角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんともかわいい小説。
テルちゃんは完全にイカれてます。でもしんどいくらい共感する部分もある。心ではわかっているのに何故かいつまでも執着してしまう。
逆にマモちゃんを見ていて、自分の過去の行いを思い返すこともありました。あの時、自分はまったく相手のことを考えられていなかった。
いろいろ過去の恋愛を思い出しながら読み進められたのは、月9みたいにキラキラしていない等身大の話だからなのだと思います。
今泉力哉監督の映画が好きで、「愛がなんだ」もお気に入りの作品なのですが、今まで原作の存在を知りませんでした。読んでみて、描写や台詞回しなど今泉監督の原作へのリスペクトを感じました。 -
Posted by ブクログ
とても新鮮な気持ちで
読み進めてたけど、
途中で「ムム?」この
既視感や如何に・・・
そう、この本過去にも
読んでました(笑
それはさておき、本を
閉じるその刹那、
大げさですが宝石箱を
閉じるような気持ちに。
収められた短篇の一つ
一つに、
輝石のようなかがやき
を感じたからでしょう
か。
この本は今さら恋愛話
なんてフッという方に
お薦めです。
色とりどり二十四篇の
物語のなかに、
貴方の記憶をくすぐる
一篇がきっとあるはず。
私も遠く若かりし日の
甘酸っぱいワンシーン
を思い出しました。
ワンシーンで十分だと
思うのです。
その記憶は紛れもなく
貴重な輝石ですから -
Posted by ブクログ
私は自分のルーツを知らない。
「結婚失敗した」と喚き続ける不幸せそうな母を長年見続けたいせいか嫌でも知りたくないのだ。
なので、一族のルーツを知りたいと思った良嗣は、なんだかんだ言って健全に育ったんだなと思う。笑
異国の地で敗戦を知らされ、苦労し続けた祖父母。
今日の一日を生き延びることに必死なあまり子どもを飢えで死なせてしまうところや、お世話になった食堂の家族との別れはとても悲しかった。
そんな親の苦労を知らず平和ボケした子供たち。
必死に働き続けてる両親を見て育ったのに、みんな親不孝だ。
そしてさらに平和ボケした孫達。
特に基樹と早苗、お前らなんなん?
命を産んで繫げていくってそ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ大きな出来事や、衝撃的な内容が含まれている訳ではないのに、飽きが来ずスラスラと読めてしまった
テーマとして、女性、恋愛、仕事、生活、バブル
が挙げられる。
主人公はバブル時代とバブル崩壊を生きる20代女性
20代特有の、少し心配になるような価値観や考え方とか、20代を経験した女性なら共感できる点が多いなと思った
主人公の恋人である仙太郎は、若くしてクリエイティブな仕事で成功を収め、結婚に際して、現実的な仕事をすると言うリアリティーさがあった
20代前半の、仕事である程度の成功を収めた仙太郎の言動がどんどん業界にかぶれていく感じとか、痛さを感じた。
女としての幸せと、仕事での成功を同時 -
Posted by ブクログ
角田さんご本人がおっしゃっているように、私も彼女をテレビで拝見している限り、おっとりした方だと思っていた。それが何とも、せっかちエピソードが満載で面白い。特に秋刀魚を選ぶ親子の話。そしてイライラを抑える薬「イララック」なるものがある事も初めて知った。
「20代で使ったお金がその人の一部を作る」という言葉が響いた。自分は20代の時に何にお金をかけてきたのか。映画が好きな人、洋服が好きな人、食べることが好きな人…人それぞれにお金をかける所が違うけれど、それがその人を作り上げていくなら決して無駄ではないと思う。「ゆたかであるというのは、お金がいくらある、ということでは決してない」と著者は言っている