角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつも思うけれど。
角田さんの文章、小説は奥が深い。
本当に人がどう考え、どう生きているか、ひしひしと伝わってくる。
このキャンプに集まった彼らはどうだろう。
たのしいキャンプだった。子供たちも、親たちも。
そうだろうか。
そこからドラマが始まる。苦悩が始まる。
でも、かれらは本当に一生懸命生きている。
美しいと思うけれど。
これは彼らのカルマなのですね。
多くの人の小説を読んで、そしてそのあとがきを読み進めると、角田さんのお人柄も垣間見えます(本書にはあとがきはありませんでした)。世話好き、お酒好き、たばこ好き。世話好き、というところ、そうかもな~、と。
あとがきって、なにげに楽しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ477ページの長編を久しぶりに読んだ。読む前は、途中で放置してしまうんじゃないかと思ってけど、物語に引き込まれて、みんなの人生が知りたくて、どんどん読み進めてしまった。
私には物心ついたころにおじいちゃんおばあちゃんは亡くなってたから、貴重な祖父母の人生を聞くことはできひんかった。ヤエたちは現代では普通の老人に見えるけど、壮大な人生を送ってきて、今では考えられへん人生の教訓を持っていた。逃げることはここ最近、よしとされているけど、現代の逃げるとヤエたちの逃げるは違う。命懸けで生きるために逃げ続けてきた。
それぐらいの危うさ、熱意は現代にはない気がする。
もっともっと昔の話が知りたかった。
な -
Posted by ブクログ
プレゼントに関する短編集
人からもらうものって姿形のあるものだけじゃなく、姿形のあるプレゼントだったとしてもそれと一緒に愛情とか仲直りしようとする気持ちとかが含まれてるみたいな内容でなるほどねえってなった
女性が主人公で大体のストーリーが暗いというか現実的でキラキラしてない現状とかから始まるのも角田光代らしくて引き込まれた
その現実的な退屈とか不満とか色々ネガティブな感情とかがごちゃごちゃな生活の中で立ち止まって考えてみたら、ある物事とか今の状態とかが実はすごいありがたいってこととか、過去のキラキラの思い出が作り出したのが今だって気がつくみたいな現実離れしてないストーリーなのがすごいよかった