角田光代のレビュー一覧

  • わたしの容れもの

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    年をとると、こんなことが起こるんだ、って思った。今は思春期で自分の見た目に納得いかないことがたくさんあるけど、ある程度の年に行くと、自分の容れ物を大切にしてあげることが大事なんだなと実感。自分の体を大事にしたい!

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    2025年09月08日
  • ツリーハウス

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    「帰りたいよぅ」
    祖父が死んだあと、祖母が子供のような声で言った。ここから、中華料理店を営む親子三代の“根っこ”を探す旅が始まる。

    祖父母は自分が生まれた時から“おじいちゃん、おばあちゃん”であり、両親は“父さん母さん”で、性の意識すら無い。
    でも、間違いなく男女であり、自分と同じ年齢を経て今に至る。

    人生は“簡易宿泊所”のようだ。
    なぜここにいるのか、いつまでいるのか、ここを出てどこへいくのか……

    「だってあんた、もし、なんてないんだよ。後悔したってそれ以外にないんだよ、なにも……」
    その言葉は妙に重い。

    「翡翠飯店」は世紀を超えて紡いでいく。
    根など無くても紡ぎ続けることはできる。

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    2025年09月02日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さんの(ご本人曰く)家計簿エッセイ。
    どれも面白かったけれども、最後の2つの章「記憶」「一日」が印象的だった。
    親と子の役回りは年を追うごとに交代、若しくは受け継がれていくものだし、二十代でお金を使ったもので三十代の自分は形成されていると感じる。今の時代、貯蓄に目が向きがちだけどこれからも興味のあることにもお金を使っていきたい。
    (併せて20年前のエッセイなので、今との物価の違いをひしひしと感じた……)

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    2025年08月29日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    「今、ひとりだとしても、あるいはだれかを失ったとしても、ぼくらの抱えた記憶は決してぼくらをひとりにすることがない。」
    今は孤独でもきっと大丈夫、生きていけると思える本だった。私はおぼろげな記憶の中のあたたかなひとたちのおかげで生きていける。

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    2025年08月12日
  • 異性

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    角田さんも穂村さんも大好きで興味を持った本。
    角田さんは女性として、穂村さんは男性としての意見を交互にやりとりして進んでいく。
    こういう女性が多いかもしれないけど自分は違うとか、もてる男性はこうだが自分にはできないとかいう話題も出てきて、男女の違いを紐解くという面白さももちろんあるけど、ただ角田さんと穂村さんが恋愛観について意見を交わし合うという意味でもすごく興味深かった。

    特に印象に残ったのは次の二つ。

    一つ目は、「もてる」というのは対人的な「スペース」、つまり「隙」が関係しているのでは?という考察。

    隙、確かに大事だよなぁ、わかるわかる。
    学生の頃からもてるのは、狙った獲物は逃さない

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    2025年08月10日
  • 坂の途中の家

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    小さな子供を持つ専業主婦の里沙子が、乳幼児殺害事件の裁判員裁判に関わっていくことから始まる物語。

    裁判員裁判を身近に感じることがなかったので、詳細な記述に私も参加しているような感覚になった。
    同時に母親であれば体験したことがあるだろう感情を、今まさに体験していたり、距離を持って振り返って眺めていたり、複雑な感情が入り混じる様子がとても丁寧に描かれている。

    そして、水穂という娘を殺めて裁判に立っている女性の裁判員裁判が進むのと同じようにに、里沙子は大きく揺らされながら、自分自身をゆっくり振り返っていく。

    不器用で少し頑固、人との距離がやや長めの里沙子だが、その感情や思考、言動がどのようにし

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    2025年08月10日
  • ツリーハウス

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    壮大な家族の物語で、ずっと読んでいたかった。満州に新天地を求めた二人が出会い、敗戦で生きるか死ぬかの思いをして帰国。子も孫も一筋縄では行かない日々が描かれる。

    当時の満州では、軍が絡んでくると日本人(一般市民)も中国人も悲惨なことばかりで、戦争は本当に嫌だなと思った。

    昭和&平成の様々な出来事が懐かしかった(カンカンランラン見に行った!平成になった時のこと、オウム事件など)。宮本輝と似てるかも。

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    2025年07月23日
  • 薄闇シルエット

    匿名

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    最初は頼りない女性にしか見えなかったはなちゃんでしたが、だんだんと彼女の本性が見えてきて、最後はまるで友達のように身近に感じました。どこにでもいるような女性だけれど自我が強くて、きっと彼女はこれから先も彼女のまま変わらないんだろうと思ってしまう女性でした。

    #じれったい #共感する #切ない

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    2025年07月21日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    やたら上高地の赤い屋根のホテルが出てくるな、と思ったらそもそも帝国ホテルの冊子に連載してたストーリーでぜんぶ帝国ホテルを舞台にした話なのですね。シニア目か話が多いのも、歴史を表してるのね。ひとつひとつの話はそんなに覚えてないけど、じんわり心があたたまる体験ができる本。

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    2025年07月21日
  • 源氏物語 1

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    「難しい」「全部読もうとすると挫折するから自分の読みたいところだけ読むくらいでいい」という感じの声をたくさん耳にしていたので、ビビり散らして長らく積んでいたけど読み始めたらめちゃくちゃ読みやすくて驚いた!それはきっと角田さん訳だからなのと、光る君へを見てたからだろうな。
    光る君へってほぼ源氏物語オマージュで構成されてるやないか…と今更ながら。ドラマ見直したい。

    こういうこと言うのは本当に無粋ってわかってるんだけど、光源氏、やっぱりめちゃくちゃにキモいですね
    若紫の帖は狂気を感じたよ
    末摘花は西洋系の顔立ちとスタイルだったのかしら、今の時代なら美人さんだったろうに…

    しかし、1000年前の物

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    2025年07月18日
  • わたしの容れもの

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    面白くてすぐ読み終わった。これからこうなっていくんだなぁというのと、親はこうなっていたんだなぁというのを感じながら読み進めた。

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    2025年07月17日
  • ひそやかな花園

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    感性、得意不得意が異なる同世代の、1歩を踏み出す物語。幸せとは何か、不安とどう向き合うか。
    ちょうど30代の自分には、刺さる内容だった。
    また悩んだら、読み返したい。

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    2025年07月14日
  • 源氏物語 1

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    結婚生活の不幸
     とある源語ファンがかういった――角田光代の訳がもっとも癖がなくて読みやすいと。だから本書をひもといた。今更の感があっても憶せずにいふと、名作中の名作である。すくなくとも読むのに遅すぎるといふことはない。

     序章、桐壺から、よどみなく端正な文章で現代語訳され、われわれが気づかされるのは、この物語に一分のすきもないといふこと。まづそれに喫驚した。
     ともすれば、いまの小説はなんと心情の多いことであらう。これもあれも――とどのつまりは読みづらい。それにくらべれば源語の凄味はひかりかがやく。展開はすばやい。

     桐壺は、一身に寵愛を受けた更衣の苦悩と、周囲の妬みを背負ふ。それは端的

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    2025年07月13日
  • 幸福な遊戯

    匿名

    購入済み

    どの女性も苦しみを抱えている。彼女達の不安がすごく伝わってきました。言葉は切なくて苦しくて、自分まで不安になってきて苦しかった。

    #切ない

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    2025年07月12日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    角田光代さんが、夜をテーマに書いた短編集。
    この本を読んでいると、夜が愛おしくなるし、怖いものでなくなる、そして海外の夜を冒険してみたくなる。角田さんの書く言葉は時々ハッとさせられ、ぼーっと魅了され、宝物箱に入れたくなる。
    だからこの本も紙で欲しいと思った。

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    2025年07月12日
  • 今日も一日きみを見てた

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    一緒の布団に入って寝たと思ったらすぐに出ていってしまうトトちゃん
    人間が猫と一緒に眠りたいという願いを知っていて付き合ってくれるのかも?という角田さんの考え方すごくわかる うちの猫にもそう思ったことがある

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    2025年07月03日
  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)

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    本当に本当に好きだった!
    こんな風に楽しく飲んで、美味しくご飯を食べて、心から幸せだなあってしみじみしたいし、それを自分にとって大事な人とできたらそれはもう最高だろうなと思う

    お互いの文章から、本当にお互いを分かっている感じとか、当たり前に大切に思っている感じが滲み出ていて、そこもとっても好き

    各章の最後のページにある「閉店しました」の悲しいことったらない

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    2025年07月02日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    42編のホテルで過ごしたそれぞれの思い出のショートストーリー
    それぞれの思いが優しく穏やかに描かれていて、朝起きて1遍読み夜寝る前にまた読み穏やかな1日が過ごせた作品でした
    そして旅に出たくなる一冊でした(^^)

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    2025年07月01日
  • それもまたちいさな光

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    「見つめあう夫婦っていないのかな」
    「見つめあってたら生活できないんじゃない」
    何気なく交わされる会話に射抜かれつつ読み進む。

    互いに挫折した恋を経て気付けばずっとそばにいた幼馴染にも、女が立ち位置を超えてしまったがゆえに離れて行ってしまう男にも、泥沼化しないまま旅立つ不倫相手にも、ゆるい必然を感じる。

    各パートの隙間にラジオからの『どうでもいい』おしゃべり。
    パーソナリティーが、実は故意にそのように発信しているその"どうでも良さ"が、悩んだり迷ったり一途だったりする日々に、染み込んだり染み込まなかったりしながら心地よく流れる。

    時間をおいて再読したい作品

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    2025年06月26日
  • ご本、出しときますね?

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    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本

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    2025年06月22日