角田光代のレビュー一覧

  • 源氏物語 4

    Posted by ブクログ

    玉鬘をめぐり恋の駆け引きが繰り広げられる。40代に差し掛かった源氏は若い頃のように勢いに任せてものにするようなことはできず隙をつかれて髭黒に持っていかれ大変悔しがる。これを書いたのが女性と思うと、改めて紫式部ってすごい。

    0
    2024年09月26日
  • 私はあなたの記憶のなかに

    Posted by ブクログ

    短編の名手とは知らずにいた、八日目の蝉や拳やだいぶ読んだけど、短編集を読んでいて何か試されてる気持ちになりました。現実、過去から今現在形が変わるけど変わらないものもあると。イジメありましたがどうですかとか、施設のような女子校とかの問題があるけど目を逸らさないで受け止めてみ、その後にどんな生活が待ってると思うと。私はあなたの記憶の中になんか、旦那の行動だけでも面白いのに、2人でいる意味を知るとか、実は妻はいないのかとか旅先で出会うふれあいがなんだかホッとする、小学生の女の子と相席なんかいいじゃないかな

    0
    2024年09月25日
  • 銀の夜

    Posted by ブクログ

    角田光代さんの長編はやっぱりいいです。こんなに人生考えさせられると、本人も言っていたけど特殊な物語、うんアイドルやってた思い出に縋ってあの頃の自分に帰りたい話と思いきや全然違う、むしろアイドル時代が輝かしいと思っていたのは1人だけだし。ちづこの現実を受け入れない毎日も、旦那の浮気を詰めないで自分の気持ちと立ち位置と表現する距離感が上手です。自分から離婚届を渡してちづこがそう言うならの言葉しか言えない旦那、20代に恐れていた不安定な生活をしているちづこが、次の3人のランチが無期限とメールするとか尊敬してしまうのです。これまで噛み合わないのが病院から抜け出す計画で3人の意思疎通出来た所も好きだし。

    0
    2024年09月25日
  • あなたを待ついくつもの部屋

    Posted by ブクログ

    帝国ホテル、入ったことも泊まったこともないけど、42人のドラマがつまった珠玉のお話でした。
    いつか泊まってみたいと思いました。
    今回の物語に登場したみなさんと同じように、緊張するだろうけど(笑)

    0
    2024年09月22日
  • くまちゃん

    Posted by ブクログ

    恋はそのときに必要だからするもので、辛いけど失恋もそのときに必要だったからするものなんだと思った。
    恋は誰かが誰かより優位とかそういうことじゃなくて、そのときの仕事とかいろんなタイミングとか、とにかくその時、その人と接することで得られる何かが必要だからするのかなとおもった。
    20代で読んでおくべき1冊だと思う。

    0
    2024年09月22日
  • それもまたちいさな光

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「なんていうか、そういうどうでもいいようなことで人生成り立っているよな、っていうか、いや、そういう事があるから人生面白いんだよなっていうか。」

    普段、ラジオを聞くことはめったにないけれど、そのとりとめのない内容に、ふと記憶が刺激されて昔のことを思い出したり、案外幸せに生きてることに気付かさせられたり、というのは確かにある。

    「見つめあう夫婦っていないのかな」「見つめあってたら生活できないんじゃないの」
    「うまく行かなくなった時に振り返るのがおかしいんだよ。ときめいた頃を思い出すんじゃなくて、この先どうやったらうまくいくかって、二人で考えるんだよ。」

    誰かと人生を歩むということは、決してキ

    0
    2024年09月17日
  • 源氏物語 4

    Posted by ブクログ

    4巻はほとんどが玉鬘にまつわる話で、最後2帖(梅枝、藤裏葉)では明石の姫君の入内と、息子・夕霧がフォーカスされ、前巻の「少女」の続きといえる展開に。

    玉鬘は、自身の好きなようには生きられない、拠り所を持たないと生きていけないことを自覚するなかで、その拠り所である源氏も色目を使ってきて…と、とかく不憫。源氏が若かったときの巻では彼の振りまく魅力が女性たちの個性を光らせていたが、ここでは、彼女の拒絶をわかっていない周囲の男たちの情けなさが玉鬘を通じて浮かび上がる。

    0
    2024年09月16日
  • あなたを待ついくつもの部屋

    Posted by ブクログ

    帝国ホテルを舞台にした短編集。
    「しあわせは……」が一番好き!
    「子どもが成長して大人になるのではなくて、自身の内の子どもを守ることが、大人になるということなのかもしれない。」
    「求めるしあわせは、年齢によって変わり続ける。けれどけっして変わらないものもある。変わらないしあわせほど、なんでもなくささやかなものだ。しあわせは、子どものままで会える友だち。」
    帝国ホテルって東京だけじゃなく、大阪と上高地にもあったのね。赤い屋根がステキな上高地の帝国ホテルのマントルピース見たい!

    0
    2024年09月15日
  • いま読む『源氏物語』

    Posted by ブクログ

    面白くて、読みかけの他の本をすっ飛ばして先に読んだ。

    この本で印象に残ったこといくつか。

    藤壺は本気で光源氏を拒否してるということ。
    なんとなく、「嫌よいやよも好きのうち」という、気持ち悪い男目線で藤壺を見ていた自分が恥ずかしい。きちんと読めば、本当に光源氏を避けてるのに。そういう見方を自分に許していたことに反省。

    宇治十帖の浮舟について。
    あまり魅力を感じなかった浮舟の印象が変わった!「蜻蛉」において、浮舟が苦しんで姿を消しても、男たちは決して結局何も変わらなかったことを書いていると、山本さんは言う。その一つも変わらなかった男たちの男の愚かさを「蜻蛉」で書いておいて、その後の「手習」で

    0
    2024年09月06日
  • 源氏物語 3

    Posted by ブクログ

    失脚していた須磨・明石から帰京し、以前にも増して、政治的にも恋愛においても絶頂を迎える源氏。しかし、30代後半に差し掛かり、特に恋愛においてその勢いに翳りが見え始める。源氏が乗り乗っているせいか、エンタメ性が濃く面白かった。

    0
    2024年09月05日
  • Presents

    Posted by ブクログ

    個人的な話になるけれど、本作を買った日は思い出深い1日だった。
    というのもその日は出産を終えた妻と子供の退院の日で、病院に早く着きすぎてしまったため時間潰しに本屋に行ったのだけど、その際、たまたま本作が目に留まった。
    双葉文庫40周年記念のクレヨンしんちゃんの装丁がかわいかったのと、帯にあった「わたしもあなたも、産まれて初めてもらうプレゼントは名前」というフレーズがとても気になって購入。子供がうまれたばかりということもあり、「名前」という作品には特に感銘を受けた。

    本作は「プレゼント」をテーマにした短編集。一作あたりが10分くらいで読めるので、移動時間の合間なんかに少しずつ読んでみるのもよさ

    0
    2024年09月01日
  • いま読む『源氏物語』

    Posted by ブクログ

    目から鱗、というけれど、まさにそういう読書体験だった。
    源氏物語は丸谷才一、瀬戸内寂聴、田辺聖子など色々な方が口語訳しているが、角田光代は初めて敬語を用いず、現代の小説の語り口で翻訳をした。
    平安文学研究者の山本淳子さんは、物語がドラマとして現代に受け入れられやすくなったのは画期的なことだという。
    これまでの口語訳では、男性の視点からであったり、恋愛や性愛を基準に解釈されたり、作家によって個性が現れるようだ。

    さらに「源氏物語」を現代の女性の立場から読むと、視点や論点が違う解釈も生まれているし、道長からの依頼説など、今のところ否定されていない説も生まれている。
    (でもそれが定着するとしたら、

    0
    2024年08月31日
  • 源氏物語 7

    Posted by ブクログ

    薫が何度も京から宇治まで移動してるのでどのくらいの距離か気になってNAVITIMEで検索したら約15km。歩いたら3時間くらい。馬なら1時間ちょっとなのね。

    角田光代さん訳、本当に読みやすい。初めて宇治十帖まで読めました。紫の上が亡くなるあたりから、どんどんおもしろくなってきた。

    0
    2024年08月23日
  • キッドナップ・ツアー

    Posted by ブクログ

    ユウカイが片仮名でかかれているだけで、なんとなく悪いことのように感じなかった。

    スーパーで買い物かごに好きな物をたくさん入れていくことの楽しさ、夜の人気のない海でぷかぷかと手を繋いで浮かぶこと、大人になった今でも自分がワクワクするようなことがたくさん描かれていた。計画性は全くないけど、大人になったら出来なくなってしまうことを夏休みにさせてくれるユウカイ犯は素敵だなぁと。


    0
    2024年08月22日
  • いつも旅のなか

    Posted by ブクログ

    行ったことない国ばかりで、「そうそう!」と共感できることはなかったけど、どの話もとても面白かった。自分もそこに旅行をしてるような気分になり、とても楽しめた。著者の角田さんの観点から見て感じる外国がすごく興味深かった。角田さんの本を他にも読んでみたい。

    0
    2024年08月10日
  • いま読む『源氏物語』

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最高に面白い対談でした。
    源氏物語を数年かけて読み続けてきた答えを貰ったような気がします。

    定子が藤壺更衣のモデルであるのか?
    藤壺女御は光源氏を愛していたのか?

    読みながら納得がいかなったことにお二人の言葉が染み入ります。
    面白かった。特に大河ドラマのページが少ないことに笑ってしまった(*´艸`*)

    0
    2024年08月09日
  • 予定日はジミー・ペイジ

    Posted by ブクログ

    妊娠したとわかったときから十月十日まで
    赤ちゃんを愛せるのだろうか、夫は夫で良かったのか、父親似だったらどうしよう、
    様々葛藤に向き合う中で、日々の何気ない夫との会話にクスッと笑ったり、喧嘩したり、そんな風に時間を過ごす中で変化していくものがあり、、。

    どこにでもあるような日常だけど、きっとそれはかけがえのないもので
    そんな日々が人間の数だけあると思ったら
    少しだけ心に余裕ができる気がしました。

    まだ結婚もしてないし、子どもが欲しいしもわからないけど、またいつか読み直したい一冊。

    0
    2024年07月24日
  • くまちゃん

    Posted by ブクログ

    恋愛ってやっぱり面白いなあって思った
    組み合わせによっても色が変わる感じ
    以前の私はこうだったのに、この人と付き合ってる私はこう。みたいな

    0
    2024年07月18日
  • 源氏物語 6

    Posted by ブクログ

    夕霧いいい あんなに雲居雁と仲良しだったのにいいい
    そしてついに雲隠まで到達。
    薫と大君はどうなるか。楽しみ。

    0
    2024年07月09日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

    Posted by ブクログ

    ジュエリー、宿、山田うどんなどのコラボ短編小説という形式を読むのが初めてで興味深かった。短編「あなたはあなたの道を」で語られる「ゆっくり焦らずでいいよ、自分のペースでいいよ」というのが今の自分の気持ちにぴったりで、病院の待合で泣きそうになった。

    0
    2024年07月08日