角田光代のレビュー一覧

  • 明日も一日きみを見てる

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    ネタバレ

    『今日も一日きみを見てた』の続きと言えるエッセイです。

    ああ、大きくなっても、トトちゃん可愛い…
    読み終わってから、胸に暖かなほわほわした気持ちが広がる感じでした。
    角田さんご夫妻の、軽妙かつ愛情に満ちた語り口から、じっとりした愛情を見せつけるトトちゃんの様子が目に浮かぶようでした。
    同時に、数々の事件で、角田さんの不安な気持ちを追体験するようで、涙が出そうにもなりました。

    あとがきにあった、激動の世の中にあって、
    「…トトと過ごす時間だけはしずまりかえっている」
    変わっていく日々のなかで、「猫のいるしずけさ」、それこそが幸福だと、祈るように綴られていて…噛み締めるような同感と、今はもう亡

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    2023年04月09日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    見知らぬ人たち、何年か前にこの大学に通っていた恋人同士を引き裂く、運命のいたずら役を、知らずにかってでてしまったんだろうか? それとも、今は家庭を持つおっさんおばさんの平安を、守ってやったんだろうか?

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    2023年04月02日
  • 今日も一日きみを見てた

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     ネコ好きの作家角田光代さんのエッセイ。漫画家の西原理恵子さんからもらったアメリカンショートヘアの雌猫トトとの暮らしぶりを書いている。ネコを飼ったことがる人なら、「あるある」と納得できることが多々出てくる。ネコ愛にあふれた一冊だ。

     あと最後の方に、初対面の西原さんが角田さんに、「ネコ、要らない?」と声をかけた理由が明かされている。病んだ人(?)を身近で見てきた西原さんらしいなあ。

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    2023年03月31日
  • 今日も一日きみを見てた

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    猫大好きな私。オーディオブックで読んだ(聞いた)が、読んでいる間中、猫の可愛さで頭がいっぱい、幸せいっぱいな気持ちになった。
    猫の立場で人間を見つめるその視線がなんとも可愛らしい。

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    2023年03月16日
  • だれかのいとしいひと

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    優しいイメージを抱かせる、平仮名のタイトル。"いとおしい"という感覚。
    "好き"や"愛してる"などとは違う、なにか心を温め柔らかくしてくれるような感覚。
    特別な事でなくても、いつもの日常の中にある"いとおしさ"。そんなイメージがずっと心の中に広がる本だった。

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    2023年03月16日
  • Presents

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    ハズレなしの短編集でした!
    どの作品も温かさに溢れていて大好きなのですが、特に「名前」と「うに煎餅」が好きです。

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    2023年03月12日
  • ひそやかな花園

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    子どもがいたとしても、いなかったとしても、ただ、生きなきゃならない自分の人生がある、ってだけ
    今、この落胆さえも手に入っていなかったのだ。そう、落胆すら、手に入らなかったのだ、話そうとしなければ。向き合おうとしなければ。
    ひとは、扉を開いて一歩を踏みだしさえすれば、いつでも、何度でも、あらたな世界を獲得できる。

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    2023年03月09日
  • 今日も一日きみを見てた

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    作者のトトへの、猫への愛情が溢れる優しいエッセイだった。
    写真のトトがかわいいこと。

    猫飼いにとって共感の嵐で、分かる分かる!と頷きながら読み進めた。
    特に共感したのは「猫、世界を変える」の章。
    「一匹の猫は、全世界の猫となるのである」とあるが、AC(After Cat)の私もまさしくその通りで、読み終わった今、トトや角田さんの幸せを願ってやまない。

    猫エッセイ2冊目の「明日も〜」も読みたいと思った。

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    2023年03月06日
  • 晴れの日散歩

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    オレンジページはよく美容室で読んでいた。
    たくさんのレシピがとてもよかった。
    料理やお酒、旅の出来事など、
    著者の飾らない人柄がよく出ていた。
    猫ちゃんとのエピソードが楽しい。
    著者の考え方、思いが、色々な作品ににじみ出ているんだと思った。

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    2023年03月03日
  • ツリーハウス

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    ・戦争時代の描写が生々しかった
    ・浩一が亡くなったのが悲しすぎた
    ・人が歴史の中で生きるていうのは、なすすべもなく翻弄されるようにその場にいて、事件そのものに関われないし、良い悪いの評価もよほど頭のいい人出ない限り、できないのではないか

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    2023年03月01日
  • Presents

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    私の大好きな大切な本。表紙が綺麗だからという理由で図書室で手に取りページを開いてとにかくのめり込んだ。文章の無駄のなさ、言葉選びの美しさ、本当に全てが完璧だと思った。何度読んでも美しい。6年たった今でも読み返す。どの話においてもその様子や人の顔、家の中や匂いまで全てが想像出来る。挿絵が抽象的で更に想像をかき立てられる。きっといくつになっても手放すことはないだろうと思う1冊。

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    2023年02月04日
  • くまちゃん

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    人が振られる、しりとり。
    どの人の恋愛にも沢山のストーリーがあって。
    でも、別れるたびに傷ついて、何年も引きずることもあるけど、でも、また恋をする。

    よかった。

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    2023年01月29日
  • なんでわざわざ中年体育

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    ネタバレ

    本読むのに疲れていたけど、これはとても楽に読める。ゆる〜く続けていいんだ、そうそう、そんな気持ちなるなる、と一話ごとに共感した。

    後半はところどころ感動して泣いてしまった。多分冷静に考えるとそんな大げさな話じゃない、と思う。それでもなんだか著者の心の中の戦いを応援したくなってくる。

    運動に対しては基本的にしんどい、やりたくない、とネガティブだけど、著者の、自然に対する表現がとても気持ちがいい。本当に情景が浮かぶような、気分が晴れやかになるところも読んでいて良かった。
    たまに悪態をついたり、サボれてラッキーと思ったり、゛初骨折も誇らしいほどだ。いい時間を過ごすと、失恋という痛みもやがていい思

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    2022年12月17日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    凄く良かった。
    肩の力を抜いて読めて角田さんと実際に飲み屋でお話してるみたいなエッセイだけれど、
    その中にも角田さんの考え方が私にはすごくかっこいいなと思った。かっこつけてないところがかっこいい!
    投げかけられる問い掛けの数々に対して、よくある「宝くじが当たったら?」って言われて一生懸命悩む子供のように、頭を捻らせ考える自分がいました。
    特に恋愛模様の渦中にいた?議論では、激しく角田さんに同感。私も恋愛話に疎い方で、後々からそういう話を知る事が多々あります。
    最後の章の「最近、心がふるえたことは?」がとても心に響きました。
    248〜249にかけての文章がとても良かったので、抜粋はしません。「

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    2022年12月14日
  • ご本、出しときますね?

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    同名のテレビ番組の書籍版。対談番組なので普通の対談本として読める。内容は若林×小説家2人の対談。読んだことない人も多かったけどどの人も面白くてみんな読んでみたくなったし、小説家の皆さんのとがり方は自分とは違くて自分はやっぱ作家ではないな、とも思った。

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    2022年12月04日
  • 森に眠る魚

    購入済み

    しみじみと残る後味の悪さ

    幼稚園で知り合った、出身も学歴も経済状況も違うママ友3人と東京に憧れて分布相応なマンションを購入したヤンキーっぽい子のグループが、お受験をきっかけに信念の揺らぎ、疎外感、依存心、妬み、猜疑心と本性をむき出しにして、仲だけでなく自身の精神状態を蝕んでいく、ノンフィクションか?と思わせるリアルな物語。
    母親各々の孤独感と必死な感じが伝わって来て、読んでる間中、背筋が心がゾクゾクした。
    ある意味ホラー。
    ○○ちゃんのママという友達枠は、その期間の中でだけなお付き合いでしかないのを痛感させられる。
    この物語にあるような心情は、女社会では誰しも多少はあるあるな話で、これを男性読者に共感、読み応え

    #怖い #切ない #ドロドロ

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    2022年11月08日
  • ご本、出しときますね?

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    面白すぎてあっという間に完読。
    物書きの皆さんは日々何を考えてるんだろうって気になって仕方なかったので、得にしかならない!と鼻息荒めで読んだ。
    勉強になったのは、森鴎外の行き着いた哲学が
    【諦め】ということ。
    対談されていた作家さんの本や、処方された本など読みたい本が増えたので何を読んだらいいかわからない人にもオススメ。
    若林くん、佐久間さん、素晴らしい企画をありがとうございます。

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    2022年11月08日
  • ドラママチ

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    さまざまな待つ女を描いている。
    子供、結婚、人生を変えるドラマチックな出来事...
    女性なら大半の人が共感すると思う。
    私もそんな待つ女の1人だ。
    中央線が舞台なのがリアルで良いと思った。

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    2022年10月27日
  • ひそやかな花園

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    いつもなら先に解説を読むのをうっかり忘れて読み終わった
    途中途中でなに?何で?とぐいぐい読み進めた
    結果、知らずに読んで良かった〜と思わせてくれた作品

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    2022年10月27日
  • 私のなかの彼女

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    やはり俺が尊敬して敬愛する偉大なる作家先生である
    角田光代様の作品!
    とても面白かったです。
    読んでいて、どの人物にも自己投影できないんだけど
    そこは、さすがの文章力でどんどん読み進められました。
    なんとも感想を書くのが難しいのですが、
    文庫本の最後の解説で津村記久子が書いているのが
    本当にその通りと言った感じでございました。

    本編を読む前にこの解説を読んでからだと
    めちゃくちゃ読みたくなるかもしれません…

    この解説の最後がまさにこの小説を表しているので抜粋します。

    「精一杯生きること」よりも価値のあることなんてあるんだろうか。
    「自分の人生を生きる」気概とは何か。
    この小説は、「生き方

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    2022年10月14日