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Posted by ブクログ
「見つめあう夫婦っていないのかな」
「見つめあってたら生活できないんじゃない」
何気なく交わされる会話に射抜かれつつ読み進む。
互いに挫折した恋を経て気付けばずっとそばにいた幼馴染にも、女が立ち位置を超えてしまったがゆえに離れて行ってしまう男にも、泥沼化しないまま旅立つ不倫相手にも、ゆるい必然を感じる。
各パートの隙間にラジオからの『どうでもいい』おしゃべり。
パーソナリティーが、実は故意にそのように発信しているその"どうでも良さ"が、悩んだり迷ったり一途だったりする日々に、染み込んだり染み込まなかったりしながら心地よく流れる。
時間をおいて再読したい作品
Posted by ブクログ
心にじんわりと温かいものが広がるような読後感を味わいました。
物語の中心にはラジオがあります。私自身も中学生の頃から姉と一緒にラジオを聴いてきたので、ラジオが日常に寄り添う存在であることに深く共感しました。リスナーの話に笑ったり、共感したり、応援したり、一緒に悲しんだりする。ラジオには、そうした共感の力があり、誰かとつながっている温かさを感じさせてくれます。
この作品では「何気ない日常」が丁寧に描かれているからこそ、登場人物たちの暮らしが自然と想像でき、とても読みやすかったです。読んでいるうちに、自分の生活の一部もこうして誰かに語られると、何か特別なものになるのかもしれないと思わされました。
恋愛についての描写も印象的でした。
100人が反対しても止められない恋がある。そんな恋をしてしまうこともあるし、苦しいこともある。
けれどいつか振り返ったときに、全てがきらめいていたらいい。私はそんな風に思います。
『それもまた小さな光』というタイトルの通り、日常の中にある小さな輝きを見つけられる一冊でした。しずかだけれど確かに心に残る、素敵な読書体験でした。
Posted by ブクログ
日常ってひたすらに生活で、1人で暮らしてると自由で楽ちんだけど、結婚して他人と暮らすってなったら、どんな世界なんだろう。うんざりするんだろうか。
見つめ合うことはなくなるんだろうか。
きっとそうなんだろうな。
じゃあときめきがない人と夫婦になるので良いのだろうか。気楽で全部知ってて安心できるから、それが暮らしということなんだろか。
それは嫌だなぁ、ときめきは欲しい。と思った笑
でも既婚の友達に言わせると、なくなるらしい。
結婚を夢見てるのにーー。
ただ2人がのめり込んだ過去の恋愛は、打ち上げ花火みたいな期間限定だから盛り上がる恋で、しかも自分のものにならないから余計執着しちゃう的な吸引力のある恋だったから、この2人はお似合いだし、最初からそうなる2人だったのかなと思う。
わたしは自分の幼馴染とは結婚できないなーって思ったけどw
とても優しい世界のお話だった。
ラジオっていいよね。
Posted by ブクログ
途中までそこまで好みじゃないかもなあ、と思っていたけど、読み終わってみるといろんな情景が思い浮かんだり、そこから派生してぐるぐる考え事ができたりして、あれ、思いの外好きかも?となった
小さい頃に観た三谷幸喜の「ラヂオの時間」という映画の中に、登場人物の誰かの台詞で「映像だったら作り込まないといけないけど、ラジオだったらナレーションで「ここは宇宙!」と言った瞬間そこが宇宙になる」みたいな内容のものがあって、それが強く印象に残っていたことをふと思い出した
ささやかでなんてことのない生活にこそ、ちゃんときらきら光るものを見続けられる人間でありたい!
よしもとばななの好きポイントはそこ!
Posted by ブクログ
どんな恋愛がいいんでしょう
そもそも、恋愛に「いい」「悪い」ある?
あるようなないような、たぶんあると思う
結婚の前段階に、恋愛がある必要は必ずしもないが、やっぱり嫌いな人とは結婚しないと思うので、少なくとも相手が好きだと思うことは必須。
↓以下ネタバレです
仁絵は、35歳にしては幼い感じがした。
恋愛のワクワクドキドキとかは、所詮勘違いにすぎない。
雄大を絶対に離してはいけない。
嘘のない、とても素敵な人だと思う。
ストーリーとは関係がないが
雄大の作る料理はおいしいが個性がないのだという。
でも、料理の味に個性を出すことより、個性を消してかつ、美味しいものを作る方がはるかに難しい。という一文が、この本で学んだことでした笑
なるほどなーと思った。
不倫相手の死期が迫っている時、奥さんが夫になりすまし、愛人にメールを送信して、面会の機会を作ってあげたこと、すごく感動した。清らかな女性ってこういう事ができる人なんじゃないかな。
泣きそうになった。いい話。
たとえ伴侶であっても、誰の所有物でもないと理解した。
将来そんな時が訪れたら、私も愛人にメールしようと思った(あるわけない)
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