角田光代のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日
  • 森に眠る魚

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    自分は男でまだ子を持つような年齢ではないですが、とても心が苦しくなりました。なんといえば分からないです。後半一気に読んでしまったのとは裏腹に、読むのが億劫になる気持ちもあった

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    2025年12月14日
  • 三面記事小説

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    三面記事とは言うけれどどれも聞き覚えがあったり知ってる事件だったのでとても読みやすかった。

    最後の話の光の川はニュースで見たときも本当に胸が痛くて辛くて手を差し伸べるべき行政ってなんだろうって思った。別にお役所仕事だって否定するわけではなく規定から逸脱せず税収で賄っているから柔軟に対応する事ができないのもわかる。けれどそれもまた問題だよなって事件後20年近くたった今改めて考えさせられました。
    同じ状況な人は今も沢山いるしなんなら自分の身にも起こるかもしれない。
    角田さんの書く話は本当に色々と考えさせられてしまうなぁ。すき。

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    2025年12月13日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    作家さんが日常を描くとき、こういう言葉で表現するのか、、と感じながら読んでいた。
    何年も前に書かれた作品とは思えないほど共感しながら読み進められた。

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    2025年12月12日
  • くまちゃん

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    オムニバスというか、一話一話は関連してて、フラれた人がフッたり、フッタ人がフラれたり。各々の恋。2025.1/16

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    2025年12月12日
  • ゆうべの食卓

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    食卓や料理を通して、いろんな家族や友人のかたちが描かれている。短編集で、すきま時間などで読めるのがよい。
    ほっこりエピソードがたくさんあり、そしてどの料理もとっても美味しそう。
    わたしも「家族や友人たちと囲む食卓」を大切にしたいなぁと改めて思った。

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    2025年12月09日
  • 平凡(新潮文庫)

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    後悔という、ひとつの点に幾度も幾度も私たちは戻るのだ。

    「もしもあのとき」に思いを馳せる人たちの小さな物語。

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    2025年12月08日
  • ピンク・バス

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    過去の出来事と自分が作りあげたキャラクターに線引きをして記憶を消して生きる主人公、人格がまるっきり違ってここまで完璧にできるのかと感心。あることをきっかけに思い出していくのも面白い。旦那の姉が奇妙でゾワッとするね。


    過去のキャラクターの言動を見ると、人に流されるタイプではないのに、結婚して主婦として生きる女を演じる主人公は、人から聞いたことを鵜呑みにして、生まれてきた子がしゃべらない子になったらどうしよう。と思うのね。妊娠中のホルモンの働きの影響を強く受けているなと思った。

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    2025年12月07日
  • くまちゃん

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    言葉が刺さる。

    成功がどんなものかはよくわからないが、しかし、何かをやりたいと願い、それが実現するときというのは、不思議なくらい他人が気にならない………

    この部分、すごく痛いけど、すごく好き。
    人のことをあれこれ言ったり考えたりしてるときって、その物事に夢中でない証拠だなと。努力より夢中や熱中が勝つってよく言うけど、おそらくそれと同じで、そして結構真理だと思う。ただ、この考えの下、自分の状態を厳しい目で見るのは、ひとつの捉え方として持っておくと良いと思うけれど、人が誰かの愚痴や不平不満を言っているときに、この考え方に偏りすぎないように、勝手に決めつけないようにできる人でありたい。それをやってしまったら、結局元通り。

    あと、角田光代さんの他の本も読んでみたい。

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    2025年12月01日
  • 平凡(新潮文庫)

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    「あのときこうしていたら」なんて何度も思ったし、今だったらあんな選択しないって思うけど、きっとどんな選択をしても、こんなはずじゃなかったって「もう一つの人生」を想像してしまうんだろうな。そんなもんだよな。

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    2025年11月28日
  • 月と雷

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    最初から最後までひどくふわふわしていて掴みどころのない小説。それは私がこの登場人物に比べて普通な生き方をしているからであって、たぶんこの感覚は泰子が太郎に対して感じる「腑に落ちない部分が怒りに感じる」感覚に似ているのだろうなと思う。そして、文章のみで読者の気持ちをコントロールできる著者の筆力の高さに圧倒させられる。

    自分とは違う世界と感じる一方で、「誰かの無意識のきまぐれ」によって自分の人生が大きく左右されていくという感覚はわかる。今自分がいるのも、きっとどこかの誰かが何気なく行動した結果の積み重ねで、その力は時としてとても大きくただ身を委ねる他ない時もある。その力に100%身を委ねて生きてきたのが直子で、一方泰子はその中でも自らの人生の舵を取ろうと決め一歩踏み出す。
    「縁」ではなく「誰かの無意識のきまぐれ」という表現があまりに適切すぎて、ふとした時に思い出しそう。

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    2025年11月25日
  • ゆうべの食卓

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    「食」は生きてく上で大事だと再認識した。
    様々な場面で美味しい食事を摂るのは必要だし料理番組や料理本、食材からどんな物が作れるか?ググるのも最近の楽しみ
    これも年をとったせいかな?

    それぞれの年代での食に対する思いを書いてあり楽しく読んだ、願わくばこの本の男性のように料理に参加してくれると助かるけど昭和生まれ、なかなか動かない、それがストレスだけど、一人になった時、困るぞ、と密かに思ったりする。

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    2025年11月23日
  • 坂の途中の家

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    子育ての怖さを感じさせる場面が多かった。確かに四六時中文句ばかり言って言うことを聞かず、自分以外には甘えて自分を貶めるような素振りをされたらたとえ実の子供でも可愛いと思えるか不安になった。
    裁判中の供述によって子殺しをした女への見方がグルグルと変わっていくのは角田光代がどちらの立場にも立ってないからなのかと感じた。どちらの視点もフラットに見せているため気持ちよく振り回されてしまった。
    善意に隠された悪意は相手を貶め、傷つけ、自分の元から出ていかないようにする愛っていう事が胸に残った。そういう愛し方をしない人間になりたい。
    最後の空想シーンは胸が痛くなった、やはり孤独は怖い。

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    2025年11月21日
  • 空中庭園

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    多かれ少なかれ、みんな家族ごっこをしてるのかも。隠し事なんて何もないよなんて顔して、素敵な家族でいるために、その一員をうまく演じてる。それが良いとか悪いとかではなく、そういうものなのかも。
    そして、母と娘の間にある得体の知れないモヤモヤ。親子だって、というか親子だからこそ、相手のことがわかった気になって、でも全然わかってなくて、すれ違うんだろうな。

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    2025年11月19日
  • 銀の夜

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    ネタバレ

    中学時代からの親友同士で、高校生の時にはバンドを組んでアイドル並みの人気を博していたちづる、麻友美、伊都子。
    しかし、35歳の今、三人はそれぞれの人生に倦んでいた。

    ちづるは夫のコネでイラストなどを描いて発表したりもするが、専業主婦とほぼ変わらない生活を送っている。
    夫が職場の同僚と不倫をしていることを知っても、悔しくも悲しくも感じていない。

    伊都子は売れっ子翻訳家の母との二人家庭で育ち、偉大な母に認めてもらうための人生は間違いだったのではないかと思い始めている。
    唯一、バンド時代が人生のピークだったと思い、幼い娘にもスポットライトを浴びるような生活をさせようとお稽古ごとに励む毎日。

    3人はたまに会って食事をして、近況報告をするなどつきあいは続いているが、それぞれ自分の生活と友人との距離を感じてはいる。
    確かに、35歳ってそういう年齢だよね、と思いながら読んでいたのだけど、どうも3人ともに年齢より幼いのでは?という気がぬぐえない。
    そして、全員がスマホではなく携帯を使用している違和感。

    あとがきを読むと、かなり以前に書籍化するためにゲラまで進んだが、そのまま忘れていた作品だったようで、今なら50歳になっているはずらしい。

    なぜ幼く感じたのかというと、自分の心に蓋をして、現状の不満に目をつぶり、不満を無かったことにするか人のせいにする。
    自分の力で先に進もうとしないのは、その手段を持たない子どもだ。

    違う道を選んでいたら、どんな人生だったんだろうと思うことは、確かにある。
    そしてそんなことを考える時って、現状に何らかの不満があって、きっともうひとつの道が正解だったに違いない、と思ってしまうことも。

    伊都子の、母に対する気持ち、恨みのようなものが一番私に近しいと思う。
    でも結局母の手のひらから外には出なかったのだ、35歳まで。

    一番理解できなかったのが、ちづる。
    互いに気を使いながら、心を通わせようとしない夫婦。
    なんでいつまでも夫婦なんだろう。

    ”一分一秒でも幸せだと実感していたい。自分の周囲に空洞があることを許さない。空洞は幸せの対極にあるから”

    私は自分の周囲に空洞がないと苦しくなる。
    空洞って自由のことだと思うから。
    偽の充実で周囲を取り囲んで雁字搦めになりたくはないと思うから。

    最後に大きな出来事があって、3人は力を合わせてそれに対処し、そしてその後はそれぞれの足で歩きはじめる。
    もう、おしゃれなレストランで一緒に食事をすることはしばらくないだろう。
    でもいつかそのうち、少女時代のしっぽを切り捨てた大人同士の友人として、また旧交を温めると信じてる。

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    2025年11月19日
  • 源氏物語 7

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    解説にある通り、浮舟は和歌を詠まない。受け身だ。ただし、不快や嫌悪、不安はあることに尊厳は感じられる。角田光代さんは、薫がお嫌いのようだが、他の男性に比べると、女性の意に沿わず、手出しはしないことに、一種の救いを感じるのは、この貴族の男社会の異常性がもたらすのだろうか。

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    2025年11月18日
  • 降り積もる光の粒

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    角田光代氏は、1967年横浜市生まれの小説家・翻訳家。早大第一文学部文芸専修卒業後、1990年に「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。以降、『対岸の彼女』で直木賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞などを受賞し、現代女性の心理や社会との葛藤を描く作品で高い評価を得る。児童文学やエッセイ、翻訳にも意欲的で、紫式部『源氏物語』の現代語訳(全三巻)を手がけた。2025年には『方舟を燃やす』で吉川英治文学賞を受賞。
    本書は、月刊誌「ミセス」(2021年休刊)、雑誌『Paper Sky』、JR東日本の新幹線車内誌(月刊)「トランヴェール」、隔月刊誌「旅」(2012年休刊)、月刊誌「文學界」などに連載・掲載された、旅に関するエッセイ50編をまとめたもの。2014年出版、2017年文庫化。
    私は、旅好き、本好きな会社員(男だが)で、これまで、小田実『何でも見てやろう』、藤原新也『印度放浪』、沢木耕太郎『深夜特急』のような今や古典ともいえるハードな紀行ものから、植村直己・角幡唯介・高野秀行らのノンフィクション、ジャーナリストらが書く国際情勢を映したルポルタージュ系、そして、(本書のような)比較的ソフトな旅エッセイまで、かなりの数を読んできた。
    そんな中で、角田さんの旅のエッセイ集は、『いつも旅の中』、『世界中で迷子になって』に続いて、これで3冊目なのだが、毎回、「旅っていいよな~」と素直に感じるとともに、「やっぱりそうだよな~」と共感すること数多である。
    そして、それは角田さんの感性や表現力によるところがもちろん大きいのだが、もう一つは、私が、角田さんとほぼ同世代で、若い頃にバックパッカー的な旅をし、よって、今でも一人で(角田さんは仕事の関係者と一緒のことも多いと書いているが)、鉄道やバスを使って旅することを好みつつ、実際には、物理的にも精神的にも若い頃と同じような旅はできない(けれど、それはそれでいい)、といった共通点が多いからなのだと思う。
    なぜ旅をするのか? 角田さんはこんな風に書いている。「私はやっぱり今までの旅で、旅でしか得られない何かすばらしいものを手にしたのだと思う。旅をはじめたかなり早い段階で。そのすばらしいものとは、きっとほかの人にはなんの価値もないことだ。・・・すれ違っただけの人の笑顔やちいさな親切、おいしいものやいいにおい、静止したようないくつかの光景、旅しているときは、ただやり過ごし、見過ごしている。けれど旅を終えたとき、私たちは気づくのだ。それらが、きらきらと光を発しながら自分の内に降り積もっているのを。・・・それがその人を成長させるとか、ゆたかにさせるとは私は思っていない。ただ、静かに内に降り積もるだけ。それを一度知ってしまった人は、面倒でも、疲れるとわかっていても、無益だとわかっていても、どうしようもなく旅に出てしまう。旅に、取り憑かれてしまうのだ。」
    純粋に旅心が刺激される一冊と思う。
    (2025年11月了)

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    2025年11月18日
  • 坂の途中の家

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    一度は感じたことや見たことはある嫌な人の描写が絶妙
    結婚を機に旦那に影響されコントロールされやすい人間になってしまった主人公は裁判員で知ったある母親がおこした事件に自らを重ね人生を見直していく

    考えすぎと思う人もいるのだろうけど自分を形作っているのは自分だけではなくて大なり小なり身近にいる人にも影響されているのだろう
    もちろん他責はいけないが、はっきりとは言わずに無自覚にしろ自覚的にしろ誘導するような言い方をするこの旦那みたいな人っている
    でも所詮他人の気持ちなんて予測したところで完全には分からないし自我を押し殺してまで受け入れる必要もない
    自分を見つめ直すのはしんどいし見ないふりは楽だけど自分が変わらなければ一生嫌な自分のままだ
    果たしてそれでいいのだろうか?
    辛いけれど読んでいて勇気を持てる話だった

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    2025年11月16日
  • ねこがしんぱい

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    かわいい。猫飼いなのでたまらなかったし、あるあるな心配ばかりで可愛かった。2歳の息子に愛猫の名前で読んであげたけど全然見向きもしてくれなかったので対象年齢少し高めかな?

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    2025年11月14日
  • 源氏物語 4

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    ネタバレ

    光源氏が栄誉に上り詰めた巻。個人的にはおてんばな近江の姫君がとってもよい。血が通っている。おっとりなんてクソくらえだ。

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    2025年11月11日