【感想・ネタバレ】世界中で迷子になってのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

エッセイ

子どもの頃は自分の住んでいる世界が全てだと思う。
作者の角田光代は大人になっても思っていた。
大人になって初めて世界を意識し、国内→海外を旅するようになる。

前半は旅
後半はモノ
に対してを、角田光代の独特な目線で描くエッセイ

旅→準備が苦手。
ビーチリゾートに行くのにTシャツ1枚しか持っていかず、友達に臭いと言われる
モノ→まず道具を揃えるタイプ


自分に似た感覚を持っているなと感じる部分もある。

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

旅に思う
モノに思う
 と角田さんの人生における出来事を飾ることなく書き綴られた爽やかな随筆でした。
角田さんの行動基準、価値判断基準ですが、三つ子の魂百までということがよく解ります。
 なかなか、小さい時から培ってきたやり方、クセというものは変えられないものです。
 背伸びせず、心の思うままに日々過ごしたいものです。
 

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2020年03月02日

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光代さんが、よく旅をされるのは存じ上げてたけど、なんというか、こんなに旅好きなんだと感じさせる作家も少ないのではなかろうか。

知らなかった世界が開いて、いつの間にか私の領域に入り込んでいた、という感覚が私はとても好きだ。彼女はまさにそんな感覚を、とても鋭く描いていて素敵。

彼女はいろんなところに行ってらっしゃるから、私が行ったことのある国の登場率も高い。

旅好きな学生へ

ぜひこれは読むべき。きっとその時の旅行中に言語化できなかった感動が、光代さんの言葉で補強されるでしょう。ぜひ。

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2020年02月18日

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角田さんがどんな人かよ〜くわかった。。。
読んでいく中で、あぁ、、自称サバサバ系で男友達ばかり居る系なんかなぁ?と思って読んでいたら、最後の話が、メイクに疎くてほとんどしない、で自サバなことを確信した。笑
でも悪い人ではないんやと思う〜( *´꒳`* )
本の感想というより角田さんに対する感想になった。。笑
しかし、旅行記はとても面白かった!!
ナイル川クルーズ、行ってみたいなぁ、、

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2023年07月19日

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旅に慣れていない、普段あまり冒険を好まない、だけど旅に出たくなる。そんな人の視点で「旅」が描かれているからこそ、旅慣れた人や目的を持って旅をしている人の旅行記とは違う視点で世界を眺められるのが面白かったです。行った時、行った場所によってもその国や地域へ抱く印象は変わるのだろうし、同じ時、同じ場所で同じものを見ていても人それぞれ感じ方は違うのかなと思ったら、私も広い世界を自分の目で見に行きたくなりました。
後半のモノにまつわる話も共感できる話もあり面白かったのですが、(携帯端末の支払いの仕組みは私も良く分からないので、店員さんの話はちんぷんかんぷんだなと読みながら頷いてしまいました。)
もう少し旅の話を読みたかったな、と思いました。

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2023年06月08日

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角田さんの、旅する時に働く第六感、すごいなあと思った。
エジプトのクルーズ船の夜の描写が、まるで自分もその場にいるかのように頭にありありと出てきて、臨場感があった。

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2022年08月11日

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旅と物のお話
私は他の人が日常生活でどんなことを大切にしているのか、どんな物に興味があるのかを読むのが好きなようで、表面だけではわからないその人の好みやこだわりがさらけ出されていておもしろかった!

私は旅なんて本当に数えるくらいしかした事がなかった
旅に対しての興味が少なかった
でも、最近旅についてのエッセイに興味があることがわかり、本当は旅をしてみたいのかも!とやっと気づいた

自分の子供には早いうちから旅に目覚めて欲しいなと思っています

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2022年08月02日

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タイトルや表紙から、旅の話だと思ってたけど、後半は買い物の話で何だか得した気分。

角田さんの旅の話は大好き。また買い物の話も共感出来る部分が多くて面白かった。私も金に糸目は付けないってくらいのめり込める趣味があったら良いのに。扉開けて行きたい。好奇心支給して欲しいわ。

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2022年08月01日

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エッセイってあまり読まなかったけど、なかなか面白いなと思わされた一冊でした。
あるある分かる分かると頷いたりして、あっという間に読み終えました。

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2021年12月18日

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自分のことなのにこんなわかりやすく言語化できるのすごいなぁ
はじめての旅がその後の旅の仕方を決める、って言うのはまじでそれ◎

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2021年07月04日

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角田さんの旅とモノのエッセイ。

海外旅行って英語は話せないといけない、ちゃんとした宿を決めないといけない、何があるかわからないから怖い、好奇心旺盛で旅慣れた人が行く場所…とものすごくハードルが高いものだと思っていたのだけど、「人より心配性で小心者」の角田さんが「本当にその場所があるかどうかただ知りたい」との思いで、いろんな国にふわっと放浪し、ときには悪戦苦闘する姿に海外旅行の概念をぶち壊されたと思う。

何か体験をしないといけないとか、美味しいものを食べなきゃいけないとか、自分は海外旅行で失敗することが怖かったのかもしれないと気付いた。それも含めて旅なのに。

とにかくその雰囲気を味わってみたいと飛び出す勇気が必要だったんだなぁ。

素晴らしい小説を沢山書いている方なのに、エッセイを読んでいると親近感がわいてお話してみたいなと思ってしまう。

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2020年12月17日

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角田光代(1967年~)は、早大文学部卒、2005年に『対岸の彼女』で直木賞を受賞した作家で、小説のほか、多数のエッセイも執筆している。
本書は、世界文化社の月刊誌「GOLD」(2016年3月に廃刊)に連載していた、旅と買い物に関わるエッセイをまとめて、2013年に単行本として出版、2016年に文庫化されたもの。
私は著者と同世代の、旅好き、本好きな会社員(男)で、旅や世界情勢に関する本を好んで読む。それらは、小田実『何でも見てやろう』、藤原新也『印度放浪』、沢木耕太郎『深夜特急』のような今や古典ともいえるハードな紀行ものから、植村直己や角幡唯介らの冒険ノンフィクション、ジャーナリストらが書く国際情勢を映したルポルタージュ系、比較的ソフトな旅行エッセイまで、何でもであるが、著者の作品は、好奇心旺盛で、素直で、ほんわかしていて、ちょっとおっちょこちょいな、人となりが滲み出ていて、肩の力を抜いて楽しく読むことができる。(著者の本で読んだのは『いつも旅の中』についで2冊目)
特に共感を覚えるのは、旅(と買い物)は、若き日のやり方がその後に深く影響すると考える点だ。著者は、20代から30代の半ばまでバッグパックを背負って貧乏旅行を続けていて、加齢するにつれて、移動手段は長距離バスから航空機に、宿泊施設は安宿から星付きのホテルに変わったものの、基本的には「みみっちい旅しかできない」といい、それは若いときの旅が作り上げた「分」なのだという。「なぜ、どのように、旅をするのか?」は人それぞれで、万人に共通の正解はないが、それぞれにとっての答のベースには、若いとき(更には子どものとき)の世界の感じ方、接し方があるのではないかと、私も強く思うのだ。そして、著者のその「分」は、私自分のスタイルと遠くなく、とても居心地がいいのである。
アラフォー世代以上の女性に受けそうだが、男性、若者にとっても、楽しめるエッセイ集と思う。
(2019年8月了)

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2019年09月08日

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角田さんの感性が伝わる本でした。
旅と物に関してのエッセイです。
私も旅は好きです。私の場合は、今は国内ですが、彼女の今回の話は海外でしたので新鮮でした。特に最初に行かれたラオスには魅力を感じました。
彼女の本を読むのはこれが初めてです。年は何と同い年でした。なので共感できること多いかなと思いましたが、出来ないこともありました。
3つ印象に残ったエッセイを書きます。
1、人目を気にせず笑ったのが、特注万年筆のオーダーの決断までのくだりは、ノックアウトの瞬間笑えた。
2、共感できたこと、長距離バスのトイレは応援したくなりました。
3、びっくりしたことが、同じ歳です。大げさに書いてあると思うが、我々の世代はパソコンもスマホも自在に使える世代とおもっていたので機械音痴と表現してありビックリです。

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2017年05月14日

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ネタバレ

角田さんのエッセイ好きなのね。気取らず自然体で、売れっ子作家さんだけど思うこと考えることは私と似てる!笑える。いつも思うけど友達になりたい。

タイトルの割に、海外旅行の話は1/3くらい?少なかったなあ。あとはお得意の食べ物の話。

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2016年11月08日

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わかる、わかる、とつぶやいたり、心の中で拍手したり。旅にしろ「モノ」にしろ良いものを選び、経験を積んで、自分のこだわりには妥協をしない、きっぱり感の一方で、心の中の葛藤、うだうだ感の共存しているところがなんとも共感できました。

女性の視点をとても大事にした作品を次々と発表される素敵な方と思っていますが、自分とかわらない身の丈サイズの悩みに、時に吹き出しながらとても楽しみました。 旅もしたくなりますね~・・夏お疲れの方には、リラックスできる爽快エッセイ集。

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2016年08月20日

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『旅に出たくなる本』かと思いきや、読み進めるうちに日常の話へ。
日常の話になってからは内容にあまり興味を持てず…途中でやめた。

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2023年07月30日

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ワクワク旅行記かと思って読んだらそうではなくて旅行先で感じた思いを書いたエッセイだった。

と思ったらシームレスに日常の話になっていた。あとがきを読んだら前編後編で旅行の話と買い物の話に分けて書いてあったらしい。

お金の使い方の感覚とか共感できるところがあったけど、文章が少し合わなくてサクサクと読み進められなかった。

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2023年03月18日

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ヨーロッパは石で、アジアは水。
なるほどたしかに、と思わず頷いた。
確固たる目的を手に行きたい場所をひた歩くヨーロッパも楽しい。行き当たりばったりを楽しめるアジアも大好き。
うーん、私も早く旅に出たい!

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2023年01月24日

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自分とは全く異なる感性の方のお話だったので興味深く読んだ。旅の話はわかるところもあってクスッと笑ってしまった。

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2021年11月22日

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角田光代さんのエッセイは安定して面白く、読みやすく、癒される。

本書はテーマがはっきりしていて、前半部分は「旅」、後半部分は「買い物」に関するエッセイで構成されている。
まず前半部分。自分自身は海外にはほとんど行ったことがなく、ひとり旅の経験もないので、知らない土地に宿も取らずにとりあえず行ってみることのできる人を心から尊敬する。トイレや値段設定のお話なんかは読んでいるだけで恐ろしく、怖じ気づいてしまった。私なら即、日本に帰りたくなるだろう。そういう意味で本書の「旅」の部分は、未知の世界を教えてくれた気がする。読んでいて行ってみたくなったのは台湾とエジプト。行ける日はいつか来るのだろうか。
後半の「買い物」に関するエッセイは共感の連続だった。角田さんとは金銭感覚が似ているのかもしれない。贅沢ができない、節約もできないというところは自分もその通りだなぁと感じた。ところどころに角田さんの亡くなったお母様の話が出てきて、それがまたいい。おせち料理の話が、特にいい。
「そんなに好きでもないと心の中でぶつくさ言いながらも、私が食べたいおせちは、五万円でも十万円でも、もう買えない。そのことに、未だにびっくりしてしまう。」

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2020年09月18日

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一冊 旅のエッセイだと思っていたのだけれど。。
作者にとっての 旅とモノ、を昔と今の自分の感覚を同じ目線で綴られていて、共感できたり、自分にはもうそんな旅はできないのかな、と感じたり、それはそれで面白かったけど、できれば全て旅のエピソードを読んでみたかったかな。ある国での出来事は読んでて胸がギューっと苦しくなるほど…旅に出たいなあ…

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2019年07月25日

Posted by ブクログ

角田さんが、「旅」と「モノ」について独自の視点と本音で語り尽くすエッセイ集。
若い頃はバックパッカーだった角田さんなので、さぞかし旅の達人と思いきや、意外と慎重で小心者的なのが面白い。モノに対しても同様で、世代も一緒なので共感できるところ多数。

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2017年02月19日

Posted by ブクログ

今まで著者は自由奔放で大胆不敵なのだと思っていたが、「よくある犯罪の手口」を諳んじて旅行をするというのだから認識を改めた。知れば知るほど面白い人だ。

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2016年12月03日

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