角田光代のレビュー一覧

  • いつも旅のなか

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    いつもながら面白いエッセイだった。
    作者の当時の年齢に自分が近づいてきたから面白さが増しているのだろうか。
    1番印象的だったのは、どこか(タイやったけ?)への旅を通じて、年齢を重ねるにつれてそれまでの方法が合わなくなる日が来る、っていう感想を持っていたこと。
    自分はそんなにたくさん旅をしてきたわけではないけど、このことは万事に通ずることだと思って強く共感した。
    例えば人との関わり方。詳しく言うと、親や家族との関わり方もいつの間にか変わってしまうものだし、友達との関わり方もそう。体調を保つ方法だって、昔のままではいられない。
    もしかすると、旅というのはそれをどストレートに感じられるものなのかもし

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    2026年05月18日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ




    『最後の晩餐』



    当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ
    自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー
    あなたは人生の最後に何を味わいますか?



    なんとも贅沢な読書の時間でした♪
    作家さんのラインナップは 以下の通り♡



    ★江國香織 『コインランドリーの夜』
    ★金原ひとみ 『ラストサパーフォーエバー』
    ★角田光代 『最後の鰻』
    ☆寺地はるな 『小曾根幸子の送別会』
    ☆原田ひ香 『最後に、何を食べたの?』
    ☆藤野千夜

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    2026年05月18日
  • 空の拳

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    先月から「ボクシング小説」を数作読み続け、
    今のところ、全くもってハズレ無し・・・なのです。
    今作も、とても楽しく読ませていただいたのですが、485ページと分厚いだけでなく文字数も多いせいか、日数がかかってしまった。
    ・・・・楽しい日を長く過ごせたので文句はありませんが・・・・
    さて、本作は、
    ボクサーが主人公では無く、ボクシング雑誌の編集者の視点で描かれており、より一層、現実的に味わうことが出来るのです。
    この主人公も物語の最後にプロテストを受験するという味付けも、とてもとても美味しく頂くことが出来ました・・・・。
    続編がある様です・・・近いうちにいただきます。

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    2026年05月18日
  • 最後の晩餐

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    豪華作家陣によるフルコース。
    まず、「最後の晩餐」の捉え方がそれぞれで面白い。
    同じテーマで書いても、それぞれの特徴があり、
    こうも違う作品が出来上がるのかと、面白かった。

    そして、最後を考えることは、それまでどう生きてきたか、どういうことを大切にしてきたかを振り返り、さらにこれからについても考えることに繋がっていくのだと感慨深かった。

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    2026年05月15日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    料理と家族の短編集。
    私も親に感謝だし、子どもたちはあっという間に大きくなるだろうし、大切な人とのかけがえのない時間を噛み締めていこうと感じた。お腹すいた

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    2026年05月14日
  • さがしもの

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    本にまつわるアンソロジー的な、だけど角田光代だけの短編集。

    『彼と私の本棚』に、「自分ちの本棚みたい」って台詞が出てきた。「花束みたいな恋をした」より先にこれがあったとは…。そして麦くんちの本棚には角田光代があるしね。

    いちばん好きだったのは『不幸の種』。この人の作品は本当に、わたしかわたしの友だちの話なんかなって思わせる。

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    2026年05月13日
  • 坂の途中の家

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    いろんな立場の人物の主観からこの事件についての証言があるが、何が本当で誰が正しいのか?
    里沙子と一緒に悩みながら読んだ。
    また、子育てのしんどい部分もリアルに描かれており、私自身の辛かった思い出が蘇ったりもして心揺さぶられっぱなしだった。
    読んでいてしんどいし、読んでない時間も心のどこかがこの物語に引き摺られていて気持ちが沈むのに、先が気になり読むのをやめられなかった。
    裁判員制度についても知ることができたし、読み応えがあって凄い良かったので、角田さんの他の作品も読んでみたい。

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    2026年05月09日
  • タラント

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    ネタバレ

    国際貢献のボランティアに打ち込むも、心が傷つき無気力となったみのりに、祖父の生き様が交差し、再び「使命」を見つけて行くお話。みのりの心理描写が丁寧で、とても文量が多いが、丁寧である分、読後の充実感が大きかった。
    悩んで立ち止まるみのりと悩みながら突き進む玲、悩まず突き進むムーミンの関係が印象的。みのりと玲に亡くなったムーミンの声が降ってきて背中を押してくれるのは、二人の中にムーミンの純粋な「初心」が生き続けていたからかな。
    また、各章に挟まれる清美の戦前戦後を生き抜く壮絶だけど素朴な描写が、陸が描いたものと分かる仕掛けには、陸の「清美の記憶を引き継ぐ」という素直な「タラント」が伝わってきて感動

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    2026年05月09日
  • 源氏物語 8

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    ネタバレ

    4ヶ月くらいかけて全巻読み切った!
    めちゃくちゃ分かりやすくて角田光代さんはすごいと思った。
    藤原克己氏の解題で、源氏物語の主題は3つ。1.男女間の心の通いにくさ。2.女が生きてゆくことのむつかしさ。3.人間の愛執の深さ。横川の僧都の「愛執の罪」という言葉が総括している。と言っていたのが、なるほどと思った。
    全編通してめちゃくちゃ袖を濡らしている描写が多かったけど、本当に泣いてるのか比喩なのか気になった。

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    2026年05月07日
  • いつも旅のなか

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    作者がどんな旅行も楽しんでいる姿が魅力的でした。とにかく旅行したくなります。
    海外旅行が好きで今まで色々な所へ行きましたが、年齢を重ねると旅行のスタイルも変わっていき、若い頃のような旅行の仕方はもうできないけど、今だからこそできる旅行を楽しもうと思える本でした。

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    2026年05月03日
  • いま読む『源氏物語』

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    対談の醍醐味を存分に味わう。それは共鳴の妙を味わうことだ。昭和家父長制的な見方から、現代的フェミニズムへ至る解釈である。角田光代訳を読めて、僕は幸せだったのだな。瀬戸内寂聴が少し嫌いになった。山本先生の本も読みたくなった。

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    2026年04月28日
  • くまちゃん

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    連続短編面白いなあ〜

    好き→付き合った→振られた
    っていうだけでなく、主人公が意思を固めて次に進もうとする展開が好みだった

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    2026年04月25日
  • 紙の月

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    読んでいてずっと怖いと思っていた。

    なにが怖いのかといえば、
    梨花の空虚さや、
    金が人を狂わしていく様が、
    加速して留まることを知らずに転がっていくことが。

    しかし物語が進んでいくと、
    梨花の友人たちも、
    最後には梨花自身も、
    私やあなたを発見するのだ。
    その見事な到達点に、
    ここをめがけて転落してきたのなら、
    意味のある地獄だと思った。



    映画はだいぶ前に観ていて、
    とてもおもしろかったので、
    お陰でずっとイメージの中で梨花は宮沢りえの顔をしていた。

    ラストの違いについては、
    吉田大八監督の解説でなるほどと感じた。

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    2026年04月21日
  • いま読む『源氏物語』

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    やはり、源氏物語は面白い。
    だからこそ1000年も残っているのだろうけれど。

    同じ作品なのに、同じ巻なのに、読む人によって最高とも最低ともなりえる、その議論もまた面白い。

    そんなわけで、その該当箇所を読みたくなったので、源氏物語を読むためにお籠りしましょうか。

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    2026年04月19日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    猫の絵に惹かれて購入。
    角田さんの食べ物感が結構好き。
    旅を通じて新しい美味しいに出会ったり、安心して食べられる環境を求めたり、食いしん坊の法則を見つけたり、お弁当やハンバーグの響きの美しさに心踊らされたり。
    シンプルなものを改めて楽しめる、だからこそこだわりがある感じでとても良かった。

    チャーハン食べたくなったし、じゅーしー食べたくなったし、お弁当箱にワクワクしたくなったし、味噌も作りたくなった。オロナミンCは、すぐにでも買って帰ろう。

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    2026年04月19日
  • ゆうべの食卓

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    食卓にはいろんな思い出が詰まってる。
    読みながら、実家での思い出や食べてきた食事を思い出してその時の家族の様子を懐かしく感じた。

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    2026年04月13日
  • 方舟を燃やす

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    戦争中もコロナ禍も何が正しくて正しくないのか、誰も判断できなかったし、後々にならないと判断が正しかったかどうかなんてわからない。

    自分はちゃんと考えて絶対騙されない!と思っても人はいくらでも騙される。絶対騙されないというのがいかに難しいか。

    主人公の不三子が子供たちにワクチンを打っていなかったことを夫に責められる場面では、夫に怒りが湧きました。人任せにしていたくせに後から責めるのは無しじゃないの?じゃあ悩んでた時期に一緒に考えてくれたらよかったじゃない(怒)

    未知の出来事に遭遇した時に自分は何を信じて何を信じない判断をするのか、そんなことが出来るのか?読者みんなが考えると思います。本当に

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    2026年04月12日
  • いつも旅のなか

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    旅もエッセイも好きで読み始めた本作、通常の旅エッセイとは違う角田さん独特の少し俯瞰した視点がとても良いです。
    ロシア、キューバ、ミャンマー、今では行くことが難しい国も、当時のエッセイの中には確かにそこにあって、良くも悪くもそれぞれの国らしさを全身で感じている。
    こんな風にそれぞれの国の生々しい部分まで入っていくような旅は私にはできないけれど、文章の力で旅のなかに連れて行ってもらって、憧れて、恋焦がれるような気持ちのまま帰ってきました。

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    2026年04月12日
  • さがしもの

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    子供の頃にこの本を読んで、なぜか「旅する本」という作品がずっと頭から離れず、大人になってやっと2回目として読んでみた。すると、「旅する本」という作品がどうのこうのというより、この本丸ごと、作者が「本」に対して送ったラブレターのような一冊なのではないかと感じた。昔読んでいた頃は、本や読書について考えるよりも、「広い世界に自分も行ってみたい」ということで頭がいっぱいだったのかもしれない。

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    2026年04月11日
  • 明日も一日きみを見てる

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     角田光代さんと愛猫トトの日常を描いたエッセイ集。『今日も一日きみを見てた』の続編となる。
     
     ネコを飼っている人なら、あるあるといった事件・事柄が出てくる。うちもネコを飼っているので、うちも同じだと思うことが多々出てくる。それを人に読ませるエッセイにするのだから、さすがは直木賞作家である。

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    2026年04月11日