角田光代のレビュー一覧

  • 三面記事小説

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    ネタバレ

    身勝手で幼稚な独占欲、思い込みの激しさからやがて訪れる破綻。そこにある思考も、行動も何処か現実感に乏しい。
    ただ、『光の川』だけはどこまでも、現実。描かれなかった実際の事件のその後までも、明日は我が身、ひたすら身につまされる。

    京都伏見介護殺人事件/Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki…

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    2024年09月17日
  • 世界中で迷子になって

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    ネタバレ

    角田さんのエッセイ、久しぶりに読んだ。やっぱりこの人の素直で着飾らない文章がとても好き。
    全然勝手に親近感が湧いてしまう。

    一番最後、旅の本質的な魅力というのは、便利不便に関わらない奥深い「何か」によってもたらされる。そしてそれが何なのかをこの先も考えていくのだろうと締めていた。この明確な答えがあるかもわからない何かを探し続けるのが人生なのかな、と勝手な解釈をしてみたり。

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    2024年09月17日
  • 源氏物語 3

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    左遷されていた光君が都にもどり、権勢を誇るようになる。前半では以前関係をもった末摘花や空蝉が再びクローズアップされ(「関屋」での空蝉とのニアミスはとてもドラマチックだ…)、本巻ラストから次の巻にかけ「玉鬘10帖」が展開される。

    このあたりから(男の盛りを過ぎた)源氏のかっこ悪さが目立ち始め、また下の世代についての言及が多くなる。後半の3帖、「朝顔」「少女」「玉鬘」はストーリーにも起伏があり、面白く読めた。やんちゃだった頃から今でも執着している朝顔の姫君にやっぱり拒まれ、大人(内大臣)の都合で幼馴染同士の恋が振り回されて、内大臣と源氏が共にかつて関係を持った亡き夕顔の娘が見つかり…。

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    2024年09月16日
  • 平凡(新潮文庫)

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    1つ目の話
    人生の責任を持てる相手は少ない、だから責任を持てない相手に対して、安易な短期的な手助けをすることは何もしないよりはその人のためになるのかもしれない、自分はそうはできないけど

    2つ目の話
    自分を裏切った相手、害した相手に対して、恨んだり攻撃したりするより、許したほうが自分の幸せには繋がるのだろうと思った。許すのはすごく辛いことかもしれないけど

    残り
    平凡なことを何か変えようとすることは悪くないけど、必要以上に平凡を攻める必要はないのだろうと思った

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    2024年09月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家作品からなる短編集。アジアというキーワードがどの作品に盛り込まれている。台湾、香港。
    どちらも中国変換を迎え過渡期で日本との関係も変わってきている。個人的に角田さんの「猫はじっとしていない」が好きだった。

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    2024年09月16日
  • ゆうべの食卓

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    タイトルも表紙もとてもいい。途中の挿絵も良かった。

    食に関する話で、さらっと読みやすくて面白かった。私の癖でどんどん新しい本を読んでしまうので、感想を書こうとした時には内容を覚えてないことがある。その都度なるべく書くようにしよう。

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    2024年09月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    タイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。

    でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。
    それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけ

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    2024年09月12日
  • 異性

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    男女の考え方ってこんなに違うんだと考えさせられた。
    一つ一つがかなり短い短編になっているから読みやすかったし、2人の掛け合いが面白かった。
    自分の今までの恋愛と照らし合わせて、考えたりして面白かった。

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    2024年09月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    大島さんのチャーチャンテンがよかった。
    同じ1990年代に台湾に住んで自由になれたことを思い出した。夜市で鶏爪や鴨舌を食べ、夜は卡拉okで
    「月亮代表我的心」を歌ってたなぁ。

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    2024年09月03日
  • くまちゃん

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    一番好きな人の一番好きな人は
    一番好きでいてくれてる人じゃない
    寂しい話のオムバニズム。

    あんまり幸せな気持ちにはならないけど、
    とても良い恋愛本でした。

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    2025年02月05日
  • 源氏物語 5

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    孫ができた40代の光源氏。
    それでも変わらず、まだ恋愛体質。
    断れないからと妻が増えた。うーん。
    そしてその妻が光君の子供じゃない子供を産んだことの気持ちが、棚に上げてるのに腹立ちました。
    50代はどうなるのか?

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    2024年08月30日
  • Presents

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    人生で巡り会うかけがいのないプレゼントシーンを集めた短編集。友情や愛情が語られており、感動的。面白かった。

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    2024年08月30日
  • 坂の途中の家

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    「母親と息子の、彼ら自身も全く気がついていない“連帯”のあり様」には笑った。あるある。
    主人公の、だんなさんやお義母さんの一挙一動を勘ぐり、疑心暗鬼になってゆき、どんどん健全な精神を蝕まれていく様は、とてもしんどい。本当に、読んでいてしんどい話だった。身近すぎて身につまされる。ずいぶん昔に叔母が言ってた「角田光代さんの小説はもう最近しんどくって…」は、こういうことか、と。

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    2024年08月29日
  • トリップ

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    日常の中の心の動いた瞬間を切り取っていて、それがこの短編集のアクセントになっている。
    なんだかそのアクセントがとてもいい感じ。
    カシミール工場がいちばん好きな話。
    人の優しさに気付けた時って心が温かくなる。

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    2024年08月18日
  • いつか、アジアの街角で

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    不思議な話がたくさんある中、
    私は分かりやすい話が好きなので、
    この中なら、宮下奈都さんのやつが、好き。

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    2024年08月18日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    才能を潰すことは本人にしかできない という言葉にふむ〜確かになあと思った。
    けど仙太郎は意識してか無意識か和歌ちゃんの自信喪失させようとしたし、酷い言葉でなじっていて腹立たしい。早く別れろ!和歌ちゃん!と思いながら読んでた。
    前向きに生きようと思えたわけでもないけど、なぜか読後感が良い小説でした。ちょっと小説家になりたいと思った。

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    2024年08月15日
  • 源氏物語 4

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    光源氏も40代。でも都合よく女癖が悪いのはまだ続いている。そして、息子の夕霧に浮気するなみたいな指導してるのに、イライラする。
    でも夕霧が小さい時から一緒に育った雲居雁と一緒になれたところでこの4巻が終わっで、ホッとしました。

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    2024年08月14日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港関連のひとコマ集だった。宮下奈都の作品が入っているので読んだ。さっと読めたからそれなりに面白かったのかな

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    2024年08月11日
  • 世界は終わりそうにない

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    ネタバレ

    「自分の問題を解決できるのは、自分しかいないのである。停滞するのは、人任せだから。それは恋愛ばかりではなく、友達でも家族でも、あるいは仕事でも、おんなじことだろう。だれも、何も、私ほどには私のことを知らないし、私ほどには私のために動かないのだ。」

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    2024年08月10日
  • トリップ

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    昔誰かが、日記の書き方について話しいていた。その日一日のことを何時に起きて、とのんべんだらりと書くのではなく、その日のほんの20秒ほどのことを書き尽くしない、というようなことを言っていた。

    この作品を読んでいて、それを思い出した。日々は些細な決断の連続であることはよく言われるが、ほんの20秒、あるいは10秒ほどの思考や、意識の流れ、感情によってその日は成り立っている。

    そのような些細な描写の連続だった。
    だからこそ、映像は地味だけど、彼らの寄るべのなさがありありと迫ってきた。私が普段見て見ぬふりをしている心もとなさを見せられた。

    ただ、物語はどれも悲観的に終わるわけではなく、寄る辺なくも

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    2024年08月09日