角田光代のレビュー一覧

  • 紙の月

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    さすがに最後の方の梨花には感情移入はできなかったけど、人間なら感じることがあるであろう"満たされなさ"が取り返しのつかない犯罪に繋がる可能性は大いにある話だと思った。物語として読み応えもあったけどお金の怖さを改めて実感できた良い機会にもなった一冊。

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    2026年06月13日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    久しぶりの読書。
    新がどう変化していくのか、気になって読み進めた。後半になってカリスマ的ミュージシャンはあの人かなと。
    音楽を聴きたくなった。

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    2026年06月13日
  • わたしの容れもの

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    中年期のご自身についてこんなにおもしろおかしく文章にされていて、私自身が中年になることもなんだか少し楽しみですらあるなと思った。

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    2026年06月12日
  • 空中庭園

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    ネタバレ

    角田さんの短編集の話がこんな風に繋がっているのはすごく好みで、というのは微かな繋がりでは無くて、それぞれの視点から見た家族のあり方や家族の誰かが語られているから。
    桜木紫乃さんのホテルローヤルの連なりも良かったけど、名作家さんの短編集の連なりは魅力的

    また、テーマとタイトルも言い得て妙で、空中庭園という言葉はよくわからないんだけど、しっくりきていることだけはわかる。読んでよかったー!とかスッキリとかそういう読後感では無く、どこか不穏で、でもリアルで、愛ってなんだろう、家族ってなんだろうって考えさせられる。

    絵里子の育てる庭園、絵里子の母親との確執、タカシを騙して家族を作る、1番ゾッとした

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    2026年06月10日
  • 最後の晩餐

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    寺地はるなさんの「小曽根幸子の送別会」が圧巻。
    小曽根さん以外の登場人物3人の視点から、それぞれの “小曽根像”が描かれていて、中でも秋川の無礼さ、お門違いな考え方、小曽根さんを終始下に見る尊大な態度には読みながら本当に腹が立った。でも、こんな男性が全員ではないといえ一定数存在するのだと思うと実社会への暗澹とした気持ちが立ち込める。
    社会と自分の価値観のズレに気づけないのもまた、自覚のあるなしに苦しいことなのだろうなと思う。

    私は小曽根さんがかっこいいと思ったし、私もきっと同じことをするだろうなって感じたシーンもあった。
    一番印象に残った話だった。

    他の作品も切り口が斬新で、読んでいて学び

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    2026年06月12日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    久しぶりに本を読んだ。すっごくよかった。
    自分の小さな日々や変化も、後から考えたらかけがえのないものになるんだろう、この日々を噛み締めようという気持ちになった。
    色々なタイプの人たちのなんてことない日々やちょっとした変化をかかせたら角田さんにまさる作家は本当にいないと思う。

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    2026年06月10日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    葵の過去の話がどんどん引き込まれていった。小夜子の話が挟まってたけど早くそれを読み飛ばしたいくらい。

    ナナコって明るいキャラなのに闇を持っててそこが読んでる私にも魅力的に感じた。ナナコと葵、19歳になってお互いシルバーリングをプレゼントし合う世界線も見たかった。ナナコからはもう連絡取らなくなったのが辛い終わり方だなと思ってしまう。

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    2026年06月09日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    最初は少年たちのバンド青春物語かと思って読み始めたが、少年や母親の過去が明かされるにつれ、深みのある人間ドラマへと発展していく作品だった。物語は少年視点から、次第に母親視点へと切り替わっていく。


    少年は優秀なバンドメンバーと自分を比べ、「自分には何の才能がない」と心を閉ざす。だが彼が闇を抱えていたように、母親もまた暗い過去を抱えていた。少年の父親となる男性に救われたが、その父親は他人を助けて、不慮の事故で命を落としていた。

    終盤、母親が、父親の真実を語るシーンに胸を打たれた。他人を助けて死んだ父親について、「自己中心に生きて欲しかった、でもそれが父親なんだ」と伝える。何よりも自分自身の人

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    2026年06月07日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    あまり話の内容は入れずに読み始めて、
    音楽が前面に出て来るようなお話なのかなと思ったけど、どちらかというと背骨のような…音楽は支える側のお話で、家族のお話だった。
    音楽をのめり込むように聴いてた学生時代、
    初めて大好きなバンドのライブに行けた日、
    ギターの練習とかスタジオとかライブとか
    なんだか色々思い出して、あああ音楽って好きだったなぁぁぁとなった
    あらたの今のお話をもう少し深掘って欲しかった気もする。
    くすかさんと時生のは、かなり痛ましいなーと思いながら読んでいたけど、学生時代の話はあ、これ音楽好き学生にありがちなね?という気持ちになってちょっとだけ熱が冷めた。
    でも、全体的に明るく、良い

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    2026年06月07日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    読み始めると止まらなくて一気に読みました。
    読みながら胸がいっぱいになって涙が溢れることが何度もありました。
    それと角田光代さんは恐らくどの作品でも「メニュウ」って書くのだと分かりました。

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    2026年06月07日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    200ページ。決して長大作ではないのに 感動でした。
    音楽によって救われる 母と息子。自分が持つねたみ や そねみ が周りの友人達に 音楽に助けられ解放されていく
    トキオ 匠人 陽菜 庭田さん おばあちゃん 先生たち みんな優しくていい人ばかり そんな人達に巡り会えて 良かった。
    くすか 辛かったよね。よく頑張ったねと褒めてあげたくなりました。
    1つ気になったのは くすか の両親の真意。くすか が思ってた通りだったのかな

    ラストは涙です。

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    2026年06月07日
  • 対岸の彼女

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    登場する誰の行動も理解ができてそれを俯瞰して見て自分は違うって思うことも嫌になるくらい理解ができて、だからこそ一歩踏み出す勇気を出した人があまりに明るく輝いてた

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    2026年06月06日
  • 太陽と毒ぐも

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    価値観や人生観、趣味嗜好、育った環境や習慣など、妥協できない相違点。
    若い恋人たちは親密になり喧嘩することで、相手は自分と違う人間であることを知るのかもしれない。

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    2026年06月06日
  • だれかのいとしいひと

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    物語全部がクセになるような、そんな一冊。

    おおよその内容を文字起こしすると、大した事ないような話も、角田さんの手にかかれば、粘りつくように頭から離れなくなる。

    例に挙げると、転校した事ないのに転校生の会に入ったり、別れた同棲相手の家にジミヘンのポスターを取り返しに行くとか、意味が分からないけど、読むと心が震える。

    こんなの大好き。

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    2026年06月05日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    いい!角田光代は絶対性格いい!
    それが随所に感じられるエッセイ。
    そうか、食いしん坊の人は目に入っ食べ物の名前を口に出して読み上げずにはいられないのか。
    私も車の助手席で言ってるらしく”なんで見たもの声に出して言うの?”とよく夫に言われるわ。
    外食と飲みにいくことが多い著者。
    でもだいぶ少食なんだとか。
    ピザはせいぜい2切れって、だからラーメンにサービスでライスがつく場合も断るんだとか、ラーメン1人前ですらあやしいらしい。
    さすがに私もライスはいらないけね。
    だって美味しいものはいっぱい食べたいものね。
    天狗納豆、今度成城石井で買ってみよう。
    トトの写真(モノクローム)がたくさん載っていて全部

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    2026年06月05日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    半分くらい見てたし
    「マイディアミスター」が本当に好きなので
    うれしかった
    残りのものも見たくなる
    見てからまた読もう

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    2026年06月04日
  • 最後の晩餐

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    豪華執筆陣にワクワクして購入し、期待通りの素晴らしいアンソロジーだった。
    どのお話にも違った良さがあってどれが1番好きか決めきれないが、今いちばん思い出すのは金原ひとみの『ラストサパーフォーエバー』。

    彼氏と別れて死にたいくらいつらいクズハの元に女友達3人が最後の晩餐に食べたいものを持ち寄る。死にたいクズハ本人ではなくその友人たちが選んだものなので理性が働いていて面白い。特に未来のことを心配しなくて良いから痛風鍋、という選択肢はあまりにも理性。自分にはその視点と選択肢が存在してなかったのですごく良いなと思った。本能のままに手を伸ばし食べまくる描写に活力が湧いてくる。

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    2026年06月04日
  • さがしもの

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    ネタバレ

    新刊ももちろん大好きなんだけど、古本屋での出会いはよりいっそう特別に感じる。探すではなく、必然的に出逢う感覚。そういう意味で「旅する本」というのは言い得て妙!と思った。

    本は人を呼ぶ、のも間違いないな。読むタイミングってのが不思議とあって、自分の知識や読解力・精神年齢や環境などが合致した時その本を全力で迎え入れることができる。

    「できごとより、考えの方が何倍も怖いんだ。」
    この言葉に出会えたことがこの本を読む意義だったと合点がいく。本好きでよかったな。

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    2026年06月04日
  • 対岸の彼女

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    立場の違う葵と小夜子が、時を別に同じような感情を抱いていたり、理解のすれ違いで離れたり。。心の距離が近づいたり離れたりするのが確かに身に覚えもあり、何ともむず痒く痛快。
    女子あるあるで嫌気が刺すのも、懐かしい感覚。
    人と関わるって面倒くさいけど、やっぱりいいものだと感じさせられた。

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    2026年06月04日
  • タラント

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    あちこち話は飛ぶけれど
    どれも深い話で
    じっくり時間をかけて読んだ

    大事な人が亡くなったとき
    ひとは何を思うのか
    亡くなった人のこと
    亡くなった人とのこと
    自分自身のこと

    そういえば、昔
    ボランティアは偽善なのかどうか考えたことがあったことを思い出した

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    2026年06月04日