それもまたちいさな光

それもまたちいさな光

730円 (税込)

3pt

デザイン会社に勤める悠木仁絵は35歳独身。いまの生活に不満はないが、結婚しないまま1人で歳をとっていくのか悩みはじめていた。そんな彼女に思いを寄せる、幼馴染の駒場雄大。雄大と宙ぶらりんな関係のまま恋愛に踏み込めない仁絵には、ある理由があった…。2人の関係はかわるのか? 人生の岐路にたつ大人たちのラブストーリー。「オール讀物」掲載と同時にTBS「開局60周年記念番組」としてラジオドラマ化した、異例のコラボレーション企画原作。

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それもまたちいさな光 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「見つめあう夫婦っていないのかな」
    「見つめあってたら生活できないんじゃない」
    何気なく交わされる会話に射抜かれつつ読み進む。

    互いに挫折した恋を経て気付けばずっとそばにいた幼馴染にも、女が立ち位置を超えてしまったがゆえに離れて行ってしまう男にも、泥沼化しないまま旅立つ不倫相手にも、ゆるい必然を感

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    心にじんわりと温かいものが広がるような読後感を味わいました。

    物語の中心にはラジオがあります。私自身も中学生の頃から姉と一緒にラジオを聴いてきたので、ラジオが日常に寄り添う存在であることに深く共感しました。リスナーの話に笑ったり、共感したり、応援したり、一緒に悲しんだりする。ラジオには、そうした共

    0
    2025年03月23日

    Posted by ブクログ

    小さい頃からラジオを聴いて育った自分にはすごく刺さる一冊だった。ラジオから聴こえる声や曲は電波に乗ってどこまでも飛んでいき、たくさんの人の生活に潜り込める不思議で素敵なものだと、ラジオの持つ力の凄さを改めて感じることができた。どんなに離れていても、ラジオのおかげで、同じ話題で笑い合ったり考えたりする

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    日常ってひたすらに生活で、1人で暮らしてると自由で楽ちんだけど、結婚して他人と暮らすってなったら、どんな世界なんだろう。うんざりするんだろうか。

    見つめ合うことはなくなるんだろうか。
    きっとそうなんだろうな。

    じゃあときめきがない人と夫婦になるので良いのだろうか。気楽で全部知ってて安心できるから

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    何かあたたかい気持ちになるし前向きな気持ちになれた。他の角田さんの作品にあるような衝撃はなかったから、そのせいかも
    同じラジオを、別々の場所で、それぞれ全く別のいろんな人が同時に聴いているって、とてもすごいこと。ラジオとはまた別だけど、ビルの光一つ一つに人生があるのか、とか、好きな歌手のライブに行っ

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    途中までそこまで好みじゃないかもなあ、と思っていたけど、読み終わってみるといろんな情景が思い浮かんだり、そこから派生してぐるぐる考え事ができたりして、あれ、思いの外好きかも?となった

    小さい頃に観た三谷幸喜の「ラヂオの時間」という映画の中に、登場人物の誰かの台詞で「映像だったら作り込まないといけな

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    高校生の頃深夜ラジオにハマっていたことを思い出しました。同じ時間を、全く知らない、多分今後も出会うことのない人達で共有してたんだなぁと思うと、この世界が、少しだけ住みやすくなった気がしました。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    どんな恋愛がいいんでしょう
    そもそも、恋愛に「いい」「悪い」ある?
    あるようなないような、たぶんあると思う

    結婚の前段階に、恋愛がある必要は必ずしもないが、やっぱり嫌いな人とは結婚しないと思うので、少なくとも相手が好きだと思うことは必須。
    ↓以下ネタバレです




    仁絵は、35歳にしては幼い感じ

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて、(ラジオでみんなが繋がってるところ)以外はリアルで、人間味のある恋愛(?)日常小説。
    難しい本を読み疲れた後に読むと超スラスラ読めて快感。

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    読みやすい文体でさらさらと、日常のようにページがすすんでいく。読者の身の回りにいそうな普通な人たちの幸福のカタチを考えさせてくれる。

    モーニングサンシャインというラジオ番組も
    本当にFMの朝にながれてそうで、音楽が聴こえてくるようで、気持ちよかったです。

    0
    2025年01月16日

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