角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電車の中で無かったら、ボロボロ泣いていました。
現在育休明け、仕事復帰をして3ヶ月目。慣れない部署に異動になって、慣れないパソコン作業に四苦八苦している日々です。今週は毎日、向いてないかもしれない…と呟いていました。
誰も私の本当の姿は知らないんだろう…。会社の周りの人とも距離がある気がして、そんなことすら思うことも。
孤独感の中この本を読んだときに、学生時代のことを思い出しました。あのときは、寄り添ってくれる友達がいた。そうだ、自然と心を通わせて、いっときも離れたくないと思えるほど仲良くしていた友達。
その友人は今何をしているのだろう?考えてみても、全くわかりません。今この時まで、すっか -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルを見てまず「どういうこと?」と思いました。
納得いく診断を求めて医者を渡り歩くことをドクターショッピングといいますが、その行動になぞらえて納得いく(?)神様を求めてあちこち行くことを本書ではそう呼んでいるということのようでした。なるほど。
全8話の短編は全て世界のあちこちへ神様を求めて行くお話。その動機や場所や神様はそれぞれだけど、やむにやまれず求めに行くのは同じ。
信心深くなくとも神様なんて信じてなくても、生きてたら何かにすがりたくなることはままあります。そういう時神様は確かに都合がよい。
寄りかかることもお願いすることも非難することもできる存在ってそうそうない気もするし。
本書 -
Posted by ブクログ
ネタバレ途中で何度か出てくるナナコの言葉が好きだ。
“そんなとこにあたしの大切なものはないし”
“本当に大切なものは一個か二個で、あとはどうでもよくって、こわくもないし、つらくもないの”
なぜか高校時代のシーンが印象深いのは、
ナナコとアオちん二人の世界がキラキラ輝いているからだろう。
やってることは、たこ焼きを食べたり、子機でコソコソ話したり、川沿いの草むらでげらげら笑ったり。そんななんでもないようなこと。
だけど、二人でいるから世界に意味を見出せるような、なんだってできるような、そんな感じ。
二人は死にたいから飛び降りたんじゃないだろうな。死ぬなんて本当に頭にもなかったんだと思う。
“ずっと移 -
Posted by ブクログ
表紙とタイトルと中身とが想像と違った
さすが角田光代氏、久々に読んで大いに涙し、明日への活力に!
そう来たか〜と短い一冊をじっくり読んでも数時間、あっという間の読書感に没入できた一冊
内容は知らずにぜひ読んでほしい!
あたら、息子の章とその母、豆田くすかの章とで構成
あらたはキッチンカウンターにある一枚の写真の人を父だと思い、思わされ?てしばらく育つ
事実がわかってもある種、父親だな、と笑
知るに至るまでのあらたの行動力、友だちとの関係、時生の家族の愛情と行動力と、信じたくない最後とが、よくぞこの短さで一つの話になったものだ
RCセクション、忌野清志郎、その世代ではなくあまり詳しくないの -
Posted by ブクログ
さすがの角田光代!
途中、電車で読みながら涙ボロボロ、洟ズルズル
読み終わってまた涙。
父のいない母子家庭、何かと劣等感に悩む息子・新
他人には自分が見えていないのではないと思い込んで生きてきた母・くすか
二人の視点から見た物語は、やがて十数年前の事件を明らかにする。
実在するロッカーへのオマージュだね。
私の世代なら誰でも知っている。
角田さんは私より少し年下だけれど、ロック好き、
わたしは、さほどでもないので、よっぽど詳しい。
今一緒にいてくれる人、共に過す時間を心から大事にしたい。
若い新へのエールはアラカンの角田さんご自身へのエールだね。
そして、音楽の力!
我が母80代、初期 -
Posted by ブクログ
ネタバレ20年近く前の作品、読んでよかった、最後の朝比奈あすかの解説も。ネットで何でも調べられる今でもこの構造は変わってないんだろう。角田さんは何人の人生を生きているのだろうと思う。あの頃の自分やママ友的な人が浮かぶ。かおりは自分の小舟に乗っているのは家族だけ、と気づき護も同じ船に乗り同じ方向を向いたからいい結果になるけど、気づいた真実に目を背けたくなる人もいるだろう。護の名前は後半まで出て無かった、そんな存在の夫が一番の理解者だったってことかな。名字と名前、子の名前が混在するので相関図を作って読んだ。読み進めるのはきついけど素晴らしい作品だった。