【感想・ネタバレ】ゆうべの食卓のレビュー

あらすじ

ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶
2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。
※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事 写真付録は電子版に掲載しない場合があります。

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Posted by ブクログ

『食』にまつわる思い出って人それぞれ何かしらのエピソードがあるよなぁ。
カタチあるものはいつか手放なくてはならない日が来るけれど、思い出はずっと心の中で生き続ける。
イオクサツキさんの挿絵も素敵だった。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ごはんて、すごい!
前向きになれたり、人とつながったり、思い出としてずっと残ってたりする。

色んなことをひっくるめて、これまでの生きてきた自分の一部であり、これからの自分の未来を示すものであったり

中でも、恋人に振られて料理をはじめ、弁当組の仲間入りをする男性のお話がお気に入りです。

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2025年02月03日

Posted by ブクログ

食卓や料理を通して、いろんな家族や友人のかたちが描かれている。短編集で、すきま時間などで読めるのがよい。
ほっこりエピソードがたくさんあり、そしてどの料理もとっても美味しそう。
わたしも「家族や友人たちと囲む食卓」を大切にしたいなぁと改めて思った。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

「食」は生きてく上で大事だと再認識した。
様々な場面で美味しい食事を摂るのは必要だし料理番組や料理本、食材からどんな物が作れるか?ググるのも最近の楽しみ
これも年をとったせいかな?

それぞれの年代での食に対する思いを書いてあり楽しく読んだ、願わくばこの本の男性のように料理に参加してくれると助かるけど昭和生まれ、なかなか動かない、それがストレスだけど、一人になった時、困るぞ、と密かに思ったりする。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

短編集ではあるが、同じ主人公でいくつか話が続くので、読みやすい。
文字から食卓の情景が思い浮かぶ、心温まる本。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

オレンジページで連載されていた物語。買い物袋の重さは生きるための重さ。生きていく時間の中で買い物、調理、食事、片付け、明日のメニューを決める・・・あれこれと食べるということに使う時間の多いこと。それを幸せな時間だと感謝できればいいな。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

食べる事を大切にしたいと思わせる
単身・夫婦・家族・兄弟・友達…と食卓の様子は変わる
『食べたい料理は腹を満たす』『作りたい料理は心を満たす』
食卓を好きな人と過ごす楽しい場にしたい

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

食卓とは、さまざまな人生の一コマについてくるものだと思う。
笑っていたり、泣いていたり、怒っていたり、とまどっていたり。
食卓って笑顔だけではないんだなあと思った。
誰かの日常だったり、誰かの特別だったり。
そして、記憶に残る食卓。
あの時はあれを食べていた、あれを食べていた時はあんなことをしていた
思い出から食卓を、食卓から思い出を思い出す。
どの話も短いけれど、読みやすくて、感情移入がしやすいお話ばかりでした。

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

すごく良い短編集だった、自分だったら多分、このためにオレンジページを買ってしまうかも。表紙もとても好き。

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

生きていく上で食事は必要不可欠。
人それぞれの食事がある。誰かと食べるのが美味しいのか、1人で好きなものを食べるのが幸せなのか。

明日のお弁当は何を入れようかな〜

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

さすが角田光代先生。
どれもすごく面白かった!
オレンジページの特集と連動した内容とのことだったので、その見出しも合わせて載せて欲しかったなぁと思います。
でも、オレンジページの雰囲気に合った爽やかな読後感で良かった。

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2024年10月22日

Posted by ブクログ

タイトルも表紙もとてもいい。途中の挿絵も良かった。

食に関する話で、さらっと読みやすくて面白かった。私の癖でどんどん新しい本を読んでしまうので、感想を書こうとした時には内容を覚えてないことがある。その都度なるべく書くようにしよう。

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2024年09月15日

Posted by ブクログ

作中に登場する『ハトシ』という長崎県の郷土料理。
食べてみたくなったので、作ってみたいと思います!!

SNSが盛んだけど、作中に登場する場所や料理に思いを馳せたり、
興味をもてるって想像をふくらましてくれる本のおかげ。

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

おいしそうなものがたくさんでてきました。そして、食べることは、生きて色々な経験と繋がることだと思いました。
「わたしたちのちいさな歴史」は、まさしくこれから起こる実家のことと重なっていました。そこで過ごした思い出を大切に、これから過ごしていこうと改めて思いました。

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2023年12月22日

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家族と食にまつわるストーリー。
一家族が3つのお話で11の作品です。
短編だし、日々の生活や食のお話なのでさらりと読めました。

誰にでも当てはまりそうなところやノスタルジックなところや、個人的には最後のお話に共感を感じ…
日々の暮らしや食べる事、ていねいにやっていかなきゃなぁなどと思い、後書きを読んでオレンジページ連載と知り納得でした。

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2023年12月16日

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ひとりの、二人の、家族の食卓。
日常を描いた短編集。
オレンジページでの連載をまとめたものらしく、毎回特集に沿った内容だったらしい。
優しく、でもちょっと寂しく。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

オレンジページで連載された短編をまとめた本作は少し変わった構成をしている。
11の短編から成り、各一編がさらに登場人物が異なる3パートに分かれている。一編20ページ程度なので空き時間にサクサク読めるところが良い。

いずれも食卓をテーマにした作品で、登場人物がそれぞれの目的で料理を楽しんでいるところに共感した。

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2023年11月27日

Posted by ブクログ

食にまつわる短編集。オレンジページで連載していたそうで、雑誌の特集にあわせたメニューが選ばれているらしい。
短い話の中でも、メシバナだけでなく人生の機微を感じられた。でも、一番、印象に残ったのは秋刀魚の炊き込みご飯!

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

生きている限り、食は欠かせないもの。
ひとりで、または友人とそして家族で…とささやかであたたかい11の食卓の物語。

心に残ったのは、「彼女のお弁当」のなかで小学校低学年と五歳の子どもがいる三十代の女性が、毎日手のこんだ、彩りも美しい弁当を持参している。
「でもいつも思うんだけど、山口さんのお弁当は本当にきれい。そんなに忙しいのに、よくちゃんと作るものだなって、つい見とれちゃう。」と素直に褒めてそれに対して「褒めてくれて、うれしかったです」「忙しいの、あと十年がんばれるくらいうれしかったです」
という2人の会話に何気ないあたたかいことばに嬉しくなる気持ちが伝わってきた。

子ども2人に中学高校とお弁当を作り続けたけれど、うつくしくもなく、キャラ弁などというかわいさとか見映えの良さも全くなく、いつも茶色い弁当だったなぁと…今になって子どもたちはどう感じてたんだろうか?と思ってしまった。
今は、自分ひとり職場に弁当持参しているが、相変わらず茶色いおかずだ。


「料理界の、その奥へ」のなかで毎日のことだからこそ無理せずに…という気持ちで
「料理を義務にするなかれ。手抜き、外食、出来合い惣菜が長続きの秘訣」とあった。

そうコロナ禍では、外食も控えて家での食事が多くなったと思う。
毎日毎日メニュー考えのもウンザリした人も多かったのでは…。

物語のなかで家族の食卓を見ることで、できることだけやればいいじゃないかと思えてきたり、たまには手の込んだのも作ってみようかと思ったりと…


「食べたい料理は腹を満たす、作りたい料理は心を満たす」



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2023年10月28日

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料理は結婚してから仕方なくやってる、出来ればやりたくない。でも、やらなきゃいけない(事は無い、ということもわかってるけど)から、なんとか楽しめる工夫したり、手を抜いたり、試行錯誤を約20年やっていたけど、この本を読んだ事が今までで一番、もう少し料理頑張ってみようかな?と前向きに思えた方法だった。

誰かの為に、何かをする。
それが出来る相手がいる事自体が、幸せなこと。
忙しい日々に忘れがちだけど、本読んで思い出した。
特に『グラタンバトン』が今の自分と重なって泣きそうになった。

つくづく角田光代さんは『現代の女性のリアル』を描く天才だと思う。

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2023年09月30日

Posted by ブクログ

若い世代から壮年世代の食事にまつわる連作。一つひとつが短いので気楽に読める。
子供が巣立つとか、そのタイミングで離婚するとか、その辺りの話では私が世代に相当するので、なんか妙にリアルに迫ってきた。
シミュレーションを体験しているかのような。
しかし、やはり食べ物が出てくるお話は、楽しいな。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

本の中にでてくる、ご飯のシーンが、心地よかった。
絵になる様に、想像できました。
それぞれのお話に対して、そういうこともあるやんねと、思えました。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

同じ主人公で3話くらい続く短編集だけど、微妙に全体も繋がってる感じ。夕食に絡めて夫婦や親子、恋人の関係が変わったり修復したり。一人で食べてもあまり記憶に残らないけど、誰かと食べると物語になるのだなぁと。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

〈 2020年6月から2023年2月まで『オレンジページ』に掲載された小説 〉
友人から送ってもらってしばらく寝かせてた

角田光代さんのほのぼぼした11のお話し
少しずつつながっていく

食卓
大切な食卓
大勢で、家族で、二人で、一人で
おいしいより、たのしいが大切と

整える立場の人間は邪魔くさいなあとため息が出ることもしばしばだけど

≪ ささやかな 続く暮らしの 断片を ≫

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2024年08月19日

Posted by ブクログ

装丁がかわいくてジャケ買い。
ひとつひとつが短すぎて、もっと先が読みたいと思ってしまう。それもオレンジページの連載だというので仕方ないのか。
実家を取り壊す章にはジーンときた。

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2024年08月03日

Posted by ブクログ

オレンジページで連載されていた短編集。オレンジページの特集に合わせた内容になっていたとの事で、グラタンや卓ドンご飯、お弁当などの家庭料理が登場する。美味しそう…!

「ようこそ料理界へ」の章がお気に入り。

⚫ 「食べたい料理は腹を満たす、作りたい料理は心 を満たす」

⚫「あくまでも日常食を大切にせよ」

⚫「料理を義務にするなかれ。手抜き、外食、出来合い惣菜が長続きの秘訣」

師匠の教えを私もしかと心得ます。


特別な思い出になる食卓もあれば、もちろん日常の1ページとして記憶の波の中に埋もれてしまう食卓もある。
そんな埋もれてしまうような、何気ない食卓も幸せの形だよなぁ。

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2024年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

期待しすぎたなぁ
細切れを集めたやつだったからかなぁ
ライトすぎて退屈だった
角田光代らしさが感じられない

あとがきが一番よかった

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

コロナの頃、オレンジページという生活雑誌で連載されていたのを書籍にしたものらしく、毎月の特集料理とリンクさせたことで、リアルな物語の数々になっている。

一つ一つの物語に出てくる人が、また他のお話にリンクしてくる手法も、ほかの作家さんでもあるけど好き。
食卓をテーマに起きつつ、人間模様を描くお話の数々でほっこり読めた。

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

コロナ禍において仕事がリモートになったとかではなかったし、振り返れば自分の生活が劇的に変わったということはなかった。しいてあげれば、飲み会がなくなったので仕事帰りにコンビニで酒肴を調達し、仲間と公園の東屋で酒宴を何度かやったことくらいか。桜の季節に始まり、いつしか防寒着で震えながら飲んでいた。そしてまた桜の開花を迎え…。誘う仲間が新たに加わり、普段居酒屋なら一緒しない者も風変わりな飲みに参加してくれて、それなりの想い出がある。人が変われば持ち寄る肴も変わる。意外な肴に驚きつつ、思い返せば新鮮な食卓だった。

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2023年09月22日

Posted by ブクログ

食に纏わる話しでこれだけの設定を考えるって 大変だったろうなと思ったけど どれも普通かな。
サラサラ読んで終わり みたいな感じ。

外食は楽しいと思うけど 家族の事を考えながら食事は作るけど 楽しいと思った事は殆ど無いかも。まして自分1人の為に凝った料理を楽しく作るなんて 今は考えられないけど そのうち楽しく作れるといいな

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2023年09月19日

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