あらすじ
トトの存在が、私の日々の、あるいは私のしあわせ感の、基点になったのだと思う。(あとがきより)
集合住宅から一軒家に引っ越しをした角田さん。
外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、虫取り事件にハゲ事件。
アクシデントは絶えないが、猫との暮らしそのものには、パンデミックのなかでも変わらない単調さがある。
ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。
猫との静かな日常のくり返しがずっと続いていくことを、全世界の全ての猫の幸福を願ってやまない、愛情あふれるエッセイ集。
感情タグBEST3
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うちも猫を飼ってるから、トトちゃんの行動に振り回される飼い主さんの想いもすごく共感できる。家の中から出た事がなかった猫が外に飛び出してしまった時、必死に探した事を思い出した。何をするかわからない猫だけど、一緒に暮らしている事で、悲しい事や辛い事があっても癒しになっている。いつまでも健康で長生きしてほしい。
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角田さんのトトくんとの優しい毎日のエッセイ。
ゆったりとしたトトくんとの生活や、トトくんと生活しているからこそ気がつける夫婦の日常の変化に心がほっとする。昔一緒に暮らしていた犬や猫との生活もこんなだったな。と温かい気持ちにさせてくれます。
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表紙のトトちゃんの写真に一目惚れして、手に取った本です。私の愛猫もアメリカン・ショートヘアでした。他の写真のたたずまいや顔つきなども、とても懐かしくて、やっぱりかわいいなと思いました。
ネコがいる生活は潤いがあって、ちょっとしたことでも事件になります。この本の数々の事件も、飼い主にとってはそうなんだけれど、ネコ自体はどっしりと構えているような感じがしました。でも、繊細な面もあるんですよね。
明日も変わらずネコと暮らせる日がずっと続くことを願う気持ちは、私もかつて感じていたことでした。
窓の前で香箱座りしている様子や、自分がこの家の主役だみたいな感じなどが、懐かしくもあり、なによりもトトちゃんのかわいさが満載の1冊でした。
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愛猫トトとの暮らしを面白く愛情いっぱいに綴られたエッセイ。
トトちゃんのじっとりと目を細めて映るたくさんの写真も可愛くて癒されます。
1匹の猫に出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる。
本当にその通り。
幸せのお裾分けをしてもらえたような気持ちになる本でした。
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とてもとても良かった。わたしまでトトちゃんと暮らしているかのような気持ちになれる。
「一匹の猫と出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる」。猫ちゃんは平和の使いだね。
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猫の暮らしに癒されながら、共感しながら読んだ。第1作よりものめり込むように読めたのはなんでだろう?
あとがきの、角田さんの幸福感の話がよかった。
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我が家と同じ家族構成で、家の人と話してる内容も同じ様な感じで、あるある過ぎで笑える。
猫は最強の癒し。長生きしてくれることを願うのみ。
始めにこちらから読んでしまったが、前作もあるのを知ったので、そちらも読んでみよう
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トト、可愛すぎる!ネコ好きは人のネコまで好きになる、角田氏の言うとおり!
途中の写真がまたブサイクだったり、美しかったり。
終始穏やかそうなトトの雄叫びや病気ストレスなどタメになりつつ笑える。
またネコは未来を憂えることができないらしいと聞き、始めて自分に言い聞かせながら外出先から気にしてもしないようにする、愛深き角田氏。家の人って言い方のかわいい。コロナ禍の時にも触れ、2人揃っているのを喜ぶトトもとてもかわいい。
全てが可愛い1冊!
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猫なのに虫が苦手。マンション住まいだった時には家の中の虫をやっつけるなんて「無理ー」だったトトちゃんの成長ぶり。「ンヌゥオオオオオー」に大笑いしつつも感動してしまった。
トトちゃん今日も明日もずっとかわいく元気でいてね。手書きのキャプション付き写真がたくさんあるのも楽しい。
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ん猫ちゃん猫ちゃん!猫ちゃんかわいい!猫ちゃん天使!ハァハァかわいいよ猫ちゃん猫ちゃん猫ちゃん!
……猫と一緒に暮らしたいなぁ。そして、タイトルが秀逸というか、「ほんとうにそうだよなぁ」と思った。明日も明後日もずっと君を見るよ
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猫好きに沁みまくるトトちゃんシリーズ。
トトちゃんとの毎日で角田さんと家の人(この呼称 笑)気付かされたことが読んでいる私にも沁みる。
そして大きなこともあるけどささいなことも、トトちゃんがすれば事件(と呼びたい出来事)になる。
後書きがまた沁みた。私も若い頃同じことを思ってた。そして角田さんと同世代の今の今、やはり今の角田さんと同じように思ってる。
…いろんなことこあったり、大切な人を失ったり。つまりは年取ったなぁってことですよね。
写真がふんだんなのも嬉しい。角田先生の写真に添えられた手書きの文字がまた可愛いです。
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好きです。
犬派の私ですが、角田さんのお宅のトトちゃん
かわいい。愛情が溢れてますね。
順序が逆になりましたけど、今日も一日きみを見てる も読みます。
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さらさらと読み進められるネコエッセイ。
猫飼いなら分かるエピソードが盛りだくさんです。
猫は現状維持が好きな生き物なんだそうです。
いつまでも一緒にいたい、ずっとこのまま続けばいいのに…と考えるようになった著者。
ペットは飼い主に似ると言いますが、飼い主もまたペットに似るのかなとふと考えました。
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外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、
虫取り事件にハゲ事件
アクシデントは絶えないが
猫との暮らしそのものには
コロナ禍のなか 穏やかな日常ですね
叱られてるトトちゃんの写真
最高です
先生も下にかかれてますが
ほんまに 早く終わんないかなぁって
顔ですよね 笑える
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『今日も一日きみを見てた』の続きと言えるエッセイです。
ああ、大きくなっても、トトちゃん可愛い…
読み終わってから、胸に暖かなほわほわした気持ちが広がる感じでした。
角田さんご夫妻の、軽妙かつ愛情に満ちた語り口から、じっとりした愛情を見せつけるトトちゃんの様子が目に浮かぶようでした。
同時に、数々の事件で、角田さんの不安な気持ちを追体験するようで、涙が出そうにもなりました。
あとがきにあった、激動の世の中にあって、
「…トトと過ごす時間だけはしずまりかえっている」
変わっていく日々のなかで、「猫のいるしずけさ」、それこそが幸福だと、祈るように綴られていて…噛み締めるような同感と、今はもう亡き猫たちに対する郷愁に似た感慨が湧きました。
「世界中の全猫が、今日も明日も幸福でありますように」
…帯に書かれている言葉は、多分、猫好きの共通の祈りのような気がします。
ふとした時に、何度でも読み返してはほわほわしたくなる本です。
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八日目の蝉や対岸の彼女など、角田さんのミステリーが大好きで愛読してますが、この本は「本当に同じ人が書いたのか⁈」って思っちゃうくらい、ほのぼのしてて、微笑ましいです。トトちゃんが可愛いし、猫飼っている人が読めば更に共感できることが多そうです。私も猫好きなので、楽しく読めましたし、角田さんの他のエッセイももっと読みたくなりました!幸せ溢れる一冊でした。
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猫の飼い主初心者の私でも「あるある!」と共感できるエピソードがたくさんありました。トトちゃんとの何気ない日常のやりとりはどれも心温まるもので、読んでいるだけで癒されます。
特に羨ましく感じたのは、戸建てならではの外猫さんとの出会いや交流の場面。マンション住まいにはなかなかできない体験で、そんな素敵な環境での猫ライフに憧れを感じました。
実用的な学びもありました。猫がお昼寝中に眩しがるという観察には目から鱗で、我が家でも愛猫のお昼寝スポットに暗がりを作ってあげようと思います。あまりエッセイ本を読んでいなかったのですが、手にとってよかったです。
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猫と一緒に暮らしている人が楽しめる本。
●猫ゴコロ↓
『猫はあるとき何かをはじめ、飽きるまで執拗にくり返し、ある日急にそれをやめる。はじめる理由も、こだわる理由も、やめる理由も私たちには一生わからない』⇒まさしく、その通り。
猫は飼い主をしつけて、自宅を城にする。
人間より遥かに短い一生を共にして貰っているので、出来る限り楽しく長生きして欲しい。
トトちゃん、なかなか癖が強く面白かった。
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本文は猫飼いあるあると可愛い写真。
あとがきがとても良かった。
『一匹の猫と出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる、と私は思っている。』
本当にその通り!
うちに猫が来てから野良猫のことも良く考えるようになった。
自分ちの猫だけじゃなく、猫みんなの幸せを願うようになった。そう思わされるのは猫の持つ不思議な力なんだと思う。
私は猫にたくさんのことを教えてもらっている。
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角田家の猫のトトちゃん。
私は元来犬派なので、
猫に対して無関心な人生を歩んできましたが、このエッセイを読んでいくうちに
『おや?猫もなかなか可愛いですな』と気づかされました。
犬派もうならせる、猫派ならではの観察眼で綴られたトトちゃんの全て。
家の人と共にあれや、これやと話し合う時間にホッコリ。
もはやこれは子育てです。
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角田光代さん家のトトちゃん、2010.1.6生まれ、13歳になりました(^-^) 我が家のゆずの3年先輩ですw。「明日も一日きみを見てる」、2023.2発行。一匹の猫と出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる。冬の寒い日には、野良猫たちがこの寒さをなんとかしのげますようにと思う。猫の腎臓研究に膨大な寄付金が集まったのは、猫好きが自分ちの猫だけの長寿を願ったからではなく、全猫の長寿を願ったからだと思う! 猫の存在は、人間の日々のしあわせ感の基点。
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角田さんの家にいるネコ、ととちゃんのお話。
ネコはかわいいと思うけれど、実生活ではネコが飼える状況にはなく…子どもの頃、いとこの家にいるネコがかわいくてしっかり者で、遊びに行くたび撫でさせてもらってたなぁ。ネコのいる暮らしは楽しいんだろうなあ…読んでてほんわりです。
ととちゃんが元気で長生きしてくれるといいな。
ととちゃんの写真もかわいいし、添えられている角田さんの手描き文字?もとってもいい感じでした。
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もうとにかくトトが可愛すぎる。
こんな猫が家に居たらなぁと思わずにいられない。
(うちは息子が重度の猫アレルギーで飼えない(T_T))
庭に来る猫を愛でるしかないか。
トラちゃんとトラ男のエピソードも可笑しい。
でも、こんな溺愛してたらトトが居なくなる日、著者は大丈夫だろうか、心配してしまう。
トトが長生きしますように。
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自分のうちの猫以外にはさして興味はないけど、猫を飼っている人には関心がある。しかしながら猫飼い友達というのは案外できない。散歩していて知り合いにある犬オーナーとはそこが違う。それで猫を飼っている小説家のエッセイでも読んでみるかというのが手に取った動機、感想としてはやっぱりそうねもあるけど、うちとは違うしという当たり前のものだった。
ほとんど何も起きない猫との生活をどのように描くのかということではちょっと面白かったけど、だから何的な感じだし、まあ角田さんのようにうちも猫との生活に浸りながら平穏な生活を幸せと感じている、という猫飼いとしての当たり前の感想。猫を飼っていない人には勧めないし、飼っていてもどうかなぁという感じで星は2つに近い3つくらいにしておく。でもこの本は本棚に残しておこうかなと思う。また読みたくなることがありそうな気がしてならない。
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とにかくトトがかわいい。写真がところどころに掲載されていてその度に癒された。角田さんの著作は八日目の蝉しか読んだことがなかったが、これを機に他の作品も読んでみたくなった。