角田光代のレビュー一覧

  • 対岸の彼女

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    大人になった今、なんとなく自分の枠を決めてしまっていたけど、自分で選び取れる力を持っているんだと気付いた。
    なんかよくわかんないけど、背中を押された気分。
    読んでよかった。

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    2026年04月26日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    音楽は素晴らしい、ライブや音楽系の映画で感じた感動をこの本を読んで味わった。私が感じた音楽への感謝のような、祈りのような物を言語化したような作品だ。

    構成は新が自分の父親の死と母親がついた嘘の謎を解明していくストーリーと母親の過去を深堀するストーリー。母親と新、お互いがそのストーリーは詳しく知らず、読者だけが全てわかる構成。
    新が真相を解明していく内に生き方が分からなくなっていく思春期の多感さは共感できたし、母親の行動もなんとなくだが理解しやすかった。新も母親もそれぞれ変わっていくのだが、そこには必ず音楽とめっちゃ合う人がいた。

    明日を生きていけない、自分がどうしたらいいのか、どうして生き

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    2026年04月26日
  • くまちゃん

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    連続短編面白いなあ〜

    好き→付き合った→振られた
    っていうだけでなく、主人公が意思を固めて次に進もうとする展開が好みだった

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    2026年04月25日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    生まれた時から父の存在はなく、遺影として飾られていたミュージシャンの写真を、父と聞いて育った新(あらた)。
    両親から愛情を注がれずに育った母親のくすか。
    くすかは高校時代、たまたま入ったパン屋のBGMに心を奪われる。そして、そのミュージシャンの歌を心の拠り所として、高校を卒業し、大学進学のために上京し、ある男性と運命の出会いをする。

    このミュージシャンのモデルは角田さんもよく聴いたというあの方ですよね!あの風貌に胸に突き刺さる歌詞。私よりちょっと上の世代の方はめちゃくちゃ刺さりましたよね。私も少し聞きました。

    今の世に生きていたら、どんな歌を詩を世に投げかけていたかなと思います。

    機嫌が

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    2026年04月24日
  • 紙の月

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    読んでいてずっと怖いと思っていた。

    なにが怖いのかといえば、
    梨花の空虚さや、
    金が人を狂わしていく様が、
    加速して留まることを知らずに転がっていくことが。

    しかし物語が進んでいくと、
    梨花の友人たちも、
    最後には梨花自身も、
    私やあなたを発見するのだ。
    その見事な到達点に、
    ここをめがけて転落してきたのなら、
    意味のある地獄だと思った。



    映画はだいぶ前に観ていて、
    とてもおもしろかったので、
    お陰でずっとイメージの中で梨花は宮沢りえの顔をしていた。

    ラストの違いについては、
    吉田大八監督の解説でなるほどと感じた。

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    2026年04月21日
  • 対岸の彼女

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    中高生とか見ると若いなとか幼いなとか感じる歳になって、これからどんどん大人になるのが嫌だったけど、歳を重なることは喪失することではないから、意義を見いだせるようになりたい。出会いと別れはきっと必然だと思うから、そのときそのときに自分と関係を築いてくれている人のことを、その時間を、大切にしたいと思った。

    あと!aikoのキラキラがすごくふたりと重なった
    ♬遠い遠い見たことのない
    知らない街に行ったとしても
    離れ離れじゃないんだから あたしはこうして
    羽が生えたことも 深爪した事も
    シルバーリングが黒くなった事
    帰ってきたら話すね
    その前にこの世がなくなっちゃってたら
    風になってでもあなたを待っ

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    2026年04月24日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    角田光代さんの本、少し久しぶりに読みました
    あまりページ数もないのに、このなかに青春、恋愛、家族、全部詰まってるって本当?
    なんて疑いがありましたが、本当でした

    歌に救われたという経験
    心のよりどころになるという体験
    確かに音楽は人を救う力があると思います
    何度も何度も繰り返して聴いてきた音楽は私にもある
    それはずっと私の心の支えだった

    耳に心地良い響き
    それを胸に抱えて明日という新しい日を生きていこう

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    2026年04月20日
  • いま読む『源氏物語』

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    やはり、源氏物語は面白い。
    だからこそ1000年も残っているのだろうけれど。

    同じ作品なのに、同じ巻なのに、読む人によって最高とも最低ともなりえる、その議論もまた面白い。

    そんなわけで、その該当箇所を読みたくなったので、源氏物語を読むためにお籠りしましょうか。

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    2026年04月19日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    猫の絵に惹かれて購入。
    角田さんの食べ物感が結構好き。
    旅を通じて新しい美味しいに出会ったり、安心して食べられる環境を求めたり、食いしん坊の法則を見つけたり、お弁当やハンバーグの響きの美しさに心踊らされたり。
    シンプルなものを改めて楽しめる、だからこそこだわりがある感じでとても良かった。

    チャーハン食べたくなったし、じゅーしー食べたくなったし、お弁当箱にワクワクしたくなったし、味噌も作りたくなった。オロナミンCは、すぐにでも買って帰ろう。

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    2026年04月19日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    小夜子と修二の関係が自分の両親を見ているようで非常にリアル。

    葵は心のどこかで小夜子(過去の葵)を飼っておきたかったのだと思う。だからこそ、熱海で小夜子が葵の誘いを断った瞬間、予想外の行動をしたからふたりの関係に一度ヒビが入った。

    葵は過去の自分を小夜子に重ねていたが、小夜子は年齢を重ねているだけあって、当時の葵には埋められない違いがあるという現実を突きつけられる。そこで初めて、「いつまでも夢ばかり見てはいられない」ということを思い知らされたのだと思う。

    読後には、切なさと寂しさが残った。なぜそう感じたのか考えてみると、時間は嫌でも流れ、すべてが変化していくという事実を突きつけられたから

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    2026年04月18日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    私も音楽に助けられてきて、音楽を聴いている時間は一番自分らしくいられる、誰からも否定されない時間だと思ってる。だからこそ、この一冊はとても身近な話に感じられた。

    息子の新も、母親のくすかも、
    真っ暗な世界の中で音楽があったからこそ、
    そしてその人がいたからこそ、少しずつ希望が見えていく。
    その情景がとても繊細に描かれていて、きっと誰もがどこか共感できる感情や経験なんじゃないかと思った。

    昔バンドマンに恋をしていたことがあって、その頃の気持ちを懐かしく、そして少し恋しく思い出した。

    新の視点とくすかの視点が交互に描かれ、
    青春、恋愛、そして家族愛がぎゅっと詰まっていて、読んでいるうちに心が

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    2026年04月15日
  • ゆうべの食卓

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    食卓にはいろんな思い出が詰まってる。
    読みながら、実家での思い出や食べてきた食事を思い出してその時の家族の様子を懐かしく感じた。

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    2026年04月13日
  • 方舟を燃やす

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    戦争中もコロナ禍も何が正しくて正しくないのか、誰も判断できなかったし、後々にならないと判断が正しかったかどうかなんてわからない。

    自分はちゃんと考えて絶対騙されない!と思っても人はいくらでも騙される。絶対騙されないというのがいかに難しいか。

    主人公の不三子が子供たちにワクチンを打っていなかったことを夫に責められる場面では、夫に怒りが湧きました。人任せにしていたくせに後から責めるのは無しじゃないの?じゃあ悩んでた時期に一緒に考えてくれたらよかったじゃない(怒)

    未知の出来事に遭遇した時に自分は何を信じて何を信じない判断をするのか、そんなことが出来るのか?読者みんなが考えると思います。本当に

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    2026年04月12日
  • いつも旅のなか

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    旅もエッセイも好きで読み始めた本作、通常の旅エッセイとは違う角田さん独特の少し俯瞰した視点がとても良いです。
    ロシア、キューバ、ミャンマー、今では行くことが難しい国も、当時のエッセイの中には確かにそこにあって、良くも悪くもそれぞれの国らしさを全身で感じている。
    こんな風にそれぞれの国の生々しい部分まで入っていくような旅は私にはできないけれど、文章の力で旅のなかに連れて行ってもらって、憧れて、恋焦がれるような気持ちのまま帰ってきました。

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    2026年04月12日
  • さがしもの

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    子供の頃にこの本を読んで、なぜか「旅する本」という作品がずっと頭から離れず、大人になってやっと2回目として読んでみた。すると、「旅する本」という作品がどうのこうのというより、この本丸ごと、作者が「本」に対して送ったラブレターのような一冊なのではないかと感じた。昔読んでいた頃は、本や読書について考えるよりも、「広い世界に自分も行ってみたい」ということで頭がいっぱいだったのかもしれない。

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    2026年04月11日
  • 明日も一日きみを見てる

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     角田光代さんと愛猫トトの日常を描いたエッセイ集。『今日も一日きみを見てた』の続編となる。
     
     ネコを飼っている人なら、あるあるといった事件・事柄が出てくる。うちもネコを飼っているので、うちも同じだと思うことが多々出てくる。それを人に読ませるエッセイにするのだから、さすがは直木賞作家である。

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    2026年04月11日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    カマノレイコさんがトトはんをモデルに角田光代さんを描いたと思われる(あくまでも私の勝手な思い込みの)表紙が可愛くて素敵。年齢や育った場所が近いので「おー!そうかも」とか「ですよね」とか「そんなこともあったな」とかいちいち口に出しながら楽しく読ませていただきました。

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    2026年04月11日
  • なくしたものたちの国

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    最後まで読んで涙が出るような、救われた、と思うような、大切なお話。
    このお話を手に取ったら、どうか最後まで読んでもらいたいな。
    みんな、水にうつる私キラキラ光る冠をかぶって、水の上をボートで行くのかもしれない。
    私は、どれだけのものをなくして来たのだろう、今まで生きてきて。なんとも不思議で、あたたかくて、光に包まれた、心に残るお話だった。
    いつまでもずっと感じ続けてしまう、みたいな。

    夢なのかもしれない。人は夢の中にいるのかもしれない。何もかもすぐに忘れてしまうような夢。
    子どもの時にしかなかったこと。忘れてしまうような、キラキラしたこと。それをなくす狭間の時。
    分からなくても自分の正義で精

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    2026年04月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫飼い作家さんのエッセイとショートストーリー。
    可愛い猫ちゃんの写真もたくさんで、読んで眺めて癒される。好きな作家さんのエッセイが読めて猫ちゃんも可愛い。

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    2026年04月10日
  • さがしもの

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    学生時代に一度読んだことのある本。
    所々覚えているシーンが幾つかあった。特に"さがしもの"という章で、死を目前としたおばあちゃんのために孫である中学生の女の子が本探しに奮闘する姿が印象的だった。一番好きな章は、"不幸の種"。その本が手元にあると、恋人と別れてしまったり、旅行先で大怪我をして入院したり…。どの本にも何か祟りのようなものがあるのではないかと、少し怖くなった。

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    2026年04月09日