角田光代のレビュー一覧

  • いま読む『源氏物語』

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    目から鱗、というけれど、まさにそういう読書体験だった。
    源氏物語は丸谷才一、瀬戸内寂聴、田辺聖子など色々な方が口語訳しているが、角田光代は初めて敬語を用いず、現代の小説の語り口で翻訳をした。
    平安文学研究者の山本淳子さんは、物語がドラマとして現代に受け入れられやすくなったのは画期的なことだという。
    これまでの口語訳では、男性の視点からであったり、恋愛や性愛を基準に解釈されたり、作家によって個性が現れるようだ。

    さらに「源氏物語」を現代の女性の立場から読むと、視点や論点が違う解釈も生まれているし、道長からの依頼説など、今のところ否定されていない説も生まれている。
    (でもそれが定着するとしたら、

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    2024年08月31日
  • 源氏物語 7

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    薫が何度も京から宇治まで移動してるのでどのくらいの距離か気になってNAVITIMEで検索したら約15km。歩いたら3時間くらい。馬なら1時間ちょっとなのね。

    角田光代さん訳、本当に読みやすい。初めて宇治十帖まで読めました。紫の上が亡くなるあたりから、どんどんおもしろくなってきた。

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    2024年08月23日
  • キッドナップ・ツアー

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    ユウカイが片仮名でかかれているだけで、なんとなく悪いことのように感じなかった。

    スーパーで買い物かごに好きな物をたくさん入れていくことの楽しさ、夜の人気のない海でぷかぷかと手を繋いで浮かぶこと、大人になった今でも自分がワクワクするようなことがたくさん描かれていた。計画性は全くないけど、大人になったら出来なくなってしまうことを夏休みにさせてくれるユウカイ犯は素敵だなぁと。


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    2024年08月22日
  • いつも旅のなか

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    行ったことない国ばかりで、「そうそう!」と共感できることはなかったけど、どの話もとても面白かった。自分もそこに旅行をしてるような気分になり、とても楽しめた。著者の角田さんの観点から見て感じる外国がすごく興味深かった。角田さんの本を他にも読んでみたい。

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    2024年08月10日
  • いま読む『源氏物語』

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    ネタバレ

    最高に面白い対談でした。
    源氏物語を数年かけて読み続けてきた答えを貰ったような気がします。

    定子が藤壺更衣のモデルであるのか?
    藤壺女御は光源氏を愛していたのか?

    読みながら納得がいかなったことにお二人の言葉が染み入ります。
    面白かった。特に大河ドラマのページが少ないことに笑ってしまった(*´艸`*)

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    2024年08月09日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    妊娠したとわかったときから十月十日まで
    赤ちゃんを愛せるのだろうか、夫は夫で良かったのか、父親似だったらどうしよう、
    様々葛藤に向き合う中で、日々の何気ない夫との会話にクスッと笑ったり、喧嘩したり、そんな風に時間を過ごす中で変化していくものがあり、、。

    どこにでもあるような日常だけど、きっとそれはかけがえのないもので
    そんな日々が人間の数だけあると思ったら
    少しだけ心に余裕ができる気がしました。

    まだ結婚もしてないし、子どもが欲しいしもわからないけど、またいつか読み直したい一冊。

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    2024年07月24日
  • くまちゃん

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    恋愛ってやっぱり面白いなあって思った
    組み合わせによっても色が変わる感じ
    以前の私はこうだったのに、この人と付き合ってる私はこう。みたいな

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    2024年07月18日
  • 源氏物語 6

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    夕霧いいい あんなに雲居雁と仲良しだったのにいいい
    そしてついに雲隠まで到達。
    薫と大君はどうなるか。楽しみ。

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    2024年07月09日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    ジュエリー、宿、山田うどんなどのコラボ短編小説という形式を読むのが初めてで興味深かった。短編「あなたはあなたの道を」で語られる「ゆっくり焦らずでいいよ、自分のペースでいいよ」というのが今の自分の気持ちにぴったりで、病院の待合で泣きそうになった。

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    2024年07月08日
  • 源氏物語 6

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    「夕霧」では、雲居雁ちゃんの夕霧に対するしっとぶりが、時代を超えて伝わってきました。夕霧は光源氏の子供だからしょうがないよなあと思いつつ、今まで真面目くんだったのに〜!なんで?という感じでした。

    紫の上が亡くなる場面は、涙を誘い、光源氏亡き後の話はつまらないと思いきや、決してそんなことはなく……源氏物語が現代も読み継がれる理由が分かります。今後も角田さんの訳が楽しみです。

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    2024年07月08日
  • ご本、出しときますね?

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    出てくる作家さんが、すごく豪華!
    性格の悪さもさらしていて、楽しかった。
    最後の光浦靖子と尾崎世界観との鼎談が一番笑った。

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    2024年06月18日
  • 源氏物語 2

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     「紅葉賀」から「明石」までを収録。
     正妻である葵の上よりも紫の上の元にばかり通う光源氏。藤壺との間に不義の子を成し、六条御息所を等閑にし、朧月夜と逢瀬を重ねる。現代人の感覚からするとあまりに多情で不誠実、一方で“家”に囚われず己が心のままに恋愛できる自由な男にも映る光源氏の姿が、なんとも滑稽で哀れ。光源氏に通われる嬉しさと、通わぬ彼への恨めしさ・彼に通われぬ己(中には明石の君のような、彼に見初められた身分違いの己)への惨めさに翻弄される女君たちの描写も巧み。マザコンでヤリ◯ンの美男子と振り回される女たちの話、とだけでは言い尽くせぬほどの奥行きある物語として読めるは、作者と訳者のおかげだろう

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    2024年06月16日
  • 明日も一日きみを見てる

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    愛猫トトとの暮らしを面白く愛情いっぱいに綴られたエッセイ。
    トトちゃんのじっとりと目を細めて映るたくさんの写真も可愛くて癒されます。

    1匹の猫に出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる。
    本当にその通り。

    幸せのお裾分けをしてもらえたような気持ちになる本でした。

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    2024年06月14日
  • 三月の招待状

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    年下と同棲しながらコラムニストをしている充留、離婚式を盛大に開く裕美子、早くに結婚し専業主婦をしている麻美。
    大学時代の仲間たちが30代の心の葛藤やもやもやを抱えながらわちゃわちゃするんだけど、なんだか自分の友達を見ているみたいなリアルさがさすが角田光代さんだと思った。
    読み終わったあとの気怠い切なさが良い。

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    2024年06月13日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    盲信?いや、違う。不三子は自分で納得して、沙苗の提唱する食事法や生き方、ワクチン等々への考え方に賛同し、実践していたはず。良かれと信じて。この生き方こそが、方舟に残る途。周囲の愚かで蒙昧な人々には分からないだろうけど、私たちは違う。いずれ、判明する。あえて困難で煩雑な生き方を選んだ私たちだけが、祝福され、健康で幸せで文化的で、真の意味で豊かな生活を送ることができるのだ……。

    できるはずだったのに、ね。不三子、尋常じゃなく頑張ってきたのに

    不三子ともう一人、男の主人公がいたのですが、もう不三子しか覚えていません。
    コロナ禍の頃、程度の差こそあれ、こういう人が数多く出現したものです。
    正しいの

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    2025年10月31日
  • 源氏物語 1

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    紫式部が主人公の大河ドラマを毎週楽しく見つつ、並行して新訳版源氏物語も読み進めている。現代語訳は直木賞作家角田光代で、はんなりとした語り口がとても
    読みやすい。
     主人公光君の、病的なまでの女癖の悪さと変に義理堅く生真面目なところのアンバランスさ、加齢と共にうっとおしいおじさんになり女人から振られたりする人間
    臭さが面白い。登場人物それぞれにどこかリアリティがあり、当時の宮中生活の描写も美しく、千年以上読み継がれて来た作品ならではの強度が感じられる。古典が苦手だった人も是非。

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    2024年06月06日
  • 源氏物語 2

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    ネタバレ

    今回は第6帖「花宴」のみ。桜の花の宴が開催され光君は美しい舞を披露する。酒に酔った光君は藤壺に会えないかウロウロするが扉はぴったり閉まる。しかし弘徽殿の扉は開いている。光君が動く!朧月夜(あとで判る)も光君だと思い、夜を共にする。互いに名前を明かさずに扇を取り換えた2人。どうやら弘徽殿女御の妹らしい。今回は光君の行動力が素晴らしい。果敢にチャレンジする(でもストーカー?)。弘徽殿女御の妹ということは、、、(帝の寵愛を受ける)藤壺を憎む弘徽殿女御VS.光君という構図になりかねないのでかなりえぐい状況かな?⑤

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    2024年06月09日
  • だれかのいとしいひと

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    10年近く前に買った気がするけど、何度も読み返したくなってしまう。
    恋愛小説。というのもなんか違う気がする。
    だいすき。

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    2024年05月30日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    現実みがあって丁寧な本だと思います。
    日常の出来事1つ1つ丁寧に心情が伝わります。その感情がにハッとさせられ楽しかったです。

    大学生から、同棲前、同棲後とバブルを経ながら長い期間の生活がかかれています。
    祖母に対する親近感は変わらず、いつもその影が見えます。

    読みかけですが、祖母がどのような時代で何を思ったのか、そして和歌がどのように生きるのか、不安まじりで楽しみながら読みたいです。



    少し読んだので追記です。

    傷つく出来事があっても辛いと思わないようにしているのが痛々しいく思いました。
    男性から傷つくこと、妊娠のこと、賞のこと。
    大切に思った何かがうまくいかなくなってしまう。周り

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    2024年05月29日
  • 庭の桜、隣の犬

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    最高。
    ずっと漂うシュールな空気感と妙に人間臭い登場人物が、滑稽な雰囲気を醸し出していて良かった。
    みんななんだか変な人だけど、宗ニ母と和田レミがおもしろすぎた。
    夫婦の形はそれぞれだけど、このくらい自由であってもいいかもと思った。

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    2024年05月25日