    例えば人との関わり方。詳しく言うと、親や家族との関わり方もいつの間にか変わってしまうものだし、友達との関わり方もそう。体調を保つ方法だって、昔のままではいられない。
    もしかすると、旅というのはそれをどストレートに感じられるものなのかもし

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    2026年05月18日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ




    『最後の晩餐』



    当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ
    自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー
    あなたは人生の最後に何を味わいますか?



    なんとも贅沢な読書の時間でした♪
    作家さんのラインナップは 以下の通り♡



    ★江國香織 『コインランドリーの夜』
    ★金原ひとみ 『ラストサパーフォーエバー』
    ★角田光代 『最後の鰻』
    ☆寺地はるな 『小曾根幸子の送別会』
    ☆原田ひ香 『最後に、何を食べたの?』
    ☆藤野千夜

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    2026年05月18日
  • 空の拳

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    先月から「ボクシング小説」を数作読み続け、
    今のところ、全くもってハズレ無し・・・なのです。
    今作も、とても楽しく読ませていただいたのですが、485ページと分厚いだけでなく文字数も多いせいか、日数がかかってしまった。
    ・・・・楽しい日を長く過ごせたので文句はありませんが・・・・
    さて、本作は、
    ボクサーが主人公では無く、ボクシング雑誌の編集者の視点で描かれており、より一層、現実的に味わうことが出来るのです。
    この主人公も物語の最後にプロテストを受験するという味付けも、とてもとても美味しく頂くことが出来ました・・・・。
    続編がある様です・・・近いうちにいただきます。

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    2026年05月18日
  • 最後の晩餐

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    豪華作家陣によるフルコース。
    まず、「最後の晩餐」の捉え方がそれぞれで面白い。
    同じテーマで書いても、それぞれの特徴があり、
    こうも違う作品が出来上がるのかと、面白かった。

    そして、最後を考えることは、それまでどう生きてきたか、どういうことを大切にしてきたかを振り返り、さらにこれからについても考えることに繋がっていくのだと感慨深かった。

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    2026年05月15日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    料理と家族の短編集。
    私も親に感謝だし、子どもたちはあっという間に大きくなるだろうし、大切な人とのかけがえのない時間を噛み締めていこうと感じた。お腹すいた

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    2026年05月14日
  • さがしもの

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    本にまつわるアンソロジー的な、だけど角田光代だけの短編集。

    『彼と私の本棚』に、「自分ちの本棚みたい」って台詞が出てきた。「花束みたいな恋をした」より先にこれがあったとは…。そして麦くんちの本棚には角田光代があるしね。

    いちばん好きだったのは『不幸の種』。この人の作品は本当に、わたしかわたしの友だちの話なんかなって思わせる。

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    2026年05月13日
  • 坂の途中の家

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    いろんな立場の人物の主観からこの事件についての証言があるが、何が本当で誰が正しいのか?
    里沙子と一緒に悩みながら読んだ。
    また、子育てのしんどい部分もリアルに描かれており、私自身の辛かった思い出が蘇ったりもして心揺さぶられっぱなしだった。
    読んでいてしんどいし、読んでない時間も心のどこかがこの物語に引き摺られていて気持ちが沈むのに、先が気になり読むのをやめられなかった。
    裁判員制度についても知ることができたし、読み応えがあって凄い良かったので、角田さんの他の作品も読んでみたい。

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    2026年05月09日