角田光代のレビュー一覧

  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから

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    女だからって理由で、いろいろなことに縛られてる人が世界中にあちこちいることを知った。

    なんとなく知っていた部分もあったが、知らないことが多すぎた。

    エジプトのホームレスの女の子たちは夜になると施設から追い出されるとか衝撃的。

    少女と言える年齢の子が母親であり女でありとか
    いろんなことがこの世界では起きている。

    そして、その子達はこのコロナ禍の中
    もっと酷い境遇にあってるのかな?と思うと何も言えない

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    2021年05月11日
  • かなたの子

    角田さんてホラーまで書けちゃうのか、すごい才能だなと思わずにいられない本でした。おみちゆきが印象深いです。高僧が生きたまま埋葬され木乃伊となり、生き神様となるが、四年後掘り起こしてみると...。頭の中で映像化してしまうほど、臨場感と表現力が強烈でした。

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    2021年04月11日
  • ツリーハウス

    たった三代だけど、家族には歴史があり、培ってきた文化がある。なあなあに全てを受け入れる家族にはそういう風になった背景がある。人間って切なくて辛くて面白い。

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    2021年04月11日
  • 坂の途中の家

    育児に苦労した女性には抉られるような話です。誰にも理解してもらえないと思っていた夫の悪意も描かれてあり、自分の過去の生活を覗かれたのかとさえ感じました。そして、なんとなく感じていたけれど、この小説で初めて義母と夫の他者が立ち入れない関係をきちんと言葉で理解出来てスッキリしました。
    読んでいて楽しいというのとは違うけれど、自分の中にしっかりと残る小説には違いありません。

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    2021年04月11日
  • 薄闇シルエット

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    ネタバレ

    『「結婚してやる。ちゃんとしてやんなきゃな」と恋人に得意げに言われ、ハナは「なんかつまんねえ」と反発する。共同経営する下北沢の古着屋では、ポリシーを曲げて売り上げを増やそうとする親友と対立し、バイト同然の立場に。結婚、金儲けといった「ありきたりの幸せ」は信じにくいが、自分だけの何かも見つからず、もう37歳。ハナは、そんな自分に苛立ち、戸惑うが…。ひたむきに生きる女性の心情を鮮やかに描く傑作長編。』

    同棲していたタケダ君に飲み会の席でみんなに「結婚してやる。ちゃんとしてやんなきゃな」と宣言され、しらけるハナ。結局破局する。小さい時母親がなんでも手作りの人で、ケーキも手作りだったことを思いだす。

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    2021年04月04日
  • ナナイロノコイ

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    久しく恋愛小説から離れていたので肩慣らしのように選んで読んだ一冊。好きだった作家の作品ばかりなので、読後感はいい。恋愛小説を読むと自分の日常すら物語のように言語化されていく感覚を思い出した。でも長いこと離れていたので恋愛小説特有の「におい」に鈍感になっていた。寂しいにおい、切ないにおい…。読みすすめる中で少しは鼻がきく状態に戻っているといいが。
    ミーヨンさんの作品は私には少し理解に時間がかかったので、また読み返すと思う。全体的に「次読んだとき、前とは違う感想を抱くだろうな」と思わせられる作品ばかりだった。
    ただ最近「百合」の作品も読むようになったせいか、作中の女友達との関係が百合的な関係に思わ

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    2021年03月22日
  • 源氏物語 下

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    訳文は分かりやすく、解題・解説も理解を深めるのに役立ち、曖昧だった宇治十帖がよく分かった。次世代編の先駆け。この時代に、現代にも通じる恋愛系のあらゆるシチュエーションで、いろんな性格や立場の登場人物をすべて書き尽くしてしまった紫式部の筆力が素晴らしい。

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    2021年03月21日
  • 薄闇シルエット

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    読み終わった後、なんだかすごく良い映画を観終わってエンドロールをぼーっと眺め立ち上がる事ができないような余韻にしばらく浸ってしまいました。
    (エンドロールの曲は羊文学の「うねり」でお願いします笑

    私の拙い感想を書くよりも、心に刺さる言葉がいくつもあるので抜粋して紹介したいと思います。

    「おんなじ人に育てられたのに、私とあなたとどこで違ったんだろうね。結婚がすばらしい、よきものであって、それは自分にもたらされて当然の幸福だって、どうしてあんたは思うことができて、私はできないんだろうねえ」
    私、44歳独身…弟は結婚して子供2人、素晴らしい親孝行息子!たまにちょっとした罪悪感をかんじあています

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    2021年03月14日
  • 今日も一日きみを見てた

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    可愛い

    猫ちゃんの写真も可愛いです。私も大人になって初めて猫ちゃんを飼って一緒に生活をして想像していたよりも猫は頭が良くて甘えん坊で、寂しがりやさんで、びっくりする事が沢山ありました。読んでいて、分かるわかる!!と思うことが沢山あって楽しかったです。トトちゃんとの生活を覗かせて頂いてほっこりします。

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    2021年02月02日
  • なくしたものたちの国

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    いつのまにかなくなったもの、というのが、人生にはたくさんある。捨てた記憶はないのに、あんなに大切にしていたものが、なぜ自分の側からなくなってしまったのだろう。
    もの以外にも、いつのまにか離れてしまった友人だとか、別れた恋人だとか、無理やりに忘れることに決めた人とか、記憶とか、たくさんある。なくしたものたちが積み重なって、今がある。

    この小説の主人公は雉田成子。成子は8歳まで、人間以外のいろんなものと話ができたけれど、ある日突然それができなくなった。
    そして成子は成長してゆく。痛々しい恋愛をしたり、それが破れたあと平穏な恋愛をしたり、結婚して子どもを産んだりする。ものや、人や、関係を得たり、な

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    2021年01月25日
  • 物語の海を泳いで

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    読書という至福の世界へ。

    一流の作家であるためには読解力も重要なことを教えてくれる。素晴らしい書評の数々。雑誌、新聞などに掲載された書評を集めたもの、情報量が半端ない。作品を書きながらこれだけの本を読んでこられたことには感嘆する。

    また本書の書評、いずれも目の付け所が素晴らしい。創作者の視点ということもあるのだろうが、筆者の読書好き度合いの大きさが伝わってくる。缶詰めになりながらも本を買ってしまい食事の時間だけでも読書するエピソードが楽しい。

    ますます読みたい本が増え、積ん読本も増えること間違いなし。

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    2021年01月21日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    30手前、泉と世代が同じ。自分に重ねて読んだ。
    ダメ男ばっかりだけど、一緒にいる時はその人のことが好きっていうの、分かるなあ。

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    2021年01月02日
  • 物語の海を泳いで

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    読書エッセイ。氏の小説が好みのこともあり、当然、その読書遍歴も気になるもの。ジャンル問わずの読書家ぶりもさることながら、エッセイとしても面白く読ませて頂きました。個人的に、最近は年末のランキングシーズンってこともあり、読みたい本がいや増していた反動か、本作からは、それほどピックアップ作品はなかった(というか、あえて控えたというべきか)。そんな中、気になったのは下記の諸作。さて、読める日は来るのか…?

    虫娘。罪の轍。時穴みみか。子供のための教訓詩集。

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    2020年12月22日
  • 対岸の彼女

    ネタバレ 購入済み

    タイトル回収する作品は良作。

    2人の主人公の現在、過去が交互に進んでいくけれど、そこが繋がる美しさ、そしてタイトルを気づけば回収してるといううまさめっちゃ読みやすかった。

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    2020年12月17日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    久しぶりの角田さん やっぱり好きだなぁ〜
    なんでもない日常に引っかかる何か…
    「地上発、宇宙経由」が好きです
    みんなどこかの誰かとつながりたいんですね。
    でも、近くにいる人を思うことも 大事ですよね。

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    2020年12月15日
  • わたしの容れもの

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    角田さんのエッセイ、今回もまたかなり面白い笑
    容れもの、の劣化、老い、不具合を面白おかしく伝えてくれる。

    友人の言葉、「若い人は運動なんかしなくていいんだ、中年になってすればいいんだ」なんて腑に落ちる言葉、と膝を叩いた。

    50近くなるのと転びやすいらしい笑笑気をつけよう!

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    2020年11月23日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    8篇からなる短編集
    中盤の「水曜日の恋人」を読んだ夜は、似た経験をした小さい頃の思い出で寝れなくなり、「空のクロール」では怒りで寝れなくなり、「地上発、宇宙経由」で別れた恋人を想い、最後の「私はあなたの記憶の中に」では喪失感、孤独感に打ちひしがれるのであった。
    短編集って結末がうやむやで終わってしまいがちで、その余韻が良いのかも知れないが、かき乱されたまま取り残された感は否めず、結末を知りたいと思ってしまうのは邪道なのか。

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    2020年11月21日
  • あしたはアルプスを歩こう

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    なぜ角田氏の作品に引かれるのか分かった気がする。
    面白く、考えさせられるステキな作品

    イタリア、アルプスのトレッキングに誘われウキウキ参加するものの雪山や勾配などかなり過酷な経験をする。
    ただ歩く体験談ではなく、ガイドのマリオさんが仏教に納まり、山と禅が似ていると話す説法のようなお話も魅了的。旅の最後に寄ったベネチアが物足りなく感じる、大自然に魅了され、気持ちの安らぐ体験から自信をもらう。

    角田氏が見たもの、感じたもの、出会った人々、それぞれをリアルタイムでタイムで書き上げている。

    人の言葉を使わないこと。
    人から見聞きしたものを安易に信じないこと。
    自分の手で触れ、目で見ること。
    を、

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    2020年11月08日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ここ数年は「食」にまつわる本が好きでその流れで購入。

    角田さんのエッセイは読みやすく面白くて以前から好きだが、これも例に違わず良かった。既に何度も読み返している。
    季節ごとに章が分かれているので、今の季節にあった章を読んで何作ろうか考えるのも楽しい。

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    2020年10月14日
  • 源氏物語 下

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    やっと読み終わり。
    長い長い・・・長かった。やっと読めた。
    というのが何よりもの感想。
    初めて源氏物語を読めたという感慨が次の感想。
    この全集もこれですべて読めたというのがその次の感想。

    源氏物語は、この下巻の宇治十帖が面白いと思いました。
    日本文学独特の物語の進み方にめんをくらうところもありつつ。全体的には読めてよかったと思いました。

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    2020年10月13日