角田光代のレビュー一覧

  • 庭の桜、隣の犬

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    たまプラーザに住む房子と宗二、そしてその両親、宗二に固執する同職場の「和田レミ」など周辺に目を向けながら、半ば別居と化した2人の関係に訪れた僅かな変化を描いている。リアルで、しかしどこか僅かに透明感の残る「家族」を描く手腕はさすが角田光代である。

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    2026年05月13日
  • エコノミカル・パレス

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    ネタバレ

    角田さんの書く女性の主人公のことは、いつも応援したくなってしまう。
    憧れるとか、共感できるとか、とは全く違う感覚なので不思議なんだけれど、客観的に見ると今作の主人公もダメダメで、でも誰しも彼女の状況に陥る可能性もあるよねと思わせられる描写が絶妙だと思う。

    スナックのお客さんに源氏名で呼ばれる以外は、同棲中の彼氏からも、気になる年下の相手からも、誰からも名前を呼ばれない主人公が切なかった。
    主人公が相手のことを名前で呼ぶタイプなだけに、なんだか報われない気持ちになった。




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    2026年05月13日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    音楽のある生活の素晴らしさを再確認できました
    社会人になり、音楽から少し離れていましたが、また、好きな音楽を聞いて日々を煌びやかに過ごしたいと思いました

    そして、家族、恋人、友人との日を忘れず噛み締めるように大切に重ねていきたいです

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    2026年05月12日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    母と息子の2人暮らしの中で子供が成長し、疑問に思っていた父親の事や友達との関係性。すれ違う気持ちは多いけど、それを乗り越えて親子、友達との絆が深まる様は考え深かったです。タイトルと装丁を眺めているだけで心が温まる一冊。

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    2026年05月11日
  • 方舟を燃やす

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    二つの時代を跨ぎ、それぞれ当時の国の社会情勢を趣きながら2人の主人公からの視点で描かれている。

    祖父が預言者であったと信じ、それに見合った男であり続けようとした飛馬と1人の女性に影響を受け、社会の風習や風潮に疑問を抱く望月。

    異なる環境下の2人が出会う第二部は胸が躍ったが、そこから迫りくる新型コロナウイルスの話は懐かしさと共に風化させてはいけない出来事だったなと改めて感じた。

    2人は出会った先で紆余曲折ありながらも大切にしたいものを選び行動するところには共感を得た。

    この本を読んで2つ思ったことがある。
    1つは1960年代からの時代を感じることができて良い読書体験になったこと。
    2つめ

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    2026年05月10日
  • 空中庭園

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    血が繋がっているからといって家族でも他人は他人だからね。
    パパがどうしようもなさすぎる。「コップ男」って表現は秀逸。

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    2026年05月09日
  • しあわせのねだん

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    角田光代の買ったものに関するエッセイ。お金の使い方は人生において何を大切にしているかの価値観に繋がっているので、角田光代の人生観がとてもよくわかるエッセイだった。

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    2026年05月09日
  • 三面記事小説

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    角田光代さんの作品は初めてでしたが、大好きな青山美智子さんが『激推しする』ということで飛びつくように購入しました。

    殺人犯の妻。
    殺人を依頼した女、依頼を受けた男。
    少年にのめり込んでしまった中年女性。
    介護疲れで母親を殺害する男性。
    そんな一線をこえてしまった人たちのお話でした。

    どのお話も暗くて辛かったです。
    でもそこまでに至るまでの前段にはそれぞれ幸せで満たされた時間がありました。
    ちょっとしたこと、ちょっとした思いが悪いほう悪いほうに転がっただけですし^^;
    そう思うと怖いなぁって感じました。

    さっきも言ったとおりどのお話も暗くて辛かったですけど、物語としては読んでよかったと思え

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    2026年05月09日
  • 対岸の彼女

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    「相手が自分を理解してくれないこと」は過剰に非難するのに「自分が相手を理解していないこと」には鈍感、そう言う身勝手さが自分にもあるよなあ……と

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    2026年05月08日
  • なんでわざわざ中年体育

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    もうずいぶん前になってしまいますが、談話室で「笑えるエッセイを教えてください!」と投稿したところ、おススメしていただいたものです。(おススメいただいたものは少しずつ読んでいこうと思っています。)

    裏表紙に「笑い転げながら読んでいると・・・」とあったので、そんなに笑えるのかと期待したのですが、そんなには笑えませんでした。あはは。でも確かに面白かったです。でもでも、それより、「角田さんすごい〜」という感想のほうが勝ってしまって。

    走るのが好きではないとおっしゃるのに、毎週毎週休みの日には走っており、フルマラソンは全て完走。トレランにまで挑戦し、フルマラソンのタイムを上げるべく、インターバル練習

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    2026年05月06日
  • くまちゃん

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    非常に良かったね
    必要だったものが双方にとって必要なくなった時、関係は終わる

    でもいっときでも関わった人と別れるのは、すごく大変なことなんだと、未来が分断されたように感じると、それは私だけじゃなかったんだと、思えて良かった

    私の気持ちなんて誰も分からないだろうと思ってた、てか思ってるけど、みんなそう思ってるんだろうな〜1億人が失恋したら、1億分の想いがあって、それぞれは誰にも理解できない、その人だけの想いなんだよなあ、逆に理解なんてされちゃ困るか

    私だけの気持ちだ、わかったふりされてたまるか、こんなに苦しんでずっと縛られてんだばーかばかばかばか

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    2026年05月05日
  • 対岸の彼女

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    なんと言い表したら良いかわかんないんだけど。

    人間の(女性の?)「言い表せない部分」が
    言語化されていたと思う。

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    2026年05月05日
  • 方舟を燃やす

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    不三子の考えが全然わからんくて??が多かった。
    沙苗の考えは正しいけど、宗教とは違うから他人には強要しないってスタンスなのかと思いきや口出したりとかするし。
    湖都もなぜ母よりヤバくなったのかも不明。

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    2026年05月04日
  • Presents

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    装丁もタイトルも素敵だなと思って手に取った。
    生まれてから死ぬまでに、私たちはいったいどのくらいのものを人からもらうんだろう。

    人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンが12編あります。

    名前
    ランドセル
    初キス
    鍋セット
    うに煎餅
    合い鍵
    ヴェール
    記憶

    料理
    ぬいぐるみ


    どれも温かく素敵なお話でした。

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    2026年05月02日
  • 方舟を燃やす

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    1967年生まれの柳原飛馬と1950年代生まれの望月不三子の2人を主人公とする小説で、恐怖の大王や口さけ女、マクロビオティック、ワクチンの危険性など、何かを「信じる」ということをテーマとして、昭和から平成を経て、令和のコロナ禍での2人の邂逅に至るそれぞれの人生を描く。
    自分は1980年代生まれで主人公2人より若いが、時代が重なる部分もあり、世相を感じつつ、それぞれの人生を追体験するような深みのある読書体験となった。特に、望月不三子の独自のマクロビオティックをある意味押しつける子育ての経過(子が幼い時は同じものを共有していると思っていたのに、いつしか遠い存在になってしまう)には、幼子を育てる身と

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    2026年05月02日
  • 明日も一日きみを見てる

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    直木賞作家による、猫好きの猫好きによる猫好きのための、ポトグラフ付きエッセイ第2弾❗️

    猫を飼っている人なら、それうちの猫もあるヨっていう話しから愛猫トトの不思議な拘りまで、読んで一笑して最後は少し心温まる素敵な作品でした❗️

    前作にあったようなボーナストラックがなかったのはちょっと残念でしたが、文庫版あとがきがあって、トトちゃんの近況が知れたのが良かったです

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    2026年05月01日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    中盤から面白くて一気に読んだ
    わかるよわかるよーってとこがたくさんあった。小夜子の夫にイライラしたり宿泊キャンセルした葵の豹変ぷりに驚いたり!!
    葵とナナコ…この2人が再会する未来を願ってたよー
    プラチナプラネットが、暗に2人がずっと繋がっていけるように伝えあったあのプラチナから来てることに終盤で気づいて涙出そうでした

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    2026年04月30日
  • 対岸の彼女

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    人間関係は永遠のテーマなんだと思う。
    この本を読んで昔を懐かしく思い出す。
    私は人と仲良くなるのは得意で学生時代に嫌な思いをした事は無いけれど、今から抜け出したいという思いはあって、でも親の保護下にいる間はどこにも抜け出せない。
    仲良しだった子達もクラスが変われば別々の方向に進む感じとか、空気を読んで関わる感じとか、共感しか出てこなかった。
    今は一人の時間を楽しめるし、昔のように誰かといないと不安だと思う事も無いけれど、あの頃にはあの頃の悩みがあってそれを思い出せたこの本は懐かしくもたり楽しかった。

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    2026年04月29日
  • 愛がなんだ

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    ネタバレ

    映画を観た後に原作を読みました。
    映画を観た時は絶妙にこういう恋愛ありそうっていうリアルを感じましたし、嬉しい寂しいみたいな複雑な感情のシーンも沢山あった印象。
    それが文章だとスッキリして見えました。
    好きな人以外はどうでもいい人に分類されるテルコには意外と共感できる。
    愛を与えてくれる人がいても愛を与えてくれない人を愛し続ける人達が、愛を伝えるのに色んな方法があって、愛の形は様々だと思った。
    付き合っている人を身内と捉えるかしたしい他人と捉えるか、そこが印象的な文章でした。

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    2026年04月29日
  • あしたはアルプスを歩こう

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    わたしも、何を隠そうトレッキングを誤解していた。
    ハイキングの一種だと思っていた。
    ありがとうございます。。。変な事言わなくてよかった。

    自分の目で見て、感じないとわからない。
    それは、山も、宗教も、物書きも、どれも同じだ。

    「もしいつか、私が私の言葉だけでドロミテの山々を書くことができたら、そのときはじめて、レンツォさんの言っていた「自由」、盗聴の征服感を覚えるのではないか。」

    角田さん、他の本に書かれていますが
    行動的で、一人旅がお好きなのです。
    でも、いろんなものを食べたい、飲みたい、という望み(欲求)から始まって、とても素敵な仲間と大切な思い出ができました。

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    2026年04月27日