角田光代のレビュー一覧

  • かなたの子

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    ホラーとも「人怖」系の話とも少し違う、ほんのり冷たくて湿った短編集。
    それぞれ2編ずつ、どこか関連したテーマやワードが出てくる。
    心情や情景の描写力が秀逸で、夢中になって読んだ。
    「道理」が一番読んでてゾクゾクした。

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    2026年01月07日
  • 源氏物語 1

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    2026年最初の一冊は源氏物語!!!
    もともと皇族だったけどこのままだと政に支障きたすからすげー家臣になって源の姓になりました!うん!顔が綺麗で教養もある俺!色んな女に興味あり!な話。高校でやった六条御息所の牛車がぶっこわれることと映画で六条御息所が葵の上を呪い殺すことしか覚えてない〜!笑 のノリで読み始めたけどめちゃくちゃやばくて面白い!平安のみんなもあなや〜!とか言いながら新刊楽しみにしてたんだろうなって思う。さっそく2.3巻を予約!続きが楽しみ!


    以下長めの感想(ネタバレ注意)

    【桐壺】
    光源氏のお母さんの話。お母さんもおばあちゃんも苦労が多くて本当に気の毒だった。ちょっと泣いた。

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    2026年01月06日
  • タラント

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    じわじわと沁み渡るように文章が心の中に入ってきた。主人公と年代が近いということもあり、自分の大学時代、震災やコロナのときのことを思い出しながら読んでいると、はっと心にささる文章があった。
    2026.1.5

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    2026年01月06日
  • 神さまショッピング

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    不思議な感覚になった小説(短編集)だった。
    まるで自分が辺鄙なアジアの寺院を巡っているような、
    そしてそれぞれの主人公の人生を生きているような感覚にさせられた。
    いい人なんだろうけど感性の違いすぎる夫との関係、ボケてるわけじゃないのに盗み癖のある離れた暮らす父親の悩み。
    スーパーで起きた女児疾走事件が自分の講演した内容のせいだと思い悩む女性。
    ほんとにリアルに描かれていて何通りもの人生をちょっと旅してきた感覚になった。

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    2026年01月04日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    お父さんとラーメンを食べるシーンで涙が止まらなかった。ドトールで周りにバレないように泣いた。
    お母さんが「何が気に入らないの?!」とブチギレするシーン。上手く行ってないからって、愛がないわけじゃないのに、どうしてそれを愛として受け取れないんだろう。
    同世代の女同士の確執というより、母子という女同士の確執の物語にも感じた。

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    2026年01月03日
  • 愛がなんだ

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    報われない一方通行具合に読むのが苦しくなる。勝手に期待して傷ついたり、虚勢を張ったり、役に立ちたいと思いながら都合の良い存在になってしまったり。自分もテルコ側の人間だなと共感して苛立たしくもあり悲しくもなる。
    消化不良のようなモヤモヤとした気持ちで読み終えた後、島本理生さんの解説に救われる。

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    2026年01月02日
  • これからはあるくのだ

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    角田光代さんのエッセイ集であり、改めて圧倒的に文章がうまいことに感服する。
    個人的な話や、さくらももこみたいな笑える話や、かなり深く考えさせられる話など、いろいろな話がある。
    面白い話ももちろんいいのだが、特に印象に残ったのは「まなちゃんの道」かな。本物との差に気付かされるという話。

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    2026年01月01日
  • ねこがしんぱい

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    とにかくもう表紙の猫が可愛すぎ。このコと目が合ったら手に取らずにはいられないでしょう。

    帯には角田さんの大事な飼い猫トトちゃんが絵本の表紙のたまこちゃんは「私がモデルです」とアピールするかのように鎮座。
    それを見ている角田さんの目の優しさ(くーっ)
    角田さんが心配のあまり想像し尽くした(?)「私の知らない飼い猫の世界(笑)」が具現化した一冊。

    絵のクオリティにちょっと揺らぎがあって同じ猫ちゃんに見えないページもあるのだけれど、その心配ごとの突拍子もなさにその辺りは段々
    かすんでいきます。

    「猫ってやるよねー」ということから徐々に「もしかしてあるかも?」「いやいや、ないでしょう。でもあった

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    2025年12月30日
  • まどろむ夜のUFO

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    夏休みの間上京してきた弟との不思議な生活を描く「まどろむ夜のUFO」、突然失踪したルームメイトを訪ねてきた男の不思議な体験談を軸に話が展開していく「もう一つの扉」、常に部屋を探し続けていた叔母との体験と転居先を探す自身との対比を描く「ギャングの夜」を収録。
    どれも怪しげで暗闇がじっとりと湿度を持ち迫ってくるさまを描く筆致が素晴らしい。別作者であるが森見登美彦『きつねのはなし』を思い起こさせる部分が頻繁にあった。同書が好きなため、本書もかなり好みであった。また読みたい。

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    2025年12月30日
  • 八日目の蝉

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    本編はとても面白く、客観的に見て悪であるはずの希和子になぜか感情移入してしまい、ハラハラしながら読み進めた。
    最後の終わり方もよかったと思う。
    それゆえに解説者がフェミニズムという流行りの言葉を安易に持ち出して本作を片付けてしまうせいで、モヤっとした読後感になってしまった。

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    2025年12月29日
  • 泥酔懺悔

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    下戸の人の感覚を知ることができた一冊。
    私は飲める方だから、酔って泥酔までしても懺悔するほどの失態は今のところない。
    強いて言えば、二次会で食べきれなかったおつまみのベイクドガーリックをアルミホイルに包んでバッグに突っ込み、お持ち帰りしてきたことかなあ。
    バッグの中から出したときの母の顔は忘れられないし、次の日焼き直して食べたときの意外なおいしさも記憶に濃い。
    お酒は楽しいな。私、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • 源氏物語 上

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    ネタバレ

    源氏物語は古典の授業で読んだくらいで登場人物もよく分からない状態で一念発起して読み始めたけど、章ごとに相関図がついていたりして、文章も易しくてすらすらと読める。
    あとがきで訳の角田光代さんが「物語世界を駆け抜けるみたいに」とおっしゃっているが、まさにそんな感じで読める訳になっていてすごかった。註がついていないので当時の風俗や役職の事がよくわからなかったりするのだが、それも「駆け抜ける」ためにあえてそうしているのだろう。とにかく先に進みたいので、調べることもあまりせずに読み進めてしまった。

    しかし、なんだかんだと言いつつ誘拐から強姦までやりたい放題の光君、しかしイケメンで仕事も芸も歌もできるの

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    2025年12月28日
  • 対岸の彼女

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    特別なストーリー展開があるわけではないが、人間の心情を巧みに描いており、心に沁みる1冊だった。人は皆様々なバックグラウンドで育ち、異なる経験をし、物事の見え方や感じ方も違っている。今まで経験したことだけでなく、今置かれている環境や状況によっても、1つの事の捉え方や感じ方は違ってくる。自分の経験した範囲で、想像のできる範囲で相手の考えている事や感じていることを想像する。この本を読んでいて、人のすれ違いが起きるのは、自分を守ろうとし過ぎたときと、物事の捉え方が人によって様々であるからなんだと思った。そういう意味でも、いろいろな考え方に触れて、色々な事に共感する機会を増やすことが大切なんだなと感じた

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    2025年12月27日
  • 対岸の彼女

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    角田光代さんの「八日目の蝉」が大好きで、同作者さんの2冊目の読書でした。女友達の付き合いの複雑さ、素晴らしさ、切なさ、すれ違い…
    自分も学生時代から、今は子を持つ母として、様々なライフステージで友情の形が変わることを経験してるので、共感できました。
    そして自分がこの物語に入り込んだような、臨場感ある描写。彼女達と一緒に冒険している気分になります。

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    2025年12月26日
  • 源氏物語 1

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    わかるかなぁ、難しいかなぁ…と少し心配ではありましたが、大変わかりやすかったです。

    子供の学校副教材の国語便覧に、とても詳しく載っていたので、それを参考にしながら読みすすめました。

    しかし…。
    光源氏よ、プレイボーイ過ぎやしないか?

    まだまだ先はあるので、少しずつ読んでいきます。

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    2025年12月25日
  • 源氏物語 1

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    読みやすいのに、日本語の美しさは損なわれない訳で、とても楽しく読むことができました。
    平安時代とは生活や習慣が異なるため理解が難しい部分もありますが、現代と似たような思考も出てきます。1000年経っても変わらない部分を見ることができて面白いです。

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    2025年12月24日
  • わたしの容れもの

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    エッセイを集中的に読んでおり、手に取る。
    長らく作家業をしている角田氏によるエッセイ。
    加齢による身体の変化と、それについての受け止めを軽やかな文体で描いている。
    凸凸と話しているような書き方は、視点が純朴で面白い。
    体はしっかりと高齢者に入りつつあることを描いているが、心理は純粋な子どものような。
    後半につれ、そんな親しみすら覚える。
    読んでいて楽しいエッセイだった。

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    2025年12月24日
  • 対岸の彼女

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    女性同士の友情をテーマに、他人への信頼や思い込み、心のすれ違いや依存、失望などが描かれていき、特に中盤からは不安感が増していきましたが、終盤は見事な物語の纏め方で感動しました。予想外に良い読後感でした。

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    2025年12月23日
  • 源氏物語 6

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    「雲隠」という巻の名前だけがあって、その次の巻では光君は亡くなっているという儚く切ないオサレ演出
    何が本当かはわからないけれど…

    今回も角田さんのあとがきが秀逸
    「人の不幸を書けば書くほど冴えわたる」…物語というものが今ほど飽和していなかった時代、もうそこに行き着いている人が居たのかと。知れば知るほど興味深い。

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    2025年12月22日
  • 源氏物語 3

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    だんだん、登場人物というか、

    源氏を取り巻く女人が増えてああ、この人いたね
    とか思ってしまう。

    でも、忘れない源氏はすごいと思う

    現代からして、不倫はなんとかいうけど

    当時は一夫多妻だったもんね。

    やきもちはあっただろうけど

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    2025年12月22日