物語の海を泳いで

物語の海を泳いで

1,584円 (税込)

7pt

角田光代が読んだ、至福の350冊!

「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ」
心に残る、あの本この本を、なんと350冊! 直木賞作家・角田光代のとびきりの読書案内。
全三章の構成。
第一章「物語に出合う」――少女時代に読んだ『長くつ下のピッピ』『100万回生きた猫』から、太宰治・林芙美子・開高健・向田邦子、そして大島弓子・岡崎京子の漫画作品までを愛をこめて描く、感動的なエッセイ16篇。
第二章「心に残る、あの本この本」――ジョン・アーヴィング、イーユン・リー、ベルンハルト・シュリンク、ミランダ・ジュライから井上荒野、伊坂幸太郎、江國香織、奥田英朗、桐野夏生、佐野洋子、橋本治、吉田修一、綿矢りさ、など、小説からエッセイ、ノンフィクションまで、多彩な作品を語る書評(感想文)。読むだけで思わず本屋さんに走りたくなる、熱い読書案内60本。
第三章「わたしの読書日記」――2007年秋から2018年夏までの幸福な読書の日々を描く29篇。まさに〈本がわたしを呼んでいる!〉。

《どこでも本を読む。ソファでもベッドでも風呂でもトイレでも読む。
外に出るときも鞄に本を入れる。入れ忘れると途方に暮れる。
旅に出るときも日数に合わせて何冊かの本を持参する。
この本の冊数選びを間違うと、これまた旅先で途方に暮れる。》――「あとがき」より

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物語の海を泳いで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読書という至福の世界へ。

    一流の作家であるためには読解力も重要なことを教えてくれる。素晴らしい書評の数々。雑誌、新聞などに掲載された書評を集めたもの、情報量が半端ない。作品を書きながらこれだけの本を読んでこられたことには感嘆する。

    また本書の書評、いずれも目の付け所が素晴らしい。創作者の視点とい

    0
    2021年01月21日

    Posted by ブクログ

    読書エッセイ。氏の小説が好みのこともあり、当然、その読書遍歴も気になるもの。ジャンル問わずの読書家ぶりもさることながら、エッセイとしても面白く読ませて頂きました。個人的に、最近は年末のランキングシーズンってこともあり、読みたい本がいや増していた反動か、本作からは、それほどピックアップ作品はなかった(

    0
    2020年12月22日

    Posted by ブクログ

    角田さん、チバ好きなの…!って有名な話やったらスミマセン。むしろ『モアビート』の存在を知らなかったワタシはそれを恥じる。

    0
    2020年10月11日

    Posted by ブクログ

    角田さんの本が好きで、角田さんの文章が好きな私からしたら、その角田さんが書く読書案内に心が躍らないわけがない。以前にも同じような本を手にとって、必死に読みたい本をメモしたが、また今回もすごいことになった。なんと言っても、読書量と幅広さ。普段出会えないような本を角田さんは教えてくれる。
    そしてこんな風

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    言葉選びというか語彙というか表現が豊かすぎる……あまりに流れるようにいろんな本の紹介があって何の本を紹介してたんだかわからないままその文章を味わって読んでしまうことばかりだった。自分が読んだ本もいくつも紹介されていて嬉しい。あわせて紹介されている本も読んだりするとまた感じることがあるかなあと楽しみに

    0
    2021年03月22日

    Posted by ブクログ

    ものすごい量の書評。
    自分の作品を書きながらこれだけ本を読んで書いたなんてすごい。ひとつひとつの語り口が優しく、心地よくてどの本も読みたくなる。
    読む本に迷ったらパッとひらいてその本を読むのもいいかも。


    0
    2021年01月25日

    Posted by ブクログ

    角田氏の本の感想,批評,偏愛が興味深く,メモを片手に読み終わってみれば,たくさんの書名があり,読むのが楽しみだ.

    0
    2020年09月26日

    Posted by ブクログ

     あとがきにこうある。「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだとはじめて知った。」

     だとすると、書評本は体験記、いや「物語の海」の冒険記なのかもしれない。正直、読んだこともない本の感想などわかり

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    作家角田光代さんの本を紹介した本
    日本の古典、現代小説、エッセイ、写真集、外国の小説
    幅広いジャンルを読んでいるのに驚く
    共通しているのは闇や人間の悲しさの部分を書いたものが多いように感じた
    気になる本はチェックして読んでみたい
    生活の場面ごと、部屋ごとに違うジャンルの本を置いて読む
    旅に出た時に行

    0
    2022年03月22日

    Posted by ブクログ

    読書の醍醐味を凝縮した内容で、今すぐにでも手にとって読みたい本が続出。あらすじや感想が的確に言語化されており、思考を深めることができた。

    0
    2020年11月25日

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