角田光代のレビュー一覧

  • 源氏物語 5

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    (とてつもなく)長大な「若菜」とつづく柏木で、物語は大転換。
    女三の宮の降嫁に端を発する物語の中で、光君は老いて見え、紫の上が自身のポジションというものをしっかりはっきりと自覚してしまい、柏木は道ならぬ恋により滅んでいく。恋でちゃんとしっかり身を滅ぼすパターンははじめて?描くべくして描かれているイメージ(あ、でも怨霊はいたなぁとなるタイミングでちゃんと言及される六条御息所もグッドです)

    昔の読者らはこの辺りからの、なんとなく不甲斐ない光君をどう思って読んでいたのだろう、と気になる次第でした。

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    2024年10月02日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    インスタで知って、表紙の美味しそうなマンゴーかき氷のイラストに惹かれて購入。(マンゴーは長男の好物)
    いままで読んだことのない作家さんが多かったのだけれど、どれも面白かった!
    私は韓国と台湾には旅行で行ったことがあるのだけど、またアジア旅行に行きたいな。ぶらっと、ゆっくり。
    そういう気持ちにさせる作品ばかりでした。
    私は特に「隣に座るという運命について」「猫はじっとしていない」が好きでした。
    「隣に-」はこの本の1作品目で、舞台の街が私の通った大学のあたりだったので驚きました。(もしかしたら主人公の通う大学のモデルかも?)
    初読の作家さんの他の作品も読んでみたいなぁ!

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    2024年09月30日
  • 銀の夜

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    20,30代のそれぞれの人生の局面での焦り、それが分かりやすく描写され、言いようもないもどかしさを感じている所に、想像しない形で伊都子の母の生死、自分の人生に向き合っていく、その怒涛の展開が神々しく、予想せずに涙ぐんでしまった。
    3人が、3人らしく生きていることを願うし、このお話を読んで本当に良かったと思う。

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    2024年09月29日
  • いま読む『源氏物語』

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    平安文学研究者の山本淳子先生
    源氏物語全訳した角田光代さん
    なんて贅沢な対談!近くで聞きたかった。笑

    あっという間によんでしまった。

    この時代に生きる人達からは、
    どんな感情でどんな風に行動してどうなったのか、
    が今の時代とそんなに変わらないように感じる。
    だからとても魅力的な時代だなと思っている。

    源氏物語がなぜ途切れることなくこの時代まで読み続けられているのか。
    紫式部の成長と
    「愛は人を幸福にするのか、不幸へと導くのか」
    そして最後に角田光代さんが仰っている「人の生き死にの間にあるものが見たい」
    で、ちょっと分かったような気になっている。笑
    だって私はまだ 源氏物語読んだことないん

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    2024年09月29日
  • 八日目の蝉

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    母娘 再読でしたが以前読んだのはいつのことか忘れてしまうぐらい前で、新鮮に読み進められました。親子でも、父息子ではなく母娘の設定が重要なんだと私は思いました。

    最近では蝉は羽化してから1週間以上生きることが分かっているそうです。捕まえられた蝉は7日しか生きられないのかも知れませんね。大自然を生き抜けば長生きなのかも知れません。

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    2025年12月03日
  • 月と雷

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     どの人も目標を持って、前向きに生きてはいないし、流されてしまうことも、意志を持たずにいることもある。
     しかし、この話に出てくる人たちの、ダメさ加減にはウンザリしてしまう。でも、惹きつけられる。
     タイトルの意味も掴めぬまま、終盤になってわかった。
    完璧な人はいないし、流されて生きていくことがダメではなく、そういうところが人間なのだと。
     月の、欠けているように見える時間が多いように。
     雷の、突然やってくるように。

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    2024年09月26日
  • 源氏物語 3

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    だんだん面白くなってきた。光君が通った女君達とのその後、あの末摘花も光君を待ち続けていて、そんな人も見捨てず世話をする。
     紫の上がいながら、未だに若い姫君にも興味を持つ懲りない人です。
     かつてからの様々な女君達を近くに住まわせ、世話好きな方なのですね。

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    2024年09月22日
  • それもまたちいさな光

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    そうか、命が尽き果てそうな時に楽しめるのはラジオか。なるほどー!radikoで後から聴くのではなく、タイムリーで聴く魅力も、なるほどー!って納得。角田光代さん、凄い。作家さんって凄いなーっと、あらためて感じた。

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    2024年09月21日
  • 源氏物語 上

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    角田さん独特の文体なのかなんとも淡々と章が進んでいく。情があまり伴わない分、読みやすいので悪くはない。ただ源氏物語に勝手に抱いていた艶めかしさがこの書ではほとんど感じられなかった。引き続き中、下巻も読み進めたいと思うが、他の方の訳本も並行して読み比べてみたくなってしまっている。古典文学って意外と沼ですねぇ!笑

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    2024年09月21日
  • 三面記事小説

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    ネタバレ

    身勝手で幼稚な独占欲、思い込みの激しさからやがて訪れる破綻。そこにある思考も、行動も何処か現実感に乏しい。
    ただ、『光の川』だけはどこまでも、現実。描かれなかった実際の事件のその後までも、明日は我が身、ひたすら身につまされる。

    京都伏見介護殺人事件/Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki…

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    2024年09月17日
  • 世界中で迷子になって

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    ネタバレ

    角田さんのエッセイ、久しぶりに読んだ。やっぱりこの人の素直で着飾らない文章がとても好き。
    全然勝手に親近感が湧いてしまう。

    一番最後、旅の本質的な魅力というのは、便利不便に関わらない奥深い「何か」によってもたらされる。そしてそれが何なのかをこの先も考えていくのだろうと締めていた。この明確な答えがあるかもわからない何かを探し続けるのが人生なのかな、と勝手な解釈をしてみたり。

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    2024年09月17日
  • 源氏物語 3

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    左遷されていた光君が都にもどり、権勢を誇るようになる。前半では以前関係をもった末摘花や空蝉が再びクローズアップされ(「関屋」での空蝉とのニアミスはとてもドラマチックだ…)、本巻ラストから次の巻にかけ「玉鬘10帖」が展開される。

    このあたりから(男の盛りを過ぎた)源氏のかっこ悪さが目立ち始め、また下の世代についての言及が多くなる。後半の3帖、「朝顔」「少女」「玉鬘」はストーリーにも起伏があり、面白く読めた。やんちゃだった頃から今でも執着している朝顔の姫君にやっぱり拒まれ、大人(内大臣)の都合で幼馴染同士の恋が振り回されて、内大臣と源氏が共にかつて関係を持った亡き夕顔の娘が見つかり…。

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    2024年09月16日
  • 平凡(新潮文庫)

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    1つ目の話
    人生の責任を持てる相手は少ない、だから責任を持てない相手に対して、安易な短期的な手助けをすることは何もしないよりはその人のためになるのかもしれない、自分はそうはできないけど

    2つ目の話
    自分を裏切った相手、害した相手に対して、恨んだり攻撃したりするより、許したほうが自分の幸せには繋がるのだろうと思った。許すのはすごく辛いことかもしれないけど

    残り
    平凡なことを何か変えようとすることは悪くないけど、必要以上に平凡を攻める必要はないのだろうと思った

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    2024年09月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家作品からなる短編集。アジアというキーワードがどの作品に盛り込まれている。台湾、香港。
    どちらも中国変換を迎え過渡期で日本との関係も変わってきている。個人的に角田さんの「猫はじっとしていない」が好きだった。

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    2024年09月16日
  • ゆうべの食卓

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    タイトルも表紙もとてもいい。途中の挿絵も良かった。

    食に関する話で、さらっと読みやすくて面白かった。私の癖でどんどん新しい本を読んでしまうので、感想を書こうとした時には内容を覚えてないことがある。その都度なるべく書くようにしよう。

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    2024年09月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    タイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。

    でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。
    それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけ

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    2024年09月12日
  • 異性

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    男女の考え方ってこんなに違うんだと考えさせられた。
    一つ一つがかなり短い短編になっているから読みやすかったし、2人の掛け合いが面白かった。
    自分の今までの恋愛と照らし合わせて、考えたりして面白かった。

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    2024年09月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    大島さんのチャーチャンテンがよかった。
    同じ1990年代に台湾に住んで自由になれたことを思い出した。夜市で鶏爪や鴨舌を食べ、夜は卡拉okで
    「月亮代表我的心」を歌ってたなぁ。

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    2024年09月03日
  • くまちゃん

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    一番好きな人の一番好きな人は
    一番好きでいてくれてる人じゃない
    寂しい話のオムバニズム。

    あんまり幸せな気持ちにはならないけど、
    とても良い恋愛本でした。

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    2025年02月05日
  • 源氏物語 5

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    孫ができた40代の光源氏。
    それでも変わらず、まだ恋愛体質。
    断れないからと妻が増えた。うーん。
    そしてその妻が光君の子供じゃない子供を産んだことの気持ちが、棚に上げてるのに腹立ちました。
    50代はどうなるのか?

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    2024年08月30日