角田光代のレビュー一覧
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この人は日常をアウトプットする力がすごい。サザエさんの話面白かった。選択の連続が自分を作るということ。顔を見る人雰囲気を見る人は言語化されて納得。
返信葉書をなぜか出せないのすごくわかる。イヤな人でもこの人、別の場所で会ったら好きになってたかもの精神に共感。
「三十代半ばのときに私を悩ませていたことは私をもう悩ませることはなく、そのころ私が必死につかんでいたものはそれほど大事なものではなくなっている。時間とともにそれらは背後に流れ去っていったのだ。でも、一方通行の時間の先に、またあらたなる悩みはあるし、必死につかんでいたいものはあるのだった。」
最高。 -
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六条御息所、高校の時の思い出で、生霊になって葵の上殺した人ってイメージだったけどなんか全然違くない?!そうかもしれないけど、ちゃんとしてて素晴らしい方だったのにこんなことになってしまって気の毒だわ…。と思ってたらあとがきにも書いてあった!!
そして主要人物が何人かお亡くなりになりました。これでまだ2巻だもんなぁ、すごい〜!今から3巻読む!
以下ネタバレ含む感想
【紅葉賀】
光君はやっぱ華があって舞もすげー!というところから、これまたクセツヨな熟女とのあれこれ、そしてついに光君と藤壺の子(東宮)が誕生してしまい、東宮は光君に似すぎているので藤壺は具合が悪い…の話。当たり前体操。帝の継母としてやってきたのにすでにいた帝の子と子供作ってんだから…。大昔のあるあるだろうけどすごいな〜。
それで葵の上とはまだ仲違いというかずっとギクシャクしてる。そりゃそうだよね、継母にぞっこんだし、その継母の兄弟のとこの超可愛い幼子への将来の嫁教育+そのへんに通ってあれこれやる〜!ってなったら葵の上に時間さけないし、葵の上も気位の高いお方だからね…。
【葵】
月日が過ぎ、桐壺帝は譲位して帝と弘徽殿女御の子である朱雀帝が即位しました。光君と葵の上の間に出来た子がそろそろ産まれそう、そんな葵の上の姿を見てやっと光君はなんでこんな美しく素晴らしい人に文句を言って放っておいたのだろう!と思う。
でも光君が手を出したのにその後ほっぽってた六条御息所が思い悩んでしまって、生霊が葵の上に取り憑いてしまい、子は無事に産まれたけど葵の上は亡くなったのでした。
葵の上も六条御息所も本当に可哀想だと思ったわ。御息所は生霊になっちゃったけど、自分から葵の上を呪おうと思ってなったのではなく、この時代は思い悩みすぎると魂と体が離れてしまうんですってー。葵の上も光君より4歳年上なのもあり、慎ましく思っていてくれたのに…!!!!!結局全部、光君のせいじゃん!と思った。
そして紫の上(若紫)と結婚するけど、まさかの紫の上は乗り気じゃなく、光君だけ被害者ぶっててびっくりした。てか紫の上からしたら良くしてくれてた親みたいな人だったもんね、そりゃそうだわ。
朱雀帝:桐壺帝の次の帝。桐壺帝と弘徽殿女御の間の子。いいやつっぽいけど気弱そうで政にはあまり向かなそう。
【賢木】
桐壺帝崩御!藤壺の出家!!!!!
いいなぁと思ってた朧月夜といい感じ!光君はこういう逆境の恋こそ燃えるんだぜ!!
と、していたらバレたのであった。
朧月夜:弘徽殿女御の妹で、朱雀帝の嫁。
【花散里】
やっぱ光君はどんな女でも関係持つし、でも全ての女のことを忘れないで割と大事にし続けるからすげえな。
麗景殿女御:花散里の姉妹 故桐壺帝の妻の1人
子供はいなかった
花散里(三の君):麗景殿女御の妹。昔宮中で光君とちょっとした逢瀬かわしたりしてた
【須磨】
バレたので須磨にぶっとびました。頭中将が罰覚悟で会いにきてくれたのはちょっと感動した。てか詩でストレートに寂しい気持ちをお互いに伝えてるけどこの時代の男同士の友情ってこんな感じだったのかな?!今の時代ってあんま男の子の友情にこういうのなさそう(逆に女の子は色々共有したり伝え合ってる気がする)だけど、どうなのかな〜。素晴らしい友情だと思った。
【明石】
隠遁先で出会った明石の君といいかんじになる。そして3年?都に帰りました、紫の上綺麗に育ってる!最高!でも明石の君も恋しいよ〜。
明石の君:非常に思慮深くわきまえてる方。なかなかに好感が高い。 -
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2026年最初の一冊は源氏物語!!!
もともと皇族だったけどこのままだと政に支障きたすからすげー家臣になって源の姓になりました!うん!顔が綺麗で教養もある俺!色んな女に興味あり!な話。高校でやった六条御息所の牛車がぶっこわれることと映画で六条御息所が葵の上を呪い殺すことしか覚えてない〜!笑 のノリで読み始めたけどめちゃくちゃやばくて面白い!平安のみんなもあなや〜!とか言いながら新刊楽しみにしてたんだろうなって思う。さっそく2.3巻を予約!続きが楽しみ!
以下長めの感想(ネタバレ注意)
【桐壺】
光源氏のお母さんの話。お母さんもおばあちゃんも苦労が多くて本当に気の毒だった。ちょっと泣いた。桐壺爆速で亡くなってしまったしね…とても可哀想だったけど、美しくて気立も良く優しくて、そんな方が亡くなってしまったらもう無敵なんだよな…弘徽殿女御、かなわねーよ!!
桐壺:光源氏の母。めちゃ綺麗。
弘徽殿女御:桐壺よりも先に桐壺帝に嫁いでた人。後ろ盾強い!右大臣の娘。
藤壺:桐壺が亡くなった後帝の寵愛を受けた方。桐壺に似ている。光君もそれでなつく。
【箒木】
雨の夜に光源氏と親友、同僚たちが女について語るのだ。そしてその後光君は病に臥した乳母の家に行ったのだが、乳母の隣の家の女が気になるのだー!の巻。
男が語る夜、お前ら都合良すぎだろ〜とわたくしめは思います。ただ馬頭がそっけなくして亡くなってしまった女は本当に本当に可哀想で涙が止まらなかった!!素敵な人だったのに!!!気づくの遅いよー!!
名前は出てこないけど頭中将と夕顔のあれこれの話も出てきた。
頭中将:光君の親友。夕顔の元カレ。お父さんは左大臣なので偉い。葵の上のお兄ちゃん。
葵の上:光君の最初の嫁。身分とか申し分ないけど光君はほっつき歩きまくっている…。
空蝉:六条の手前に住んでる超いい感じの方。光君とは一度きりだけど思い合っていた。が、旦那の転勤で遠くに行った。小君のお姉ちゃん。
【空蝉】
光君やばすぎる。本当すげえな〜、全ての女とどうにかなります!って感じだよ〜。
でも空蝉も結局一度きりとはいえ絆されてるから、イケメンって強すぎるのだなぁ〜。
【夕顔】
夕顔可哀想すぎた。最後まで誰かわからず〜な感じだったけど頭中将の時もいい人柄だったのが伝わってたから尚更悲しい!!!
きれいな女の生霊だと思うんだけどお主六条御息所か?!でも言及されてないし、光君は手を出しすぎなので違う人かも〜。
夕顔:光君の心に残ってそうな人。生霊か何かにやられて亡くなってしまった。とても可愛いなって感じの性格の方だったと私も思うし、絶対見た目も可愛かったよね。
【若紫】
光君やばすぎる!!!これは流石にきもい!
結局桐壺に似てる女がこの世にいる限りこの男が病むことなんかないだろ〜って思った。
あとついに藤壺とどうにかなってしまったのだ…まだ一巻なのにこんな…!!
若紫:藤壺のきょうだいの子供。藤壺に似てるってことでまだ子供だが光君にロックオンされる。小さい頃から近くに置いて思いのままに育てるらしい、気持ち悪い。
【末摘花】
まさかのクセツヨの姫が出てきた。珍しく光君もちょっとかわいそうかも〜とか思わせてくる話。よくよく考えたら可哀想ではないんだよな。こんなボロ屋に隠れた美女がいるかも!みたいな妄想と現実のお話。 -
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とにかくもう表紙の猫が可愛すぎ。このコと目が合ったら手に取らずにはいられないでしょう。
帯には角田さんの大事な飼い猫トトちゃんが絵本の表紙のたまこちゃんは「私がモデルです」とアピールするかのように鎮座。
それを見ている角田さんの目の優しさ(くーっ)
角田さんが心配のあまり想像し尽くした(?)「私の知らない飼い猫の世界(笑)」が具現化した一冊。
絵のクオリティにちょっと揺らぎがあって同じ猫ちゃんに見えないページもあるのだけれど、その心配ごとの突拍子もなさにその辺りは段々
かすんでいきます。
「猫ってやるよねー」ということから徐々に「もしかしてあるかも?」「いやいや、ないでしょう。でもあったらどうしよう?」というところまでいってしまうのが面白すぎ。
たまこちゃんが飛んでる空の下の街はフィレンツェ?ベネチア?
壮大過ぎて笑っちゃうのだけどこのシーンが一番好きだなぁ。
家族が一目散に卵に一斉に駆け寄るシーンもほっこり。
留守番している猫が人間のいぬ間に思いっきり想像もしないような遊びやお出かけに興じている絵本は他にもありましたが、本書はひたすら人間が心配しているのが面白い。
猫は大事な家族ですね。
何度でも読み返したくなる可愛らしい一冊。
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ネタバレ源氏物語は古典の授業で読んだくらいで登場人物もよく分からない状態で一念発起して読み始めたけど、章ごとに相関図がついていたりして、文章も易しくてすらすらと読める。
あとがきで訳の角田光代さんが「物語世界を駆け抜けるみたいに」とおっしゃっているが、まさにそんな感じで読める訳になっていてすごかった。註がついていないので当時の風俗や役職の事がよくわからなかったりするのだが、それも「駆け抜ける」ためにあえてそうしているのだろう。とにかく先に進みたいので、調べることもあまりせずに読み進めてしまった。
しかし、なんだかんだと言いつつ誘拐から強姦までやりたい放題の光君、しかしイケメンで仕事も芸も歌もできるのでなんか許されてちやほやされまくる。嫁を集めて一か所に住まわせちゃおう、という帝みたいな発想は許されていいものなのか。もはやイライラを通り越して笑えてくるくらいだが、そんな光君に振り回される女性たちのそれぞれの思い悩みようは生々しくてかわいそうになる。六条の御息所の生霊になるまでの妄念、明石の君が京に来る来ないでうじうじ悩み続けてるところ、紫の上が光君の浮気性をいつも結局許しちゃうところ、反対におおらかな花散里や末摘花とか、性格の違いが出ていて面白い。
あと、平安の人々ってみんなものすごく泣く。全体に藤壺女御と光君の過ちと死のにおいがどこか漂っていて暗いこともあるのだが…。歌でさっとやり取りをしたり、四季折々の美しさを常に意識していたり、当時の人々の感性の豊かなことを感じる。この先が楽しみ。 -
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角田光代さん作品らしく、独特の余韻を残す作品となっております。スッキリはしませんが、女性って複雑なんだなぁという勉強になる、、かな?
三人三様なり自立の物語というわけですが、どうしても「こいつは変わらんやろ」て1人が交じっています(笑)
そこは明確にしてほしかった気もします
それもまた御都合主義に走らない筆者らしくて良いわけですが。。
本の概要
女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューした3人の女性。30代半ばとなった現在、人生のピークは10代だったと懐かしむ毎日を送っている。夫に浮気されたり、自らの見果てぬ夢を娘に託したり……など、日常は冴えない。そんな毎日にひょんなことからあるミッションが舞い込み、3人はまた図らずも力を合わせることに……。人生と本当に向き合い始めた大人女性たちの「生きる手応えとは?」を描いた話題作。