角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「見つめあう夫婦っていないのかな」
「見つめあってたら生活できないんじゃない」
何気なく交わされる会話に射抜かれつつ読み進む。
互いに挫折した恋を経て気付けばずっとそばにいた幼馴染にも、女が立ち位置を超えてしまったがゆえに離れて行ってしまう男にも、泥沼化しないまま旅立つ不倫相手にも、ゆるい必然を感じる。
各パートの隙間にラジオからの『どうでもいい』おしゃべり。
パーソナリティーが、実は故意にそのように発信しているその"どうでも良さ"が、悩んだり迷ったり一途だったりする日々に、染み込んだり染み込まなかったりしながら心地よく流れる。
時間をおいて再読したい作品 -
Posted by ブクログ
これ凄い好き。
私なんか全然本読んでないなーって思った。
若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。
タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。
もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。
沢山の本 -
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Posted by ブクログ
いいタイミングに読んだと思う。
‘しあわせのねだん’
っていくらなのかな?
と単純にタイトルに惹かれて手に取った。
それに
角田さんだから、読んでみたいなって気持ちもあった。昔は、エッセイは現実なかんじが苦手で読めなかった。
けれど、
年をとって、この作者さんは普段どんなふうに考えているのだろう?どんなふうに出来事を捉えるのかな?と、気になり好きな作家さんの好きな日常が書いてあるエッセイは読めるようになった。
(ほんとに昔はエッセイなんてない方がいい!なんで現実に戻すんだ〜って怒りが湧くほど笑、好きな作品てあればあるほど、どこまでもフィクションでいてほしくてそんな事思っていた)
‘しあわ -
Posted by ブクログ
都内の文教地区に暮らすママ友たちの人間関係を描いた物語で、とても面白く、思わず二度読みしてしまいました。
二度目に読むと、前半のママ友たちが仲良くなっていくシーンが、後半の怒涛の展開への前振りになっていることがよくわかり、心をえぐられるような感覚を覚えました。
この作品は、母親たちだけでなく、会社で働いている方々や、広く社会全体にも当てはまる内容だと感じました。新しく知り合う人や、新たなコミュニティにはじめは心が踊りますが、関わりが深くなるにつれて、相手の嫌な面が見えてくることがあります。そうしたとき、コミュニティがまるで暗い森のように感じられることもあるのだと思います。
働く人は仕事の