角田光代のレビュー一覧

  • 明日も一日きみを見てる

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    愛猫トトとの暮らしを面白く愛情いっぱいに綴られたエッセイ。
    トトちゃんのじっとりと目を細めて映るたくさんの写真も可愛くて癒されます。

    1匹の猫に出会うと、人は全世界の猫の幸福を願うようになる。
    本当にその通り。

    幸せのお裾分けをしてもらえたような気持ちになる本でした。

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    2024年06月14日
  • 三月の招待状

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    年下と同棲しながらコラムニストをしている充留、離婚式を盛大に開く裕美子、早くに結婚し専業主婦をしている麻美。
    大学時代の仲間たちが30代の心の葛藤やもやもやを抱えながらわちゃわちゃするんだけど、なんだか自分の友達を見ているみたいなリアルさがさすが角田光代さんだと思った。
    読み終わったあとの気怠い切なさが良い。

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    2024年06月13日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    盲信?いや、違う。不三子は自分で納得して、沙苗の提唱する食事法や生き方、ワクチン等々への考え方に賛同し、実践していたはず。良かれと信じて。この生き方こそが、方舟に残る途。周囲の愚かで蒙昧な人々には分からないだろうけど、私たちは違う。いずれ、判明する。あえて困難で煩雑な生き方を選んだ私たちだけが、祝福され、健康で幸せで文化的で、真の意味で豊かな生活を送ることができるのだ……。

    できるはずだったのに、ね。不三子、尋常じゃなく頑張ってきたのに

    不三子ともう一人、男の主人公がいたのですが、もう不三子しか覚えていません。
    コロナ禍の頃、程度の差こそあれ、こういう人が数多く出現したものです。
    正しいの

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    2025年10月31日
  • 源氏物語 1

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    紫式部が主人公の大河ドラマを毎週楽しく見つつ、並行して新訳版源氏物語も読み進めている。現代語訳は直木賞作家角田光代で、はんなりとした語り口がとても
    読みやすい。
     主人公光君の、病的なまでの女癖の悪さと変に義理堅く生真面目なところのアンバランスさ、加齢と共にうっとおしいおじさんになり女人から振られたりする人間
    臭さが面白い。登場人物それぞれにどこかリアリティがあり、当時の宮中生活の描写も美しく、千年以上読み継がれて来た作品ならではの強度が感じられる。古典が苦手だった人も是非。

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    2024年06月06日
  • 源氏物語 2

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    ネタバレ

    今回は第6帖「花宴」のみ。桜の花の宴が開催され光君は美しい舞を披露する。酒に酔った光君は藤壺に会えないかウロウロするが扉はぴったり閉まる。しかし弘徽殿の扉は開いている。光君が動く!朧月夜(あとで判る)も光君だと思い、夜を共にする。互いに名前を明かさずに扇を取り換えた2人。どうやら弘徽殿女御の妹らしい。今回は光君の行動力が素晴らしい。果敢にチャレンジする(でもストーカー?)。弘徽殿女御の妹ということは、、、(帝の寵愛を受ける)藤壺を憎む弘徽殿女御VS.光君という構図になりかねないのでかなりえぐい状況かな?⑤

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    2024年06月09日
  • だれかのいとしいひと

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    10年近く前に買った気がするけど、何度も読み返したくなってしまう。
    恋愛小説。というのもなんか違う気がする。
    だいすき。

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    2024年05月30日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    現実みがあって丁寧な本だと思います。
    日常の出来事1つ1つ丁寧に心情が伝わります。その感情がにハッとさせられ楽しかったです。

    大学生から、同棲前、同棲後とバブルを経ながら長い期間の生活がかかれています。
    祖母に対する親近感は変わらず、いつもその影が見えます。

    読みかけですが、祖母がどのような時代で何を思ったのか、そして和歌がどのように生きるのか、不安まじりで楽しみながら読みたいです。



    少し読んだので追記です。

    傷つく出来事があっても辛いと思わないようにしているのが痛々しいく思いました。
    男性から傷つくこと、妊娠のこと、賞のこと。
    大切に思った何かがうまくいかなくなってしまう。周り

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    2024年05月29日
  • 庭の桜、隣の犬

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    最高。
    ずっと漂うシュールな空気感と妙に人間臭い登場人物が、滑稽な雰囲気を醸し出していて良かった。
    みんななんだか変な人だけど、宗ニ母と和田レミがおもしろすぎた。
    夫婦の形はそれぞれだけど、このくらい自由であってもいいかもと思った。

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    2024年05月25日
  • 源氏物語 5

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    あらすじは知っているので、角田さんの描き方を楽しみながら読み進めた。

    あとがきにある、紫式部が光源氏の恋愛以外に書きたかった「別のこと」が何なのか、次巻から読み解くのが楽しみだ。

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    2024年05月14日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    角田さんの作品初めて読んだけど、角田さんの考えや表現とても好きでした。
    他のエッセイや物語も読んでみたいです!

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    2024年05月11日
  • ドラママチ

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    絶妙に噛み合わない会話とか、感情の動きとか、嫉妬の仕方とか、自分の日常と重ね合わせてなんか悶えてしまった

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    2024年05月06日
  • キッドナップ・ツアー

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    中学生の時に初めて読んだ。
    正直内容はあまり覚えてなくて、懐かしさで
    もう一度読みたくなったんだけど、面白かった。
    このくらいの歳の時って、自分がそうだったから
    父親ってどこか家族なのにちょっと遠い存在で、
    あまり会話もしないし何ならあまり話したくないし
    家での表面的な姿しか知らなくて、一緒にいても
    どこか緊張したなあって思い出していた。
    色んな非日常の中で変化していく様や
    心地いい自然がすぐに頭に浮かぶ描写は
    読んでいてやっぱり心地いいものだなあと思った。

    最後の誰かや何かのせいにしないって台詞は
    わたしはちゃんと大人になるまで覚えておかないと
    いけないものだったなって少し反省した。

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    2024年05月05日
  • Presents

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    40周年限定カバーになっていて目に留まり、購入しました。
    1番好きだったのは『名前』。私も小学2.3年生の時に名前の由来を発表する授業があり、全く同じことを親に言われました。「春に生まれたから」と。弟2人の名前は少し珍しい漢字が使われていて、意味もしっかりあって…。羨ましさもあり、なかなか自分の名前を好きになれませんでした。
    でもこの本と出会い、なんだか少し救われました。
    出会えてよかった。

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    2024年05月04日
  • 源氏物語 1

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     大河ドラマ『光る君へ』にすっかりハマって購入。「桐壺」・「帚木」・「空蟬」・「夕顔」・「若紫」・「末摘花」を収録。
     読む前に抱いていた「光源氏=プレイボーイ」という単純過ぎる印象は、早々に拭われた。現代と比較して社会的にも政治的にも制約がある世における恋愛と結婚の、慕い慕われる男女の歓喜・悲哀・焦燥・羞恥・後悔といった感情の機微を巧みに描き出している。たしかに光源氏の立ち居振る舞いには見苦しい箇所があり、女君たちの言動にも歯痒いものもあるが、単なる徒らな恋愛譚を超えた本作の文学性とエンターテイメント性の虜となった。続きが早く読みたい!
     『光る君へ』視聴者の中には「この場面は『源氏物語』の

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    2024年04月27日
  • なくしたものたちの国

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    ネタバレ

    泣いた。なくしてしまったもの、もう会えない人。それらはきっとどこかに存在し続ける。わたしとは交わらないどこかの国で。
    喪失のかなしみをのりこえたいときに、オススメしたい小説。

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    2024年04月24日
  • 源氏物語 2

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    葵の上の死、須磨への退居など物語が大きく動く。田辺聖子の『光源氏ものがたり』を併読すると簡単におさらいできてとても助かる。こうなると田辺聖子の『新源氏物語』も読みたくなってくる。

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    2024年04月23日
  • いつも旅のなか

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    とても楽しく読めました。
    各国のお話は短いですが、どの国も個性があり出会いがあり、旅の良さが伝わってきました。

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    2024年04月14日
  • 源氏物語 5

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    「若菜 上」から「鈴虫」まで。源氏は39歳から50歳。ああ、柏木・・・。この巻では、源氏をはじめ様々な苦悩が描かれる。訳者の角田さんも仰っていますが、本当に運命はほんの少しのボタンの掛け違えで動いてしまう。次巻(6月発行予定)が待ち遠しい。

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    2024年04月24日
  • 坂の途中の家

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    妊娠出産産後のわけのわからない不安定な心情。
    多かれ少なかれきっと感じたことのある恐怖。
    よっぽど恵まれた環境にいた人以外は、
    理解できると思う。
    自分の時はどうだったかを思い出しながら、苦しくなりながらも先を読まずにはいられなかった。
    子供がある程度大きくなるまでは、その気持ちはずっと続くものだと思い込み絶望したことを思い出した。

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    2024年04月04日
  • くまちゃん

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    恋人を振った側の人が次の話では振られる側になる、という構成になっていて、最後まで読むと、別れを受け入れて前を向こうという気持ちが湧いてくる短編集です。
    角田光代は数々有名な作品がありますが、個人的にはこの「くまちゃん」が一番好きです。

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    2024年03月20日