角田光代のレビュー一覧

  • 私のなかの彼女

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    母も恋人も変、でも普通なのかも、子供や恋人には自分の感じる普通を押し付けたいのが普通なんだろうな。
    15年付き合った終わり方は寂しいけどこんな女と付き合えないのもわかる。
    ふらっと始めたのに才能あってすごい、色んな現実に徐々に打ちのめされながらそれでも前を向く姿はかっこいいしカタルシスがある。
    角田光代に少し毒気のある日常を描かせたら右に出るものはほぼいないと思ってるので、そんな描写が15年分も続いて嬉しかった。

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    2026年01月17日
  • 今日もごちそうさまでした

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    最近エッセイが好きでよく読んでいるが、その中でもこの本は、とくに五感を刺激してくれるエッセイだと感じた。

    これまで食にまつわる小説やエッセイをいくつか読んできたが、どちらかといえば小難しかったり、手間暇のかかる料理が多かったりして、自分からは遠い世界、額縁の中に飾られた芸術を鑑賞するような感覚があった。
    それと比べると、この本はもっと身近で、読んでいるあいだ、いままさに手元で同じ情景を見て、味わっているような感覚を呼び起こしてくれる一冊だった。

    言葉選びや文章のリズムが心地よく、踊るように楽しんで書かれているのが伝わってくる。きっと話すときも、わくわくしながら嬉しそうに語る人なのだろう、と

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    2026年01月17日
  • 八日目の蝉

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    ネタバレ

    コインロッカーベイビーズをもう少し上品にしたような作品だった。引き込まれる面白さ、最初から最後まで不幸なお話。いや、ラストに希望はあったのか。個人的にはその希望のような終わりがフラグのように感じてたまらない。ただ、どうか幸せに生きてほしいと他人として感じた。

    瀬戸内の島の事を聞くと、凪良ゆうの作品を思い出す。汝、星のごとくもたしか瀬戸内だったかな。違うか。小川糸のライオンのおやつの舞台は瀬戸内だった事は覚えている。やっぱりいいところなんだなぁってしみじみと思い、いつか行ってみたいと憧れも強くなった。

    登場人物に女性らしさがとてもあった。男性には体感しづらい心情。女性という性を持ち、妊娠と出

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    2026年01月16日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    見てないの見なきゃ。
    冬ソナ以降何度も波が来たけど、ここんところ私の沼も長い。

    本当に俳優さんたちうまいよな。別人に見える。

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    2026年01月16日
  • タラント

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    主人公のみのりの語り口が、過去に遡る時と、現代の時とあって、その構成が面白く、みのりの考えがよく伝わった。
    最近読んだ、善良と傲慢や、何者、正欲などとは違い、登場人物一人一人に共感できるところや、何か近しいものが感じられた。その人物描写が素敵だと思った。
    みのりの祖父についての文章が間に挟まっているが、これはみのりの甥の陸が書いたものであると言うのが素敵だと思った。
    みのりの祖父が、戦争での経験を通して新しい挑戦や感情を放棄してしまった気持ちもよく理解できる構成になっており、世界で起きる惨事から目を背けてもいいんだよというメッセージがある。
    みのりの夫の性格も素敵だと思った。先行き不透明でも悲

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    2026年01月16日
  • 坂の途中の家

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    ネタバレ

    虐待事件の補助裁判員という主人公の役割を通して、主人公や周りを取り巻く人々の心情などが語られていく。

    子供ができる前に思い描いたようには仕事と育児の両立ができない、働けない、社会からも孤立せざるを得ない状況になり、全てが初めての子育てについて「人と比べずに」と正論を向けられたところで、私は間違ってない?どれが正解?と向かう先のない思いが消化不良を起こし、モヤモヤは自分の中に募っていく。

    夫(嫁に対して)→いつも穏やかにいてほしい、情緒の浮き沈みに対応するのは面倒くさい、社会進出なんてどうでもいい、家さえうまく回してくれればいい、家の事以外で面倒な事をかかえてほしくない、問題に向き合わない

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    2026年01月15日
  • 八日目の蝉

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    【読み進め中のメモ↓】

    辛すぎ
    最初からずっとしんどい
    ずっとソワソワしてるしずっと泣きそうだし
    続きが読みたくないくらいしんどい

    でも幸せになって欲しすぎる想いで読み進めてるけど
    絶対幸せになれないんだろうなぁ
    つらい

    【読後】

    なんで早く読んでなかったんだ?
    良すぎるじゃん

    と思ったが、今だから良すぎたかもしれない
    現在0歳児育児中のため、有り得ないほどのめり込んでしまったように思う

    1章は希和子と薫の逃亡のストーリー
    2章は大きくなった薫にスポットを当てたストーリー

    とにかく1章は辛かった
    何がそんなにと思ったら、薫がかわいそうすぎて。

    かわいそうなのは誘拐されたことでは

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    2026年01月15日
  • さがしもの

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    本と恋愛を巡る幾つかの短編集。百者百葉の恋愛観があり、本との付き合い方がある。読んだら少しだけ心が緩やかになる。

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    2026年01月12日
  • 対岸の彼女

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    森絵都さんのあとがきも含めすべてが傑作
    人間関係の煩わしさとそれでも関係を保とうとする人間たち。
    なぜ人はここまで人間関係に固執するのか。
    現代は一人で生きていくのもそこまで苦労しない。
    それでも人間関係が崩れることに恐怖してしまう。
    そんな人間関係に翻弄される人の話でした。
    いいことも悪いことも含めて、これからも前向きに人間関係を築いていきたいと思える内容でした。

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    2026年01月12日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    面白かった。
    子ども時代の、日常から離れた夏の思い出から、だんだんと現実に近づいていく。
    自分たちのルーツを知ったところから少しずつ紐解かれていって、そこにはそれぞれの苦しみや葛藤があって
    知りたくないことも知らなくてはならないのが現実で
    でも知った先に待っているのは決して不幸ばかりではないのも、リアルだなと思った。
    角田光代の作品って、綺麗事だけじゃないところがいい。
    賢人と紀子が結婚しましたとか、ドナーから本当の父が見つかって感動の再会とか、そういうおとぎ話的な展開にならなくて本当によかった。笑
    ドラマみたいなことは起こらないけど、少しずつ、でも確実に心が動く瞬間があって、そういう細かい描

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    2026年01月10日
  • 三面記事小説

    QM

    購入済み

    ひゃーー、、、後味悪いのに、分かりやすい悪人がいない。「こいつのせいでこうなった」がない。ちょっとしたきっかけでもしかしたら自分も加害者になっていたかもしれない。恐怖や嫉妬や疲弊、「普通そんな思考にならんやろ」と思いそうだけど、その人の心情変化や周りの環境などを見ていくとその一言では片付けられないような背景がたくさんある。しかも実際に起こった事件が元になってるのか…介護の話など、心が痛むばかりだ。

    #ドキドキハラハラ #切ない

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    2026年01月06日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    親しければ親しかった友達でも疎遠になってしまうのは、そばにいなくなって、あの頃と変わってしまった友達が怖くなるからという理屈にとても納得した。
    ずっとそばにいることだけがその友達を大事にする方法なんかじゃなく、その子がくれた何かを大事にし続けることもできるのは自分的に素晴らしい気付きでした!なので星5!
    大好きな森絵都さんの解説まで素敵でした

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    2026年01月05日
  • 愛がなんだ

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    私はあまり恋愛に生きたことがないしテルちゃんが恋愛中心でマモちゃんみたいなどうしようもない男に振り回されているのが、全然理解できないと思ってた。けれど、読み進めていくうちに、マイナスであることもすべてひっくるめて好きになってしまう、そういう男を中心に生きてしまう、というかっこ悪くて一生懸命なテルちゃんが可愛く思えてきて、だんだんとテルちゃんの考え方や生き方もなんだか共感できる部分が出てきて。角田さんの描く人物ってものすごく人間らしくて、かっこ悪いところも嫌なところもマイナスの面がしっかり描かれていて逆にそういう部分が魅力的というか、愛おしく思えて、私はすごく好きだなあと思う。

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    2026年01月05日
  • さがしもの

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    本にまつわる物語。
    関係を繋いだり、過去の大切な事を思い出したり、
    本には不思議な力がある。
    この作品を読んでずっと本を読み続けたいと思った。

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    2026年01月04日
  • ねこがしんぱい

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    あー、これ、めっちゃわかる!
    出掛けている間に猫に何かあったらってすごく心配になるやつ。
    でも、「だれもしらないのです」のあとになにがくるのかがだんだん楽しみになっていった。
    たまこちゃん、いつまでもげんきでね。

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    2026年01月01日
  • 坂の途中の家

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    ネタバレ

    おどおどしている主人公、どんどん悪くなる状況にイライラしながら読んだ。それでも、確かな気付きを境に自分の意思を取り戻す主人公の姿をみられてよかった。最後の里沙子と水穂の空想の会話は、なんかジーンとしてしまった。ただ話を聞いて、「本当に大変だよね、よく頑張ってるね」「赤ちゃんとっても可愛いね」って言ってもらえたら、それだけで救われるんだよね。

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    2025年12月29日
  • 源氏物語 6

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    なんか、源氏の最後、あっけない

    あ、なくなったのねって感じだった。

    大和和紀さんの源氏から始まった私には

    あっけない幕切れ、特に紫の上の死なんて

    で、今度は子どもたちの話になる

    えええってなった

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    2025年12月26日
  • 八日目の蝉

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    ネタバレ

    何回読んだか…大好きな本。
    独身の時に初めて読んだ時も感動したけど、娘を持った今、ラストに向かうにつれ、離れ離れになる運命に涙が止まらない…!!
    作品の疾走感がすごくて、引き込まれて夢中になって読んでます。読後は母娘2人の幸せをひたすら祈りたくなります…。映画もドラマも好きです。

    自分が親になってから、印象が変わったこと。
    若い頃はえりなの実母がすごく嫌な(いじわるな)人だと思ってたけど、夫に不倫され、あげく自分の子供まで奪われて(それも可愛い赤ちゃん期〜成長著しい幼児期)それは卑屈にもなるよね…とかなり同情心がうまれました。。帰ってきたえりなは実子なのに、自分に懐かないわ、知らない方言喋る

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    2025年12月26日
  • 森に眠る魚

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    話の内容自体は、読んでいて気持ちのいいものではありませんでした。
    本当に母親同士の世界がありありと描かれていて、読んでいて苦しくなる所ばかりでした。読みながら息を止めてしまっていて、本をとじたら、息がつける感じ。

    なんで人は影響し合うのか、無意識にお互いの世界に入り合うのか。気にしてないと考えながらもその事ばかり考えている。気にし過ぎて、先読みし過ぎて、自分の首をしめる。

    母親や妻という立場にとって「子ども」とか「生活」は、他人からどう見られるかが、ものすごく気になることだと思うし、地雷でもある。だからこそ崩れていってしまう人間関係が見事に描かれてました。

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    2025年12月25日
  • 紙の月

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    毎週続きが気になるドロドロ系ドラマのようだが、先が気になるだけでなく、色々考えさせられた。

    お金は人を変えてしまうし、一方でお金で人を変えることはできないとも思った。

    誰しも他人に言えないことがあるだろうし、梨花の話は額が額だけに身近ではなくとも、全くの別世界の話ではないと思えてしまう。

    読後も深く考えさせられるところが多く、でも決してイヤな感覚とかモヤモヤではない。

    他の角田光代さん作品ももっと読まなくては。

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    2025年12月19日