角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ盲信?いや、違う。不三子は自分で納得して、沙苗の提唱する食事法や生き方、ワクチン等々への考え方に賛同し、実践していたはず。良かれと信じて。この生き方こそが、方舟に残る途。周囲の愚かで蒙昧な人々には分からないだろうけど、私たちは違う。いずれ、判明する。あえて困難で煩雑な生き方を選んだ私たちだけが、祝福され、健康で幸せで文化的で、真の意味で豊かな生活を送ることができるのだ……。
できるはずだったのに、ね。不三子、尋常じゃなく頑張ってきたのに
不三子ともう一人、男の主人公がいたのですが、もう不三子しか覚えていません。
コロナ禍の頃、程度の差こそあれ、こういう人が数多く出現したものです。
正しいの -
Posted by ブクログ
ネタバレ現実みがあって丁寧な本だと思います。
日常の出来事1つ1つ丁寧に心情が伝わります。その感情がにハッとさせられ楽しかったです。
大学生から、同棲前、同棲後とバブルを経ながら長い期間の生活がかかれています。
祖母に対する親近感は変わらず、いつもその影が見えます。
読みかけですが、祖母がどのような時代で何を思ったのか、そして和歌がどのように生きるのか、不安まじりで楽しみながら読みたいです。
ー
少し読んだので追記です。
傷つく出来事があっても辛いと思わないようにしているのが痛々しいく思いました。
男性から傷つくこと、妊娠のこと、賞のこと。
大切に思った何かがうまくいかなくなってしまう。周り -
Posted by ブクログ
中学生の時に初めて読んだ。
正直内容はあまり覚えてなくて、懐かしさで
もう一度読みたくなったんだけど、面白かった。
このくらいの歳の時って、自分がそうだったから
父親ってどこか家族なのにちょっと遠い存在で、
あまり会話もしないし何ならあまり話したくないし
家での表面的な姿しか知らなくて、一緒にいても
どこか緊張したなあって思い出していた。
色んな非日常の中で変化していく様や
心地いい自然がすぐに頭に浮かぶ描写は
読んでいてやっぱり心地いいものだなあと思った。
最後の誰かや何かのせいにしないって台詞は
わたしはちゃんと大人になるまで覚えておかないと
いけないものだったなって少し反省した。 -
Posted by ブクログ
大河ドラマ『光る君へ』にすっかりハマって購入。「桐壺」・「帚木」・「空蟬」・「夕顔」・「若紫」・「末摘花」を収録。
読む前に抱いていた「光源氏=プレイボーイ」という単純過ぎる印象は、早々に拭われた。現代と比較して社会的にも政治的にも制約がある世における恋愛と結婚の、慕い慕われる男女の歓喜・悲哀・焦燥・羞恥・後悔といった感情の機微を巧みに描き出している。たしかに光源氏の立ち居振る舞いには見苦しい箇所があり、女君たちの言動にも歯痒いものもあるが、単なる徒らな恋愛譚を超えた本作の文学性とエンターテイメント性の虜となった。続きが早く読みたい!
『光る君へ』視聴者の中には「この場面は『源氏物語』の