角田光代のレビュー一覧

  • 物語の海を泳いで

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    読書エッセイ。氏の小説が好みのこともあり、当然、その読書遍歴も気になるもの。ジャンル問わずの読書家ぶりもさることながら、エッセイとしても面白く読ませて頂きました。個人的に、最近は年末のランキングシーズンってこともあり、読みたい本がいや増していた反動か、本作からは、それほどピックアップ作品はなかった(というか、あえて控えたというべきか)。そんな中、気になったのは下記の諸作。さて、読める日は来るのか…?

    虫娘。罪の轍。時穴みみか。子供のための教訓詩集。

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    2020年12月22日
  • 対岸の彼女

    ネタバレ 購入済み

    タイトル回収する作品は良作。

    2人の主人公の現在、過去が交互に進んでいくけれど、そこが繋がる美しさ、そしてタイトルを気づけば回収してるといううまさめっちゃ読みやすかった。

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    2020年12月17日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    久しぶりの角田さん やっぱり好きだなぁ〜
    なんでもない日常に引っかかる何か…
    「地上発、宇宙経由」が好きです
    みんなどこかの誰かとつながりたいんですね。
    でも、近くにいる人を思うことも 大事ですよね。

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    2020年12月15日
  • わたしの容れもの

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    角田さんのエッセイ、今回もまたかなり面白い笑
    容れもの、の劣化、老い、不具合を面白おかしく伝えてくれる。

    友人の言葉、「若い人は運動なんかしなくていいんだ、中年になってすればいいんだ」なんて腑に落ちる言葉、と膝を叩いた。

    50近くなるのと転びやすいらしい笑笑気をつけよう!

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    2020年11月23日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    8篇からなる短編集
    中盤の「水曜日の恋人」を読んだ夜は、似た経験をした小さい頃の思い出で寝れなくなり、「空のクロール」では怒りで寝れなくなり、「地上発、宇宙経由」で別れた恋人を想い、最後の「私はあなたの記憶の中に」では喪失感、孤独感に打ちひしがれるのであった。
    短編集って結末がうやむやで終わってしまいがちで、その余韻が良いのかも知れないが、かき乱されたまま取り残された感は否めず、結末を知りたいと思ってしまうのは邪道なのか。

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    2020年11月21日
  • あしたはアルプスを歩こう

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    なぜ角田氏の作品に引かれるのか分かった気がする。
    面白く、考えさせられるステキな作品

    イタリア、アルプスのトレッキングに誘われウキウキ参加するものの雪山や勾配などかなり過酷な経験をする。
    ただ歩く体験談ではなく、ガイドのマリオさんが仏教に納まり、山と禅が似ていると話す説法のようなお話も魅了的。旅の最後に寄ったベネチアが物足りなく感じる、大自然に魅了され、気持ちの安らぐ体験から自信をもらう。

    角田氏が見たもの、感じたもの、出会った人々、それぞれをリアルタイムでタイムで書き上げている。

    人の言葉を使わないこと。
    人から見聞きしたものを安易に信じないこと。
    自分の手で触れ、目で見ること。
    を、

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    2020年11月08日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ここ数年は「食」にまつわる本が好きでその流れで購入。

    角田さんのエッセイは読みやすく面白くて以前から好きだが、これも例に違わず良かった。既に何度も読み返している。
    季節ごとに章が分かれているので、今の季節にあった章を読んで何作ろうか考えるのも楽しい。

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    2020年10月14日
  • 源氏物語 下

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    やっと読み終わり。
    長い長い・・・長かった。やっと読めた。
    というのが何よりもの感想。
    初めて源氏物語を読めたという感慨が次の感想。
    この全集もこれですべて読めたというのがその次の感想。

    源氏物語は、この下巻の宇治十帖が面白いと思いました。
    日本文学独特の物語の進み方にめんをくらうところもありつつ。全体的には読めてよかったと思いました。

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    2020年10月13日
  • 物語の海を泳いで

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    角田さん、チバ好きなの…!って有名な話やったらスミマセン。むしろ『モアビート』の存在を知らなかったワタシはそれを恥じる。

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    2020年10月11日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    ネタバレ

    流石サスガの角田光代。素晴らしい。素晴らしく良い。いやもう、何度でも言いますが言えますが、これは、凄く良いです。「読んでよかった!」って、何の留保も衒いもなく言う事が出来る本というのは、素敵ですよ。そんな本に出会うことができるのは、素敵なことですよ。何度でも言います。コレは、とても素晴らしい本です。

    赤ちゃんができた夫婦の、妻寄りの内容の日記体裁の小説、という感じなのですが、うーむ。ばりリアル。最初は、まあ、王道の誤解だと思うのですが、角田さんの実体験だと思って読んでました。つまり、小説というより、エッセイ寄りの小説、私小説、みたいなもんだと思って読んでましたね。ええ。

    全部創作かい、って

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    2020年10月04日
  • 夜道の家族

    購入済み

    『空中庭園』は、家族というユニットの虚構を糾弾しているにも関わらず、静謐な雰囲気に満ちた作品で、角田さんの小説の中ではベストの作品だと思います。
    その作品の『その後』として書かれた本作品も、空中庭園を読んだことのある人にとっては興味深く読めると思います。

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    2020年09月26日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    手元に置いておきたい1冊。角田さんの夜のエッセイだけど、旅先の話も多くて、旅に出られない今、少しだけ旅したい欲を解消してくれた気もするし、逆にとても羨ましくて行きたくなった気もする。ふとしたときにまた読み返したい。

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    2020年09月21日
  • なんでわざわざ中年体育

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    Number Doの連載コラム。フルマラソン、トレイルラン、ボルダリングなどやってる最中は後悔しながら、なぜかまた参加してしまう体験を語る爆笑エッセイ。

    スポーツの本は運動が大好きで得意な人が書く。本書は異例、題に「なんでわざわざ」とあるとおり、さほど好きでもないがフルマラソンなどに参加、後悔しつつも魅力にとりつかれまた申し込むスバイラルを描いている。
    フルマラソンのほか、登山、ボルダリング、トレイルランニングなど。大きな志を持たないからこそ続いていく。
    筆者が決して強い意志を持っているわけでなくどちらかというとずぼらな所が好感。

    中年体育心得8ヵ条が秀逸。
    1 中年だと自覚する
    2 高い

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    2020年09月12日
  • 源氏物語 下

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    ネタバレ

    前の光源氏が主人公の話とは打って変わって俗っぽい人間ドラマになる。序盤の恋する蔵人少将の見苦しさから絶好調だ。

    薫と匂宮、名前が嗅覚関係で似ているな、と思っていたが、薫が香りを放ち、匂宮がそれを女性から嗅ぎ取るのか!と中盤に気付き、伏線回収された気分だった。宇治の三姉妹を挟んで何度も三角関係になるのが面白い。
    浮舟は名前の通り、二人の間をフラフラするし。
    (名前の由来になった匂宮に抱かれて舟でデートするシーンはロマンチックだった)
    角田さんのあとがきの浮舟の解釈も唸った。

    「袖ふれし人こそ見えね花の香のそれかとにほふ春のあけぼの」

    この歌、薫と匂宮どちらの名前も入っている。
    1000年前

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    2020年09月11日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    夜に関しての、著者の様々な角度で切り取った実感を書くエッセイ。

    「ガラスを砕いたような夜空」など、相変わらず表現が直接的でキレイ。

    場所やその時々の気持ち、付き合いごとに色んな夜があるのだなと思った。

    表現だけでなく、文章の書き方も読みやすく工夫してあって、その点でも勉強になった。

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    2020年08月28日
  • なんでわざわざ中年体育

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    ビールビールビールビール、風呂風呂風呂風呂と唱えなんとか走り切る。得意の「なめ癖」や誰かたすけてくれないかな、と浅はかな期待をもったり、W氏の誘いにすぐ乗り、後で悪態ついたり。笑
    本当に面白い‼︎ 那覇マラソンとトレランにとても興味を持った。
    最後の『中年体育心得8ヶ条』サイコー笑

    中年だと自覚する
    高い志を持たない
    ごうつくばらない
    やめたくなったらやめる前に高価な道具をそろえる
    イベント性をもたせる
    褒美を与える
    他人と競わない
    活動的な(年少の)友人を作る


    いつも重いテーマが多い作者のエッセイがこんなに面白いとは!他も読みたい‼︎

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    2020年08月25日
  • 源氏物語 中

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    光君は少し年をとり、最愛の紫の上もそばに居るので行動が落ち着いてくる。
    それよりも光源氏の子供世代も結婚を考える年頃になり、親として娘や息子の結婚相手を見る目を持つようになる。朱雀院の愛娘の女三の宮の婿を考えている段階で、藤大納言が普通すぎてふさわしくない、と書かれているのが印象的だった。帝や太政大臣などと血縁がなく、権勢がない家柄だと対象外か。現在の天皇家が多少その考えを受け継いでいるのか、と宮様の立場を考えてみたりした。

    養女のような玉鬘とは色っぽい描写を積み重ねて匂わせてくるシーンは、ドキドキした。
    光君が悪戯に薄暗い部屋に蛍を放ち、幻燈のように玉鬘の姿が見えてしまうシーンはロマンチッ

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    2020年08月24日
  • 源氏物語 下

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    【源氏物語 下】
    読み終えたときのため息は達成感なのか開放感なのか疲労感なのか。それなりにいろんな感情があったのかなと。
    上巻を読み終えたのが2018年6月、中巻は2019年3月、それから2020年8月。出版に合わせて読んでると、2年も経ってた。上巻読んでた時にあったこと、中巻読んでたときのこととか思い出せる。時間をかけて大作を読むことってなくて、ちょっと新鮮な感じ。
    内容。
    源氏は消えてる。残されたのは関係者の子供たち。光り輝く神はいない。現れるのは普通の貴族。
    普通の人間だから悩む。悩んで行動するけどベストな行動は取れない。思いは同じなのに、距離は縮められない。
    何だか悲しいんだけど、小さ

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    2020年08月12日
  • 源氏物語 上

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    文章が現代の小説のようで読みやすい。
    状況がよくわかるから、始めは家系図にするとわかる血の濃さに驚いたし、一夫多妻制に慣れるまで光君の浮気性に苛々した。若紫では子供を相手にほぼ誘拐で気味悪いし、葵の上が陣痛で苦しんでいる時には「あなたはひどいよ。私をつらい目にあわせるんだね」と泣き出すし。産後の体調不良で横になっている時には「子どものように甘えているから、こんなにいつまでもよくならないのだよ」と言ったり。現代の感覚なら有り得ない!クソ野郎!!という印象だった。特に帚木で男友達と、最高なのはどんな女か、と女性批評しているのは眉を顰める。
    しかし慣れてくると、マザコン(藤壺)、ツン(葵の上)、人妻

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    2020年07月27日
  • 晴れの日散歩

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    『人気作家・角田光代さんが雑誌オレンジページにて14年に渡り連載を続けているエッセイ「散歩」シリーズ第4弾。多忙ななか、京都出張の折りに震えるほどおいしい卵サンドに出会ったり、魚卵好きで朝から明太子のために行列に並んだり。迷路のような渋谷で途方にくれたり、まったく進まない本棚整理を楽しんでいたり。

    あっという間に過ぎてしまう日々のできごとを鮮やかに描いた1冊。』

    これだけ読みながらニンマリしてしまうエッセイも少ない。筆力、観察力もあるのだが、角田さんのキャラが認知されるところになっていて、やや天然ボケ気味に動くだけでおかしい。

    持ち物の猫グッズに気づいた人が、ひとつ目には「可愛い」2つ目

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    2020年06月26日