角田光代のレビュー一覧

  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    モデルがいるのかと思うくらいリアルで、それぞれの気持ちに共感できる。辛いけど、優しい気持ちになる一冊。

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    2026年09月09日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    読む前は、題名に「幽霊」と付いているので不思議な小説なのかなと思ったけれど、実際読んでみると自分が身近に感じていることを浮き彫りにしてくれるような小説だった。

    この小説の主人公たちからは、
    ──この世界に居場所がないんじゃないか……
    という心許なさを感じたけれど、その描写がうますぎて節々に「あー!この感覚になることは確かにある!」と新鮮なカタルシスを感じた。

    主人公の無職の女性が見知らぬ男子大学生の蓼科の部屋に入り浸るようになるけれど、散らかった狭い部屋での2人の独特な距離感が特に印象的だった。

    大人の世界から脱落しているな、でも這い上がる気力もなくて落ち着かないな、という時にそばに置いておきたい本だと思った。

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    2026年09月07日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    久々の角田光代さんの本。面白すぎて1日で読み終わった。
    随所で、忌野清志郎の曲が脳裏にBGMとなって流れる。
    あらたくんの周りにはいい友達がたくさんいるなあと思う。
    そんな友達とバンド始めたら楽しいよね。
    そういえば角田光代さんの旦那さんはミュージシャンの河野丈洋氏だった。

    (表紙より)
    自分がなぜここに生まれてきて、なぜ生きているのかわからない人たちが、あるとき、生きるにあたいする世界と出会う。
    これはそんな物話です。-角田光代

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    2026年09月07日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    音楽は素晴らしい。
    そして、角田先生の紡ぐ物語も優しさに溢れていて素晴らしい。

    読みながら、新の劣等感や焦り・諦めに過去の自分と重ね、くすかの過去に胸を締め付けられる中で手を差し伸べてくれるのは、そこから救い出してくれるのは友達であり、恋人であり、音楽なんだなぁ…

    私は音楽で目の前の世界が鮮やかに色づいた事はないけれど、歌詞が心に沁みた経験はある。
    もう二度とこない今日を誠実に生きよう。

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    2026年09月07日
  • 銀の夜

    匿名

    購入済み

    10代にバンドを組んでいた3人の女性。30代になった現実は、なかなか苦しい日々だった。華やかで輝かしかったからこそ、今の現実をよりつまらなく感じてしまうのだろうか。昔、楽しい事より辛い事のほうが多かったけれど、今の平凡な生活にふと悲しくなる事がある。幸せでもそんな気持ちになる。それが歳を重ねるとゆう事なのか。

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    2026年09月06日
  • タラント

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    学生時代にボランティアサークルに所属していたみのり。
    海外でのボランティア活動にも参加していたのだが、ある出来事で心が折れてしまい、無気力な40代を過ごしていた。
    戦争により片足を失った祖父、不登校の甥、世代の違う3人それぞれの、生きる事への葛藤や使命とは、を描いた人生讃歌の物語。
    ✎︎____________

    長かった〜笑
    でもなんか良かった!
    戦争だったり、海外の貧困の実態、パラリンピック、、とにかく多岐に渡るいろんなテーマが取り込まれてて スケールが壮大。

    主人公のみのりの生き方と 私は まるで重なる所がなかったなぁ〜(--;)
    なので共感できる所があって刺さったというわけではない。
    だけど 人間それぞれみんな壁にぶつかって、葛藤して、停滞する時もあるけれど、それでもまた一歩踏み出そうとするという姿に なんかブワッと込み上げてくるものがあった。
    タラント(使命)っていったいどういう事なのか 作者の伝えたかった事はあまり理解できてないかもだけど、リアルな人間ドラマを見た感覚で とても良かった◎




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    2026年09月04日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」と言えばダ・ヴィンチの有名な絵を思い出します。7人の女性作家による短編集は、どれも読みやすく楽しめました。

    江國香織【コインランドリーの夜】
    自分を取り戻した主人公に共感。自分らしい最後の晩餐に気づけたことに爽快感を味わえました。

    金原ひとみ【ラストサパーフォーエバー】
    初読みの金原さん。勢いのある文章。この最後の晩餐は、最後にクスッと笑えました。

    角田光代【最後の鰻】
    この作品は個人的な思い出と重なって、すごくよかったです。いつまでも忘れることはない時間の物語。読者の私にとっても。

    寺地はるな【小曾根幸子の送別会】
    この作品も、色々な気持ちが詰め込まれた物語。読者の私のお気に入り。

    原田ひ香【最後に、何を食べたの?】
    もやもやした気持ちが、最後には前向きになれた感じがしました。その人らしい最後の晩餐を、どのように表現していくのか気になりました。

    藤野千夜【もうひとりのねえちゃん】
    こんなもうひとりのねえちゃんがいたらと思える作品。最後の晩餐はシンプルでいいのかもしれないです。

    井上荒野【本当の話】
    娘っていいなあ。嘘から出たまことみたいなことがあると嬉しくなりますね。






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    2026年09月04日
  • 坂の途中の家

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    考えすぎと言われるかもしれないけど、いろんなことの積み重ねで"そう"考えてしまうということはよくある。
    実際には"そう"ではないかもしれないけど、真実かもしれないし、結局誰にも分からないしで、"そう"思ってしまった方がどんどん潰れていく。

    読んでいて、主人公・里沙子の考えていることや言いたいことが物凄くよく理解できるのに、誰も理解してくれない、伝わらない感じが、本当にイライラしたし、モヤモヤした。
    他方で、やはり里沙子も考えすぎだよ、と思ってしまう自分もいて、生きるのってこんなに難しかったっけ?と。

    角田光代さんの他の本も読んでみたい。

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    2026年09月04日
  • 対岸の彼女

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    ところどころ共感したり、心に響く言葉があり、
    読み終わるとズシンときました。
    森絵都さんのあとがきも含めて、よい本に出会えました。

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    2026年09月04日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    オレンジページに連載されていた短編集。どれも面白かったけれど、誰にでも、その中の1つ、2つが、自分と重ね合わせて、しんみりしたり、ほんわかしたりした気持ちにさせられるような1冊だった。

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    2026年09月03日
  • 空中庭園

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    語り手が変わるたびに、登場人物の見え方が変わって、京橋家が奇妙なバランスで保たれていることに気付かされる感じがとても面白かった。私が知らない家族の一面や抱えている秘密を想像した。学芸会を観ている側としては面白かったけど、自分の家族が演者の一員だったらと考えると少しゾッとした。

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    2026年09月03日
  • 降り積もる光の粒

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    紀行文のようなエッセイ。旅先について、または旅にまつわる話が語られている。リラックスしながら読み進めていたが、アフリカ「マリ」の生々しい話が辛くて読み進めるのが難しくなってしまった。
    目を背けたくなるような現実を、目をおおいたくなるような文章で書かれているのだから、それもまた文才だとは思うのだけれども。

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    2026年09月01日
  • 対岸の彼女

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    優しくて悲しくて切なくて眩しい本だった。
    ひとりでいることが怖くなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいても怖くないと思える何かを見つけるほうが大切だ、ってセリフ死ぬまで私の心の中に居続けてくれると思う。この言葉と出会えただけで呼んだ価値がある。ずっと心臓がぎゅーっとなってた。

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    2026年09月01日
  • 紙の月

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    心に隙間ができてしまい、そのタイミングで出逢いがあったなら、陥ってしまうかもしれない。主人公のような大罪ではなくても、少なからず罪は犯してしまいそう。

    自分より若い男、罪。

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    2026年08月31日
  • 最後の晩餐

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    同じテーマで7人の作家が競演した短編集。自分に馴染みのある作家や初めましての作家まで、自分の好みを確認しつつ味わう感じもまた楽しい。江國香織、角田光代はやっぱり安心出来るうまさ。井上荒野も面白い。寺地はるなは初めてだったが、魅力的なキャラを作るなぁと。飛行機などで読むのにちょうどいい一冊

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    2026年08月31日
  • 森に眠る魚

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    ママ友として仲良くなった5人の話。子どもの幼稚園受験を通じて相手に話さない話が増え、一人ひとりが異なる家庭環境の元で猜疑心や嫉妬が入り交じり、5人の関係性が少しずつ変化していく過程が読んでいてゾクゾクした。
    角田光代は、専業主婦の家庭の描写が本当にうまい。家事をすべてこなし四六時中子どもの世話をする母親と、帰宅が遅く妻の苦労を全然わかっていない父親と、父がいるときはやたら父に懐く子ども、というのが角田さんの作品で度々出てくるけれど、何度読んでもリアルすぎてくぅ~となる(笑)

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    2026年08月30日
  • 最後の晩餐

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    どれも特別面白い、という訳ではなかったが、味のある話だった。
    個人的には「最後の鰻」と「本当の話」、「最後に、何食べたの?」が好き。
    あと、「本当の話」をラストに持ってきたのがいい。情緒がある。

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    2026年08月29日
  • 最後の晩餐

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    まず装丁がとても素敵。
    最後の晩餐、という少し重くなりがちなテーマだけれど、きっとそれぞれの作者が色とりどりに描いているんだろうなあと想像できる。

    まず、大好きな江國さんの作品は、まさに江國ワールドのそれで、読んでいてとても世界に浸ることができた。
    どうしてこんなにもささやかなことを美しく描けるのだろう。

    他の作者さんで好きだったのは、鰻の話。
    この作品が一番テーマに近い話かと思った。
    読み終わって、自分だったら最後の晩餐には何を選ぶのだろうと思いを馳せてみた。

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    2026年08月29日
  • 対岸の彼女

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    人と出会うことは時に自分を前に進めてくれるプラス要素になり、時に自分を踏み止まらせ後退させるような足枷になるマイナス要素になるということを今一度理解させてくれる内容でした。物語の最後では主人公の二人とも前に進む決意ができた場面で終わりましたが、マイナス要素となった過去も各々昇華して自分を前進させるキッカケにできたことが全てだと思います。私自身も変わらない毎日を変えたいという気持ちから新しい環境へ飛び込みますが人と関わる事を恐れずに過ごしていきたいです。

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    2026年08月27日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    まず、お花模様の表紙が可愛かった
    文章もとても読みやすい
    物語の中盤まで、登場人物がみんな魅力的で展開が楽しみでワクワクした
    ハッピーエンドは嬉しかった
    でもあまりにも綺麗な終わり方で、物足りなさが少し残った
    あんなに優しい時生さんの両親へのくすかの対応や実の親が何故こんなにもくすかに冷たかったのか
    庭田さんとくすかとのつながり
    そんな部分をもう少し聞きたかった
    音楽とともに物語が紡がれていく
    忌野清志郎好きな人には最高な本だと思う

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    2026年08月26日